FJ@Mitakaのブログ一覧

今回の東日本大地震で罹災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。また、犠牲となった皆様とご遺族の皆様には心からお悔やみを申し上げます。

以下、今回の災害と実体験で感じたことを書き留めます。

（1）マグニチュードの数値が当初は７．９だったのが徐々に増えて最終的に９．０。被害状況の拡大に合わせたかのような安易な変更に思えましたが、「巨大地震が連続して発生した前例のないパターンで混乱した」という気象庁の説明を聞いて、何となく納得しました。

（2）地震発生の日の夜、ＪＲ目黒駅で帰宅難民となった次男を車で迎えに。渋滞は覚悟していましたが、どこを走っても歩行者が多くて驚き。電車が止まっているから踏切は開いていると思い向かったら…無人の電車が踏切内に立ち往生、Ｕターンを余儀なくされました。

目黒で次男を拾ったら、横浜に住む友人も同乗。已む無く友人も自宅まで送ることになりましたが、高速閉鎖、下道はすべて渋滞の状況で気が遠くなりつつ、ふと気が付いたのが「第三京浜は高架が少ないから閉鎖されていないのでは？」というかすかな希望。たどりついたら何と走れるじゃないですか！それもスイスイ～って感じで助かりました。

車中でテレビを見ていたら、中原街道と多摩川丸子橋の渋滞の様子が報道されていて、本当はここを走る筈だったんだよね～と。高速が全部閉鎖だから第三京浜も閉鎖と思った人が多かったのではないでしょうか。

ま、帰宅まで何だかんだで5時間運転しっぱなしでしたが。

（3）津波は本当に黒い水でしたね。

（4）不謹慎と言われるかもしれませんが、沖合いで見せる津波のうねりは神秘的で美しい。これが未曽有の被災を引き起こすとは信じ難い、神様の気まぐれとしか言いえません…

（5）地名は失念しましたが、どんな津波にも耐えうるという自慢の巨大堤防も役に立たなかったとか。「今回は想定外」とか「予想以上」とか言われますが、人類が知りうる自然的事象はたかが数千年での見地。何億年もの間、自然は想定以上の脅威を繰り返してきた筈。でも、今後は今回の災害が最大規模として認識されるのでしょね。想定レベルを決めないとクライシスマネジメントも出来ないのだろうけど。

（6）近所から消えたもの＝パン、米、トイレットペーパー、カップ麺、納豆、ガソリン、乾電池、懐中電灯…　東北地方から商品が供給されないとか、７０％の確率でＭ7以上の余震が来るとか、輪番停電するとか、理由は色々あれど驚きの買占め状態。オイルショック以上の騒ぎですね。皆さん、もう少し冷静な判断が必要です。

（7）チェーンメール、受信。石油タンクの火災で有毒物質の雨が降るとか、云々。こんなことをする意図が知りたい。愉快犯ってやつ？馬鹿げています。（放射能漏れした原発付近ではあながち嘘でもないけど…）

（8）枝野官房長官のコメントは聞き取りやすくて好感が持てるが、汗は拭いて欲しい。

（9）計画停電じゃなくて、無計画停電。多くの人が迷惑を被っていますが、「被災地のことを考えればこのぐらいの不便は我慢しないと」という声もあり。日本人も捨てたもんじゃない。

（10）福島第一原発の件、東電の現場オペレーターは決死の努力をしているに違いないですが、マスコミへの会見を実施する担当者はリスク認識に乏しく単なるメッセンジャーと化しており心証悪いです。陳謝はするが事実を明らかにしない態度もありあり。本当に日本の危機だと感じているのでしょうか？


と書き終えたら揺れ出した！
静岡県富士宮市で震度６強。
午前0時から気象庁がこの地震に関するコメントを出すらしい。
まさか富士山の異変？

以上、一日も早く混乱が収まることを祈りたい、いや本当に。


*2011.3.21追加補記　（5）の巨大堤防とは、岩手県宮古市田老地区の津波防潮堤です。