
愛機レガシィの整備を行なっていた東京スバルの武蔵野営業所が移転し、新たに
CAR DO SUBARU三鷹としてオープン。本日、小雨の中、新型レガシィの試乗も兼ねて行って来ました。
場所は三鷹市大沢、富士重工業東京事業所の敷地内で、かつては工場で近年は雑木林だった場所。隣には関東圏最大級のスバル中古車展示場「G-Park三鷹」も併設しています。
予想はしていましたが、なにしろ敷地が広く、建物も余裕たっぷりで驚きました。道路に面したショールームは全面ガラス張り、二階は吹き抜けで開放感たっぷり。ここに10台ほどの新型レガシィが各グレード・各ボディカラーで並んでいました。
その他、二階にはスバルの歴史を振り返るスバルギャラリー、STIギャラリーなどのディスプレイや、スバルがWRC初優勝をした93年ニュージーランドラリーの
ラリーカー(レガシィBC RS)等の展示がありました。しかしその時、二階にいるお客様は私一人。(汗
そんな場所に鎮座する
おねーさま二人は何の役に立っているのでしょうか? 広大なスペースが空しく見える一瞬です。
改めて新車を見て気付いた事を幾つか書きます。
・ダンパー付きのボンネットを開けると、エンジン自体は低い位置にあるので低重心化は計れているようです。しかしエンジンルームの外枠だけ高くなっていて、そこからボディのリアに向けて稜線(ウエストライン)が高い位置をキープしています。実際に後席に座ると、窓の位置が高く、ドアパネルに包まれている印象があります。
・ボディは全体的にスクエアな造形です。フロントノーズはスラントが弱く切り立っっていて、しかもバンパーの出っ張りが無い。またBPほどキャビンがルーフに向けて絞り込まれていない。よって、前モデルからのサイズアップ以上に、大きく押出し感のあるボディに見えるのだと思います。でもね、個人的にはこのスタイリングは「あり」だと思いますよ。
・Sパッケージの18インチタイヤ&ホイールでも小さく見えますね。よって17インチ車はホイールアーチ内がスカスカ。実際に購入したら、19インチへUPしたくなるだろうけど、高価だろうな・・・
・遂にレガシィもサッシュレスから窓枠付きのドアになったのですね。横幅の無い我が家のカースペースに入れるには、更に悪条件になったような・・・
・ワゴンのサンルーフ、小さくなりました。開放感が減っていく・・・
試乗の感想など。
試乗したのはB4(セダン)の2.5リッターのターボモデル(2.5GT Sパッケージ)のAT車。試乗コースは渋滞が多く、急発進や急停止、60km/h以上の加速は出来ませんでしたが、走らせてすぐ感じたのは、あまりにも私の愛機BHレガシィと違うと言うこと。2世代前の上に色々とカスタマイズ(改悪?)してますから違って当然でしょうけど、
・エンジン音、排気音、ロードノイズ、その他メカニカルノイズが殆どしない。静かです。でも、かすかに聞こえる足回りからのゴトゴト音が、何かこもったような(自然な音ではない)感じで私の感性には合いませんでした。
・ステアリングはBHのように軽すぎず、かといって重すぎず適度な操舵感。
・ブレーキはこれまでと変わらず踏めば踏むほど効くタイプ。トヨタ車のような初期制動重視ではありません。でも明らかにどの速度域からでも私のBHより効きます・・・(汗
・乗り心地良し。基本的に硬めだけど、ゴツゴツした感じは少なく、しなやかにギャップを越えるという感じ。いい仕事をする足回りです。(限界時のロール等は勿論試してません、悪しからず)
・ハンドブレーキは電動スイッチ式になりましたが、このスイッチがあるインパネ右端、エアコン送風口の下部には他にもスイッチ類が沢山あって、押し間違えそうです。もう少し識別し易くしてほしかった。
というわけで、街乗りでは「良く出来た高級サルーン」という印象しか分かりませんでした。
この試乗車は2.5リッターのターボモデルで285馬力。同クラスとなったライバル車では300馬力以上の車種もあり、もうレガシィは馬力競争の王者ではありません。それだけに、高速道路や峠を走らせての「楽しさ」を認識したいものです。もし購入するなら、そんな場所での試乗もお願いしたいと思っています。
Posted at 2009/05/25 02:07:56 | |
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