• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2014年06月26日

1963ルマン24とフォードの野望

1963ルマン24とフォードの野望 今日は長いですm(_ _)m
今年のルマンを見て思い出しました。
フォード対フェラーリ対決の前夜です。

1963ルマンには、後年を象徴するマシンが出場しました。なんとしても因縁のエンツォを負かせたいシェルビーのACコブラと後にフォードGTのベースになるローラGTはマスタングにも載ることになるウィンザーV8を搭載、ジャガーEタイプライトウエイトはアルミボディ化、ガスタービンのローバーBRM、その他アストンマーチンやマセラティも王者フェラーリテスタロッサのライバルでした。結果は全滅でプライベートのフェラーリが優勝。テスタロッサはあのマッハ号のモデルになりましたね。マスタング生みの親アイアコッカの提案でフォードのイメージアップにフェラーリを買収しようとしますが、土壇場でエンツォフェラーリが翻意します。怒り狂ったヘンリーフォードⅡ社長はルマンでフェラーリを打ち負かす決意を固めます。フォードGT40プロジェクトの始まりです(≧∇≦)
ローラGT エリックブロードウェイ設計




1964年コブラは最高速度を上げる為にオープンからクローズドへ日野サムライプロトのピートブロックがデザイン。ローラのアルミから耐久性でスチールモノコック化した英国フォードGTが登場、予選で初めて300km/hを越えました。しかし早々にリタイア。結果フェラーリが優勝。日本GPではスカイラインとポルシェ904が戦った時代。カンナムではシャパラルシボレーが活躍。ホンダがF1初参戦。マスタング発売で大ヒット。フォードのプロモーションキャッチフレーズはトータルパフォーマンス!インディカーでウィンザーV8改造DOHCエンジンが席巻。ナスカーでフォードトリノV8等が活躍。
初期のフォードGT40、かなりイメージ違いますね。
ロイ.ランとフォードGT40






1965年、フォード新型エンジン7Lの427プロモーション兼ねて英国フォードGTマーク2へ搭載。しかしまたもリタイア。これに業を煮やした社長ヘンリーフォードは英国から米国シェルビーへフォードマーク2を任せます。マスタングが欧州レースでも活躍。ドラッグレースではSOHCエンジンのコブラジェットが活躍。
フォードGT40マーク2 ノーズ長い!



現代のコブラジェット



1966年、米国フォードで改良されたフォードマーク2がついに優勝します。更に空力改良を目指してJカーを製作しますが事故を起こします。Jカーのクリアモデルをアメリカの叔母さんにもらい作りましたから良く覚えてます。マーク3はロードカーですが高価でほとんど生産されませんでした。かわりにパンテーラが後に量産されます。フェラーリは美しい330P4でしたノーブルP4としてキットカーが後に日本にも輸入されてます。日本ではプリンスR380が優勝した年。カンナムはマクラレーンシボレーが優勝。F1は3LエンジンになりローバーV8由来のブラバムレプコが優勝。レプコは翌年も優勝。
マーク2


Jカー

パンテーラ

330P4

ブラバムレプコF1 はローバーV8由来



1967年、Jカーからヒント得たフォードマーク4が優勝します。FIAはフォード追い出しの為に5L以下へ制限し50台生産義務化します。フェラーリ3L以下ならプロトも可。これで米国フォードは撤退を決断。
マーク4



1968年、!ひらめいた英国フォードのジョンワイヤーは5Lの古いマーク1を改良して通算50台生産し出場、ポルシェ908の3Lプロトと戦い激闘の末優勝してしまいます。悔しいポルシェは生産台数が25台になったのをみて初の総合優勝を目指し917を開発します。少ない資金で開発されたフォードコスワースエンジンV8ロータス49がF1で優勝し長く続く全盛期へ。


1969年、ピエヒのポルシェは917を25台量産して挑みますが熟成不足、又もフォードマーク1が優勝し都合4連覇でフォードは撤退します。この年917は生沢が日本GPも走らせました、新型マシンを日本まで持ってこさせた生沢は凄い。日産R382とトヨタ7の時代。カンナムはマクラレーンシボレーの全盛期。F1はマトラフォードが優勝。
917とシャパラルH バナナみたい


