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カクシカおじさん(プレミオおじさん)のブログ一覧

2017年10月08日 イイね!

オートメカニック誌 No.539号  2017年 11月号 ゛禁断の実験゛

オートメカニック誌 No.539号  2017年 11月号 ゛禁断の実験゛
2017年 11月 7日に発売となった
   車の整備専門誌のオートメカニック誌 No.537号


これまでにも何度か取り上げられてきました、
   禁断のクルマ実験室なるものが、
   今回も特集で組まれていました。
  
   

      
   
   
 以前に我がコンテ号の200000km達成記事を載せてくださったオートメカニック誌 (2016年 11月号 No.533号)、現在は月刊から隔月刊行となりましたが、昨年廃刊もしくは休刊となりました、鉄道日本社の「自動車工学」とともに、整備の参考書としていつも読んでいます(いました)。


 そのオートメカニック誌ですが、今月号は過去にも幾度か取り上げたトンデモ実験シリーズが掲載されていまして、車の機構にご興味のある方は非常に面白い内容となっております。





 エンジンオイルが極端に少なすぎたり、極端に多すぎたりするとどうなるか、
 オリーブオイルをエンジンオイルの代わりに使ってみたりする実験やら、
 ショックアブソーバーのオイルをすべて抜き取って走行するとどうなるか、

 さらにはフロントディスクブレーキにオイルをベトベトに塗ってブレーキをかけると効き具合は?
 オルタネーターの配線を引き抜いてどこまで走行できるか、などなど  

   ……… 自動車学校内やテストコースとかでないとできないような実験をやっていました。



 雑誌自体は隔月刊となったのとそんなに大量には売れないであろうから、月刊時代よりは多少高くなって今回は1200円ですが、私はたいがい購入してますが、面白かったのでご興味ある方はぜひ買って熟読してみてください。






 意外だったのは、ディスクブレーキにオイルベトベト付着実験での結果。
 
   以前、当ブログでも取り上げました
   「読みました、この本 「営業バンが高速道路をぶっ飛ばせる理由」(2017.6.11 追記) 」
        → https://minkara.carview.co.jp/userid/1144014/blog/36935988/

のところで、国政久郎さんの続編
営業バンが高速道路をぶっ飛ばせる理由2、で詳しく触れられていましたが、






 ブレーキペダルのところで例えば50kgの脚力をかければ、ブレーキペダルのところですでにテコの原理で約3倍となる150kgの力となり、さらにエンジンの負圧を利用したブレーキ倍力装置で6倍程度に強化されると、おおよそ1tonもの力がブレーキフルードからピストンを通してディスクパットにかかるようで、これには私もちょっとビックリしました。


       


 1tonもの力が、あのブレーキパットとディスクの面にかかるのかと思うと驚きですが、こんなに強力な圧力がかかれば、脂分などはじき飛ばされてしまうでしょうね。でも国政さんの本より理屈は分かっていてもこんな実験、廃車直前でもなければ自分の車で試すだけの器量は私には無いが、今回のこの雑誌の実験で見事にそれが証明されておりました。






 あとこの実験集で発生したらしいのですが、オルタネーターの配線を引っこ抜いても充電系統の故障を示すバッテリーマークの警告灯が点かなかったそうです。これではいざというときには役に立たないことがあるようなので、個別に電圧計を搭載しようと改めて思いました。


 現在わが車に取り付けているピボットのX2Cの水温計単独から、サイバーゲージシリーズの、ブースト計+水温計+電圧計の3点ゲージセットに載せ替える計画なのですが、コントロールユニットとゲージ3個を合わせて買うとなると合計5万円近くかかるようなので、現在購入予算が無くて導入はもうしばらく後になりそうです。

(2011年に購入し、2017年現在も使っている PIVOT CAN通信対応マルチゲージ X2C)

       
            (ピボットの3連メーターのサイバーゲージ 同社ホームページより)




 本当はバッテリー回路内に、電車の主回路に設けられているような電流値測定回路の設置と、こちらの写真のような、運転席には電流値を±表示できるメーターと同じようなものを設ければいいのだが、家庭用向けの乗用車ではできれば保安上からはこれらの設置は避けたほうが良いと思い、設置にはいたっておりません。

(電流計が設置され、ちょうど130km/hを指しているJR西日本223系-3002番の運転台)




 ただコンテの場合、純正のバッテリーセンサーは、下写真のように-端子付近に板状の導体を囲むように設置されている黒い□の物体なのですが、このバッテリーセンサー、バッテリーに出入りしている電流量と、バッテリーの温度を監視しているものの、この情報を習得して表示するメーターは今のところないので、クランプメーターを買って時々測定するしかなさそうです。

(下側の端子=マイナス側端子の傍に設けられている□型の部品がバッテリーセンサーです)








 またこの禁断の実験では取り上げられていませんでしたが、もう一つ気づいた点としまして、オイルゲージの最低ライン(L)と、最高ライン(H)との容量差に触れられていなかったことでしょうか。


 以前に我がコンテターボ(KF-DET)エンジン車で計測してみますと、おおよそその差は1.0Lとの数値が出ました。軽自動車は元々オイルパン容量が小さいため、エンジンオイル容量がLラインでは1.5Lの容量しかなく、Hラインでやっと2.5Lとなり、燃費を良くするためだけに軽自動車でのLラインまでのオイル充填では、考えようによっては結構危険な状態です。


  やはりエンジンオイルは特にターボ車の場合、
  タービンの軸の冷却も兼ねていることから、必ずHラインギリギリまで入れておきましょうね。
      
Posted at 2017/10/08 21:11:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | 車/コンテ/メカ その他 | クルマ
2017年07月12日 イイね!

