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2025年10月28日 イイね!

最新の「25式GRヤリス」に乗ったら“速く走るためにはブレーキングが大事”ということに気付かされた話~ 【コラム】そうだ、ニュルへ行こうよ! Vol.37~

最新の「25式GRヤリス」に乗ったら“速く走るためにはブレーキングが大事”ということに気付かされた話~ 【コラム】そうだ、ニュルへ行こうよ! Vol.37~スタッフKK:さてさて山田さん、今回もピンチヒッターのスタッフKKであります!
そして話題は「GRヤリス『25式』」の、本音トークでございま~す!

山田弘樹(以下・山田):よろしく◯◯ッちゃん!

スタッフKK:だから実名で呼ばないでくださいw

山田:カービューにも原稿を書きましたけど、私はいつも、かなーり本音でインプレしてますよッ。
(本文最後にリンクを貼っておくのでぜひチェックしてみてください)

スタッフKK:いやいやちがくて、ヤマダさん。これは私の本音トークあります。( ー`дー´)キリッ

山田:なんだよ、紛らわしい! ……で、それってどういうこと?

スタッフKK:今回の試乗会で25式GRヤリスを運転させてもらいまして、感動したんですよ!


25式GRヤリス 写真:トヨタ自動車

山田:どんなところが?

スタッフKK:あんなに速いクルマが、ブレーキの踏み方ひとつできちんと曲がってくれることに!

山田:そうそう、そうでしょう?

スタッフKK:山田さんに横に乗っていただいて、言われた通りに操作したら、そうしたら、なんと、今まで体験したことないくらいクルマが曲がったんです!
ステアリングから伝わってくる手応えも全然違っていたし、もうびっくり!

山田:父ちゃん、オレはいま、モーレツに感動しているッ!

スタッフKK:何ですかそれは??w

山田:……わからないか(汗。
なるほどねー。たしかにKKくん、声上げて驚いてたもんね。
そう、クルマを速く走らせる上でブレーキングって最も重要な作業なんですよ。

スタッフKK:今まではブレーキを踏み終わったら、ペダルから足を何も考えないで離してました。そのあと、ダラダラダラ~ッと、コーナーを曲がっていました。


25式GRヤリス 写真:トヨタ自動車

山田:それだと、なんとなくクルマが曲がって行くだけでしょ?

スタッフKK:ブレーキをちゃんと踏まないで、しかもダラダラ~ッと曲がっていたのは、速いと怖いからなんですけど……。

山田:だったらまずは怖くない範囲で、真っ直ぐなところでブレーキを強く踏んで、なるべく短く止まれるようにしてみる。それを少しずつ詰めて行って……

スタッフKK:曲がるときに、フロントのタイヤにその荷重を残せるように、ブレーキをゆっくり戻してハンドルを切っていく。


25式GRヤリス 写真:トヨタ自動車

山田:そう。止まるためのブレーキが終わったあと、ペダルをポーンと離してしまうと、クルマのノーズも“ポーン”と浮いちゃうんだ。

スタッフKK:そこまでは、イッパイいっぱいでわからなかったッス(汗。

山田:足まわりが硬いクルマだと、実際にノーズが浮き沈みするのはわからないことがほとんどだけど、その代わりに、ハンドルを切ったときの手応えが薄くなる。つまり、アンダーステアになる。


25式GRヤリス 写真:トヨタ自動車

スタッフKK:曲がりにくくなっちゃうわけですね?

山田:そうだね。だからブレーキペダルを、ハンドルを切り込むのに合わせて戻して行く。
ただ大切なのは操作そのものじゃなくて、理論なんだ。
俗に「ブレーキを残す」とか言われているけれど、大切なのは「残す」という行為そのものじゃなくて、曲がるために必要な荷重を、フロントタイヤに残してあげることなんだよね。

スタッフKK:なるほど?(まだ理解してないなるほど)

山田:ブレーキの踏み込み量と、ハンドルの切り込み量が、足して「10」というイメージかな。
真っ直ぐからのブレーキが「10」だとするでしょ? このときハンドルの切り込み量は「0」。減速が終わって、ブレーキを「9」にしたらハンドルが「1」。ブレーキ「8」ハンドル「2」と続けて行って……。

スタッフKK:最後にようやくブレーキが離れて、ハンドルが「10」になるわけですね?

