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カクシカおじさん(プレミオおじさん)のブログ一覧

2011年07月29日 イイね!

奈良県・十津川村の「谷瀬の吊橋」

奈良県・十津川村の「谷瀬の吊橋」 
 
 
 




 冒頭の画像はウィキペディアからの借用ですが、
 みん友さんのえりちゃあさんがとても吊橋に興味深々だとの事ですので、今回はお堅い話ではなく、筆者が過去に行きました「谷瀬の吊橋」をアップしたいと思います。


              (谷瀬のつり橋 : 2009.2.6 筆者撮影)


 2009(H21)年 2月 6日(金)、真冬ですが雪の心配のない和歌山県の新宮方面へ、軽二輪バイクのU君でソロツーリングした帰り、この頃は日没もかなり遅くなっていることから、行ったことのないところから帰ってみようと思いたち、十津川(とつがわ)という名前にも惹かれ国道168号線をひたすら北上中、和歌山県から奈良県に入ると十津川村になります。


 「十津川」といえば、まず渡瀬恒彦さん主演のTVドラマ(十津川警部) がすぐに思い浮かぶのですが、こちらは奈良県の村の名前で、険しい山ばかり続き国道もところどころ改良されているものの、かなりの区間は極道でバイクなら問題ないものの、車なら対向車をかわすのに難儀するところがたくさんあります(2009年当時)。

 さて、行ったことのなかった十津川村をひたすら北上し、奈良県五條市近くになると上野地トンネルが掘られ国道が改良された区間がありますが、あえて旧道のほうを行くと写真掲載してある 「谷瀬の吊橋」 に出会います。

 長さは297m・川からの高さが54mにもなる歩行専用の橋です。

 
           (谷瀬のつり橋の説明看板 : 2009.2.6 筆者撮影)


 このつり橋は地元の人のバイクと郵便バイクのみ機動車が通行可だそうですが、私ならバイクでの通行はちと怖くて通行はためらうかも。

 もちろんこのつり橋の存在は、ここを訪問するまで私は全く知らなくて、たまたま道路標識か案内看板かを見つけて、一人だし寄ってみようということになり、結局のところ橋を2往復?したのち撮影したのが筆者写真です。


         (谷瀬のつり橋の板巾4枚の敷板 : 2009.2.6 筆者撮影)


           (谷瀬のつり橋の対岸側より: 2009.2.6 筆者撮影)


 訪問した日はとにかく真冬の平日の午後だったので誰もいなくて、一人でほぼ300mもある吊橋を渡りました。なんと渡り板は細長い板4枚を横に並べているだけなので、下界は丸見えでして54m下の川がはっきり見えます (残念ながらなぜか写真は撮っていませんでした)。

 しかも橋の途中に主塔がないのと、吊橋の両脇が山なので風も吹いて吊橋はけっこう揺れますよ。

 九州の大分県九重町にある九重橋も一度行きましたが、この谷瀬の吊橋に比べればたいしたことはなく、こちらのほうがよりスリル感たっぷりの橋渡りでした。四国の剣山のそばの祖谷にある「かずら橋」もすごそうですが、吊橋の規模は圧倒的にこちらのほうが大きいようです。



  【関連情報URL】にも谷瀬の吊橋を掲載していますが、
              携帯写真のためあまり画質が良くなくて、
              次回訪問時には写真を撮り直して差し替えることといたしましょう。

     【追記】
 後日、ここをコンデジのDP1xをたずさえて再訪問しました。
   そのときのブログは こちら
   2012年08月11日 「また再びの 奈良県・十津川村の「谷瀬のつり橋」への訪問」 です。
Posted at 2011/07/29 21:34:25 | コメント(2) | トラックバック(0) | 建造物・構造物 | 旅行/地域
2011年07月26日 イイね!

車の水温計と不正ガソリン

車の水温計と不正ガソリン前回は寒冷地仕様のお話でしたが、今回は水温計のお話です。

 最近の車は、恐らくコストダウンの影響だと思われますが、旧来の(コールド)(ホット,たいがいは赤線が引いてある)の目盛りマークの入った針式水温計から、黄緑色の鍵のようなランプと赤色の鍵ランプに取って代わっています。

 でもこれではコンテの場合では水温が50℃以下で黄緑LEDが点灯するだけで、実際自分の車の水温が何度なのか全く分からず、赤ランプが点滅→点灯ときには、もうすでにオーバーヒートとなっている状態です。


製造メーカー側は、きっと最近の車はほとんどオーバーヒートしなくなったから、針式水温計は不要と考えているのでしょう。

 

 ところが整備屋さんのブログを読むと、年数が経ってくるとウォータポンプの不良やらサーモスタットの不良、樹脂製のウォーターホースジョイント(耐久性に勝る金属製もある)の破損等が時々あり、これらのトラブルに突序遭遇すると、冷却系統が一気に故障するか、あるいは短時間の間にオーバーヒートとなります。


      (ウォーターホースジョイント これは金属製のもの)


 たいていはここで異常に気が付き運転を中止しますが、さらにそのまま運転を継続すると、最悪の場合バルブがいかれたり、エンジンのアルミブロックが変形したりします。最悪エンジン載せ換えとなります。そのような観点で考えますと、めったにないことですがオーバーヒート時の赤ランプのみの警告は、正直当方は不安を覚えます。

 やはり針がHへ徐々に上昇していくほうが気が付きやすく安心感はありますね。まあ針が完全にHに達したときには、時すでに遅くオーバーヒート状態ですが。


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 ところで日本車のメーカー純正針式水温計、日本人が神経質なためなのか、走行中に適正温度内でも、水温計の針が上下するのに不安を覚える人がいるらしく、よって製造メーカー側は不要なクレームを避けるため適正水温の間は、針はいっさいセンターの位置から全く動かないように設定してしまっています。


              (昔乗っていたアトレーの水温計)

       
                (ひと昔前の車ではごく一般的だった純正水温計)



 逆に外車などのメーターパネルを見れば分かりますが、水温の目盛りを振った車を見かけます。
 40℃辺りから110℃や120℃辺りまでが目盛られていることが多いようです。

 この手の水温計なら、真夏の停車中に水温が上がったり、あまりないですが逆に冬場にオーバークールになっていたりと、とにかく冷却水の実温度が分かりお車の状態が把握できて、こだわる人からみれば欲しいアイテムです。



 でも当方ではレースをするわけではなく、ごく普通に乗って人よりちょっと? いやかなり遠乗りが多いのですが、わざわざ自分の車の配管に三叉までかませて水温計のセンサーを割り込ませるのは、不要なトラブルを避けるため、正直あまりやりたくないです。

 そこで最近よく見られるのが、故障診断コネクターから情報を得て、デジタル表示器もしくはアナログメーターに表示する方法です。

 もちろん車に搭載のコンピューターはいろいろなセンサーから情報を読み取っていますので、それを利用して専用のメーター等に表示させるわけです。これならば冷却水配管の改造は全く不要で、お車の新車保障問題も気にせずに済みます。


 上に掲載の写真は、すでに設置したPIVOTのX2Cの水温計です(後日取り付けました)。そのうち予算が許せばターボ車に乗っているのでブースト計も取り付けたいと考えています。

 
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 じつは実水温を表示する水温計を取り付けると、ガソリンの質の良し悪しもある程度判別できるそうです。ガソリンはかなり揮発性が高くもちろん火気厳禁ですが、セルフスタンドでガソリン給油中にガソリンが手にかかるとヒンヤリするように、ガソリンはエンジンの冷却をも兼ねています。

 ところがたまにある、不正軽油や不正ガソリンには灯油が混ぜられますが、灯油はガソリンに較べて揮発性はかなり低いので当然エンジンは冷えにくくなり、真夏の停車中などは車の冷却設計値よりも熱くなってきます。よって水温もかなり上昇するようですし(他の方がその画像をアップしていました)、もちろん燃費も悪くなります。

 しかも不正ガソリンを使い続けていると、ススともいえるカーボンがエンジン内に蓄積してくるので、当然ながら車も調子悪くなってきます。
 私は多少ガソリンが安くても、後々に修理代がかかってくることにもなる可能性も高いので、ガソリンスタンド選びは慎重にならざろう得ないですね。出先ではJAのセルフで入れていることも多いです。