20万kmの大リフレッシュ その①  ~18万kmでのショック交換 & 銀閣寺散策~

20万kmの大リフレッシュ その①  ~18万kmでのショック交換 & 銀閣寺散策~

我がコンテ号、
とうに180000kmは走行していましたが、

以前からの懸案だった
抜けていたショックアブソーバーとゴムブッシュ類を、
2015年 12月 21日の日に全交換いたしました。

今回、久しぶりのブログアップなのですが、
    長らく放置していましたこのブログ、
実は1年以上前からずっと下書きのままでしたが、
    3度目の車検整備と一緒にアップいたします。




 よく言われていることですが、車体とアームをつないでいるコイルスプリングの繰り返す反発力を抑える=減衰力を発揮するのがショックアブソーバーという部品でございます(水色をした棒みたいな部品が箱内に入っている冒頭のタイトル写真)。


 その水色の筒の中には非常に粘りのあるオイルが入れられておりまして、これが小さな穴から出入りすることにより減衰力を発揮し、コイルスプリングが道路のデコボコを通過する時に発生する、ボヨンボヨンとトランポリンをするみたいに何回もバウンドするのをこの部品が抑えて、タイヤを確実に路面へと接地させるようにする重要部品の一つでございます。

 ただエンジンオイルのように何千kmといった単位では劣化しないので、劣化の度合いが分かりにくいのですが、相対的にリヤーショックが弱く見受けられた我が車の場合、リヤー側が1cm以上も落ち込んでいたようです。




 それはともかく、メーカー純正品で5万kmぐらいで性能が劣化するといわれているショック、我が車の走行頻度ではさすがに5万kmでは交換できないものの、10万kmあたりで交換しておくべきでしたが、部品代も交換工賃も結構費用を要するため、ずっーと先延ばしになってしまって18万kmまで手付かずのままでした。

 当然ショックは抜けきっているため車体はフワフワと揺れ気味だし、それ以上にメーター読み120km/hを超えたあたりから、フロントタイヤの接地感が無くなる状態となっておりました。




 乗り心地とタイヤ接地に重要な役割を果たすショックアブソーバーですが、いつも走行距離過大のため、車検毎にウォータポンプやらサーモスタットやら、ラジエターキャップ・点火プラグ3本、果てはすべてのベルト類にいたるまで、車検ごとにすべて新品交換してきました。

 さらには4万kmに1度の割合のCVTフルード交換等や、夏タイヤもほぼ4万kmでご臨終を迎えることもあり、車検整備は毎回重整備となりショック交換費用までなかなか捻出できなかったことが正直なところです。
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   (ショックアブソーバー交換直前の走行距離 : 2015.12.21 京都市内にて)





すぐに危険が及ぶわけではないためずっと先延ばしにしてきた我が車の足回り、18万kmを達成した直後、あと5~7年程度は乗ることを想定してここで大リフレッシュすることに決断、足回りの整備をしました。今回は京都にある 「車の修理屋 たけしくん」 さんにお願いしました。
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また今回は18万kmも走行しているということで、ゴム類もすべて劣化していると思われたので、工賃のこともあり、冒頭の写真のカヤバのショックのほかに、コイルスプリング以外のすべての部品も取り寄せてすべて交換することに。





 ちなみに用意したダイハツ純正の交換部品は、この箱一杯分にもなりましたよ。
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       フロントストラットアッパーマウント
       スラストベアリング
       フロントショックダストカバー

       ボルト4本(ナックル-ストラット間)
       ナット4個 (ナックル-ストラット間)


       リアショックアッパーマウント 上側
       リアショックアッパーマウント 下側
       リアショックダストカバー

       リアスプリングアッパーシート
       リアスプリングロワーシート

       リアショックアブソーバ 下側ボルト2本
       リアショックアブソーバ 下側ナット2本


       フロントスタビライザリンクASSY
       フロントスタビリンクナット



箇条書きにすると以上になりますが、合わせてフロントのスタビライザーとショックとを連結しているリンク棒の接続部分のゴムブッシュも劣化していましたので、リンク棒ASSYも左右2本分も合わせて交換して万全を期しました。





寝坊するといけないし、大阪市内を早朝に抜けるとなると渋滞に巻き込まれる恐れもあるので夜半から自宅を出発し、名神の京都市内の桂(かつら)PAまで走ってからお休みモードに。

そして予定通りお店に到着し、早速早朝9:00ごろから作業を始める予定でしたが、営業車だったかタクシーだったか細かくは忘れたけどこれを直す急なお仕事が入り込んだとかで、交換作業は後回しに。仕方ないので交換部品だけ撮影したあとは京都市内の散策に。



こちらは今回交換する、一応社外品となるカヤバ製のニューSR コンテRS 2WD専用品です。
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   新品のショックはピカピカで胸ときめきますね。
   そしてこの交換が我が車初のカスタマイズとなるようです。

  厳密には大昔にカップホルダーの照明をグリーンに変更したことがありましたが。
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 で、この日はあいにくの冬の雨、しかも12月21日(月曜日)というので、もう紅葉も散ってしまっているだろうが、何もない平日ということで観光客も少なそうだし、やはりいぶし銀の銀閣寺に行くことに。雨の銀閣寺を撮影した写真は一番最後にまとめて掲載します。
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銀閣寺の観光を終えた後は、前日の夜半に出発していたのでなんとなく睡眠が足らず、邪魔にならないところで何時間か熟睡していました。その後桂のイオンモールで時間をつぶしていると、作業がほぽ終わったとのご連絡が。


ショック一式を付属部品とともにスプリング以外はすべて交換したので、新品ゴムなどを馴染ませるために慣らし運転をしようということになり、これまた夜半の京都の山坂道を走ること小一時間。お忙しいなか、最後にもう一回四輪とも接地状態で、ボルトを緩めてから再び締結し直してくださり作業終了と相成りました。




