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midnightbluelynxのブログ一覧

2016年08月06日 イイね!

松田

松田 陸・海・空の乗りものに加えて、軍事ネタも豊富なニュース・コラムサイト「乗りものニュース」の配信記事から『8月6日はマツダ創業者の誕生日、そして… 広島の松田一家、運命分けたあの日』

 および在京キー局・TBS製作の硬派な老舗報道番組「報道特集」本日放送分のコンテンツから『【8月6日に走った救援列車】』

に触れ、あの日の広島に想いを馳せる。

 

 私は広島出身ではないが、広島で本格的な社会人生活をスタートさせた。
 勝手乍ら、「第二の故郷」に位置づけさせて貰っている。

 記事中に出てくる府中町/猿猴川/荒神橋/西蟹屋町/宇品線/志和口/塚本町(現在の中区土橋周辺)といった地名、そして救援列車が走った山陽本線/芸備線は、日常的に親しんできた固有名詞である。ほぼ全て、脳裏の地図中にプロットされている。
 

 私も日々過ごした街に起きた、未曽有の惨劇を思うと、残酷さがなおさら身に沁みる。
 現職として初めて広島を訪れたオバマ大統領閣下も演説で触れた平穏な朝を、平和を二度と手放してはならぬ。


 併せて、広島における近代産業の勃興・原爆被害からの復興・戦後の高度成長を、市民と共に支えてきたマツダも、二度と国内資本から離れさせてはならぬ。
 マツダがフォード傘下入りした日の、地元テレビおよびラジオニュースに漂う悲壮感・絶望感を、私は今でも忘れない。

 あたかも広島県が再び占領下に置かれ、51番目の州に編入されたが如き伝えっぷりだった。
 これまでも、これからも、「広島発祥の自動車メーカー」として存在感を示し続けてほしい。



 また原爆投下の当日、僅か4時間後に運行を再開した鉄道の話題は、感動的ですらあった。
 当時の鉄道省~日本国有鉄道(現在のJR各社)に公式の記録が残っておらず、原爆投下直後に走ったとされる「救援列車」は、これまで被爆証言の中で副次的に語られてきたのみだった。

 「救援列車」は比較的被害が軽微で、医薬品が不足気味だったとはいえ緊急の医療体制を布くことが可能だった郊外へ負傷者を大量・迅速に運び、多数の命を救ったとされる。


 得体の知れない強力な兵器が使用され、インフラに甚大な損害が生じているのは勿論、信号機など保安システムが完全に機能するか不明な中、現場判断で列車の運行を始めるのは、厳密には規則違反となろう。

 それでも圧し寄せる被災者を前に、人間として鉄道マンとして、最善を尽くそうと奮闘した


 同じような列車運行は、大空襲に見舞われた大阪市営地下鉄でも証言者がおり、戦時下における鉄道マンの心意気がよく分かる。



 たった今、破滅的な事態に巻き込まれながらも、目の前には無傷の列車が、そして救助を求める傷付いた人々が駅前で群れを成している事態に直面したとして、現代の鉄道マンはどう行動するだろうか。

 心意気や高からんと察すれど、高度に自動化・多重化された保安システムが、非常時には人間の裁量に依る運行を邪魔して、為す術なく観ているだけ……になるかもしれない。
 一見無傷に見える鉄道車輌も、核爆発に伴う電磁パルスで電子回路が致命的ダメージを受ければ、単なる金属製の箱でしかない。
 
 未だ電化されておらず、蒸気機関車が主たる動力源として重用され、原始的な信号システムで運行されていたからこその「救援列車」だったことは間違いなさそうだ。


 しかし智慧を絞り、持てる技術力を出し尽くせば、また新たに英雄的な鉄道マンが出現することだろう。
 平和を希求する気持ちの昂ぶりと並行して、危機に直面した私が、自分の立場で何を果たせるかを考えさせられた。




Posted at 2016/08/07 00:30:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車 | 日記
2016年08月05日 イイね!

同根

同根 東北地区の老舗ブロック紙・河北新報のニュースサイト「河北新報ONLINE NEWS」の配信記事から『被災地の応援職員不足深刻に 熊本地震も影響』に懸念す。


 弊ブログでは以前、任期を区切って奉職する臨時職員の応募が低調との記事に対し、批判と代替案を展開した。
 人材の募集方法および供給源が違うだけで、ほぼ同根の問題である。


 もし人材を欲している東北の被災自治体が、熊本地震に不足の原因を求めているなら、それは間違っている。
 確かに熊本・大分でも大震災が発生し、九州各地の自治体も復旧・復興事業に従事する人材確保に困窮、東北の被災地と競合状態になっていることは間違いない。
 
 しかし、この上更に南海トラフおよび首都直下を震源とする地震が発生したら、一体どうなるのか。
 いちいち別地域での災害のせいにして、実質的に人手不足の状態を放置するのか。


 これまでも、これからも、日本のどこでも東日本大震災級の災害に見舞われ得る。同時多発的に大規模災害が発生した場合、どこからも援助の手が差し伸べられない可能性がある。
 それでもなお人材不足の原因を他地域での災害に求めるなら、その人事は無能としか評価できない。

 併せて、かくも災害の多い国土の地方政府ながら、BCP(業務継続計画)まで踏み込んで危機管理体制の構築が為されているのか、極めて疑わしい。



 災害が発生した当初の、人命救助と生活維持のため圧倒的な物量と人力で対応に当たるべき期間は、疾うに過ぎた。
 震災当時の中学生は過半が高校を卒業し、高校生も大学在学中もしくは既に社会に出ている。
 それだけの時間があれば、復旧・復興事業を一人でこなせないまでも、有為な戦力となる人材を育てることができたのではないか。


 他自治体の厚意に縋り、いずれ帰任して地元には定着しない技術屋の派遣で当座をやり過ごそうとするのか。
 相応の待遇を以て崇高な任に就いてもらい、末永く地域を発展させ、災害への対応力を強化する人材を育てていくのか。

 行政が選択すべき手段は、当然に後者だと思うのだが。



Posted at 2016/08/06 07:11:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | オピニオン | 日記
2016年08月04日 イイね!

里帰

里帰 クオリティの高い鉄道関連記事の発信が多く、弊ブログでの引用が定例化しつつある老舗有力経済誌・東洋経済が運営するサイト「東洋経済ONLINE」の配信記事から『南米から「赤い丸ノ内線」が里帰りしたワケ~「地下鉄車両の基礎」を走れる状態で保存へ』に歓喜す。

 弊ブログでも東京都八王子市および埼玉県川越市で保存されている車輌を「おすすめスポット」として紹介し、丸ノ内線車輌の技術的特徴と価値についても解説している。併せてご笑覧賜りたい。



 それにしても東洋経済の記事は、佳きコンテンツである。
 中古車ながら譲渡を受けた丸ノ内線の電車を大切に運用し続け、逆に送り出す立場となったアルゼンチン側関係者のコメントが、また泣かせるではないか。

 「里帰りしたら、桜が満開の四ツ谷を走る風景の写真を送ってくれ」

 上智大学のキャンパス沿いは有名な撮影ポイントなので、誰かが日本での活躍当時の写真をアルゼンチン側関係者に見せたのだろう。日本文化を象徴する淡く上品な桜色と、成長し続ける東京を地下から支えた丸ノ内線電車のヴィヴィッドな赤色が織りなす美しいコントラストは、鉄道ファンでなくとも、或いは日本人でなくとも魅了されるに相違ない。


 丸ノ内線電車を通じて、日本とアルゼンチンとの相互理解が促進された、明確な証しだ。

 保安装置の問題は避けて通れないが、東京メトロ関係者には車輌技術の継承・貴重な技術遺産の保全と並行して、是非とも尽力をいただきアルゼンチン側へ「満開の桜の下を走る、凱旋した500形電車」の写真を贈ってほしい。




 海外へ移転した車輌が帰国するのは、帝都高速度交通営団~東京メトロでは前例が無いのは記事に在る通りだが、そもそも日本で用途が無くなった車輌を「スクラップにするよりは使ってもらえば有難い」と輸出したのだから、所属企業の如何に関わらず珍しいのは当然である。
 官民挙げて力をいれている高速鉄道や都市鉄道の運行システムを含めた包括的な輸出についても、鉄道車輌は現地で使い潰されてしまうのが一般的だろう。

 ほぼ唯一の例外と言えるのが、戦時下の植民地経営・戦線拡大に伴う兵站輸送力強化のために90両も供出された鉄道省(戦後は日本国有鉄道~現在は民営化されたJR各社)の蒸気機関車・C56のうち2機がタイから帰国した件と、敗戦後にソヴィエト連邦のサハリン(旧樺太)向けに30両が輸出されたD51のうち6両が帰国した件だ。