山田:そう。でも、10でハンドルを沢山切れというわけじゃないよ?


25式GRヤリス 写真:トヨタ自動車

スタッフKK:???
あっ! コーナーやスピードによって、ハンドルを切る量は違いますもんね。

山田:そう。その必要なハンドルを切る量に対して、どのくらいブレーキが残っていればうまく曲がれるのかを知ること。
アクセルをオフにするだけで曲がれるんだったらブレーキいらないし、ヘアピンなんかだとそうやってジワーッとブレーキを抜いて行かないと速く曲がらない。

スタッフKK:曲がれるだけの荷重を、フロントタイヤに与えろって言うことですね。

山田:それに対してリア荷重の抜けがどう影響してくるかとか、その次はあるんだけど、まずはそういうこと。
こういうことを試すには峠じゃなくて、サーキットやジムカーナが最適だってわかるでしょ?

スタッフKK:はい、とてもよくわかりました!
GRヤリスはクルマ自体がガッチリしていたから、不安なく試すことができました。


25式GRヤリス 写真:トヨタ自動車

山田:特に「25式」は、スタビリティが増したからね。
最初は、「何ぜいたくなこと言ってんだよ」って思ったけど。マジでKKくんがGRヤリスで安心してブレーキングしているのを見て、私も新鮮な気持ちになったよ。

スタッフKK:山田さんいつも、「練習するなら限界の低いクルマで」って言ってますもんね。

山田:GRヤリスを始めとした高性能スポーツカーのスタビリティは、速く走るためのものだと思っていたからね。
こういう使い方もあるのか~って思った。

スタッフKK:とはいえ、それも山田さんが隣に乗ってくれていたからだと思います。
ひとりだったら、怖くてブレーキをきちんと踏んだり、それをリリースして行くことなんて思いつかないし。
アクセルを踏むことだけでテンパります…。

山田:こっちもね、信頼していないときちんと走れとは言えないから、それはお互い様だね(笑)。
そういう点でいうと、富士スピードウェイの「モビリタ」みたいな安全な場所で、インストラクターに同乗走行してもらうのがいいな。


25式GRヤリス 写真:トヨタ自動車

スタッフKK:あそこならGRヤリスにも乗れますよね!

山田:限界が低いクルマ、スピードが出ないクルマで練習すると、コストが低く沢山走れて、クルマを壊すリスクも減るからやっぱり沢山走れる。
その考えに変わりはないけれど、やっぱりブレーキのしっかりしているクルマに乗ると、安心して操作を覚えることができるんだね。

スタッフKK:ボディと足まわりとブレーキがしっかりしていて、遅いスポーツカーがあればいいのに~(笑)

山田:なんども言うけど、「スイフト スポーツ」がそれに近いよ。後輪駆動じゃなくても進める理由のひとつです。
ターボモデルは決して遅くはないけどね。

スタッフKK:早く現行モデルで復活して欲しいですねぇ。

山田:まったくだね。

おしまい

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山田弘樹(やまだ こうき)モータージャーナリスト
自動車雑誌「Tipo」の副編集長を経てフリーランスに。編集部在籍時代に参戦した「VW GTi CUP」からレース活動も始め、各種ワンメイクレースやスーパー耐久に参戦。
こうした経験を活かし、現在はモータージャーナリストとして執筆活動中。愛車は86年式のAE86(通称ハチロク)と、95年式の911カレラ(Type993)。
日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
A.J.A.J.(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
2025年10月25日 イイね!

知ってるようで知らない「ワインディングを気持ち良く走る方法」とは?~ 【コラム】そうだ、ニュルへ行こうよ! Vol.36~

知ってるようで知らない「ワインディングを気持ち良く走る方法」とは?~ 【コラム】そうだ、ニュルへ行こうよ! Vol.36~
こんにちは、山田さん!  わたくし、かつてみんカラスタッフだった、スタッフKKと申しますm(_ _)m

山田弘樹(以下・山田):あら、◯◯ッちゃん。carview!の編集さんだよね?どうしたの?