 ただ一つだけ心残りがあるとすれば、やはりフロントのスプリングを新品交換しておくべきでした。

 純正スプリングは丈夫だから交換しなくても大丈夫だと言われましたが、フロントはリヤーとは違って簡単に交換できないし、今後もまだまだ乗り続けるので、やはり一度くらいは交換しておいたほうが良いようです。2017年現在車高が多少左右差も生じているようです。

 試しに知人のパッソと見比べると、さすがにコイルスプリングの線の径はコンテのほうが断然細かったです。乗車人数1人分の差、といったところでしょうか。2017年の7月現在、フロントのロアアームブッシュに、微細なヒビか入っているので、いずれこれを交換する際に同時にフロントスプリングも交換することといたしましょう。そしてアライメントも再度取り直すことにします。



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結局、交換作業中の写真は撮れなかったので、
新品搭載されましたカヤバのショック等の写真をアップして締めくくります。

まずフロントストラットの部分。
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連結ブーツが破れかかっていましたスタビライザーリンク棒も新品に。
パーツレビューで教えてもらいましたが、スズキの軽自動車の2倍ぐらいの太さがあるとか。
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まあダイハツの物は立派すぎるのかもしれぬが、スズキのほうが華奢すぎですね。
フロントディスクのダストカバーも省略するぐらいですから。




ボンネット内にあるフロントサスペンションサポートも新品のピカピカに。もちろんこの下にあるであろうスプリングシートも新品ゴムに。もう押しつぶされてボロボロだったそうです。
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ただしカヤバ製品に付属のベアリングダストカバーは、内径が小さすぎてスコスコですぐに浮き上がり役に立たなかったため、しばらくは輪ゴムをはめてごまかしていましたが(下の掲載写真の上側のカバー)、消雪剤がばらまかれる真冬を前にダイハツ純正品を取り寄せて交換することに。ちょっとしたことですが詰めが甘いです。
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 今回の交換作業で大きく変わったのがリヤー側。

コンテのRS車は純正で15mmのローダウンがなされていますが、これがあだとなりショックがヘタってくると、4人乗車時にデコボコ道や道路のちょっとした段差を走ると、ショックがドン突きを起こしそうなほどリヤー側だけが沈み込みます。我が車の場合は実際に一度だけありました。
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作業前の計測では、地面からタイヤハウスの登頂面までリヤー左側 611mm、
           リヤー右側 606mmと、だいぶん落ち込みが激しかったです。

このたびフロントとリヤーのショック交換等で、左 617mm、右 614mmと左右のアンバランスがかなり解消され、車高も5~10mmほど上昇したようです。ただ思ったほどにはリヤー側の車体が上昇しなかったので、これはリヤースプリングが劣化しているものと後日判断し、その解決には試行錯誤が続きほぼ一年近くを要しました。
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 これは続編のブログで詳しく取り上げますが、世間のダイハツ(一部のトヨタ車も)車を見ていますと、軽量のエッセでも多少リヤー側が落ちていますが、特に車重のあるタントなどのリヤー側が大きく落ち込んでいるのをよく見かけます。フロントは純正設定の高さなのに、リヤー側だけがかなり落ち込んでいるのが観察すると丸わかりです。

今まではこんなことそんなは全く気にも留めていませんでしたが、乗り心地を柔らかくするためなのか、リヤースプリングのバネレートが確信はないもののFFで重いフロント荷重に比べて、リヤー側は比較的軽量なため幾分柔らかく設定されているのかもしれません。




結局、これの最終的な解消にはいろいろと試行錯誤のうえ、ローダウンされていないNA車用のリヤースプリングを試しに装着することにより、2016年も末頃になってやっと根本的に解決しました。
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こちらの写真は、コンテNA用のリヤースプリングと、ローダウンされているRS専用のリヤースプリングとを、比較のため並べて撮影したものです。

わざわざコストのかかる専用の別部品にまでしているが(調べてないが他車種の流用かも)、こんなのに余分な費用を使うぐらいなら、初めから13インチのベンチレーテッドディスクを採用してくれていたほうが、よほどありがたかったです。




 ちなみにこちらは
 上写真が、RS専用のスプリンクを装着していた頃の写真(2016.11.7撮影)
 下写真が、NA用の車高が高いスプリングに転換後の写真(2017.1.7撮影)
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夏タイヤと冬タイヤとの違いがあり厳密には正確とは言えませんが、こうして見ますと冬タイヤのほうが外径が幾分大きいのにもかかわらず、十分車体とのクリアランスが生じていますね。そしてこれでドン突きの問題は完全に解消しました。同じ夏タイヤで測定すると、左右ともタイヤハウスの登頂面で625mm前後の高さとなり、沈下していた時より最大で20mmほどリヤー側の車体が上昇しました。



 手元にある自研センター刊の 「構造調査シリーズno.526 ムーヴコンテ」 の本で調べますと、コンテX・コンテカスタムXでは、同部分は625mmと採寸されているので、リヤー側はNAコンテとほぼ同一の車高になったということで、NA車用のリヤースプリング装着なので理論通りになった模様です。

国政久郎さんの「営業バンが……2」 の本ではありませんが、常識的範囲での車高が高いほうが安定性があるというのは分かるような気がします。ショックのストロークも十分確保されているはずです。一度スプリング等を馴染ませてから再度組み直しましたが、現在はもちろん走行は安定して走っています。高速道路でもふらつくことはありません。




 ともあれ、リヤー側の劣化した純正ショックはオイル漏れこそなかったものの、18万kmの走行にて完全に抜けてしまっていましたが、ちょっぴし硬めにチューニングされたカヤバの純正仕様に準ずるニューSRのショックは、リヤーの接地感が十分で、ブレーキの利きも良くなったように思えます。
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またこの写真からも分かりますが、この新調したカヤバのリヤーショックの直径は39mmもあり、足回りには総じて金をかけない日本車の純正品で言うなら、2Lクラスの乗用車並みの容量がありますね。後ろから見てもかなり太いです。自重880kgの軽自動車には十分すぎるぐらいです。




