• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

FJ@Mitakaのブログ一覧

2009年02月08日 イイね!

GT-RスペックVに思うこと

GT-RスペックVに思うこと日産はGT-Rをマイナーチェンジし、同時にその進化版であるスペックVを1月8日に発表、2月2日から販売開始しました。価格は1,575万円。すでにメディアでは大々的に取り上げられていて今更の感はありますが、ちょっと思うことを。

このクルマ、詳細はこちらをご覧頂くとして、簡単に言えば(開発者の言葉を借りると)標準車のマルチパフォーマンスの一部を切り捨て、サーキットやワインディングでのスポーツ走行に特化すべく開発されたクルマです。そのために専用のチューンナップが施され、奢られた数々の高性能パーツは極めて高価で贅沢な逸品。

某クルマ雑誌によると、その専用装備の合計金額は1,300万円強とか。例えば199万円のチタンエキゾーストシステム、例えば114万円のレカロベースのカーボンシェルシート、例えば4本で165万円の専用タイヤ&アルミホイール、極めつけは493万円のカーボンセラミックローター&ブレーキパッドセット(写真)。

驚くべき内容ですが、このブレーキローター&パッドはレーシングカーに装備されるものより高性能らしい。日産は本気で一般道も走れるレーシングカーをカタログモデルにするようです。

ちなみに標準車の価格がマイナーチェンジで861万円になっていますが、専用パーツ代を加算すると2,161万円。スペックVの車両価格は1,575万円ですから、単純計算では586万円もお徳な超バーゲンプライス!  ・・・なのか?

日産GT-Rの発売について書いたのはもう一年以上も前ですが、その時は高価なメンテ費用やカスタマイズに関する厳しい規制に驚きつつも、一念発起すれば一般人でも購入可能かと思いました。しかしスペックVは、もはや小市民には購入出来ません。

これはおそらく、GT-Rブランドを醸成させようとするメーカーの戦略なのでしょう。簡単に購入できない高価格がプレミアム感を生み、憧憬の対象として存在するクルマにさせる。簡単に手に入らないから暴走族が駆る改造車にはならず、社会的地位があり財布に余裕のあるエリートのみが乗ることが出来るクルマになる。
PやFのマーケティングと似ていると言えば、それまでですが。

しかし。

殆どサーキットでそのパフォーマンスが発揮されるクルマでありながら、サーキットを走るとメーカー保証が失効するというジレンマ。
深刻な経済不況と環境問題に逆行するかのように、これほどまでのスポーツカーを売るという時代錯誤感。(勇気と称えたい気もするが)
小市民的には、信号待ちでスペックVに並ばれた時の、標準仕様GT-Rの敗北感。
このあたりは気になりますね。

環境問題に逆行の件はメーカーも気にしているらしく、「環境を重視した車も重要だが、GT-Rのように“生きる力”となる車を提供することも、日産のようなマルチなメーカーが果たすべき使命」と開発者は語っています。都合の良い言い訳にも聞こえますが、もうこうなったら後戻りや妥協はせず、本当にこの「使命」を全うして頂きたいと思います。

でもね、頑張れば購入可能だったRの赤バッチが遠くなって行くのは寂しい限り。オヤジの戯言ですが・・・
Posted at 2009/02/08 02:19:07 | コメント(4) | トラックバック(0) | 新車 | クルマ

プロフィール

年齢は高目ですが精神年齢は低目? 現在は遊び用に03年式のフェアレディZ、仕事用でサンバーに乗っています。ブログは趣味情報を中心に不定期で発信中。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2009/2 >>

1234567
891011121314
151617 18192021
22232425262728

リンク・クリップ

ESWM 
カテゴリ:加入オーナーズクラブ
2005/10/09 21:06:33
 
六連星 
カテゴリ:加入オーナーズクラブ
2005/10/07 01:05:20
 

愛車一覧

日産 フェアレディZ 日産 フェアレディZ
現行の1つ前、五代目フェアレディZのバージョンTを入手しました。2003年10月製で型式 ...
スバル サンバー スバル サンバー
仕事用に購入した軽バン、スバル サンバー トランスポーターです。 貨物規格の軽自動車で ...
スバル R2 スバル R2
2006年製のスバルのR2、グレードはiです。2012年の夏に、妻の実家で不要になったた ...
スバル インプレッサスポーツワゴン スバル インプレッサスポーツワゴン
レガシィの前に使用していたクルマ、スバル インプレッサ スポーツワゴン 1.8リッター ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation