これは、今月初旬の出来事です・・・。
この日もいつも通り仕事をしており、午前中の用件がちょっと長引いた為、少し遅めの13時半ごろにようやく昼休みを取れることになりました。
ご飯を食べるために車に戻り、スマホを見てみるとナント・・・
オトンからの着信があるではありませんか。
しかも、入電の矢印が2本あるので2回も掛けてきていることに・・・。
これを見て、ハマタクは
冷や汗が出てきました。
なぜかと言うと、普段電話など掛けてこないオトンから電話がかかってくる時は、今までの経験からほぼ間違いなく・・・
悪い知らせの電話だから
です。
怖いので掛け直したくない気持ちでしたが、勇気を出して電話をしてみると、しばらくコールをした後にようやく電話に出たと思った瞬間、電話の向こうからは・・・
けたたましい救急車のサイレン音と
『この車の運転手さんはどなたですか!! この車の運転手さんはどなたですか!!!!!』
という警察官らしき男の人の叫び声が聞こえてきました・・・。
この瞬間、
『事故に遭ったな・・・』と察知。
とにかく、オトンが何も話さないので
『
もしもし!もしもし!もしもし!』
と何度も呼びかけるとようやくオトンが話し出し、
『
あっ!ハマタクか!!あのな、今車で走っとったら事故になってな、かあちゃんが・・・』
と言ったところで、
『
誰と話しとるんだ?ハマタクくんとか?ええわ、俺が話しするでお前は救急車に乗れ!』
という男性の声が聞こえてきて、その人に電話が代わると、その人は自分もよくお世話になっているオトンの親友さんでした。
電話を代わり、親友さんが話し始めると、
『
もしもし?ハマタクくんか?【親友さん】だけど、今な、お父さんとお母さんが乗ってた車に対向車が正面から突っ込んできて、結構大きな事故になっとるんだ。で、2人とも意識はあるけど、お母さんの方が結構な怪我をしとるみたいだから、これから救急車で搬送してもらうからな。また搬送先が決まったらすぐ連絡するから、待っとってくれな』
と言われ、
『
すみませんがよろしくお願いします!』
と言って電話を切り、すぐさま会社へ連絡と客先に事情説明して帰らせてもらうことに。
すると、搬送先の連絡が来たのですが、たまたま自分がいたところが病院に近かったので、自分は病院へ、愚弟は事故現場へ行ってもらうことにしました。
急いで病院へ駆けつけ、
待合室で1時間ほど待つと、看護師さんに
『
ご家族の方、こちらへどうぞ』
と案内され、処置室へ入って行くと両親がベッドに横たわっており、オトンはエアバックのパンチをまともに食らった影響なのか、顔がむくんでおり、オカンは痛みに耐えに耐えているというような苦悶の表情をしていました。
診断の結果、オトンは全身打撲。
本人もこれだけで済んだのが奇跡と言っていました。
しかし、オカンは胸骨骨折と肋骨5本を骨折する全治3か月の重傷・・・。
診断結果を先生から聞いている時も、本当に痛々しくて見ていられませんでした。
これだけの怪我を負いましたが、2人とも
命が助かって本当に良かった。
先生も、
『
ちゃんとシートベルトをしておられたおかげでこれだけで済んでいると思いますし・・・まぁ『これだけで』という言い方もまぁあれなんですが、先程事故現場の写真を見させて頂いたんですが、もしシートベルトをしていなかったらおそらく命に係わる重篤な怪我をされていたと思いますね』
と言われ、本当にシートベルト着用の重要性を実感しました。
とりあえず、オトンの心電図測定が終了するまで処置室にいると、愚弟から事故現場の写真が送られてきたので、早速見てみると
思わず絶句してしまいました・・・。
事故現場の状況はというと・・・
(・□・;) こ、これはひどい・・・
想像を超えた状況に、本当に絶句してしまいました。
エブさんは普通車と比べれば当然車重が軽いし背高だから、普通のクルマよりは横転する確率は高い車だとは思っていましたが、
それでも、本当にここまでになるのは余程の衝突の衝撃を受けたんだろうなと感じましたね・・・。
ちなみに、今回の事故は
対向車がセンターラインを越えてコチラに突っ込んできた正面衝突事故。
事故現場では、警察官がエブさんのドラレコからマイクロSDカードを回収して、その場で事故の瞬間を確認したそうですが、もうその時点で・・・
①オトンは、衝突前に危険を察知してブレーキを踏んで減速している
②ハンドルを切って回避行動を取っている
③しかし、真横には民家があった為、どこへも逃げられない状況であった
ということを確認・判断をしてくださったそうで、コチラには非が無い事故として処理を進めていてくれました。
ちなみに、衝突の瞬間映像はコチラ。
これを観て、自分もこれは避けられない事故だと思いましたね。
事故現場には、最初にJAFさんが駆けつけてくれまして、車体を起こしてくださいましたが、
愚弟の話では、本当に丁寧な仕事をされていたとの事でしたし、実際に搬送先のことで自分も電話で隊員さんと話しましたが、冷静にしかも的確なアドバイスを頂き、本当に感謝致しております。
事故の際は、本当にいろいろとありがとうございました。
さてさて、少し落ち着いたところで先生と今後の治療の話をしたのですが、オトンはもちろん自宅に帰ることが出来るとして、オカンはやはり入院になるんだろうな・・・と思ったら、なんと
『
自宅に帰っていただいてもかまいませんよ』
と言われビックリ。
もしかして、胸部はギプス固定が出来ないからかな?と思ったら、やはり正解。