 しかも原因不明の燃料ポンプの故障には、この灯油入り不正ガソリン使用のお車に見られるようで(その他にも長期保管のガソリンも劣化するので同様です)、なかなか故障原因がつかめず修理に難儀するそうです。たまに整備屋さんの嘆きのブログを拝見することもありますね。

 もちろんごく普通の車のオーナーさんは、まさかガソリンの中に灯油が入っているなんてつゆにも思わないので、余計にたちが悪いです。

 
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 ところで本当に「不正ガソリンなんてあるのだろうか」と思われますが、

 公式に新聞・テレビ等で報道されたので実名で挙げますが、2010年 3月 15日の北海道において、道内最大手のモダ石油というガソリンスタンドが、公式にガソリンの中に灯油を混ぜてしまったことを認めました。当時北海道では大々的に報道されたようです。

 しかもその後、同年4月にも同社の他のスタンドで灯油を混ぜてしまったとの発表がありました。
 懲りていないですね、ここの会社は。



 配送のタンクローリーが間違えてガソリンの中に灯油を混入したため、と会社側は言っていたそうですが、じつは大量に灯油が混ざったガソリンの灯油成分をさらに薄めようとして、灯油が混ざったガソリンを自社のいくつかの他のスタンドに持って行って灯油成分を薄め、さらに何日にも渡って販売したとのことで、当然ながら行政処分を食らっています。

 そもそもきちっとした石油配送会社なら油種を間違えないように慎重に作業するのが常なので、このような言い訳は通用しないでしょう。もし灯油タンクに間違ってガソリンが混入したならどうなるのか、考えただけでも分かることです。


 私個人的にはこんな程度の処分では愛車が故障することを思えば絶対に甘すぎる!と思いますし、安売りに徹するのは北海道民の方々の心理をついているのでしょうが、これではまじめにスタンドを経営しているところがあまりにもかわいそうです。しかも脱税にも当たりますしね。

 で、発覚の発端はやっぱり車が給油後、急に不調になったことから判明したとの事です。調べてみると、みんカラでもこの事件を取り上げている方もおられましたが、やっていることを見ると常習犯・確信犯であろうというのが専らのうわさでしたね。




    このタンクローリーの写真は、
    ウィキペディアに掲載されていた写真で本文とは一切関係ございません。

       (石油製品輸送のためのタンクローリー : ウィキペディアより掲載)


 実は日本の法律では、タンクローリーの配送時の残油を考慮し、
 「ガソリンの中に灯油が4%!までは混ざっても良い」という分けの分からない法律があります
      (品確法,でも内容を見れば消費者より業界の保護のためなのか?)。
 だれかこんな甘い法律、とっとと改正してくれ~  

 国会議員たちは票にならないこんなことは全く勉強しないのか、はたまた知識さえも無いのか、こんなザル法、誰も改正しようとは言わないですね。



 このハイテクの時代に4%も灯油が混入したなら、ガソリンを25L給油するごとに実に1Lも灯油成分が混入することになり、燃費はもちろん悪くなるし水温ももちろん上昇し、それ以上にお車のエンジン内がススだらけになって非常に傷みます。

 実際、灯油の中にガソリンが混ざると非常に危険なので神経を使っているようですが、その逆に対しても全く同じ扱いとし、こんな法律はとっとと改正して不正を根絶するため1%以下にするべきでしょう。

 愛車を大切に乗っているものとしては、灯油入りガソリンなんて車を傷めるだけでメリットが全くないとんでもない話で、私はあまり極端に安いところでは入れないようにしています。

 
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 ところで、市販の販売灯油には不正がすぐに分かるように、「クマリン」という蛍光剤みたいな識別剤が、元売から灯油が出荷される段階で混ぜられるので、これをガソリンや軽油に混ぜるとすぐ分かるようになっています。


 最近はあまり聞かれませんが、ある方法でこの名前だけ可愛らしい「クマリン」なるものを灯油から除去すると、副産物としてできるのが、「硫酸ピッチ」なる危険な産業廃棄物なのです。
 灯油にはガソリン税自体が全くかからないので、たとえ3%でも混入させると揮発油税の脱税分も含むので、販売量によってはその差額たるやかなりの額となるようです。
 
 また2009年 9月に三重県津市内のとあるスタンドで、続いて翌月の10月に埼玉県羽生市内のスタンドで、配管間違いにより8~10年以上ハイオクとレギュラーが逆さまに給油されていたこともあったようです。


 バイクのように機械仕掛けのガソリン気化供給装置のキャブ車なら、ガソリンの質の良し悪しはモロに分かるのですが、現在の一般的な車ですと、燃料供給はECUなどのコンピュータ制御によっているので、間違えてハイオク車にレギュラーを入れても、またはその逆の場合でも、オクタン価が違うのでむろんエンジンには良くないのですが、とりあえずコンピュータで点火時期とかカバーするようになっています。

 時々聞きますがセルフスタンドとかで、「軽四」の車だからと使用燃料は「軽油」と思い、勘違いして給油する人がごくまれにいるようですが(JAF MATEより)、さすがにここまでやると即座にお車は故障します。
 このような間違い給油のときはエンジンを一切かけず、そのまま整備工場へレッカー移動し、ガソリンタンクから燃料をすべて抜き取るしかありません。

 
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 この手の話をすると奥も深くきりがないのですが、私も知らなかったのだけどディーゼルエンジンは、灯油でもいちおう走ることができるようです。

 もちろん灯油成分そのままでは潤滑剤とかが含まれていないので、燃料ポンプとかが故障しやすいらしいですし、当然燃焼温度も違うのでエンジンには良くないそうですけど。
 灯油といえば一般的にはストーブのイメージですが、軽油と灯油は性質が似ており灯油に潤滑剤を混ぜるか、軽油の中に3割ぐらいなら灯油を混ぜても普通に走ることはできるらしいです。



 普通の軽油は寒くなるとゼリー状のようになって燃料が供給されなくなるので、冬場の寒冷地では元売の段階で、軽油の中に灯油成分を混ぜて固まらないようにした軽油が売られています。灯油を混ぜる割合によって3号・特3号軽油とかがあり、地域の事情の合わせて正規に販売されています。
 
 よってディーゼル車に乗って冬場に南国から寒冷地にいくときには(標高の高いスキー場とかも)、現地で軽油を給油してから、ある程度走行して燃料が揺れて混ざりきらないと帰れなくなります。

 ちなみに3号軽油や特3号軽油はもちろん元売で造られるので、当然ながら識別剤のクマリンは混ぜられていません。
2011年07月23日 イイね!

寒冷地仕様とは (2014.12.14 追記)

寒冷地仕様とは (2014.12.14 追記)
   ~ 寒冷地仕様 ~

 ……真夏の話題ではないですが、お友達とのコメントの交換で、ちとこの話題をとりあげようという次第です。

 新車あるいは中古車を購入検討するときには、まずカタログをもらうと思います。


 そのお車のカタログの中に 「寒冷地仕様」 というのが載っていますが、これは果たしてなにがどう違うのか、新車購入時にいろいろ調べて買う人はよほどの車の通で、普通ならそんなもの気にしないという方がほとんどではないでしょうか。


 例えばダイハツの場合は、
 たいがいの4WD車の場合は寒冷地仕様は標準装備で、2WDのみ新車注文時に製造工場で追加装備できる 『メーカーオプション』 となっていて、もちろん後付けは全くできないことになっています(2011年当時)。

ちなみにスバルのOEMでない自社製品は、すべての車種で? 寒冷地仕様になっていたりします。


 で、ダイハツのカタログの最後のページの主要一覧表を見ますと、
      「リヤーヒーターダクトが付いて、
     その関係で2WD車はフットレストが省略される。
       寒冷地での使用を考慮して
       信頼性・耐久性の向上を図っております」


 ……と、お薬の能書きみたいな小さな字で記載があります。

ちなみにここの冒頭に掲載している写真は、コンテのサービスガイドの238ページ目の写真を、説明のため一部加工し(赤線)掲載しました。


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 実はこの寒冷地仕様に興味を持ったのは、現在の自家用車であるムーヴコンテの前に乗っていた、同じダイハツの軽四の箱バンである2001年式のアトレーワゴンを乗っていたときで、この車は宅配の配送車のようにエンジンは前席の下にあり、後席の後ろは大きな荷物室で、高さも180cmを超えているハイルーフの軽四のお車でした。