KK:実名ストップw みんカラで昔「スタッフKK」(以下KK)という名前でやっておりまして、今回はTAKASHIがお休みのため、わたしがピンチヒッターであります!

山田:なるほど。そんなKKくんは、元々は某スバルのメカニックだったんだよね?

KK:某になってませんがw……でした!

山田:だから本当は、走るのよりもイジるのが好きなんだよね?

KK:どっちも好きですが、クルマをイジッてると幸せな気持ちになりますね!

山田:おぉ、それはとっても心強いね。

KK:走るのも大好きなのですが、サーキットを全開で走らせるのがちょっと苦手でして…Gが大きいと酔っちゃうんですよね…。三半規管が弱いのかな…

山田:それは大変だなぁ。

KK:というわけで山田さん、今回は速さを競うサーキットのような走り方ではなく、「ワインディングを気持ち良く走る方法」について教えてください!


写真:アフロ

山田:安全に走ること。ドリフトしないこと。以上!

KK:若いころはやってたくせに…(小声)
いやいや、そういうことではなくて。ワインディングってとにかく曲がりくねってて、実際どうやったらスムーズに走れるのか、わからない人が多いと思うんですよね。対向車も来るし。

山田:確かに、スムーズに気持ち良く走りたいよね。

KK:ボクはかつて走り屋(死語?)だった先輩に「右コーナーだった中央ライン、左コーナーだったらイン側のラインを常に見て、それに沿って走ること」って教わりました。


写真:アフロ

山田:言いたいことはわかる。先輩後輩レベルだったら、何を言いたいか通じるよね。峠は周り込んだコーナーが多いから、最後までハンドルを切れる余裕を残しておけよ!  ということでしょ?

KK:そうそう、そんな感じです。

山田:そこで注意したいのは、目線を近くにしすぎないこと。たとえば中央線にばかり気を取られていると、対向車に近づき過ぎることもあるよね?

KK:目線を遠くに置けば、周りの状況が見えますね。なるほど。


写真:アフロ

山田:左コーナーだって、アウト側ばかり見ていたらそっちにクルマが寄ってい言ってしまう。道路の外側って砂利とか、ボルトとかクギとか、ほんと思いもしないようなものが弾かれて溜まっていたりするから、ギリギリに攻めたらパンクすることだってあるよ。

KK:「クルマはドライバーが見ている方向に進む」っていいますもんね。

山田:そうなりがち。だから行きたい方向を見るようにしましょう。でも、内側と外側のラインを意識して走るのはいいことだと思うよ。
ワインディングは、よっぽど広いコーナーでもない限りアウト・イン・アウトとかしないでいい。

KK:そうなんですか??

山田:アブナイじゃん。きちんと決められた車線の中を走ったって、それがラインだと思えば練習になる。きちんと減速して、ターンして、脱出することはできるでしょ?

岸本:確かに~

山田:速く走ろうとして、ブレーキングとか詰めないこと。それがしたいなら、サーキット行こう。絶対その方が、安心して楽しめるから。
余裕をもってブレーキングして、ターンインして、「速度落ちすぎたなぁ…」って思ってもアクセルをドバッ! と踏まない。

KK:その先がさらに曲がり込んでいたらアブナイですもんね。あれ、ほんと怖い…

山田:その通り。

KK:じゃあそういうときは?

山田:クリッピングポイントを探します。

KK:あれ、ワインディングはサーキットじゃないって言ってたのに!

山田:「アクセルが踏み出せるポイント」ということね。
曲がっているときに、むやみにアクセルを踏むんじゃなくて、「あ、ここからなら踏み出せそうだぞ!」というポイントを毎回意識すること。
そしてそのポイントから、場合によってはそこに向けて、アクセルをジワーッと踏んで行く。

KK:じわーっと踏んで行けば安全ですね。


写真:アフロ

山田:調整もしやすいでしょ? 速く走らせないでも、確認できることって沢山あるよ。
ブレーキングしたあとのペダルの離し方とか、ステアリングとのリンクの仕方とか。

KK:ハンドルの切り方もそうですね。

山田:うん。そして、リズムが大切。クルマも自分も、気持ち良く。それができるように考えながら運転するのは、とっても楽しいよ。

KK:ボクが言いたかったは、そこなんですよ!

山田:ワインディングを速く走っても、なーにんも偉くないからね。

KK:若いころはやってたくせに~(小声)

おしまい

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山田弘樹(やまだ こうき)モータージャーナリスト
自動車雑誌「Tipo」の副編集長を経てフリーランスに。編集部在籍時代に参戦した「VW GTi CUP」からレース活動も始め、各種ワンメイクレースやスーパー耐久に参戦。
こうした経験を活かし、現在はモータージャーナリストとして執筆活動中。愛車は86年式のAE86(通称ハチロク)と、95年式の911カレラ(Type993)。
日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
A.J.A.J.(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
2025年10月25日 イイね!

乗るべきは「うまくなれるクルマ」なのか「速いクルマ」なのか?~ 【コラム】そうだ、ニュルへ行こうよ! Vol.35~

乗るべきは「うまくなれるクルマ」なのか「速いクルマ」なのか?~ 【コラム】そうだ、ニュルへ行こうよ! Vol.35~編集部TAKASHI(以下・TAKASHI):突然ですけど山田さん!「うまくなれるクルマ」と「速いクルマ」って、どっちを先に買ったらいいですか!?

山田弘樹(以下・山田):いきなり突然だね! どうしたの?

TAKASHI:後輩にたずねられちゃって。自分はNDロードスターに乗ってるから「こういうクルマで腕磨いてからでいーんじゃない?」って言ったんですけど、「速くてカッコいいクルマに乗ってみたい!」っていうわけです。


マツダ ロードスター(ND型/画像:マツダ)

山田:なるほど。たしかにここ数年、魅力的なスポーツカーがたくさん登場しているもんね。

TAKASHI:「GRヤリス」とか「GRカローラ」とか、「シビック タイプR」とか「フェアレディZ」とか。ノーマルでもサーキットが走れちゃうクルマもあるし、「そういうクルマで練習した方が早くないですか?」っていうわけですよ。


トヨタ GRヤリス(画像:トヨタ自動車)

山田:いわゆる“タイパ”だね(笑)。
運転がうまくなれるクルマに乗って、腕を磨いて行くお金と時間があるなら、早く憧れのクルマを買っちゃった方がいいんじゃないか? ってわけね? 永遠のテーマだねぇ(笑)。

TAKASHI:そんなこと言ってないで、アドバイスくださいよぉ。

山田:そんなの決まってるじゃん。「うまくなるためのクルマ」だよ。「ちょっとサーキット走ってみたい」ってくらいならそれでもいいけど、憧れのクルマをうまく走らせたいなら、最初は安いクルマでガンガン走って練習した方が良い。

TAKASHI: でも、それだとほんとに時間掛かり過ぎちゃいませんか?

山田:自分だってそうおもってないくせに。

TAKASHI:たはは。ボクは自分はまず走ることが好きだったから、ランニングコストが安いNDロードスターを選びました。

山田:それでも十分ぜいたくだと思うけどね(笑)。自分がいま若かったら、たぶんNBロードスターを60万くらいで買って乗るなぁ。
この前峠でIカメラマンのNBロードスター(1.6 5MT)に乗ったんだけど、これが抜群にいいのよ。エンジンはもちろん足周りもノーマルなんだけど、あとはほんとトルセンLSD入れるだけで十分だと思った。


マツダ ロードスター(NB型/画像:マツダ)

TAKASHI:でも、さすがに古くないですか?

山田:あっ、ボロいって思ったでしょ? I君に言ってやろ。

TAKASHI:そういう意味じゃなくて! メンテナンスも大変そうかなぁ……って。

山田:古い中古車という点ではそうだけど、スポーツカーとしての魅力はまったく失われていないよ。
そして、直しながらクルマを覚えて行くことができる。愛着わくよ!

TAKASHI:山田さんがハチロクを選んだのも、そういうことですよね?


山田さんのAE86

山田:自分はまさに、うまくなりたかったから。というか学生時代はまーったくお金がなかったから、後輪駆動だとそれしか選べなかったの。それでも自分にとっては宝物だったから、すごく大切にしたよ。
アチコチぶつけながら、とにかくガンガンに走ってた友達も沢山いたけどね。

TAKASHI:憧れのクルマを買って、大切にしながら徐々に腕を磨いて行くのは、ダメですか?