1970年、あのジョンワイヤー率いるポルシェ917がフェラーリ512を下し念願の優勝をとげます栄光のルマンです。日本GPは中止。カンナムはマクラレーンM20シボレー優勝。F1はロータス72フォードが優勝。トランザムレースはマスタングBOSSが優勝。フォードエスコートRSコスワースがWRCラリー優勝。60〜70年代はフォードが世界のレース界で光り輝いた時代です(≧∇≦)


ブログ一覧 | 自動車文化論 | 日記
Posted at 2014/06/26 20:12:44

イイね!0件



今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

こんばんは^_^
tatuchi(タッチです)さん

ストラトス誕生物語
THE TALLさん

【 オ イ ル 】
ステッチ♪さん

そろそろカスタムを始めようかな!
のうえさんさん

憧れの古都💖
チャ太郎☆さん

8/7 木曜日の朝‼️
ミッキーたんさん

この記事へのコメント

2014年6月27日 23:05
おばんです~♪

貴重な画像!感謝です☆

やはり良い時代の車は色褪せない!”


コメントへの返答
2014年6月27日 23:57
ありがとうございますm(_ _)m
本当にオマージュです。5thマスタング、フォードGT、サンダーバード、コブラジェット、BOSS、フォーカスRS
この時代はフォードの財産です。マッハ1も復活してほしい
\(^o^)/
2014年6月28日 3:34
私もフォードカプリとGT40の好印象をフォードに持っているのですが、
70年代の半ばで、ヨーロッパフォードは急速に販売が落ちて、
グラナダとフィエスタが僅かに入るのみとなった、輸入車暗黒時代を迎えます。
1980年代、シトロエンBXとプジョー205が破竹の勢いで日本に入って来た時に
エスコートXR2iが日本に入ってればなあと今も思います。
たぶんマツダの復興中だったことがあり、ファミリアを優遇したのでしょうね。
フォードレーザーとか、バッジエンジニアリングで出されたフォード車は消費者を少し
舐めているような感があり、イメージが低下したことがまことに残念です。
コメントへの返答
2014年6月28日 5:41
本当にバッチエンジニアリングは駄目でしたね(≧∇≦)円高で安売りイメージでたり、米国フォードと欧州フォードの味が違い混乱した時を越え、今またONE FORDでブランド再建中ですが、いつの時代もマスタングだけは健在です。\(^o^)/
2015年10月25日 23:41
はじめまして。
「フォードvsフェラーリ伝統のルマン」を愛読しています。
現代車に60年代への想いを馳せながら過ごすカーライフも格別ですね。
コメントへの返答
2015年10月26日 19:52
コメントありがとうございますm(_ _)m想いを馳せながらは堪えれません!
マラネロはシューマッハモンテローゼ体制で磨き上げられたマシンでしたね。現代に続くV12FRフェラーリのルネサンス。
現代マスタングもV8フォードのオマージュです私のは負けますが、最新シェルビーは5.2L500馬力1700kgとマラネロ並みです。(^O^)楽しみましょう。

http://minkara.carview.co.jp/smart/userid/1387010/blog/32578125/

プロフィール

「[整備] #シビックタイプRユーロ typeRホイールアーチプロテクター傷の自前修理 https://minkara.carview.co.jp/userid/1387010/car/2441152/8222090/note.aspx
何シテル?   05/07 00:04
最近は広島を拠点とし宇都宮にも行きます マスタング乗りです。子供のころからアメ車に憧れてました。欧州車なんかもスポーツモデルは好きですAMG-C63とか...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3 4 56789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

フォード100年トランプ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/08/07 20:56:40
収穫の秋 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/07/21 23:55:46
白"SQUADRA"アバルト博物館(その2) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/05/21 00:40:36

愛車一覧

フォード マスタング クーペ フォード マスタング クーペ
マスタングに乗ってます 2007年式 コロラドレッド 鮮やかな赤です。4.6L ...
ホンダ グロム125 ホンダ グロム125
マイナー前の真っ赤なグロム。マイナーはメカ同じ、デザイン変更だが色は白と黒のみで地味。在 ...
ヤマハ パス With グリーンモンスター (ヤマハ パス With)
2018年モデル電動アシスト自転車です。ヤマハの素敵なデザイン、カワサキみたいな素敵なグ ...
ホンダ モンキーバハ ホンダ モンキーバハ
私がたまに、美術館までの裏道を走ります。トコトコ。 なかなかエンジンかからないので押し ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation