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写真を整理していたらこんなのが出てきました。

（本当はセルシオをこんな風にして乗りたかったんだろ？）って思われそうですが、その通りです（苦笑）。


しかしこの車、デビュー当時から気になって気になって。見た目はともかくf^_^;、こんなコロナ（懐かし）サイズに3リッターエンジン、足回りは基本的にアリストですから。つまり速くないハズがない！

指をくわえながら中古車価格が値落ちするのを待ちました。そしてデビューから３年後、私は最初の車検を迎えたこの車を120万円で購入したのです。

クラウンの下位する新車価格のこの車が３年落ちで120とは安過ぎはしませんか？と思われそうですが、理由は次の通りです。
走行87000キロ
知り合いに頼んでオークションで購入した事
リヤクォーターパネル板金跡‥とか（笑）。

‥ですがそれにしても安いのはやはり不人気車だったんでしょうねf^_^;

いやはや良く走りますこの車。とにかく出足最高！やはり小さな車体に３リッターは効くんだな、と思いきやクラウンと大して変わらない車重でしたf^_^;

完全ノーマルで購入し、先ずは純正ホイールにレグノ履かせました。

真面目な話し、「完璧な乗り心地」です。長大なストロークがもたらすこの乗り心地はどんな路面でも全く乗員に音や振動を伝えず、かつフラット。
それに加え面白い位にクリクリ曲がるんです。ステアリングフィールもシットリしていて、およそ走る事に関しては（当時の私的には）最高と評したい車でした。





‥で、何で写真の状態になったのかです。


この車の利点であるロングホイールベース、ショートオーバーハングが高速になればなる程欠点に変わる事が分かったのです。

具体的には100キロを超えた辺りから著しく安定感を失ない始め、恐ろしい程横風に弱くなります。加えてリヤオーバーハングの短さ、ほぼ均等な前後重量配分故からか、簡単にリヤタイヤが滑るのです。

こんなハズがない、どこかブッシュがヘタってるのか？

思い付く限りのブッシュやらアームを交換しましたが何も変わらず。この時すでに10万キロオーバーでしたが、交換した際思った事は「この車のブッシュは10万キロでは交換の必要は無い」です。
どう見ても痩せたりひび割れしそうにないゴムの材質。と言うかゴムの筈なのに柔軟性が全くないf^_^;
スタビライザーブッシュなんか位置決めの為だけに付いてるみたい。まるで「本当はピロとかリジットにしたかったんですけどコストの制約でこうなりましたf^_^;」「ダンパーとスタビ意外は動く必要無いでしょ？」と言わんばかり。これであの乗り味か～。


紆余曲折の末（笑）、アルテッツァ用5段ショートストローク、17インチのケーニッヒで結局意味不明な末路を迎えてしまいました。

非常に良く出来た車でしたが、最後はクランクプーリーゴム剥離→出火→直したものの気分が乗らず手離しました。

運転して楽しい車ではありましたが、国産車故の高速安定性だけが残念な車でした。