固定して寝たきりのまま安静に・・・という風にしなくてもよいそうで、
『
骨が折れてるのに本当にいいの?』
と正直ビックリしましたね。
本人もオトンもオラも入院を覚悟していましたが、自宅療養でOKということで良かった・・・。
現在ですが、オトンは首と足の痛みがまだ取れないとのこと、そしてオカンはもちろんまだ骨がくっついていないので、しっかりと整形外科へ通って治療をしています。
1日も早く回復してくれることを願っていますね。
さてさて、ここまで触れてきませんでしたが、オトンたちに突っ込んできた加害者についてですが、
コイツは本当にたわけでした。
事故後、なんと
4日も経ってから謝罪をしてきたのですが、それは
軽く電話で。
オトンの話では、
①とりあえず、最初に『すみませんでした』とは言った
②『事故の時の記憶が無くて・・・』と、その台詞を免罪符のように連呼
③オトンに対し、『直接奥様にも謝罪したいので、電話を代わっていただけませんか?』の言葉は一切言わず、『奥様にもよろしくお伝えください』とまるでついでにモノを言うような言い方をし、
④最後は、よく巷で聞きますが、事故の際に謝罪もまともにできない常識のないバカ加害者が言っちゃうあのセリフ、『あとは保険屋さんにお任せしてますので』の言葉を言って電話を切りやがった
とのことでした。
ホント、日本の法律がもし許してくれるなら、
コイツを心ゆくまでタコ殴りにしたい気分ですね。
63歳にもなって、他人を傷つけておいて、住んでいるところも遠くじゃないのに、謝罪の仕方も知らんのかなぁ。
まぁ、任意保険に加入していたこと『
だけは』評価してやるけど・・・。
そもそも事故の後、コイツが加入している損○ジ○パンの担当者から電話があった時に、
『
加害者本人は、事故で救急搬送された後にそのまま入院してんの?』
と聞いたら、
『
いえ、入院しているということは聞いておりません』
ってこっちは聞いてるんだぜ?
うちのオカンのように骨折などの怪我をしていて身体が動かんから、直接自宅に謝罪しに行けない・・・という状況が仮にあったとしても、モノは言えるだろ。
口・は・動・く・だ・ろ。
それなのに、
事故から4日も経ってから、しかも1分ちょっと電話で軽-----くごめんちゃいって電話してきただけなんて、本当にこのク○はなめとる(
怒)
もしかしたら、電話代払ってなくてスマホを止められてたのかな?
あと、これも本当にムカッと来ているんですが、事故現場にはコイツの家族が来ているんです。
だから、当然事故がどれだけのレベルの事故だったかは分かっているわけなんですよね。
コイツの家族が普通の常識ある人間なら、事故の次の日にでも被害者に何も謝罪していない加害者本人に対して『
謝罪しに行かな!』とか『
謝罪の電話せんか!』とか、促したりしないものなのかねぇ?
そもそも、事故は
『保険会社が起こした事故ではありません』。
あくまでも、
『事故車両を運転していた運転手本人が起こしたもの』です。
別に、こっちは菓子折り欲しいわけじゃないのよ。
自分のやったことに対して真摯に反省し、ちゃんと心から被害者に対して謝罪してほしいだけなんだよな。
まぁ、おそらくもう今後加害者本人から再びちゃんとした謝罪を受けることは無いだろうし、一生会うことは無いだろうからなんなんですが、もしコイツが再び車を運転するようになって事故を起こしたら、おそらく
人を傷つけたり死なせてもまた『事故の時の記憶なんて無いんだから、僕悪くないもん。知らないもーん』とふざけたことをこきやがるに違いないので、2度と車を運転してもらいたくないですね。
さてさてさて、エブさんのその後ですが、加害者側の保険会社である○保○ャパンの物損担当から損害査定の結果連絡があり、告げられた言葉は・・・
『修復不可』
でした。
つまり、
全損です。
この言葉は本当に聞きたくなかった・・・。
エブさんとのお別れを意味する言葉だから・・・。
非常に残念ですが、エブさんとは今月を持ってお別れが決定。
エブさんが保管されている場所を保険会社から聞いて、車内に残っている貴重品などを先週引き上げに行ってきました。
今まで画像でしか見ていなかったのですが、実際に実車を見てみると・・・
かなり激しい衝突だったんだなと思いましたね。
車内も・・・
エアバックはもちろん展開しておりましたし、インパネは割れて隆起、天井もべっこり凹んでおりました。
ホント、2人の命が助かって良かった・・・
(ノ△T)
この手の車は、正面衝突するとよく足を挟まれる可能性が高いのですが、あれだけの衝撃があったのでフロアは波打って隆起し、
ペダル類も普段向かない方向を向いてたりしていましたけれども、
ちゃんと空間は確保されていたのには驚きましたね。
そして、ドアもすべてのドアが普通に開閉可能だったので、やはり最近の軽自動車はそれなりに安全性は上がっているんだなと感心しました。
でも、やっぱり普通車の方が安全は安全でしょうけれどもね・・・。
必要なものをあれこれ回収し、最後はエブさんに
ナデナデ(*’-‘)ノ┌┘エブサン | してお礼を言って最後のお別れ。
2016年11月、我が家の家族になってくれたあの日から
7年1ヵ月・・・。
最期はこんなお別れの仕方になっちゃったけど、オトンとオカンの命を守ってくれて・・・
(ノ□T) エブさん、本当にありがとう!
君のことは忘れないよ。
私ももちろんそうですが、皆さんも交通事故にはくれぐれもお気をつけください。