山田:その「徐々に」ってのがクセモノなんだよね。高価なクルマだとサーキットに行っても、どこか遠慮しちゃうでしょ?

TAKASHI:ボクもサーキット試乗会に行くと、そうなります(汗)


トヨタ GRヤリス(画像:トヨタ自動車)

山田:そしてきっと、憧れのクルマって高性能でしょ? となるとタイヤ代もガソリン代もかかるし、ターボだったら熱対策したくなるし、高性能なパーツも付けてみたくなっちゃうでしょ?

TAKASHI:自分がGRヤリス買ったら、マフラー換えてみたいなぁ。ブーストアップとかしてみたいし、ホイール、サスペンション、ブレーキ……。

山田:それでクルマがどんどん速くなったら、さらに腕が追いつかなくなっちゃうよね?

TAKASHI:その通りでございます。やっぱりお金も速さも、まずは等身大のスポーツカーで走るのがいいですね。

山田:そこで注意したいのは、サーキットでタイムを出すことじゃないってこと。

TAKASHI:といいますと?

山田:目的は、うまくなることでしょ? まずは思い切りブレーキ踏んだり、アクセルコントロールしてみたり、クルマを思い通りに動かすことを目的にするわけじゃん?
でも友達とか知り合いとサーキット行くとさ、必ず「何秒出た?」ってなる。うまくなることよりタイムが出ることが重要になっちゃいがちなんだよね。速いとみんな褒めてくれるし(笑)。

TAKASHI:わかります。だからボクもNDロードスターにしたんですけど、やっぱり先輩と筑波に行ったりすると、最後はタイムの話になっちゃいます。

山田:ラップタイムを上げるのと、うまく走れるようになるのと、両方バランスよく楽しむのが理想的だよね。

TAKASHI:あとお勧めは何かありますか?

山田:テッパンだけどスイスポね。ZC33型じゃなくていいんだよ。ターボよりNAの方がお金掛からないんだから。


スズキ スイフトスポーツ(ZC32S型/画像:スズキ)

TAKASHI:後輪駆動じゃなくてもいいんですか?

山田:本当は後輪駆動の方が挙動を学びやすいんだけど、クルマで走ることを学ぶという意味だと、スイスポはアリだと思う。きちんと真っ直ぐ走るなら、ブツけてたっていいくらい。
ほら(スマホでカーセンサーをチェック)、二代目のZC31S型なら、30万円台からあるよ? マフラー換えると、結構気持ちいい音するんだよなぁ。


スズキ スイフトスポーツ(ZC31S型/画像:スズキ)

TAKASHI:やっぱマニュアルじゃないとダメですか?

山田:いまどきのATならレスポンスいいんだけどね。昔のATだったら、MTの方がパワーを引き出しやすいな。ほら、少ないパワーを余すところなく使いたいわけじゃん?

TAKASHI:ですよね。あとはやっぱり、トヨタ「86」ですか?

山田:テッパンだけど、やっぱりちょっと高いかなぁ。買うなら“ズンロク”。

TAKASHI:ずっ、ズンロク? なんですかそれ?

山田:てへへ。ワタシも最近、レーシングドライバーの若い子に教えてもらったんだ。ZN6型(初代)だから“ズンロク”。


トヨタ 86(ZN6型/画像:トヨタ自動車)

TAKASHI:となるとZN8(現行)は“ズンパチ”?


トヨタ GR86(ZN8型/画像:トヨタ自動車)

山田:そーそー、そーなのよ。ただズンロク・ズンパチ買うと(笑)、足周りやって18インチタイヤつけて……ってどうしてもパーツ代が高い方に、目がいっちゃうから気をつけてね。そしてこれがNBロードスターだと、パワーが喰われちゃうから太いタイヤいらないってなる(笑)。
うん、やっぱロードスターだな。余裕があってズンロク買えちゃったら、16インチタイヤでがんばる! 純正サイズでタイヤの銘柄を変えて行くのも面白いよ。
 
TAKASHI:チューニングの順番は?