 よって室内空間はとても広く、後席を倒してフルフラットにすれば、大柄な人でなければ布団を敷いて寝られるぐらいの広さもあるのですが、それが災いして夏場はエアコンが非常に効きにくく、冬場は荷台から冷えた風が流れてきたりして、後席に乗った人はいつも「寒い、寒い」と言っていました。


      (ダイハツ アトレーワゴン : 私が乗っていたのとは違うグレードですが)


 そこで当時のカタログを見ますとメーカーオプションとして、「リヤーヒーターファン」というのが装着できる仕様になっていたようです。追加装備価格は3万円ぐらいのようでした。その仕組みは温風ドライヤーみたいなものです。これはディーラーオプションのように後付けできないため、後で非常に後悔しました。

 そこでそのときの経験より、このたびの車購入は (もう新車購入後丸1年は過ぎていますけれども)、暑がりな私は絶対に夏のエアコンは激効きで、かつ冬の暖房も激効き、でないとダメだということになり、購入車種とそのグレードと搭載装備をさまざまに検討しました。

 まあ、私はたまに全国どこへでも遠出するので、冬仕様を選択したほうが無難だと思ったのが直接の動機です。


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 その結果が「コンテカスタムRS・2WD寒冷地仕様」、という結果となったのですが、フロントガラスが少し小さすぎるという嫌いはあるものの、屋根が長いためエアコンは激効きでした。

         (ムーヴコンテ 寒冷地仕様車のリヤーヒーターダクト排出口)


暖房のほうは冷房と違い、大抵は足元送風にしているので温風を足元に向けても、前席と同じようにエアコンダクトから温かい風(冷房時には冷たい風だが)が後席の人の足元に流れて、頭は熱すぎずちょうどいい感じになります。



       (我がムーヴコンテカスタムRS号の床板とリヤーヒーターダクト)


       
                       (リヤーヒーターダクト 取り付け口)



 あとコンテの寒冷地仕様車の場合、通常仕様との違いとして、セルモーターが0.5kw(標準)から、0.8kw(2WD寒冷地仕様と4WD全車)に容量がアップ。

 2WDのキーフリー車以外の標準車のバッテリーが26B-17Lなのに対して、2WDのキーフリー車と2WDの寒冷地仕様車及び4WD全車は、小型車並みの44B-20Lの大きめのものがつきます。コンテ(ノーマル・カスタム共)のキーフリー車は無条件に44B-20Lサイズになっています。



  またムーヴ(カスタム)の場合は、たまたま代車に乗ったときに取説を読みますと、
        2WDのキーレス車は26B-17のバッテリー、
        2WDのキーフリー車は34B-19Lのバッテリー、
        エコアイドル車はM42という専用バッテリー、
        2WDの寒冷地仕様車と4WD車は、無条件に44B-20Lのバッテリー

を搭載しているようです(下写真 2011年当時)。

ムーヴの場合エンジンルームのスペースのせいなのか、単にコストのせいなのか、普通のキーフリーの2WD車は、コンテより一回り小さいバッテリーを搭載しているようです(2011年当時)。




 あと寒冷地仕様車は、フロントワイパーモーター容量とワイパーを駆動するところの機構が全く違っていて、雪の重みに耐えられるように相当に頑丈な構造となっていること。

 冷却水のクーラント(LLC)の濃度が、標準車の30%(凍結温度-16℃)から → 50%(凍結温度-35℃)になっており、北海道の最も寒いところや、時には-20℃くらいになるらしい山中湖や会津磐梯山付近でも冷却水が凍らないようになっています。ちなみに今年の真冬の深夜の米子道でも-10℃付近にはなっていました。

 LLC=ロングライフクーラントの濃度をあげると冷却性能が落ちるのですが、メーカー指定の50%なら昨年の(2010年) あの猛暑の中ガンガンに走っても、当方の車では全く問題は生じませんでした。

