ダイポールアンテナマルチバンド化の考察

当局が使っているダイポールアンテナは給電点がサバ読んで5mｈです。
1ケーブルに2エレメントで各エレメントトラップコイルを入れて4バンド化しました。
それなりに上手く動いているので考察を。

28のトラップ入りで28MHzと24MHzのエレメントに18MHzのトラップに18MHzと14MHzのエレメントをクロスに張って使っている。
クロスにしていて24MHzと28MHzのエレメントはどちらかというと南東北西方向になっているが、国内はそれなりに使える。
24MHzと28MHzのエレメントにはしっかりと共振点が存在しているが、18MHzと14MHzのエレメントの14MHzは最小点で1.3以下にならない。
バンド内チューナー無しで使えるのはワークバンドの24MHzと18MHzの2バンド。
トラップコイルの影響を感じさせない。
代わりにオールドバンドの28MHzと14MHzはバンドが広いのでモードによってはチューナーが必要となる。
それでもベランダATU+37ｍのワイヤーとは飛びがまるで違うのだ。
JR6の2文字コールの御大曰く、八木アンテナの次に飛ぶアンテナはフルサイズのダイポールアンテナと言っていたが正にその通りだと思う。
トラップコイルを食わず嫌いしていて、ダイポールアンテナのマルチバンド化は多エレメント化しかないと思っていたが、実際にやってみるとスペーサーの関係で3バンド以上はマルチバンド化できないのである。
やりかたあるんだろうけどね。
14MHzは流石に地上高が足りなくて共振点がボケているが、ロングワイヤーやツェップライクなアンテナよりも性能は上である。
そんなわけで、今日はこのアンテナの4バンドだけで80局近く交信できた。
10ｍは面白いバンドだと思う。
10mで近所の局だと10Ｗで十分だと思った。
開けるとSSBで楽しめるところが良い。
電信も開けてあほみたいに呼ばれてクラスターに上げられたからか、小一時間で60局と実は本日一番QSOしたのだ。
FMやAMだけではないのだ。
FMが混んでいれば28900KHzより上あたりでAMでCQを出すとしっかりアマチュア無線ライクな局が呼んでくるので安心。
下の方はまるでCBですからね。
4チャンネル辺りの話口調はアマチュアバンドでは似合いませんよ。
モノ本4チャンネルでやるなら別ですけどｗ
アマチュア無線に出るならＴＰＯをわきまえて無線運用規則の法令を遵守しましょう。
アマチュア無線はアンカバーが起源ですが、現代のアマチュア無線の運用は法令で無線運用規則が定められている以上これを守った範囲で楽しむべきですよね。