 スズキの軽自動車に採用している28mm径のものと比べますと、10mmもの差があるこのカヤバの極太いのを見ると、直径28mm径サイズ品は見るからに折れてしまいそうな細さです。逆に言えばスズキ車でこれに交換すると劇的に乗り味が変わるかもしれませんね。


普通車でかつ背の高いソリオ(旧来の車も、最新の車も)でも、28mm径のショックを使っているのを見てさすがに私は絶句しました。ソリオは元々ファミリーカーだから主婦の方などはショックのことなどまず分からないので、ここでコストをケチったに違いないのでしょうね。

 まじまじと見たわけではありませんが、さすがに最新のスイフトにはそれ相応の太さのショックが使われているのを確認しましたが、車体が大きく背が高いクルマにこそしっかりした足回りが必要なのに。




 ちなみにコンテのリヤーサスの純正品ですが (フロントはRSのみショーワ・NA車は日立、リヤーは共に日立という変な組み合わせになっている)、測ってみると直径は32mmありました。タントやムーヴも同じ径のようです。32mm径と言えばコンパクトカークラスに相当しますね。

 まあ直径だけではショックの性能すべてを論ずることはできないでしょうが、径が大きいと挿入できるオイル量も増やせるので高性能にしやすいようです。しかもカヤバの物は現車装着して厳密なテストを繰り返してから仕様を決めているらしく、古今のコストダウンに走りがちな自動車メーカーの足回り設定より信用できそうです。


 詳しくはこちらのブログに、カヤバのコンテのショックの開発秘話が掲載されています。

    ご興味のある方はぜひ覗いてみてください。 
    こちらです → https://ameblo.jp/prospecworks2019/entry-12490159712.html

              https://ameblo.jp/prospecworks2019/entry-12490160592.html





 そしてコンテのリヤーサス交換には大幅に内装をはがさなくても、交換しやすい設計となっています。スプリングの装着実験をするためにガレージジャッキや馬まで買ったので、リヤー側のショックなら次回からは自分でもできるでしょう。      alt

 またコンテの場合、ムーヴほどには無理に室内面積を広げていませんが、ひどいのになるとリヤーショックが45度ほども傾いている車もあるが、コンテではほぼ垂直に立っており、ショックの機能を極力殺さないようになっていますね。

しかもホイールベースが、限界値とも思える2490mmもあるこのプラットホームは小型の乗用車並みの数値ですが、そうなるとタイヤは車体の四隅に追いやられ、しかも小回りも効きにくくなるものの、走行性能として見るなら軽自動車としてはまあいいほうではないかと思います。




   最後に役目を終え取り外された純正ショックたちの写真です。
   特にリヤー側は棒を手て押しても元に戻って来るのに10秒も要しました。

   もうショックアブソーバーとしての機能は完全に失っているようです。
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    ショックを保護するジャバラは裂けていて、
    3枚目の写真のように、リヤー側のスプリングシートはもうボロボロでした。


                                         つづく


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 ここからの写真は
 作業の待ち時間に撮影した、冬の雨降りのなかで撮影した銀閣寺のスナップ写真を掲載します。
 過去の当ブログに銀閣寺は取り上げましたので、解説は省略し写真10枚のみの掲載です。

    2012.1.1付の過去の銀閣寺のブログ、
    「足利義政の作った銀閣寺(東山慈照寺)」 はこちらです
    → https://minkara.carview.co.jp/userid/1144014/blog/25024433/



また今年2017年の真冬には、何年か越しの挑戦でやっと雪降る銀閣寺と金閣寺の写真を撮ることが出来ましたが、まだ写真の整理がつかず後日別のところにアップする予定です → 雪景色の銀閣寺はここのいちばん最後に4枚ほどアップしました。
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(東山文化を今も伝える通称 銀閣寺、本当の名は東山慈照寺 : 2015.12.21 筆者撮影)






こちらの写真は念願かなって2017.1.16の日、
前日の天気予報では京都市内は雪が降るとのことだったので、ちょうどうまい具合に仕事休みだったこともあり、夜半に自宅を出発し朝一番から銀閣寺に繰り出して、初めて雪景色の銀閣を撮影。   
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            (2017.1.16 京都 雪の降った銀閣寺境内にて)
   
   

Posted at 2017/07/12 04:27:04 | コメント(2) | トラックバック(0) | 車/コンテ/メカ 足回り | クルマ
2016年09月11日 イイね!

200000km ! (2016.11.2 旅行写真を追加掲載)

200000km ! (2016.11.2 旅行写真を追加掲載)2016(平成28)年 9月 11日の日、
この日、我がコンテ号はとうとう200000kmに。

   2010(H22)年 6月 26日  3kmで納車
   2012(H24)年 1月 29日  50000km
   2013(H25)年11月 20日 100000km
   2015(H27)年 1月 29日 150000km
   2016(H28)年 9月 11日 200000km
 
新車購入からわずか6年と2ヶ月での達成でした。






     200000kmまであと残り4kmとなる、199996km
     199995kmを撮影できなかったのは、名神高速走行中のため。




       


     200000kmまであと残り1kmの、199999km







      そして、200000km! ジャスト


       


   200000km達成場所はここ、京都市内にて。
   20万kmのキリ番撮影のため、わざわざ名神高速の京都南インターを下車。
          国道1号線を少し南下してこのカーナビの場所で達成いたしました。







  それから 200001km と、新たに30万kmに向かってオドメータは進んでいきます。


       

軽自動車、
   しかもターボ車ながら無事20万kmを達成。もちろんトラブルなし・オーバーホール無しです。
軽四車ではあまりなかろう30万kmも、当然大きなトラブルなし・オーバホールなしで目指します。




そして無事200000kmを達成したわけですが、これまで行ってきた主な整備の内訳を簡単に。


    まず基本となるエンジンオイル交換  59回(現在は3500km/毎)
              オイルフィルター交換  24回(現在は7000km/毎)

      CVTフルード交換 & エアークリーナー交換 4回

      ラジエターファン新品交換 1回
      LLCリザーブタンク新品交換 1回
      フロントブレーキ ディスク盤 & ブレーキパット新品交換 1回
      オイルレベルゲージ新品交換 1回

      フォグライト用 ハロゲンH8球 左右2個新品交換 1回

      夏タイヤ交換 3回・冬タイヤ交換 3回

      フロントガラス交換 2回
      エアコンフィルター交換 5回ほど?
   