 
 あと当方のコンカスではリヤータイヤハウス内だけではなしに、車体下部のフレームのところにもシーリングと言えばいいのか、つぶつぶの樹脂らしきものが塗られています。その床下の樹脂塗布は、2WDの標準仕様車はどうなっているのかまではまだ確認していません。

 →後日のオフ会で確認したところ、普通の2WD車には床下に樹脂は塗られておりませんでした。


 それと軽四ではまずないですが、「デアイサー」といってフロントワイパーの収納位置のフロントガラス部分に熱線が入っていて、フロントワイパーの凍結防止をするといった装備もあるようです

   → 2014年末のムーヴのフルモデルチェンジ車から、
     ウォームパックを選択すると軽自動車初と思われるデアイサーが
          装着されるようになりました(2015年11月 追記)。


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 新車購入時にいろいろ調べていくと、コンテの場合は軽四ということで車内空間はそう広くないので、寒冷地仕様もこの程度で十分なのでしょうが、

 ミニバンなどの7~9人乗りできるような車内空間が広い車の場合、最近は低価格化の影響かグレードの低いタイプの場合、3列目のところは冷房しか効かなかったり、ヒーターダクトがあっても温度調整は1箇所のみで、後ろの席まで暖房を効かせようとすると、逆に前席は蒸し風呂状態になるとか、いろいろなインプレがありました。

 子供とかお年寄りとかを後席に乗せて走行すると、走っている地区にもよりますが特に足元が寒くて耐え難い、という意見には私も正直びっくりしました。


 ミニバンの寒冷地仕様の場合、いろいろ調べてみると、LLCやバッテリーやセルモーターやワイパーの強化以外に、スライドドアが凍りにくいようになっていたり、エアコンに電気ヒーターも装着されていて、しかも冷暖房の温度・風量調整が前席と後席でそれぞれ独立設定できるなど、かなり豪華仕様となっていて、これだと別々にコンプレッサーも必要で価格アップ5万円とかもうなずけますね。

 しかも寒冷地仕様はメーカーオプションで新車注文時にしか装着できないし、新車で買えば通常は10年程度は乗るので、自分が買うなら5万円出して追加装備すると思います。特に夏場にミニバンとかの中古車を買うときは、このような点はまずチェックしないので要注意ですね。
 

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       ≪2014.12.14 追記≫
 2014.12.13(土)の日、この日はたまたま休みだったので注文していたラジエターファンASSYを引き取りに車屋へいくと、新型ムーヴ・ムーヴカスタム(LA150S)のカタログが置いてありこれを見てビックリ。


 (2014年12月に登場した新型ムーヴカスタムLA-150S : マイナビニュースより)



 カタログの中にある主要装備一覧表の中で一番下の項、「地域仕様」の項でなんとメーカーオプションで、新車購入時にいくばくかのお金を追加で支払って注文すると、定番のリヤーヒーターダクトだけではなく、なんとシートヒータやヒーティドドアミラー、デアイサまで付属するというものです。

  (スバル インプレッサーのフロントガラスに装着されたデアイサ : Car Watchより)



 (2015.2.9 夏用のワイパーゴムに付着した氷の塊 : 北陸道頸城PAにて撮影)





(2015.2.10 夏用のワイパーゴムに付着した氷の塊 : 秋田道八朗湖SAにて撮影)


 これら 『ウォームパック』 を追加装備するのに税込み(8%)で、2WD車で27000円、4WDで16200円の追加費用でいいというものです。寒冷地仕様はもうすべてのグレードで標準仕様となっているようなので、LLC濃度50%、ワイパーモーター容量のアップ、ワイパー駆動機構の強化、セルモーター容量アップはなされているのでしょう。

 私がコンテカスタムを買った2010年当時、こんな贅沢装備などは初めから設定がなく、この点に関しては実にうらやましい限りです。

 シートヒーターを選択出来るようになった主な理由として、エコ設計により余分なエンジンの排熱が減ったからだそうですが、日本の冬は九州でも寒いのだからシートヒーターはオプションでも選択できるようになったのは、かえすがえすもお客様重視な製品になってきたということでしょうか。


