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最近のソニカさんはご機嫌斜めなんです！
何がどうかと言うと朝出勤する時にトランスミッションに頻繁に出る症状です。（7速CVTオートマチック＋マニュアルセミオートマチックシフトトランスミッション）
症状①　オートマシフトで加速時、通常のシフトアップポイントになってもシフトアップせずエンジン回転がレッドゾーン手前でやっとシフトアップする。
症状②　①症状の状態でアクセルを離すと結構なエンジンブレーキ状態になる。
症状③　ハーフスロットル時　急にシフトアップしたりシフトダウンしたりギクシャクした走りになる。
症状④　ミッション不調時はシフトインジケーターのDランプが点滅する。（エンジンチェックランプは不点灯）
症状⑤　エンジンが温たまってくると症状はでにくくなる。
症状⑤　マニュアルシフトでは問題なくシフトチェンジ出来る。

以上の症状の発生頻度が多くなってきたのでそろそろ修理してやろうと思って原因を考えてみます。
まずオートマチックトランスミッションの制御について考えてみます。
基本動作として車両停車時は1速位置で通常加速（ハーフスロットル時）は通常加速時のプログラムによって車速に応じたシフトポジションになりアクセル全開時はシフトダウンを含むフル加速時のプログラムへ移行しアクセルOFF時は減速プログラムでシフトダウンしていると思われます。
要するに運転者の要求速度をアクセルの踏み量で検出し車両速度をベースに一定のプログラムで制御しているといえるでしょう。
ということアクセル開度はスロットルセンサーで車両速度は車速センサーで制御はトランスミッションコンピューターで制御しているわけで原因はこの3つ中にあると思われます。
消去法での考察です。車速センサーは後輪ハブシャフトについていますがスピードメーターは正常に作動するので車速センサーは異常は無いと思われます。
ミッションコンピューターの不具合についてはマニュアルシフトでは正常にコントロールできていることで不具合については微妙です。ただしミッション本体は正常と言えるでしょう。残るはスロットルセンサーです。運転者の意志を伝えるのがこのセンサーなのでこれが作動しなくなると加速を要求しているのか減速を要求しているのかがわからないのでコンピューターはどうすれば良いかわからずエラーが発生してDレンジランプを点滅して運転者に知らせていていると考えられます。また加速時はエンジンのオーバーレブ防止で強制的にシフトアップし車速が落ちてきたらエンジンのノッキング防止でシフトダウンしている。（この2点はエンジン回転と車速で制御されていて運転者の意志以外で自動制御されていると考えればツジツマが合うと推測してみました。またエンジンの熱影響で接触が良かったり悪くなったりすると考えればエンジン回りについている部品が悪いという考え方も出来ます。
ということでまずはスロットルセンサーの交換をしてみました。
部品調達は行きつけの板金屋さんの廃棄エンジン（エッセＮＡエンジン）からスロットルセンサーを貰って来て交換しました。（画像は裏表ですが同じものです。）
エアクリーナーＢＯＸを外せば簡単に交換できます。
結果：不具合一発解消！
明日から安心して出勤できるようになりました。正常シフトは気持ちがいいです。
7速ＣＶＴ＋ターボエンジンは殆どシフトショックも無くあっという間に60，70Km/hでてしまいます。同じKFエンジンを積んだNAのタント（嫁車）とは雲泥の差です。
ミッショントラブルは他にも色々あるのでしょうが今回はとりあえず成功でした。