        【ちなみに毎回の車検時に交換している主なもの】
  純正プラグ 3本 (車検毎ごと)
  LLC交換 ・ ブレーキフルード交換 (車検毎ごと)
  ファンベルト & エアコンベルト新品交換 (車検毎ごと)
  ウォータポンプ新品交換・サーモスタット新品交換・ラジエターキャップ新品交換(車検毎ごと)
  ラジエター ドレンボルト と Oリング


        【現在予備品として確保しているもの】
  O2センサー(中古品1ヶ … 以前は3万円/1個だったため予備品を確保していた)
  エアコンパネル(中古品)





        【リフレッシュ整備としてすでに新品交換したもの】

          ≪ 2015年度 12月 ≫
  ショックアブソーバー本体 前後一式  新品交換 (KYB ニューSRスペシャル)
  ショックアブソーバー関連部品 … アッパーマウントほか一式  新品交換
  フロントスタビライザーリンク棒 左右  新品交換



          ≪ 2016年度 後半 ≫
  落ち込みが激しい、リヤー側のスプリング左右( → 2016年 12月交換終了 )
  CVTフルード交換に合わせて、オイルクーラーホースの新品交換( → 2016年 12月交換終了 )

  マフラーを車体から吊っているゴム=サポートクッション3個( → 2016年 12月交換終了 )
  メインマフラーとテールマフラーとの連結部分のガスケットとボルトナット(→ 2016.12 交換終了)

       以前からマフラーのつなぎ目から水が漏っていましたが、
       アイドル中に一酸化炭素中毒でお亡くなりになられた方がおられたようなので、
       特に冬季の暖房時の安全確保のためガスケットを新品交換します。

       またここ連結部分のボルト・ナットが固着していてなかなか外せないのだが、
       交換時にワコーズのスレッドコンパウンドも塗布して固着防止も図ります。


  前後のマフラーを連結しているボルトを取り外す際、ボルト1本が折れてしまい、
    しかもボルトはマフラーに溶接されていたため、新品のテールマフラーを取り寄せるはめに。
  結局テール側の新品マフラーとともに、ガスケットも連結用ナットも新品交換。
    もちろん固着防止のため、ワコーズのスレッドコンパウンドを塗り込んだうえで締結しました。
   
  新品交換後はもちろん連結部から水が漏ることは一切無くなりましたが、
    20万kmも走行したマフラーのガスケットは劣化しボロボロだったです。
 




          ≪ 2017年度 6月 ≫
  新古品の左右ヘッドライトASSY (レンズ・HID球・バラスト等すべてを含む)
                    → 2017年 6月初頭に球以外は交換。

  フロントブレーキディスク本体 と ディスクパット一式
      さらに20万km越えなので、ブレーキフルードを交換する次回車検時には、
      ゴムホースとキャリパー部分もASSYで交換予定
    (2017年 6月の車検整備時に、ベンチレーテッドディスク化への転換により交換完了) 

  フロントブレーキの更新に合わせて、フロントハブとハブベアリングも新品交換。
  水温計の温度センサー(2017年 6月の車検整備時に交換完了)






        【今後交換予定のもの … 順不同】
  燃料ポンプASSY(燃料フィルターも含む)
  燃料タンクへのゴムホース、パッキン、配線等

  点火コイル 3本
  2ヶ所のO2センサー
           (純正相当の社外品が増えて売れなくなったからなのか、
            価格改定により1個3万円が → なんと税込み6200円ほどに。
                          ボッタクリはやめて最初から安くしろよ!)

  多分同じ理由だろうが、トヨタ純正のラジエターコアーが10万円 → 半額以下になったそうな。
      


  ブースト系統のゴムホース・パッキン・連結部品のすべて
  チャコールキャニスター系統のゴムホース
  ヒーターコアーも含む冷却水系統のゴムホースすべてとパッキン全部、及びドレンホース

  
  ラジエターファン リレー



  ACジェネレーター、またはオルタネーター(発電機)
    …… 現在22万km走るも不具合無しで、さらに中古品1個も確保済なのだが、
        新品は高価だけれども安心料と割り切り、あえて純正新品にするかどうか検討中。
    まだまだ乗ることから、信頼性を重視して純正の新品にする可能性が高いです。

  オルタネーター(発電機)のリビルト品は、あまりにもリビルトの品質自体がマチマチ過ぎ、
       信越電装製なら信頼できそう…にない??(短期間に2回も故障したとの報告もあり) 
  質の悪いリビルト品だとすぐ壊れて工賃が無駄に。しかも遠出の最中の故障だと最悪だし。
       電動パワステなど、現代のお車での発電機故障はかなり危険ともいえますので。



  エアコンのコンデンサーフィン(虫と小石の直撃を受けてフィンがかなりつぶれている)
  コンデンサーフィンの交換に合わせて、すべての箇所のOリングとサービスバルブも交換



  ゴムブッシュが劣化してきている左右のフロント ロアアームASSY
  フロント側の新品コイルスプリング左右
  ドライブシャフトのブーツ

  ツルツルに近いMOMOステ ハンドル
  左右のドアのパッキン → 現在予算の都合により左側のみ新品交換済(2017.1~2月)

