レストアの終わった飛燕を見学。

来年2018年オープンに向けリニューアル工事中の、かかみがはら航空宇宙科学博物館。
https://www.mapion.co.jp/m2/35.387782695208266,136.8614425,12
https://goo.gl/maps/8qTDJoUVTnn

収蔵品の一部が特別展示中と聞き、訪ねてみました。

●展示物は衛星、B787胴体輪切り、シミュレータなど

シミュレーターは子供に人気。
ちょっと空いたので、試しに操縦してみました。
動作はゲーム寄り、割と簡単で面白いです。

●目玉の飛燕
目玉は、修復作業の終わった三式戦・飛燕。
オープン時には組み上げられるので、分解状態が観察出来るのは今だけ。



三式戦最大の特徴、液冷エンジン。最大のネック(後述)とも言う(T_T)
高高度対策には過給器。機体の左側に外気取入れ用の窓があります。



プロペラはピッチ可変式。


零式戦で有名な枕頭鋲が、こちらにも使用されています。
素人目には、結構無理矢理な製造技術に見える。強度、大丈夫なのかな？


悲運の戦闘機、三式戦・飛燕。
https://ja.wikipedia.org/wiki/三式戦闘機
エンジンが生産・整備共に安定せず、作れない・前線で故障して動かない。
ドイツ開発エンジンのライセンス生産は、当時の日本には荷が重かった…

挙げ句の果てには、エンジン装着の間に合わない首無し飛行機が在庫の山。
勿体ないから空冷エンジン載せてしまえ、との無茶な要求に、半年で応えた結果が五式戦。
https://ja.wikipedia.org/wiki/五式戦闘機
これがまた性能高くパイロットの評判も良いという、もうなんというかね…(T_T)
飛燕のスタイルは日本機離れしてスマートで格好良く、わりと好きなんですが。

●リニューアルが楽しみ
以前はたしかに屋内展示が手狭で、すし詰めの印象でした。
https://minkara.carview.co.jp/userid/754589/blog/25387027/

今回、運営母体も少し変えて(各務原市と岐阜県)広くするようです。
来年の公開後、もう一度行ってみようかな。