さて土曜日の夜に急遽家の車の修理を。
なんと今回は32エクストレイルエンジン故障です 我が家で一番新しい乗用車なのに(笑) しかもデイズやプレよりずっと深刻(笑)
家帰ったら「なんか色んな警告灯いっぱい点いちゃった」って言われたので、マイ診断機をつないで。
拾ったのは [ P2008 タンブルコントロールバルブ ]
まぁ、なんとなーく原因は分かってるので家の工具でいけるとこまでやってみます。 タンブルコントロールバルブは説明面倒なのでググってね。 最近の車はエンジンやシャシーのチェックランプ1つ点くだけで車体制御装置や安全装備もエラー起こして一斉にランプ点くから心臓に悪いです。
まずはレゾネーター?かなにかを取り外し。 10mm2本と左奥にホースバンド。 真ん中あたりにブローバイかなにかのホース。
インテークホース取り外し。 10mmバンド2本。
スロットルボディー取り外し。 10mmロング4本。 T32のMR20DDはスロットルボディーに冷却水は通ってないので、外してバルブ洗うためにコネクターも抜いて外に出しちゃいます。
インテークマニホールドを外す前に奥のホースを写真の2本だけ外します。 センサーのステーも外します。8mm1本。 右にあるハーネスのクリップも外しときます。
インマニは全て10mmでとまってるので、奥がブレーキリザーブタンク下とスロットルボディー真下あたりの2本。 手前が谷間に5本。 ぶっといハーネスが邪魔なので、クリップ外してフリーにさせます。
これで丸ごとインマニが外せるので、エンジン内にゴミ入らないようにテープやタオルでカバーしておきます。
インマニの終わりにタンブルコントロールバルブが付いてますが、
予想通り汚れがびっしり付いてました。 これで固着してモーターで動かせなくなってエラー拾ったんだろうなと推測です。
インテークバルブも撮りづらいけど、スラッジでものすごく汚れてました。 EGRで吸気側に戻されて再度燃やされる排気ガスの成分です。
こちらが正常な状態のインテークバルブ。[ 日産 VQ35DE 2.7万km ]
エクストレイルは新車から4年目までは片道1時間の長距離通勤に使われてましたが、定年再雇用で地元の小さい会社に入ったので、通勤片道47kmが2kmまで減りました。 なので毎日エンジンが暖まりきらないチョイ乗り通勤なのと、冬場は寒いからと15分暖機しての3分通勤なので、まぁエンジンには逆によろしくない使用環境です。 スラッジたまるだろうなぁと思ってたけど、まさかここまでひどいことになるとは… エンジンオイル交換は半年or4000km以内にやってます。
とりあえずバルブの汚れを落として動きを復活させます。 こんな場所にプラスチックのパーツ使うなよって思ってたけど、
洗ったらちゃんと金属でした(笑)
スロットルボディーもせっかくなのでガッツリきれいにします。 こっちは車検の度にやってたので簡単に汚れ落ちてくれました。 基本スロットルボディーにはパーツクリーナーは厳禁です。
インテークバルブもエンジンコンディショナーでできるだけきれいにして布に吸わせて掃除して。 こっちはあとでやる作業があるので、あまり真剣にはやらないです。 急ぎだし。
終わったら組み直して元通りにします。
故障コードを消去して、スロットルの全閉位置学習をすませてから恐る恐るエンジンをかけて、かかったらエンジン暖まってハンチングするまで放置です。 この時点ではチェックランプ消えてたんだよ…
暖まったので吸入空気量学習させようとしたら、またチェックランプ点灯_| ̄|○… 結局バルブのモーター変えなきゃダメかぁ…って思ったらアクチュエーター点検してなかったことに気付く(笑) ひとまず学習だけ済ませてもう1ヵ所ばらします。
非分解だったらやばかったけど、普通にトルクスT30で締まってただけなので外せました、タンブルコントロールバルブモーター。 インマニがエンジンに取り付けられた状態でもなんとか外せました。 これ外した状態でインマニ側のギヤを手で回せば、フラップが動くかどうか分かります。 こっちの動きはOKと。
モーターはとりあえず導通を見てみて断線はしてないようだし、バッテリー直結にしてみてもビンビン回るから多分大丈夫。
通気用の穴かな?カサ外したら真っ黒になったフィルターがあったので、破かないようにパーツクリーナーで洗浄。 光が通るようになりました(笑)
とりあえずこれで組んでみます。 もしこれでもまたチェックランプ点くようなら別の場所、判断をさせるセンサーが調子悪いんだろうけども、今度はOK。 再点灯した理由は分からないけど、モーターがロックしちゃってたのかなんなのか。
一晩おいて冷機状態から試運転で通勤ルート走っても遠くまで行ってみても調子良さげです。 どうしてもエクスで行く用事があったようだから夜に作業してたけど、次の日50kmちょい乗ったら全然走りが軽くなったようなので、ひとまず修理の1段階は終わりです。
昔の車なら燃料系洗浄剤を入れればインテークバルブのスラッジもそこそこ落とせるんだけど、最近の直噴エンジンはプラグの近く、というか燃焼室でガソリンを噴くので添加剤の効果は半分くらいです。 ピストンヘッドと燃焼室がきれいになるだけでも効果はあるけど。 ただ直噴で一番汚れるのは吸気側全域なので、ガソリンタンクに入れる洗浄剤だけに頼っても解決しないです。
なので、
https://www.wako-chemical.co.jp/recs/product-info/
昔エネオス時代によく使ってたRECS一式を注文しました。 使い方は分かってるし、エクスの使い方を考えるとこの先必須になるし。 インテークバルブの汚れがホントに酷かったので出費に迷いはなかったです(笑) まさか個人で買うことになるとはなぁ…
退職すりゃ解決するけど、歩いて通わせるわけにもいかないからチョイ乗り通勤はずっと続くので最低でも年1回は施行したいなと。 デイズとプレサージュにも使いますが(笑)
今週末には届くので、次の日曜にでも早速作業を。 きっとえげつない白煙を吐くと思います。 撮るのが楽しみo(*゚∀゚*)o
珍しく久々に整備士っぽいことやりました_( _´・-・)_
Posted at 2021/09/13 19:08:41 | |
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愛車