  端っこがすでに劣化してボロボロの車内の屋根布



   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



それから20万kmを走った我が車、わざわざヘッドをばらすのはめんどうなので、
燃焼状態がどうなっているのか確認するため、初めてO2センサーを取り外してみることに。

 (マニホ上部に取り付けられているO2センサー = AF(エアーヒューエル)センサー)



              (マニホ上部のフロント側のO2センサー)

       
                 (マフラーに取り付けられているリヤー側のO2センサー)


 この写真は取り外した直後のO2センサー写真ですが、根元にわずかにススが付いているだけで思っていたより断然綺麗でした。まあこの部品もいつまで持つかは分かりませんが、不良になったら燃調を維持するため交換するしかありませんね。放置すると燃料噴射が濃い目になるようなので。

 もちろん再装着にはススをふき取り、ワコーズのスレッドコンパウンドを少し塗って、固着防止をしたうえで締めこみました。

 
   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


   いつもならば、ここから先には、いままで行ったところの写真を掲載するところなれど、
   全く用意が出来ていないため、後日掲載することにいたします(現在は一部分のみ掲載)。


                   ……… 一 部 工 事 中 ………







       






       









       



       


             (2016.9.8 青森市 三内丸山遺跡にて撮影)






       
                (2016.9.7 青森県 白神山地内の神秘の池 青池より2枚)






       


  (台風が通過したあとの、2016.9.9 9~10時頃に、
     宮城県の牡鹿半島の先端にある、御番所公園展望棟から撮影した金華山)








       






(2016.6.11 10:00頃 宮城県女川の鮫浦湾から急に湧き出た雲に覆われつつある、
                牡鹿半島の先端にある、御番所公園展望棟から撮影した金華山)
 


        (こちらは、上の広角カメラで撮影した写真3枚を合成した写真)






          (2016.6.10 十和田湖内 御倉半島より夕日を撮影)





 

      (2016.6.10 春小谷付近から撮影した初夏の岩手山より2枚)


       


   (2016.6.10 大石渡付近、松尾八幡平IC付近から撮影した岩手山各1枚)







       




          (2016.6.10 田沢湖 湖畔より田沢湖ブルーを撮影)







       


   (2015.6.5 午前7時 本州最北端の青森県下北半島の大間崎へと到着)






       


(2015.6.5 大間崎で撮影した対岸の北海道と、銘板の上に鎮座しているカモメ君)











       




        (2015.4.4 山形県遊佐町から見た晴天の鳥海山から5枚)







       
                (2015.3.25 平成の大修理が完了した姫路城大天守閣)






(2015.2.12 豪雪に見舞われた東北旅行からの帰りに垣間見た夕刻の表富士の紅富士)
Posted at 2016/09/11 23:35:40 | コメント(2) | トラックバック(0) | 走行記録/きりばん | クルマ
2016年08月10日 イイね!

異 音 !

異 音 !今日、床下からゴトゴトと発生していた異音を修理しました。

実は昨日2016年 8月 9の日、何年ぶりになるのだろうか、日帰りで久しぶりに出雲へと小旅行をしました。

その道中に、我がコンテのフロントの床下から段差やデコボコなところを走ると、棒みたいなもので突いたような「ゴトゴト」とか「ゴツゴツ」といったような異音が出るように。しかも異音の大きさや頻度もまちまちなのです。

文章での表現は難しいので、今思えばICレコーダに録音しておけば良かったのかもしれません。



で、異音の音もけっこう大きくて気味も悪く、出先で走行不良になるのも怖いので早速修理です。


まあフロントの足回りの異音はいくつか考えられるのだそうですが、
で、あらかじめ事前に調べると主に、

     ① ショックアブソーバーのアッパーマウントとかのゴム関係の劣化
     ② フロントスタビライザーの固定用のブッシュの劣化やスタビリンクの劣化
     ③ ハブベアリングの劣化
     ④ ステアリングロッドに接続されているボールジョイントの劣化
     ⑤ ドライブシャフトのブーツ部の破損

あたりのようです。


ただこの辺りで見切りをつけたものの、我が家にはガレージジャッキやリフトなどはないので、近くのコンテを購入した車屋に直行。事情を説明し見てみると、

   なんと 『スタビライザーリンク棒の上側の固定用ブッシュの
                       ナットが緩んでいました』

 各部ボルト・ナットの増し締めでとりあえず修理は完了。
 底をたたくような不快なゴトゴト音はきれいに消滅し、元の乗り味に。




ちなみにこちら真下2枚の写真は
   「180000kmの大リフレッシュ ~ ショックアブソーバー転換 & 腐食対策ほか」
           のタイトルでアップしようと下書きのままで現在も放置状態の、

昨年2015年 12月 21日に180620kmにて前後ショックとその付属部品を全て交換した翌日の、自宅で冬タイヤ交換時に撮影した写真からの流用です。


       
水色のショックの横から伸びているクロームメッキされた細長い棒が、フロントのスタビライザーリンク棒なる部品でございます。コンテではRSだけに設置されているものです。




 何か月か前に我がコンテの駐車場が、平たい土からデコボコの石詰めに変更になったせいでリンク棒に負担がかかったのか定かではないものの、スタビライザーのリンク棒の固定ボルト・ナット(フロントショック側)が緩んで、突き刺すような異音が発生しましたが、


       
お盆前の休業日になる前に、しかもリンク棒が外れて大惨事になる前に、ボルト・ナットの締め直しだけで治ったことは不幸中の幸いでした。またこの体験ですが私にとっても非常に勉強になりました。ひとつ賢くなった次第です。

