5月、6月は世界3大レースを始めビッグイベントが目白押しですが、これまでのところ日本車は兎も角、日本人、或いは日本のチームの活躍は正直余り目を見張るようなものはありませんでしたが、WECル・マン24時間で漸く日本人レーサー平川亮選手が表彰台の頂点に立ってくれました。
トップカテゴリーでの初優勝、おめでとうございます!
昨年の小林可夢偉選手に続き、またひとり日本人がLe Mans 24h優勝者に名を連ねました
今年のLe Mans 24hは3年ぶりにパブリック広場で車検をやったり、最年少16歳と最年長65歳が出走するなど、少しお祭り感が戻って来ましたね。
トヨタはこれでル・マン 5連勝、2010~2014年のアウディの記録に並びました。「ライバル不在で当然」というやっかみも聞こえますが、当時のアウディだって唯一のワークス(ファクトリー)マシンだった訳で、アウディはディーゼルエンジン、トヨタはハイブリッドと其々レーシングマシンとしては未知の技術で勝利をもぎ取って行くのだから、それはそれで称賛すべきです。
トヨタさんには来年は更に自らハードルを上げて、「ノーカーボン水素燃料エンジン・ハイブリッドで6連覇に挑む」位のチャレンジをしてくれると面白いのですが。特に来年のLe Mans 24hは100周年記念開催ですし、スープラで協力関係にあるBMWを始め、フェラーリやプジョーも参戦して来るようですので、熱いバトルを期待します。
その他のビッグイベントの結果を簡単に、
F-1 モナコGP(5/29決勝):
レッドブルHRCは1位&3位でダブル表彰台。ペレス選手モナコ初優勝おめでとうございます! 角田選手は17位、アルファタウリはポイントならず。
F-1は先週末アゼルバイジャンGP、今週末カナダGPと連戦です。
インディ500(5/29決勝):
優勝はマーカス・エリクソン、2018年まではF-1で走っており、ケーターハムの時は小林可夢偉のチームメイト。2009年の全日本F3シリーズチャンピオンでもあります。インディ500初優勝おめでとうございます。またホンダさん15回目のインディ500優勝おめでとうございます。
昨年優勝の佐藤琢磨は25位と残念ながら下位に沈みました。
マン島TT(5/29~6/11):
セニアTTクラスはピーター・ヒックマン(BMW M1000RR)が優勝。二輪車では初めてのMスポーツモデルは6/4~5に行われたEWCスパ24時間でも優勝しており、熟成が進んで来たようです。スーパースポーツはRACE1・RACE2ともマイケル・ダンロップ(YAMAHA YZF-R6)が勝ち通算勝利数を21に伸ばし、ジョイ・ダンロップの記録26勝にあと少しと迫りました(彼はセニアTTではSUZUKI GSX-R1000に乗り5位でした)。
今年は5名が亡くなり、通算では250名近くが命を落としている過激なレースです。
ニュルブルクリンク24時間(5/28~29):
残念ながらSTI WRXはリタイアでしたね。日本車はTOYOタイヤのGRスープラの総合43位が最高位でした。総合優勝はアウディR8、2位3位はAMG GT3と流石にドイツ車が表彰台独占でした。
SUPER TEC富士24時間耐久レース(6/4~5):
こちらは国内選手権ですが、FISCO(とは今は云わないのか)で行われた24時間耐久レースも観客を集めて無事行われたようで良かったです。殆ど日本車しか出ていませんが、トップカテゴリーのST-Xクラス優勝は#62のHELM MOTORSPORTS GT-R GT3でした。面白いところではST-3クラスでは埼玉トヨペットのクラウンRSが優勝。
パイクスピークは6月20日から26日、サファリ・ラリーは6月23日から26日の開催で少し先となります。
Posted at 2022/06/14 22:59:00 | |
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