 冬場の朝一番の運転時には、このシートーヒータは非常に重宝します。

    私は社外品の後付タイプを激安で買って取り付けていますが、
    これは非常に断線しやすくて1シーズンも持てばいいところです。



 以前、諸事情によりムーヴカスタム(LA100S)を12月に1ヶ月間ほど乗ったことがありましたが、南国の我が居住地でも、あのたまご型の車内形状のせいなのか、
 暖房があまり効かずにとても寒くて、しかも前へ大幅に突き出た非常に大きいフロントガラスのせいなのか、エアコンを使用した暖房デフロスターを使用しても、フロントガラスの曇りがとれずに相当に悩ませられたことがありました。
 
 これらの点が改良されたのか気になりますね。
Posted at 2011/07/23 02:35:32 | コメント(1) | トラックバック(0) | 車/コンテ/メカ その他 | クルマ
2011年07月08日 イイね!

代車で乗ったTNP新ムーヴカスタムG (2011.12.25 追記です)

代車で乗ったTNP新ムーヴカスタムG (2011.12.25 追記です)
いつも長文ぎみですが、今回のブログは長長文です!。

今日仕事が休みだったので
念のための1年点検をしておきました。

東北へ行ったおかげでちょうど35000kmを超えてしまい、オイル交換は無料に釣られたのですが、とりあえずなにも異常はなかったです。


 フロント下部に設置したラジエータ虫取り網も、恐らく大丈夫であろうとの判断でしたが、ターボ車なのでこれは夏冬1年かけて慎重に検証していくつもりです。すでに虫はけっこうひっかかっていて小まめに除去していますが、1mmメッシュではなく3mmメッシュぐらいのステンレス網が入手できれば交換したいと思っています。3mmメッシュなら雪の付着を除いて冷却には問題なさそうな感じです。

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 それより整備点検に我がコンテ号を持っていったところ、ないと思っていた代車が用意されていました。まだ3500kmほどしか走っていない、アイドルストップ機構が付いた新型TNPのムーヴカスタムGのNA車でした。そこでせっかくの代車だし乗り物好きの心が騒いで、早速山越えやら高速道路やらを含む150kmのドライブへと出発です。



 ここの画像はダイハツのホームページからの借用ですが、いつもターボ車ばかり乗っているせいなのかNAの軽やはりかなり踏み込まないと、普通車の流れに乗れなくてけっこう疲れました。


 以前に何日も乗った代車のタントエグゼカスタムのNA車は、このTNPエンジンの前の設計のためか、出だしは確かにとろいものの、アクセルは踏み込み始めたときからエンジンの反応があったように記憶しています。新型TNPは出だしの踏み込みすぎを抑えるためなのか、もしくは電子スロットル採用のせいなのか、かなり踏み込まないとエンジンの回転があがらない傾向です。

 よってかえって思いっきり踏み込んでしまうので、以前のエンジン設定よりも運転しにくいように私は感じましたよ(特にくねくねカーブの続く一般道の峠の登り道)。回転を維持するのに疲れます。前の設計のほうが良かったと思うのは私だけでしょうか。

 代車のグレードはGでしたが、リヤースタビライザーもないので車体はけっこう振られます。軽自動車はコストの関係からか、前にしかスタビが装着されていないことが多いですが、リヤースタビライザーの効果は非常に大きく、他の見た目重視の装備を削ってリヤースタビを搭載したほうが評価が上がると思います。



 エアコンはよく効きましたが、信号待ちなどで完全停止すると、アイドルストップ状態になりエアコンが停止(送風のみになる)するので、今日のように猛暑となりますとやはりとても辛く、アイドルストップオフスイッチを押してしまいます。ところがこのスイッチ、エンジンを切ると元の設定にリセットされ、停止するとまたアイドルストップになるので、どちらかに完全固定できるタイプのスイッチのほうがいいですね。

 あと高速道路で100キロ+α の走行もしてみましたが、コンテで悩みの種の風切音は全く発生しませんでした(サイドバイザーは無し)。これは正直コンテから見れば羨ましかったです。走った印象では高速道のきつい登坂なら時速100キロの速度を維持するのはNA車ではちと辛そうです。

