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ダブクラのブログ一覧

2018年01月28日 イイね!

価値観を揺るがす存在

雪に閉ざされてお出掛けする気分にもならないので、
たまには家でのんびり過ごす日曜日。

もう12月初めのことですが、CX-8を試乗しました。
いつものように、VTRは撮ってございません。
試乗したのは、L- packageのFFモデルです。
その当時まだ登録したばかりの卸したてで、
シート以外の保護材もそのままの状態でした。



ドアノブを引いてドアが開くときの感触から心地よいです。
そして目に飛び込んでくるのが、このインテリア。



インパネの意匠はCX-5とほぼ共通としながらも、
色の塗り分け方を変えて、大人っぽく感じます。
シートはナッパレザーも相まってか、座った瞬間に身体に馴染み、
全身が包み込まれる感が心地よく、なんとも言えぬ安心感があります。


マツダ自ら「ユーノスコスモ以来」国内採用と謳う、
本杢パネルです。木目ババーンとは違いとてもシックで、
新時代的な雰囲気が出ていますね。
かつての贅沢な一枚板とは違い、耐久性は高そうです。


ここまでこだわっているのであれば、
こういったケーブルは、視界に入らない方が良いなと思いました。


さて、いざ走り始めますと、真っ先に感じたのが、
ここ幾年も新車で体感したことのない静粛性の高さ。
あらゆる音や振動がバランス良く抑え込んであり、
自分にとっては、とても快適な空間です。
気味の悪い無音ではなく、あくまでも心地よい静けさ。
悔しいかな、スタッドレスタイヤを履いたペルソナの方が遥かに喧しい。

そして、ロールやピッチングは抑えられているのに、
ちょっと轍にステアリングが取られる感があったけど、
でも、突っ張り感が全くない自然な上下動を伴ういなし方で、
zoom zoomを言い始めて以来無かったこの感覚。
なんだろう、この懐かしい感じは。
そう、自分が幼い頃に、HCルーチェやHDセンティアに
乗せてもらった時のことを思い出しました。
悔しいかな、ペルソナよりも突き上げ感がなく、
揺れも少なくて、遥かに乗り心地が良い。
これは是非、2列目や3列目にも乗って試してみたい。

走り感は、言わずもがな。
アップデートされたユニットは、
静かに、そして力強いポテンシャルを秘めつつも、
あくまでも、自分が思う通りに動いてくれるものでした。

総じて、終始快適で居心地が良い空間でした。
3列シート車というものに全く興味の無い、
生活のなかでも必要に迫られていない自分ではありますが、
いまのマツダのラインナップの中では、
もっとも自分の感覚にあった一台でした。
CX-5のハツラツイキイキとした乗り味とは全く別モノ。
こういう落ち着きのある乗り味のクルマを待っていました。

昨今どこのブランドでも、
例えばラグジュアリーを謳うものであっても、
スポーティーで威勢の良い味付けにしがちではありませんか。
フォーマルサルーンの方向性でまとめられたクルマは、
世を見渡しても珍しくなっているのではないか、
と感じていた最中、CX-8の乗り味は目から鱗。
今後のマツダがこの方向で進むとすれば、
かつてのルーチェやセンティアのように、
人を慈しむサルーンが生み出される日も近いのではないか、
と期待をせずには居られません。

さらに付け加えるなら、果たしてボディタイプに対して、
セダンやサルーンと固執する必要があるのだろうか。
とさえ、思えてきました。
それほど満足感の高い乗り味だったのです。
ラグジュアリーなミニバンは、
ひとつのジャンルとして不動の地位を確立していますが、
ドライバーもパッセンジャーも納得できるCX-8、
という選択肢もある。これは、新しい価値観だと思いました。
私と同じ30代からの支持を得ているとの記事にも納得。

・・・それでもやっぱり、個人的には、
落ち着きのあるミニマムなサルーンがいいな。


Posted at 2018/01/28 12:43:54 | コメント(1) | トラックバック(0) | 試乗 | 日記
2017年02月17日 イイね!

嫁さんのインプレッションは興味深い

先日久々に、有難くも試乗させて頂きました。
いつものように、VTRに撮ってございません。
あくまでも、いち個人の感想です。悪しからずご容赦ください。



ロードスターRF RS 6MT
オプション:brembo+BBS

こちらは、単独での試乗です。
フラットライドな乗り味と、トルクフルなエンジンとが相まって、
随分と落ち着いた大人の雰囲気に仕立ててありますね。
終始笑いながら愉快ユカイな雰囲気だったソフトトップと比べると、
これはまるで、別のクルマみたい。これなら、
ATでゆったり乗るのも良いかな、と思わせるものでした。
・・・言わずもがな、RFを選択して購入されるかたは、
価格的にも、“立派”なオトナの方、ですよね。

別の日。
新型CX-5 XD PROACTIVE

単刀直入に、ものすっごく、静かに感じますね。
加えて、あらゆる面で、意のままに操るフィーリングが、
更に熟成されているように感じました。
故に、クルマの大きさを感じさせません。

今回は、助手席に嫁さんを乗せての試乗です。
あくまでもクルマに疎く、客観的な嫁さんの感想が興味深かったので、紹介します。

ステッチが多用されたインテリアで、しっかりと高級感を醸し出していますが、
嫁さん曰く、「好みではない」とキッパリ(汗、個人の感想です)。
サイドエアバッグカーテンやセンシング機能など充実の安全装備や、
最新のUV・IRガラスには高い評価を示しつつも、
「インテリアデザインは、
ペルソナの方が好き」

と明言されてしまいました。流石はINTERIOR-ISM。

更に、こちらから訊ねたわけでもないのに、嫁が一言。
「これ、GVCは搭載されてないでしょ」
・・・実際には、搭載されています。恐らくは、
SUVらしい重心の高さによる挙動から、このような感想を抱いたのかしら。
嫁さんによれば、アクセラでは、その揺れの無さが効果バツグンで、
大満足の印象が強かったようで、それとは異なる雰囲気だった模様。
あ、そうそう、シートベルトの出し入れや、装着感が心地良かったそうですw

そういえば、当然ながらクルマは卸したてで、触媒が焼ける匂いが強く、
嫁さんの印象は良くなかったようです。足回りの慣らしも含め、
500kmくらい走ったあとから試乗した方が良かったかなぁ、と。

個人の感想よりも、何よりも、
その日のお店では、CX-5の試乗希望者や商談が相次いでおり、
期待と人気の高さが伺えるものでした。

Posted at 2017/02/17 22:59:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | 試乗 | クルマ
2016年08月16日 イイね!

結局は、ランティスを大事にするって話だけど・・・


先月のことですが、ビッグチェンジしたアクセラが発表された直後、
アクセラスポーツ 15XD PROACTIVEに、夫婦揃って試乗していました。


※画像はイメージです。店舗は異なります。

外観は、MC前と同じじゃん、という意見が巷では大半を占めているようですが、
全体的にラインの引き方が水平基調となり、すっかりオトナの雰囲気になりました。
特にルームミラー越しに顔を見ると、なお一層感じられました。
マシーングレーも、また、強い日差しの突き刺さる晴天時に見ると、
層の深さにため息の出るクオリティですが・・・
そもそも、グレー系は個人的な好みではないので(´・ω・`) 
クルマはミドリ色が好きです(爆)でも、世のトレンドがそうではないらしい・・・。

土曜の昼下がり、お客様が多くお忙しい中恐縮しながら、
試乗を勧めていただき、ありがたく、いざ試乗へ。
いつものように、VTRが撮ってございません。

エンジンを掛け、お店の駐車場から出発する時から、試乗は始まっています。
ほぉ、コレがディーゼルですか?という感想は、
もはやマツダのクリーンディーゼル搭載車の枕詞ですね。
ですが、それに輪をかけて、音や振動が穏やかになっている印象。
細い路地から幹線道路に合流し、信号停車。青信号で発進して法定速度まで加速する。
この一連の動きはとてもスムーズで、どのシークエンスでも、何ら違和感がありません。
新型デミオ登場時に感じた、ゼロ発進のもたつきが嘘のよう。
アクセルの踏み込み方ひとつで、意図した通りの加速度が得られます。
試乗の際は、日常の風景を想像しながら走りますので、
ゼロ発進でアクセルをベタ踏みするような走り方もしていませんし、
一般道の法定速度に則って走りましたので、それ以上の領域は判りかねますが。

試乗コースが結構距離のある店舗を選んでお邪魔したのですが、
「せっかくなので、カーブの多いコースを走ってみましょう!」
との提案を受け、車速低め・道幅細めの山坂道にやって参りました。

ほぅ。これは、なかなか、興味深い。
ディーゼルモデルの前後重量バランスによるものでしょうが、
V6・2Lエンジンを搭載した、我が家のランティスに雰囲気が似ています。
ですが、鼻先の入り方がよりスムーズ、で尚且つ、
両サイドを鉄壁に守られているような曲がり方をします。
横Gの掛かり方が穏やかであるにも関わらず、
コーナー入口では前輪外側のタイヤがグイッと踏ん張りながらも、
コーナーの出口では荷重がスッと後ろに抜けて加速していく感じがします。
タイトなカーブで意図的にアクセルオフせずにステアリングをこじっても
(当然、i-DMは真っ白になりますが)、同じように難なく曲がって行きましたので、
ドライバーの上手・下手(自称含む)に関わらず、その効果は大きいと思います。
マツダの掲げる理想のドライビングを、すべての人に提供したい、
という、志の賜物のようです。

15XDの試乗後、感動覚めあらぬ中、同じコースをランティスで走ってみました。

ダブ「どう?」
嫁「確かにアクセラの方が酔いにくいけど、そんなに変わらないかも?」
ダブ「うん、ランティス、悪くないね。
   オンザレール感覚も、静粛性も、印象的には変わらないぞ?
    むしろ、23年も前のクルマなのに、これはレベルが高いね」
嫁「これなら、無理に買わなくてもいい(爆)」

さすがは財布の紐を握っている嫁さん、しっかりしています。
ということで、15XDは、ランティスに似ている、ということで、結論付けました。
(客観的なデータはありません。極めて主観的です、ご容赦ください。)

さて。
当ブログは、いつだって個人的な感想だけを掲載していますが、
今回も、敢えて、声に出して言いましょう。

今回、ビッグチェンジを果たした新型アクセラ、
15Sに軍配を上げます。

15XDに不満があるのではなく、ガソリンモデルから溢れる、心の余裕。
いつでも、どんなときでも、どのような状況でも、
自分の意図したとおりの挙動が得られるのは、ガソリンモデルの方でした。
これ以上のパワーもトルクも要らない、これで充分、これがいい。
特にセダンの雰囲気にマッチした、オトナのモデル、と云った印象を受けました。
助手席レビュアーの嫁さんも、ディーゼルよりもガソリンに乗ったときのほうが、
昨日のブログにも書いた通り、より感動のレベルが高く、興奮度が強かったですね。
夫婦揃って「これがいい」と思える一台に、巡りあえました。
夫婦で乗った瞬間の、違和感のなさ。
そして、いつまでもどこまでも、走り続けたいと思える空間。

アクセラセダン15S PROACTIVE 
実に、実に、侮りがたし。でも、細かい不満があるのも、また事実。
■指紋だらけになる、ピアノブラックの内装
■グローブボックスの照明レス
■後部座席ルームランプのスイッチレス
■デミオのツーリング系にはドアグリップやインパネにステッチが入るのに、
  アクセラPROACTIVEにはステッチがない

これだけ「欲しい」という欲求が掻き立てられると、期待値も高くなるってもんですわ。
といいつつも、初代アクセラオーナーの皆様、失礼千万ごめんなさい。
もし代車の【BK5P】4ATが自分のクルマだったら、乗り換えを決めていたと思います。
それくらい、今回のアクセラ、気に入ってしまいました。そして、代車生活がホントにツライ。

しかしながら、我が家には、私が理想とするクルマの一つである、
【ランティス】が今でも現役で走れる状況にありますので(※入院中だけど)、
愛する嫁さんを大事にして、ランティスを大事にしようと、改めて決めました。
それに、【P】も控えています(謎)。結婚も、納車も、人生は巡りあわせです。

にしても、実際に『欲しい』と思わせてくれる一台が、
新車にラインナップされている時代が巡ってきたこと、
それが大好きなマツダだったことは、心から喜ばしいことです。

あれこれ長々と語ってしまいましたが、
十人十色、感じることは人それぞれだと思います。
新型アクセラ、
ZEHI!ご試乗をオススメします。


Posted at 2016/08/16 22:53:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | 試乗 | クルマ
2016年08月15日 イイね!

夫婦で笑顔になるクルマと出会えた


先日、家族揃って墓参りへ出掛けてきました。
盆連休に入る直前、ランティスはイノシシ被害に遭いましたので・・・再びドック入り。


【BK5P】アクセラスポーツ15C (代車)
【BM5FP】アクセラスポーツ15S (弟)
【BM5FP】アクセラセダン15S PROACTIVE (父親)
と図らずも、即席アクセラ軍団と相成りました。

アップダウンやコーナーの入り組んだ“島の道”をひた走りますが、

第6世代の走りのペースに、正直、ついていけません(^_^;)

後ろから並走するだけでも、気持ちよさそうに駆け抜ける様子に興味津々となり、
アクセラセダン15S PROACTIVEに、夫婦揃って【試乗】させてもらうことに。
いつものように、VTRには撮ってございません。

結果:
運転席・助手席、ふたりとも笑顔になります。
おそらく、後席であっても、これは同じだと思います。

特に今回から搭載された、「G-ベクタリングコントロール(GVC)」の効果は絶大でした。
うちの嫁さんは、山道やコーナーが大嫌い。
運転手が「気持よく」コーナーを駆け抜けると、
嫁さんの身体は横Gに対して過敏な反応を示し、
すぐに酔ってしまい、長距離のドライブを拒絶されます。
なので、コーナー手前で【減速→操舵→加速】の鉄則に準じて走っても、
ひとたび山道に入ってしまうと、嫁さんを満足させる走りを叶えるには、
かなりの気遣いが求められます
(嫁さんによれば、ランティスは、まだ我慢できるレベルだそうですが)。

しかし、このビッグチェンジを果たしたアクセラでは、
「まったく酔わない」
「気持ちがいい」「ドライブがたのしい」
「これなら、長距離も大丈夫」

と、助手席に座る嫁さんから太鼓判を頂きました。
コーナリング時の横Gが打ち消され、そのエネルギーは下方向へ、
グリップ感が増して、まるでダウンフォースに変わったかのよう。

もちろん、ドライバーの心地よさは、言わずもがな。
このアクセラ、まるで、ドライバーの意思を汲み取って、その狙い通りに
クルマが反応するような挙動を示し、そのすべてのフィーリングが心地良いものでした。
1.5LガソリンエンジンとSKYACTIV-DRIVEの組合せは、まさに絶妙。
そして、何かが突出して「良くなっている」のではなく、クルマの性能全体が底上げされています。

同じように“島の道”を走るも、直前に【BK5P】で走ったよりも、明らかにハイペース。
必要十分で何ら不満なし。当然、ディーゼルのような(1.5Lと比べても)怒涛のトルクはありませんし、
決して速いクルマではないのですが、これがまた、自分には“丁度良い”と感じられるもの。
全体的な静粛性や、エンジンから発せられる音は、遥か上のクラスのクルマを操るような、
焦りや不安、イライラがなく、走り始めて止まるまで、自分の意図したとおりにクルマが動く、
心の余裕に満ちた時間となりました。

余談ですが、ウィンカーの作動音が「ピコピコ」ではなく「カチカチ」であったり、
マツダコネクトの標準オーディオ音は、以前よりも篭もり感がなくなっていたり、
そんな細かいことの積み重ねも併せて、確実に、クルマの進化を遂げています。
それにしても、シートが全く違いますね。正しい姿勢で運転を続けることが、
ここまで心地よいと思える空間は、はじめてかも。いつまでも走り続けたい。

GVCに対しては、
「そんなの自分でやれば良い」「クルマに介入されるのはイヤだ」
といった意見を巷で散見しますが、こんなに細かで絶妙なコントロール、
“人力”では、到底できないレベルの挙動です。
そして、何か余計なデバイスが介入されているようには、感じません。
あくまでもアシストであり、人間本位にクルマが動いてくれる、と感じさせてくれるものです。
横Gだけではなく、どうも加減速Gにも対応しているようで、ブレーキングや直進状態を含め、
どんな状況・姿勢であっても、乗る人すべての信頼の置けるクルマの挙動に貢献しています。

結婚して以来、スポーツ性能一辺倒だった私の価値観も変わりはじめ、
大切な人を護るため、愛する人と至福の時間を過ごすため、
セダンが気になるお年頃を迎えつつ、色々なクルマに試乗してきましたが、
これほどまでに、バツグンに価値観がフィットしたクルマは、はじめてでした。
ちなみに、嫁さんもどうせ買うならクルマは“セダン派”です。
ということで、万が一にも、今、クルマを買うとすれば、
このアクセラセダン15S PROACTIVEが第一候補になりました。

「どう?これがいいの?」
「そうだね。でも、こんなに良くなったのなら、
次の世代のマツダ車は、もっと良くなるよね?」
「・・・うん、そうだね、きっとヽ(´ー`)ノ」

ということで、夫婦揃って感動の嵐となったNEWアクセラの試乗ではありましたが、
まだしばらくは(当分は?)、嫁さんを大事にしながら、ランティスを大事にしますね(爆)。
でも、自分の価値観を一切曲げることなく、自分の身体にジャストフィットした
【新車】が市場に出てきたことは、喜ばしいことで、そしてマツダが目指すものは、
わたしたち夫婦が求めるものと同じであることが判り、安心しましたよっと。

NEWアクセラでの快楽や心地よさを知ってしまってからというもの、
正直、代車での移動はツライ(爆)。盆休みの行楽ドライブもツライ(泣)。
はやく、ランティス、帰ってきてくれないかなぁ。
Posted at 2016/08/15 22:23:57 | コメント(3) | トラックバック(0) | 試乗 | クルマ
2015年01月21日 イイね!

たまらなく、INTERIOR-ISM。

先日、新アテンザを見学に行ってきました。

岡山国際サーキット「マツダファンフェスタ」に展示してありましたが、
やはり、量産型を公道で見ないと、その真価は捉えられない、
というのが、持論です。

いつものとおり、VTRが撮ってございません。
クルマは、アテンザ セダン XD L-Package 6ATのものです。



この雰囲気、完全にヤラレマシタ。
マップランプが電球色の為、日没後は内装が若干ベージュがかって見え、
たまらなくテイスティ。
逐一詳細は記しませんが、細かなディテール、意匠と質感に感心しきり。
変な褒め言葉ですが、電球色の似合う内装は、久しぶりですね。
高級感云々ではなく、率直に、センスが良いな、と。
かつての“INTERIOR-ISM”の再来か。

「今なら空いておりますので、試乗されますか?」
とのお誘いを受け、有り難く運転席へ身体を沈み込め、
完全な日没後、小雨の降るなか、いざ、スタート。

新アテンザの本革シート、私にとっては、理想そのもの。
この前はDJデミオのシートにひたすら感動しましたが、
最新のシートは最善のシート、と言わんばかりに、
格段に、ブラッシュアップされています。
もっちりとした座り心地と、潤いのある革の質感。
第一印象、“あの”クルマに似ているのです。
これ即ち、INTERIOR-ISMの再来か。

それでいて、適度なホールド感が心地良く、
やる気モードでも、リラックスモードでも、
常に快適な姿勢を保てるのは、さすが。
ヘッドレストの角度も、後頭部に突き刺さることなく、適切です。

そして、止まっていても、走りだしても、
諸々の音が、確実に、静かになっている?
間違いなく、静かだ。無音ではない、心地の良い音のある静けさ。

以前のアテンザよりも、若干、マイルドになった感あり。
少なくとも、市街地をウロウロする速度では、
いつも通りの、“マツダの乗り味”でした。
最近のマツダ車は、車格・サイズ・ボディ形状に拘らず、
どのマツダ車に乗っても同じ乗り味が感じられるので、
つくり手のブレのなさ、迷いのなさに、安心と信頼感があります。

新アテンザの特徴のひとつ、ALH(アダプティブ・LED・ヘッドライト)。


ALHは、諸条件が揃うと40km/h以上の速度で、
可能な限りハイビームを維持しつつ、
対向車に合わせて部分的に消灯することで、
他車の幻惑を防ぐ機能があります。
この動作、なかなかの感動モノ。
思わず、「おぉ」と感嘆の声があかってしまいました。

この機能だけでも、先進的なクルマに乗っているな、
という自覚と満足感を与えてくれます。
因みに、AUTO時のみ動作。任意のローハイ切替は可能。

ただ、LEDヘッドライトの光は、従来のHIDよりも青みがかった色の為、
小雨の中では、照らされた景色が、若干、認識しづらかった、
というのが正直なところ(見え方には、個人差があると思います)。

更に、フォグランプ(LED)もまったく同じ色味であるため、
果たして濃霧の中での視認性は・・・どうなんでしょう。
雪と霧の町に暮らす者としては、非常に興味があります。



終始、細かく感じた「善いところ」を挙げては、キリがありません。
本稿は所詮、個人の感想でしかありませんが、
GJアテンザ登場直後の試乗よりも、
驚きと悦びに満ちた時間だった、とだけ、申し上げておきます。
いやはや、手塩に掛けて育てられたクルマだな、と、惚れ惚れです。

ちなみに、PROACTIVEグレードを選択しても・・・

細かな差異はありますが、遜色ありませんね。
が、私自身は、あの本革シートに、ゾッコンLOVE。


たまらなく、INTERIOR-ISM。


それはまるで、現在新車で手に入る、ペルソナのようだ
(個人の感想です)。
Posted at 2015/01/21 23:18:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | 試乗 | クルマ

プロフィール

「青いレーザーはとにかく目立つ(すれ違い)。」
何シテル?   08/14 22:12
●ウチのランティスは墓場まで乗って逝きます。5ナンバーサイズにV6-2L。そして、機能的なクーペデザイン。もう二度とこの世に生まれない、或る者には価値ある産業遺...
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2016年、ついに出逢えました、マツダ ペルソナ。 とあるペルソナ情報通からのタレコミを ...
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※画像はディーラー試乗車につき、参考資料。 弟の愛車です。 AZ-ワゴンRから乗り換え ...

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