 ちなみに今回緩んでいたナットは、直上の1枚目の写真に掲載のアッパー側のほうのボルト・ナットでした。参考に掲載しました2枚目の下側写真は、ジャッキアップして撮影しているせいでクランクシャフトの軸がゆがんでいて、さらにカメラのAFポイントもクランクシャフト軸に合ってしまい、スタビライザーリンク棒のブッシュ部分はボケてしまい不鮮明に写っています。


 そして現在196600kmも走行しているので、合わせてポールジョイントやドライブシャフトのブーツ等もチェックしましたが、こちらは今のところ大丈夫だったです。ちなみに掲載順序は逆になりますが、ショックを全交換してリフレッシュしたお話は、後日に当時の日付に設定して改めてアップする予定です。




 追加ですが、鉄道日本社刊の今月号の「自動車工学 9月号」を丹念に読んでいますと(今月号はオーバーヒートの特集)、整備日誌アラカルトの中のP.71に DBA-L175 の、ダイハツムーヴの、フロントディスクブレーキのスライドピンのガタによる大きな異音発生の修理記事が掲載されておりました。

ちょうど我が車が異音発生で悩まされていたところだったので、非常に興味を持って拝読いたしましたが、部品の当たりが悪くて局部摩耗し異音発生だなんて、素人の私にはちょっと想像つかない事例でした。



 他には、この事例は急に走らなくなるとかで考えようによっては怖いのですが、ジムニーの触媒が破損してマフラーが詰まったとか、日産ではお馴染らしい? キューブのドア アクチュエータの故障とかが取り上げられていました。


 そういえば先日私は初めて知りましたが、
 日産のマーチとキューブの一部車種の、エアコンやヒーターの温度調整をする部品 「エアミックスドア」 の耐久性の無さのために、エアミックスドアの駆動軸が破損してしまい、温度調節が全く効かなくなるトラブルが多発だとか。壊れ具合により熱い熱風か、その逆の冷風しか出ないようです。

 しかもわずか外販価格で1500円のこの部品を新品交換するのに、フロントのダッシュボードをはじめすべてのフロントの内装部品を取り外して、さらにはエアコンガスまで抜いてからでないと部品交換できないらしく、時間と手間がかかりすぎでそのための作業工賃が5~6万円も要し、ユーザーがたいへん怒っている、というのをネット検索で知りました。

 ちなみに修理費=この場合は作業工賃があまりにもかかるせいなのか、日産はこれをサービスキャンペーンにもしないようです。



 ちなみに所有ユーザーの意見を見てみますと、
 カルロス・ゴーンによるコストカットのやりすぎでこんなことになるんだとか、問題部品を簡単に交換できない構造にも問題があるんだとのことでした。調べてみるとこのエアミックスドアの故障、キューブユーザーの間ではけっこう知られている故障だとか。で、現在は駆動軸を強化した対策品へ変更となっているそうですが。

 夏場にエアコンが全く効かない(熱風が出る)、又は真冬に暖房が全く効かない(冷風が出る)となると、修理をほったらかしにもできないですし。こんなところでコストダウンなどするなと本当に私も思います。

 この日本の北海道でも、残念ながらガス欠による痛ましい車中での凍死事件がありましたが、北欧など超寒冷地では暖房が効かなくなるとまさに死に直結するので、ご当地の車はエンジンさえ止まらなければ絶対に暖房が効かなくなるようなトラブルが発生しない構造になっているんだと、述べておられた方もおられました。



 デンソーが最近出したらしい? 小型・軽量タイプのエアコン・ヒーターユニット、プラ部品の多用で耐久性は果たして大丈夫?? なのか心配になってきました。温度変化も激しく熱い風が当たることも考えると、破損しやすいプラ部品の多用なら、せめて部品交換しやすいように車メーカーや部品メーカーは設計にひと工夫して欲しいところですが、近年は製造とコストが楽になることばかりで、後の修理のことなど考えない設計ばかりが横行しているのが現実ですね。


   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 それともうひとつ、この出雲への小旅行中に気が付いたのですが、先日東北旅行中の2016年 6月 12日に出先で新品交換した、GSユアサの充電制御車&アイドリングストップ車対応のバッテリー 「ECO.R LONG LIFE EL-55B20L/M-42」 ですが、


       
もちろん取扱説明書にも書かれております通り補水は必要なのですが、


   思っていた以上にバッテリー液が減るようです


 別にこれに対して怒っているわけではなく、新車装着バッテリーの時にはバッテリー液をほとんど補充した記憶がないので、ちょっと、いやかなりビックリしたのですが、満2ヶ月・3400kmの走行で全部で150cc近くバッテリー液を補充しました。

車検時に用意した超純水20Lはまだ自宅に余っていてウォッシャー液などに利用しておりますが、出雲からの帰宅時に何百kmも一挙に走るので、出雲市内のカー用品店で最小単位の補充液300ccを100円ほどで購入してその場で補充。帰宅時の走行で充電できたと思います。


 この夏時期はエアコン使用やら、ラジエターファンが回るので電力の使用量は多めとなるものの(カーエアコンのコンプレッサー自体は、エンジンからの動力駆動なので電力は関係なく、送風ファンで電力を使います)、距離を走る私の車だけかもしれないものの、このバッテリーをご使用の皆さま、この時期は特に月に1回程度の頻度で、

   タイヤの空気圧と共に
   バッテリー液もチェックされておいたほうが良いように思えます
                 …特に走行距離が多い方、要注意です。



        【 追 記 】
 先日、東北旅行へと3000km以上の長距離旅行をしてきましたが、バッテリー液の減りは全くなく、充電系統も調べてみましたが正常電圧で充電されていまして全く問題なく、前途のバッテリー液の減りは何だったんだろうかと、逆に首をかしげている次第です。