 サハリン向けのD51は国内運用されていた個体ではなく、日本のデゴイチの基本設計を踏襲しつつ新製された、極寒冷地向けの輸出仕様機で外観が少なからず異なる。6両が保存のため帰国し北海道と新潟に贈られたが、北海道で保存されている2機しか現存せず、残りはわざわざ莫大な輸送費をかけ取り戻しておきながら解体されてしまった。
 一方のC56は2機ともに健在で、静岡県の大井川鉄道で動態保存/東京都の靖国神社で静態保存されている。
 大井川機は44号・靖国機は31号のナンバープレートが附されているが、動輪やロッドなどの部品を詳細に観察してみると、他機のナンバー刻印が散見される。分解された状態で現地へ陸揚げされ、手近な部品から組み立てて急ぎ機関車を仕立てていく中で、或いは敵の攻撃に因る損壊・致命的な故障を共食い整備で克服していく中で、多くの機関車の部品からなるハイブリッド個体となったのだろう。
 その意味では、帰国したのは2機だけではなく、部品として多くの仲間が帰国できたのだとも言える。


 敵国が戦場に遺して行った残骸か、正規の貿易手続きを経て購入した新車か、はたまた日本では使えなくなった中古車かの違いはあれ、それぞれの地で長く活躍し、住民に愛され、一部は現地でも記念として保存されている。
 サハリンのD51は動態保存機もあるそうだ。またC56はタイだけでなくビルマにも保存機が在ると伝わる。

 東京メトロでの500形電車の復元作業が進んだなら、懐かしい電車に再会したいのは当然として、可能であれば異国に残る日本の鉄道車輌も現地へ出向き、実物を目の当たりにしたいものだ。



Posted at 2016/08/04 23:19:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | 鉄道 | 日記
2016年08月03日 イイね!

粉物

粉物 全国紙・毎日新聞が運営するニュースサイト「mainichi.jp」の関西版コンテンツ「めっちゃ関西」配信記事から『うどん定食好むポッチャリ 大阪の食文化、府が警鐘 粉もん+ごはん「控えて」』に苦笑い。



 私の主要なランチ・カードであり、我が家全員がファンでもあるラーメンチェーン「一風堂」では、当然にラーメンをコアコンピタンスに据えながらも、一部店舗で麺を用いないメニューを提供している。
 餃子やチャーハン等のサイドメニューではない。いわゆる「白丸」のスープをベースとし、ラーメン丼に盛られながらも麺は泳いでない。福岡系独特の細麺に代わり投入されているのは、特製の「豆腐」だ。

 昨今は糖質の摂取を忌避し、炭水化物をオーダーしない/盛られてしまう場合は残す飲食客が多い。
 ラーメン店側としては、そういった客をも貪欲に取り込もうと、炭水化物の権化たる小麦原料の麺ではなく、良質な植物性蛋白質である豆腐を用いて新メニューを開発したようだ。


 ちなみに「替玉」もオーダーでき、芳醇な豆腐の風味を味わった後で、普通のラーメンが愉しめる。一般的なラーメン好きも逃すことなく、むしろユニークで目新しいメニューとして受け容れられよう。なかなか商売が上手い(笑)。



 私自身省みれば、お好み焼きや焼ソバに白飯を付けるような組合せはしないが、うどん+牛丼/ラーメン+チャーハンといったセットメニューは、日常的に選択している。
 そして記事が指摘する通り、ぽっちゃりとは思わない(自称)が肥満気味である。


 最も鍛えていた時期で基礎代謝が3800以上あったからこそ、何とか摂取カロリーとのバランスを保っている危うい状態……との自覚はある。
 今はカツ丼1杯くらいなら寝ていても消化しきってしまうが、頼みの基礎代謝も年齢が進むとともに落ちてくる。
 どこかでリミットを設定せねばならない。

 一方で余りに気にし過ぎると、でっかいそば玉を入れる広島風のお好み焼きはどうなんだ?(私は更に餅を入れるのがデフォルト♪。餅が偏ることなく程よい食感を保ったまま混じっている店はスキルが高く、美味しいので評価のベンチマークにしている)とか、もっと身近に「焼きそばパン」は体に毒なのか?といった議論にもなりかねず、西日本の穣かな「粉もん文化」が抹殺され兼ねない。

 要は生活スタイルや年齢に応じ、バランスの良い食生活を心掛けよ、ということになるだろうか。



 さてさて、バランスの良い食生活への改善は明日からにして、今夜は地元の銘店「一指禅」のラーメン(当然、替玉オーダー)を食した。

Posted at 2016/08/03 21:30:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2016年08月03日 イイね!

