ヤマハ　レーシングカート撤退

ヤマハ発動機さんが、レーシングカート事業から撤退するというリリースを発表しました。


友人がミニバイクレースからカートレースに移って、何度かレーシングカートに乗せて貰ったことがあります。友人のカートはヤマハではなくハットレスというメーカーでしたが・・・そのコーナーリングのＧは驚異的で、着座した時はキツキツのバケットシートですが、コーナーでは隙間が出来るほどでした。
デフのないカートは、アクセル踏んでややドリフト気味に走らないとコーナーを速く曲がれません。一方でその強烈なＧの中で細かなアクセルワークをしないと、直ぐにスピンしてしまいます。左足ブレーキも繊細な操作が難しかった記憶があります。そして、スピンするとエンストして押し掛けしないとなりませんが、最初の頃は良く自分の足を後輪で轢いたものです。

100年に一度の変革期と云われる自動車産業、事業の選択と集中は仕方がないですが、せっかく育てたモータースポーツの登竜門を無くしてしまうのは「勿体ない」と思ったのだと思いますが、このヤマハさんのリリースの少し前に、トヨタさんがカート事業を始めるというニュースがありましたので、ヤマハさんのリソースをトヨタさんが引き継いだのではないかと思います。