 出先での購入のため、製造日から半年ほど経たものを買いましたが、購入した時点でチェックした時にはバッテリー液はきちっと入っていたような。


 唯一考えられるのは、今年の夏は非常に暑かったから単に液が蒸発しただけだろうか??
 コンテが納車された時には、バッテリーの周囲には黒のシートがかぶせられていましたが、ラジエターファンからの熱風を遮るための物だったんだろうか、と思っているところです。


   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 そして最後に、今回午前中に訪れた、出雲大社の奥地にある登れる灯台の一つでもある、日本で一番高い日御碕灯台(ひのみさき とうだい)と、そこから見た青々とした日本海の様子は、今回やっと晴天に恵まれたこともあり、きれいな写真が撮れましたので過去の2011.8.4付の当ブログ

    「出雲の日御碕灯台と出雲大社参拝と古代出雲大社の巨大神殿(2012.8.7 加筆)」  

に、今回撮影した写真をRAW現像し後日追記する予定です(時期は未定…笑)。
Posted at 2016/08/11 00:43:10 | コメント(3) | トラックバック(0) | 車/コンテ/メカ その他 | クルマ
2016年08月03日 イイね!

書評 「なぜトヨタは税金を……」 (筆者注釈:消費税が日本を滅ぼすなり)

書評 「なぜトヨタは税金を……」 (筆者注釈:消費税が日本を滅ぼすなり)



ここへ来られる皆さま、
大変暑い日々が続くこの頃ですが、

暑中見舞い申し上げます。









 書評が続きますが、今回読んだ本、ズバリ 「なぜトヨタは税金を……」 ですが、この20年の日本の不況と労働市場を作り出した最大の張本人がトヨタだということが書かれている本です。

 詳しくは読んでいただくとしまして、この本を書かれたのは元国税調査官の大村大次郎氏だそうで、マスコミでは一切取り上げられない真の理由が述べられているようです。



 日本国民全体の幸福を追求するには、消費税を含めて税制を根本的に見直し、庶民を苦しめる消費税はとっとと廃止して昔あった物品税に戻し、下請けに無理難題を言ったり、賃金を抑制して得たお金も含むと思われる300兆円とも言われている内部留保にもきちっと課税し、もっと税制も簡素化して抜け道をなくすことが重要でしょう。

 国民と企業がきちっと税金を1割支払えばやっていけると以前聞いたこともありますね。


 でも現状では赤字法人は課税されないですし、さらに輸出品には消費税が還付されるしで、

     どう考えても 輸出企業中心の優遇税制 

だと言われても仕方ないところです。しかも消費税率が上がればますます還付金が増えるという悪循環です。



  日本の消費が冷え込んでいるのは、

      はっきり言って消費税が原因です。


    これは日本全体を経済的に沈下させようとの欧米の策略のようです。

    財務省・御用学者・マスコミたちはすでに買収されているのでしょうね。  





           【 結 論 】
 ……この本の著者によれば、日本の大企業経営者が望んだ法人税減税など特に大企業優遇税制と、それを転化するために導入したとされる消費税導入と非正規雇用政策のおかげで、かなりの庶民は貧しくなり、その結果車も家電も売れなくなって自らの首を絞めている……ということです。


 貿易統計では日本はドイツや中国や韓国とは違って、GDP(日本国内における総生産)に対する輸出額や輸入額の比率は年度によって多少上下しているようですが、だいたい10~15%前後で、マスコミが言うほど貿易立国ではないようです。つまり内需主導型国家なのです。

 まあ、日本国外で日本企業が現地生産した分もあるので(GNP)、それを含めるとパーセンテージはもっと変わるのだろうが、それでもさすがに30%ということはないでしょう。



 で、この20年ほどに変えられた国民を窮乏させる税制により、相対的に国民全体が貧しくなったわけですが、その真の理由を考えれば売国奴国会議員や政党、派閥争いに明け暮れるような議員や官僚はとっととお辞めいただき、公明正大な方や政党が(果たしてそんな政党が現状の日本に存在するのか?)政治をすればと思います。ですがなかなかそうはなりませんね。



もちろん日本の選挙はあまりにも金がかかり過ぎだし、小選挙区制も改めるべきでしょう。
  本当は北欧みたいに政治家は無報酬のボランティアでやればいいのかもしれません。
 
また企業の経営者も、昔ラビ・バトラ氏が述べておられたように、
    従業員の代表が自ら経営すればこんなことにはならなかったことでしょう。


 それからもうひとつ、TPPなどは日本の一部の企業にしか恩恵が無く、
    さらには国家主権を超える毒素条項があるようなので、
    現状の条件では参加は絶対に見合わせるべきです(関連情報URL)。



 興味のあられる方はこの本を買われるか、また図書館に置いてあるのかは不明ですが借りてきて読んでみてください。ちなみに私は著者とは全く何のしがらみもなく、また多国籍企業アマゾンの回し者でもありません。

      こちらが購入サイトです ↴
https://www.amazon.co.jp/%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%81%AF%E7%A8%8E%E9%87%91%E3%82%92%E6%89%95%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%AA%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%8B-%E5%A4%A7%E6%9D%91-%E5%A4%A7%E6%AC%A1%E9%83%8E/dp/482841889X
 

Posted at 2016/08/03 17:46:01 | コメント(1) | トラックバック(0) | 政治・経済 | 日記

プロフィール

「我がコンテ号、325327kmにて初めてCVTオイルパンを開封(写真)。

CVTは3~4万kmでのフルード交換ぐらいしかメンテはしてませんでしたが、左端の円形のマグネットにヘドロがこびりついている以外はきれいでした。

当然、新品のストレーナ・マグネット・ガスケットへと交換。」
何シテル?   10/26 21:55
カクシカおじさんです。 ニックネームの由来は、我が愛馬コンテカスタムRSの別称、ダイハツの『カクカクシカジカ』と現在の年齢がおじさんになっているところから...
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