 それとムーヴカスタムの座席、見た目には良さそうに見えるのですが、あくまで私の場合では1時間半ぐらい運転すると腰が痛くなってきました。コンテカスタムでは3時間でも平気なので、私個人的な印象だと、ムーヴカスタムの座席の設計はあまり良くできていないのではないか…との思いです。



ムーヴカスタムのセンターメーターパネル、
新型は軽量化のためなのかフード(鉄のオモリ?が入っているらしい)が廃止されたせいで、
   太陽の位置によっては透明パネルへの昼間の映り込みが激しいです

   ちなみに「D」シフトなのに、
   アイドルストップによりタコメーターの針が を指しているのが分かると思います。

 → 【下写真追記】 この頃はシグマDP1x導入前で、掲載写真が鮮明でなくてすみません。

センターメーターフードを廃止するぐらいなら、とっととセンターメーター自体をやめれば良かったのにと思うのだけど、なぜかダイハツさんは止めないですね。


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 あとメカ的には、試しに出先でエンジンをかけたままムーヴのボンネットを開けると、すごい排熱が出てくるのにはちょっとびっくりでした。しかもエアコンを使用しているのでなおさらでしょう。

実は前のムーヴよりフルモデルチェンジした新型ムーヴは、
  ホイールベースを35mm短縮 しましたが、
その原因のひとつというのが、
  エンジンルームスペースを少しでも拡大して冷却効果を上げるため、
                              
だと聞きました。

 それでもあの丸っこすぎる車体のせいで、エンジンルームはびっしりと部品が詰まっていて、バッテリーすらそのままでは取り外せないような構造です。というか、バッテリーに熱風が直撃していました。



 コンテカスタムを買ったときには全く想像もしていませんでしたが、コンテは四角の車体のうえ室内長を2000mmに抑えたおかげで、エンジンルームはうちのターボ車でも広々しとていて(けっこうスコスコです)、もちろんバッテリーはそのまま外せますし、夏場でも熱もあまりこもらないですね。

これはエンジンと電気品の寿命にかなり違いが出てくるのではないかと個人的に思ってしまいます。


  【関連情報URL】には、日差しの強い夏場、センターメーターへの写り込む日光の写真を掲載。

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  【2011.12.25 追記…同じ内容をRSのマイナーチェンジのブログにも記載しています】

 この寒い12月中、わけあってずっとこの車に乗っていましたが、1ヶ月近く乗っていてビックリしたことの一つに、窓ガラスが非常に曇りやすいというのがありました。

 原因ははっきり調べたわけではありませんが、どうやらダッシュボードのかなり前まで突き出しているフロントガラスの形状に問題がありそうです。

 当方の居住地は瀬戸内なので、そんなに極端な寒冷地ではありませんが、1人乗車時でさえ暖房時に、とにかく常時エアコンスイッチをONにしないと、すぐ窓ガラスが曇ってしまうのには閉口しました。


 フロントガラスが小さくて立ち気味のコンテ(カスタム)では、四人も乗れば別ですが冬場でもこんなことはなかったので本当に驚きましたが、それと同時にこのフロントガラスが大きすぎなのと、さらに先まで突き出ているせいなのか、エアコンの温度調整を手動でHiに設定しても、暖房もなかなか効かないですね。

 気温0℃前後の早朝は、エンジンが温まっていてエアコンから温風が出ていても、私には寒く感じられました。

 ただ当方所持のコンテカスタムは、2WDでありながら寒冷地仕様車を購入したので、前席の下にリヤーヒーターダクトの排出口が左右ともあり、エアコンの風向を足方向へ向けると、このダクトからも温風が常時出ますので、後席も車全体も足元から暖まりやすく、その分は割り引く必要はありそうです。

プロフィール

「我がコンテ号、325327kmにて初めてCVTオイルパンを開封(写真)。

CVTは3~4万kmでのフルード交換ぐらいしかメンテはしてませんでしたが、左端の円形のマグネットにヘドロがこびりついている以外はきれいでした。

当然、新品のストレーナ・マグネット・ガスケットへと交換。」
何シテル?   10/26 21:55
カクシカおじさんです。 ニックネームの由来は、我が愛馬コンテカスタムRSの別称、ダイハツの『カクカクシカジカ』と現在の年齢がおじさんになっているところから...
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