表に出なかった真実？

昨日のことなんですが。
ちょっとした渋滞で止まっていると、道路脇の現場で、プツマイスター社製のコンクリートポンプ車が働いていました。コンクリートポンプ車とは、離れた場所や、ビル建設の現場の上層部に生コンを送り届ける、長いアームにホースがついた働く車です。
「プツマイスター」なんてメーカー名をなぜ知っているのか？
７年前の東北震災の直後に、このみんカラブログを読んだからです。
フクシマの原発が爆発を起こして、冷却するためにヘリコプターでばらまいた水の50分の1が入るのか、100分1も入らないのかみたいな映像が流されていたタイミングでした。
この記事を見て、鳥肌がたったのを覚えています。フクシマを、いや日本を救うのはこれかも知れない。本当にそう思いました。
実際にその通りに、コンクリートポンプ車が原発事故現場に投入されました。

「みんカラ」は匿名です。彼は、事故の動きをなぞって書き込み、いかにも自分が動いたように見せただけなのかも知れません。彼の「みんカラ」は、この記事一つです。
でもこの記事、コメントのやり取りのタイミングは、あまりにもリアルタイムでした。記事の文面、コメントの受け答えにも、私は彼の真面目さを感じます。だから「彼は本当に動いた」と信じています。
三重の建設会社からコンクリートポンプ車が出発するシーンをTVで見たのも、この記事のずっ～と後でした。
彼らの提案を当初無視した、政権政党の民主党と、原発を推進してきた自民党、当事者の東電。動いたのは公明党。
取り上げたメディアは、大手新聞社ではなくスポーツ新聞。
この記事には、隠された事実がいくつも書かれているように思います。
「みんカラ」の端くれにいることが、少し誇らしかったりします。

本当のことは分かりません。でも私は信じています。こんな時は、一個人のアイデアが国を救うことがある、そして日本はそんな国なんだと思えるのも救いです。

後日、動いたのは三重のポンプ車だけでなく、たまたま修理のために横浜にいたロシアのポンプ車も動いたことを知りました。このロシアのポンプ車は、チェルノブイリで「石棺」と呼ばれている原子炉をコンクリート詰めにしたものに、コンクリートを流し込んだその車だったそうです。因縁なんですかねー。

原子炉メーカーが、事故を起こした原子炉の廃炉作業をこの先、30年、40年と飯の種にする。それでいいのかな～？。