

カーグラフィックTVで偶然見たマツダ3。
発売直後に街中で見かけて気になったり、かねてからマツダ関係者のインタビュー記事を読んでマツダの最近の車作りに興味があったりしていましたが、突如として乗ってみたい衝動に駆られました。
せっかく乗るならということで、最近発売されたばかりのマツダが実用化した画期的燃焼方法のスカイアクティブX搭載の一番上のグレードの2WD6ATの車両に乗ることができました。
受付アンケートを書いて少しお話を聞いて運転席に座り込んですぐ、走り出す前に感じたこと。
「これ欲しい」、これが素直な感想でした。

乗り込む前に間近で見た外装というか佇まい、座り込んで目の前にある内装、体が触れる座席の感覚、ドアを開けて閉めた時に手に伝わる感触。
予備知識とか先入観はあまり無くて、率直な感想が湧き上がってきたのには自分でも驚きました。
何といいますか、初めての車なのに違和感なく全てがスムースに運転できるという一言に尽きます。
新車なのでここが変わったんです!って分かりやすい違いは感じにくいです。
数十分の試乗でしたが、ずっと運転していられる、運転していたいそういう感覚になりました。
運転の姿勢の取り方がとても良く取れると感じました。
スポーツグレードでないけれどもドシっと安定した足回り、
18インチタイヤを履くのに悪くない適度な乗り心地、
スムースに操舵して旋回できるハンドリング、
ギクシャクせず思った通りの加減速ができること、
慣れないはずなのに自然と掴める車幅感覚、
シフトやスイッチ類の操作の感覚の良さ、
インフォメーションを残しながらもしっかりと静粛性があること、
独特の配置のスピーカーでよく聴こえてくる音楽、などなど。
CVTが苦手な私にはATがちょうど良くて、マニュアルモード付き。
シフトレバーでもパドルシフトでも両方で操作できるのが良いですね。
しかも、Dレンジでもパドルシフトで一時的にマニュアルシフトも可能なので、加速したいときやエンジンブレーキをかけたい時もスムース。おまけに、必要な時が終わるとまたDレンジに戻るのが戻し忘れが無くて良いです。
燃費はごく最近の表示で15km/Lくらいとのことですが、2Lエンジンならば良い方ではないでしょうか?
ただ、新ガソリンエンジンとしての期待値が大きいと、良い数値には感じないでしょうけども。
お値段は新技術搭載の第一号車であることを考えれば仕方ないですが、乗り出しまで考えると結構いきます。
ただ、エンジンの排気量やボディサイズだけから判断する車格としては高いというだけで、車格に縛られない一つのマツダ車の形として考えるとアリだと感じました。
乗ったことはないですが、メルセデスベンツのAクラス、やBMWの1シリーズ、アウディのAシリーズのように小さいから安いわけではない、小さいメルセデスベンツ、小さいBMW、小さいアウディという意味でのブランドをマツダ3に感じました。
アテンザより下のクラスのアクセラだからその分安っぽいというのは今までならばあったと思いますが、今回感じたのはそういうのとは逆だなと。
マツダの他の車はどうなんだろう?と良い意味での疑問が湧いてきますね。
機会が許されるならば、他のマツダ車も乗ってみたいですね。
今回は受付アンケートの時にも包み隠さずに「買う予定はないですよ」とお伝えしましたが、貴重なお時間をとってお話をしていただいたり大切な車を試乗させてもらえてとても良かったです。
最後には、カタログだけで無く粗品詰め合わせの福袋まで頂くことができました。
メモ帳やボックスティッシュ、レジャーシート、タオルでした。
袋も含めてデザインが統一されていて良いですね。

Posted at 2020/01/06 00:03:13 | |
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