制止

制止 関西のスポーツ紙「デイリースポーツ」が運営するニュースサイト「DailySportsOnline」の配信記事から、
 『女子マネ制止にネット炎上 為末氏も「世の中と最もずれている競技になりつつある」』

 および
 『女子をグラウンドに立たせられない理由とは』に注目。




 度々記事にしている通り、東京六大学野球応援に勤しんでいる弊ブログ主にとって、お気に入りのチアリーダー衣装がある。
 チアリーディングといえば健康的なお色気を演出する、肌の露出が多い衣装を想像されるだろうが、私の好みはそれではない。大学ユニフォームと同じデザインの衣装だ。

 明治大以外の5大学は、ハーフパンツにしただけでほぼ完コピのデザイン。明治大だけは、現行のユニフォームではなく「御大」島岡吉郎監督時代に遡り、スリーブ部分に猪のエンブレムをあしらった懐かしいモデルをベースに、ミニスカート仕様にして着用する。

 彼女たちのパフォーマンスはフィールド内外の差があるだけで、試合に対する真剣さや飽くなき勝利への尽力に、選手との違いは一切ない。だから見ていて爽快なのと併せ、チアリーダーもユニフォームをまとっているステージの一体感が何より心地良い。

 よって記事内容云々よりも、女子学生がユニフォームを着て、真剣な表情でフィールドに立つ姿に萌えてしまった(笑)





 野球においても、既に硬球を使用する高校女子の競技団体が存在し、進学した先の大学野球では東京大・明治大・慶應大が女子選手を輩出(ただし慶應大は公式戦出場無し)、更に先のプロリーグも発足している。

 2本目の解説記事にある通り、硬球の危険性は十分理解しているし、無責任なネット炎上に油を注ぐつもりはないが、女子がグラウンドに進入することを、殊更に危険視することへは違和感が大きい。
 当たり処が悪ければ、ベンチだろうが取材席だろうが、はたまたスタンドに居ようが致命的な大怪我を負う惧れから逃れられない。
 

 野球選手を志したり、選手にはなれないまでもスタッフとしてチームに参加したい女子生徒は、今後も出てくるだろう。
 彼女たちの真摯な想いへ、アマチュア野球の頂点に君臨する高校野球が何ら報いることをしないのは、人としてどうかと感じる。


 そこで、私からも建設的な提案をしよう。
 男子の放つ打球が極めて高速で危険だと言うなら、金属バットを禁止し木製バットに切り替えてはどうか。
 間違いなく打球のスピードは落ち、反射的に避けられる確率も格段に上がる。
 安全面だけでなく、競技力の向上にも資する。

 国際大会はU-18の試合においても木製バット使用の規則で実施されており、日本の高校生代表は若干国内と異なるストライクゾーンやボークの判断への対応と併せ、金属バットとの違いに戸惑いつつ諸外国代表と対戦している。
 普段のリーグ戦でも、高校で屈指のスラッガーとして大学へ進学しながら、木製バットに順応しきれず不完全燃焼のまま4年間を終えてしまう選手が少なくない。

 原木の不足が叫ばれて久しい木製バットの供給が追い付くかどうかの不安は残るが、女子選手・スタッフ含め野球関係者全方面に利点の多い改善策と考える。



 大分高のマネージャーには、ロングパンツ(=選手・スタッフ)かショートパンツorミニスカート(=チアリーダー/バレエの特待生と伺っているので)かは別にして、東京六大学のいずれかのユニフォームを着用した姿で、神宮球場に降臨してほしいものだ。





Posted at 2016/08/03 08:59:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記

プロフィール

「育児 http://cvw.jp/b/1043160/47663127/
何シテル?   04/18 19:29
 建設業界で禄を食む文系出身(経済学専攻)のプロフェッショナル・エンジニアが、愛車整備・政治経済・文化学術・スポーツそして土木施工の現場で日々記した野帳を公開し...
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