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私が幼い頃、少なくとも30台以上のミニカーを買い与えられました。それはおそらく、クルマ好きの私の父の趣味でもありました。そして時は流れ、そのミニカーは私の息子達のおもちゃとなり、汚れ壊れて捨てられたのですが･･･その内の何台かは原形を留めていました。

良く考えてみれば、皆40年以上前の年代モノです。残っていただけでも奇跡に近いと思います。もしやと思い、ネットオークションを眺めると、同じモノが絶版ミニカーとしてあるモノは3,000円、あるモノは20,000円！なんて値が付いてるじゃないですか。こりゃ、かなり希少価値がありそうです。私の手の内に留めておくのは勿体無いのかも･･･
というわけで、今回から数回に分けて、あくまでも原形を留めているレベル（つまりかなりボロボロ）ですが、1960年代の絶版ミニカーをご紹介したいと思います。

まずはTekno（デンマーク製）の、Mercedes-Benz 300SLです。ご存知メルセデスの伝説的スポーツカーです。
ロングノーズ・ショートデッキなスタイリングと、ボンネット上を縦に走る2本のパワードームが特徴（これは弟が所有するSLK230に引き継がれているデザインです）で、これはオープンモデルですが、ガルウイングドアのモデルもあり、レースでも活躍しました。

Teknoのミニカーは、ダイヤペット等と比べると重厚感があり、しかも造りが繊細だなあ、と幼心に感じていたことを良く覚えています。