今日は焙煎ネタです。
ブログというより備忘録ですかね。
去年に引き続き「香りの焙煎」が今年の研究テーマ。
今回は熱源のガスを変えて焙煎します。
被験者はこちら

新富士バーナー(SOTO)の
パワーガス。
一般的なカセットボンベの成分は液化ブタンで低温時の火力が弱くなります。

ノルマルブタン=液化ブタンです。
低温になると蒸気圧が下がります。
スーパーなどで売っているカセットボンベはイワタニ含め全て液化ブタンです。
(実際の性状は多少違うと思うけど)
キャンプとか登山で高地や冬季用にリリースされているのがパワーガス。
イソブタンやプロパンが混合されています。
新富士バーナーのパワーガスはプロパン混合。
イワタニのカセットボンベは値上がりが激しく3本748円
対してこのパワーガスは値上がりしてないようで3本878円。
パワーガスって500円/本くらいの筈ですが…
ちょっと疑問なのは、今の焙煎ではガスボンベ三連奏ってこともありますが、ガス圧は20~40kPa程度で使っています。
全開だと液化ブタンでも50kPaは出るのでそもそも全開で使って無いです。
果たしてこの状態でも差は出るのか?
新富士バーナーパワーガス
イワタニ

判ります?パワーガスの方が炎が青いです!
燃焼温度が高いと青いのでつまりパワーも高いと。
しかし、パワーが高いと困ったことになりました…

バーナーが真っ赤!!!
これはヤバいので1本だけイワタニに変えてパワーガス2本、イワタニ1本で焙煎。
イワタニ三連奏ならバーナー赤くならないので火力の差ですね。
さっそく焙煎してみました。
ドラムは余熱200度、ガス圧はどちらも25kPaです。

パワーガスの方が立ち上がりが悪いのは1バッチ目だからです。
イワタニは2バッチ目なのでドラムも十分に温まっているから差がどうしても出てます。
また、パワーガスは温度上昇カーブが急すぎたので途中でガス圧を20kPaに落としました。(7分付近)
そのまま進めると豆の回りだけ焼けて芯が生焼けになるので…
パワーガスは途中でガス圧を落としてしまったので明確な差は出ませんでした。
ひとつ言えるとすると焙煎時に欲しいのは火力というよりは熱量です。
豆の芯まで熱を通すのが目的なので火力より遠赤外線的な熱量が欲しい。
バーナー自体をもっと遠くに設置して遠赤外線とか輻射熱で焙煎出来ればもっと違う結果も出せそうですが、今回の結果を見る限りはどちらでも良さそう。
実際焼きあがった二つの豆の香りも大差ありませんでした。
次はバーナーの検証ですね。
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コーヒー | 日記
Posted at
2023/03/06 21:11:12