
初代サバンナRX-7のデビュー当時は,自然吸気(ナチュラル・アスピレーション)エンジンのみの設定でしたが,コスモ・ルーチェに遅れること1年後の1983年に,待望のロータリーターボが追加設定されました。
前オーナーのNさんは,僕と同じ色のサバンナに乗られていたそうですが,買い替える際に,ロータリーターボの発売を待って購入されたそうです。
従って,この個体はターボの極初期型になります。
SA22Cのターボモデルには,装備の違いで
「SE-Limited」「GT-X」「GT」のグレードが設定されていましたが,この個体は「GT」なので,オーディオもAMラジオのみ,パワーステアリングもパワーウィンドウも装備されない,もっともベーシックなモデルです。
追加装備されているのは,当時娘さんの希望で装備したと言う,4スピーカーのカセットステレオと,ウレタン製のリアスポイラー,メーカーオプションで電動リモコン式ドアミラー,純正アルミホイール(機械式LSDとセットでメーカーオプション)が装備されていました。
SAを「おはせの」で一番最初に見た時から気になっていたのは,ダッシュボードに貼り付けられていた,「記念プレート」と思しきものでした。
この「記念プレート」の正体が判らなかったので,ネットで調べていると新たな事実が判明。
どうやら,このクルマは,1983年のル・マン優勝(Cジュニア部門)とRX-7 ROTARY TURBOの新発売を記念して発売された,「’83ル・マン優勝(Cジュニア部門)メモリアルTURBO GT」(全国限定300台)で,このプレートは購入者に配られた記念プレートのようです。
※画像はネットから拝借させていただきました。
電動リモコン式ドアミラーとピレリーP6タイヤ+純正アルミホイール,リミテッドスリップデフが限定車専用装備とされ,購入者特典として300台までの限定車ナンバーを刻印したメモリアルリングキーホルダーと記念プレートが配布されたようです。
実は,数年前の雑談で「ルマン優勝記念の限定車」みたいなことはNさん本人から聞いていた記憶が突如蘇ったのですが,その時は「そんな記念車あったっけ?」とあまり気にも留めていなかったのです^^;
何しろ,このクルマが発売された時はまだ小学5年生で,コスモのロータリーターボが出た時ほどのインパクトが無かったのが正直なところだったし,まさか自分の手元にこのクルマがやって来るなんて夢にも思ってませんでしたので・・・。
※最初はコスモROTARY 6PI車のCMが流れます。
最後の
ロータリー~ターボッ♪って言うキャッチは,今でも鮮明に覚えています。
ちなみに「ロータリーターボ」は,当初サバンナRX-7に搭載するために開発されたんですが,当時の運輸省がスポーツカーにハイパワーエンジンを搭載する「認可」が下ろさなかったので,先にコスモ/ルーチェに搭載したという話もありました。
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E-SA22C サバンナRX-7 GTターボ | クルマ
Posted at
2014/02/09 01:06:43