これからのカーナビについて、興味を持っていることがあります。
マツダの公式ニュースの写真にもありますが、
横断者がいることをドライバーに知らせて事故を防ごうという取り組みです。
先日、テレビのニュースでもやっていました。
日産の車を使って、実際にキャスターがレポートしていましたが、
交差点を曲がる直前に、写真のような画面が表示されて、
「この先、横断者に注意してください」というような音声が流れます。
他には、脇道から急に車が飛び出してきて事故を起こしやすいパターンで、
優先道路を走っているドライバーに対して
同じように画面と音声で警告を発してくれるようなものも紹介されていました。
「左からの車に注意してください」みたいな感じです。
日産は、このような先進技術に関しては進んでいるメーカーで、
高速道路を逆走すると、画面と「逆走しています」という音声で
警告してくれる技術も既に公開しています。
正直、マツダは先進技術に関しては他社に遅れを取っているんですよね。
他社が採用したものを、遅れて採用しているような感じです。
このような機能は、自動車メーカーと行政が開発しているということなので、
メーカーオプションの純正ナビじゃないと機能しないという
欠点があるように感じてしまいます。
自動車メーカーからすれば競争力が生まれますが、
本来は、より多くのドライバーに伝わるべきじゃないかと思います。
しかし、同じような技術は市販のカーナビでも既に実施されています。
道路に設置されたVICSの送信機から発信した情報を
カーナビのビーコンで受信して、画面に表示させるというものです。
私の場合、名古屋市内の国道1号線を走っていて偶然体感しました。
普通に走っていると画面に「追突注意」という文字と画像が表示されました。
カーナビのほかに、ビーコン(約2万円)という渋滞情報などに役立つ
受信機が必要になり、ナビの設定もVICS情報を即時表示するようにして
おかないといけませんが、初めて見たときはビックリしました(笑)
今回ニュースで取り上げられていた日産の技術については、
「純正のナビゲーションで…」と報道されていましたが、
同じようなVICSの技術を使って、警告の音声を付加しているだけなので、
市販のカーナビでも、画像だけならすぐに実用化できそうな気がするのですが…。
ただ、「わざわざ おせっかい」という人もいるでしょうね。
私としては、こういう技術が発達して事故が減るのは歓迎しますが、
あまり情報に頼りすぎるのもよくないと思います。
通り慣れた道で、横断者を知らせてくれるようになった場合、
「ナビが警告してくれるからいいや~」と安全確認を怠りそうなのが怖いのです。
実際に、最近はバックカメラや駐車補助装置が多くの車で搭載されていますが、
直視しないで、画面だけ見て駐車するドライバーも多いと思います。
いくら技術が進歩しても、
『これらはあくまで補助的なものであって、
自分自身で確認と危険回避をしなければいけない』
ということを忘れないようにしなければいけませんね。
Posted at 2009/02/18 00:14:57 | |
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