山田:ズンロクにしろNBにしろ、純正のトルセンLSD入れて、あとはオイル交換やパッド交換といった、基本的なメニューをきちんとすること。

TAKASHI:車高調とか入れないでいいんですか?

山田:最初はいらないよー。その余裕があるならスポーツシートとか、シートベルトとか。運転しやすい環境をまずは整えるのが先だと思うな。
 そして沢山走って、オイル換える!

TAKASHI:なんだかこういう話を聞くと、燃えてきますねッ! 次はズンロク買おうかな!!

山田:いや、あなたNDロードスター持ってるでしょ。

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山田弘樹(やまだ こうき)モータージャーナリスト
自動車雑誌「Tipo」の副編集長を経てフリーランスに。編集部在籍時代に参戦した「VW GTi CUP」からレース活動も始め、各種ワンメイクレースやスーパー耐久に参戦。
こうした経験を活かし、現在はモータージャーナリストとして執筆活動中。愛車は86年式のAE86(通称ハチロク)と、95年式の911カレラ(Type993)。
日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
A.J.A.J.(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
2025年10月11日 イイね!

【コラム】紗利亜の素顔 Vol.8〜恐竜のまち・勝山で行われたラリチャレ第10戦〜

【コラム】紗利亜の素顔 Vol.8〜恐竜のまち・勝山で行われたラリチャレ第10戦〜こんにちは!


レーシングドライバーとしてスピードを追い、歯科医として笑顔を守り、ミスユニバースジャパン2022準グランプリとして輝きを表現する“三刀流”の及川紗利亜です。

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今回は福井県・勝山市で開催された「TGRラリーチャレンジ 恐竜勝山大会」に参戦してきました!

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恐竜のまち・勝山は、街のあちこちに恐竜モチーフがあってとっても可愛い雰囲気🦕💛
開会式では、地元の子どもたちから“恐竜の卵”をプレゼントしてもらい、会場全体が温かい空気に包まれていました。
スタート前から自然と笑顔になれる、そんな大会でした😊

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🧑‍🔧学生メカニックさん達の集大成の大会✨

今回の勝山大会は、小倉学園の学生メカニックさん達にとって「集大成」となる大会🤝🔥
1年間の経験を経て、チームワークも整い、サービス中の動きもとても頼もしく見えました。

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そんな中、小倉学園チームの立野選手・阿部選手の車両でドライブシャフトが折れるトラブルが発生😨
それでも学生メカさんたちはすぐに冷静に動き、最後まで全員でサポート!

その姿を見て、学生メカニックさん達の成長を改めて感じました。
モータースポーツは、走るだけでなく“チーム全体の力”で成り立っていることを再確認できた1日でした🤗

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🚗走りのハイライト

SS1は上りセクション中心のコースで、失速させずにスピードを保つのが難しいステージ😖
パワーのない車を速く走らせることの難しさを、毎回痛感します…。

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そしてSS3・SS6はジムカーナ形式のステージ!
テクニカルで、減速やターンの精度が求められる難しいコースでした。

特にSS6では、落ち着いて車をコントロールできたので、順位をしっかり取り戻すことができました👏

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結果はC-2クラス5位入賞!✨
次の特別戦・豊田大会(出場予定)に向け弾みがつきました。💪💙


🙏感謝を込めて

チーム関係者の皆様、小倉学園の皆様、スポンサーの皆様、そして応援してくださる皆様。
いつも本当にありがとうございます🙇‍♀️✨
今回も皆さんのおかげで、安心してステージを走りきることができました!

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次戦は特別戦・豊田大会🔥
小倉学園チーム全員で、さらに成長した姿をお見せできるよう頑張ります!
引き続き応援よろしくお願いいたします😊



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及川紗利亜(おいかわ・さりあ)
2022ミス・ユニバースジャパン準グランプリ
歯科医師
Smile Asiaブランドアンバサダー
Instagram:@sariaoikawa
X:@SariaOikawa

幼い頃、アメリカで研究を行っていた整形外科医である叔父の姿を見て、国際的に活躍できるような医療人になりたいと思い、歯科医師となる。

その後、2022ミス・ユニバースジャパンに参加し、準グランプリに輝く。

モータースポーツは、大学時代に自動車部に入部し、愛車のマツダNB型ロードスターをカスタマイズしサーキットタイムアタックや、カートレースに参加してきた。2024年から富士スピードウェイで開催される女性だけのガチンコレース「KYOJO CUP」に挑戦し、2025年はFCR-VITA(KYOJOクラス)とTGRラリーチャレンジに参戦中。
Posted at 2025/10/11 09:01:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | 紗利亜の素顔 | 日記
2025年10月03日 イイね!

