昨日、日本経済新聞の朝刊を会社で見ていたのですが、
各社が『ハイブリッド(以下HV)車を2011年までに一斉拡充する』、という記事が目に付きました。
トヨタはプリウス以外のHV専用車を発売する他、
ホンダはフィットのHVを投入するそうです。
このフィット・ハイブリッド。
当初の計画では、次のフルモデルチェンジの際に
出す予定だったのが、ハイブリッドカーの人気を受けて、
急遽、現行モデルをベースにして
2011年までには発売できるように開発しているみたいです。
出遅れ感のあった日産も、ようやく来年にはHV市場に本格参入するみたいですし、
富士重工業は、トヨタの技術を借りて1~2年の間にHV車を発売。
三菱自動車は今夏に、軽自動車「i」をベースにした電気自動車を発売します。
それに比べてマツダは…
プレマシーの水素ハイブリッド車を特定の企業に1台納車しましたが、
月に62万円のリース販売ですし、水素ってインフラの先行きが見えません…。
爆発の危険性も伴うみたいで、”今できるコト”として現実的ではありませんよね。
来月11日にはi-stopを搭載した新型アクセラを発売しますが、
企業努力による低価格+全額減税のHV車とは戦えそうにありません。
マツダの環境技術は、2015年までに2008年比で
乗用車の平均燃費を30%改善することを公約としています。
マツダでは、「走る喜びと環境性能の調和」を目指しているので、
電気自動車やHV市場に参入してこなかったのはわかりますが、
それって逃げているような気もします。
クルマ社会の急速な変化によって、マツダもハイブリッドの開発に着手する
と先日発表しましたが、今から開発して商品化されるのは10年以上先の話でしょうか。
直噴エンジンやCVT、多段変速機でも出遅れ感のあったマツダ。
クルマに対して走りの楽しさを求める人はごく少数派で、
世の中は環境に対して関心が高まっている中…
マツダの将来って大丈夫なのでしょうか??
私自身は、走りを愛する大人たちに応えるような
マツダのクルマづくりに対する姿勢は大好きなのですが。。
Posted at 2009/05/28 21:01:24 | |
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マツダ | 日記