【コラム】紗利亜の素顔 Vol.7〜ラリチャレ「びわ湖 高島」で初のクラスベストを獲得できました!〜

【コラム】紗利亜の素顔 Vol.7〜ラリチャレ「びわ湖 高島」で初のクラスベストを獲得できました!〜こんにちは!

レーシングドライバーとしてスピードを追い、歯科医として笑顔を守り、ミスユニバースジャパン2022準グランプリとして輝きを表現する“三刀流”の及川紗利亜です。

9月15日、滋賀県高島市で開催されたTGRラリーチャレンジ「びわ湖 高島」に参戦してきました。

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結果は、C-2クラス2位✌️
そして SS6では初のクラスベストタイムを記録!✨

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最終SSとなったSS6では、これまでの経験をすべて注ぎ込み、ついにクラスベストを獲得することができました。
「やっと一歩前に進めた」と感じられる瞬間でした😆👍

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今回もサービスを支えてくれたのは、小倉学園の学生メカニックの皆さん🤝🧑‍🔧
気温も高く過酷な環境でしたが、丁寧で確実な整備のおかげで安心して走りに集中することができました!
まさにチームで戦ったラリーだったと実感します🙂‍↕️

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この2位表彰台は、チーム全員で掴んだ成果です。

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加えて、サービススタッフの皆さん、そして大会を運営いただいたオフィシャルの方々。暑さ厳しい中でのサポートに心から感謝しています。
ありがとうございました!

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TGRラリーチャレンジ特別戦の愛知(豊田)大会出場に向けポイントも獲得できたので、次戦の勝山もさらに上を目指して挑戦を続けていきます!


📌 次なる挑戦は――全日本ラリー!
そして、次はいよいよ私にとって初めての舞台、
JAF全日本ラリー選手権 Rd.7 久万高原ラリー(10/3〜5 愛媛県久万高原町) に挑戦します!

今回はWellpine MotorsportからJN-2クラス MORIZO Challenge Cupへエントリー。
心強いコドライバー・安藤さんと一緒に、まずは焦らず「完走」を目標に走り切ってきます💪

これまでラリーチャレンジで学んだことを胸に、さらに一歩前へ。
ドキドキですが、全力で挑戦してきますので応援よろしくお願いします!🚗✨




及川紗利亜(おいかわ・さりあ)
2022ミス・ユニバースジャパン準グランプリ
歯科医師
Smile Asiaブランドアンバサダー
Instagram:@sariaoikawa
X:@SariaOikawa

幼い頃、アメリカで研究を行っていた整形外科医である叔父の姿を見て、国際的に活躍できるような医療人になりたいと思い、歯科医師となる。

その後、2022ミス・ユニバースジャパンに参加し、準グランプリに輝く。

モータースポーツは、大学時代に自動車部に入部し、愛車のマツダNB型ロードスターをカスタマイズしサーキットタイムアタックや、カートレースに参加してきた。2024年から富士スピードウェイで開催される女性だけのガチンコレース「KYOJO CUP」に挑戦し、2025年はFCR-VITA(KYOJOクラス)とTGRラリーチャレンジに参戦中。
Posted at 2025/10/03 09:01:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | 紗利亜の素顔 | 日記

プロフィール

「最新の「25式GRヤリス」に乗ったら“速く走るためにはブレーキングが大事”ということに気付かされた話~ 【コラム】そうだ、ニュルへ行こうよ! Vol.37~ http://cvw.jp/b/3269083/48729466/
何シテル?   10/28 17:55
2021年夏、「ピットイン」改め『みんなの自動車部♪- みんカラスタッフブログ・スピンオフ!』始めました! Facebookグループ(https://ww...
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