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2026年01月27日 イイね!

何故エンジンオイルを交換すると音が静かになるのか? その1

何故エンジンオイルを交換すると音が静かになるのか? その1
エンジンオイルを交換すると振動が減って静かになりますよね。
これが楽しみな方も多いと思います。

3000kmくらいで劣化しているオイルが殆どだと思いますが、3000kmで何が劣化しているのか?
まとめてみました。

画像は音が静かになりそうなMobil1 Racingです。
添加剤たっぷりですが触媒はダメージを受けるので現代の車には使えません。



まず、音が静かになる理由ですが、金属と金属の間に何かが入り込んでクッション性を持たせるからです。
圧力が掛かった時に潰れるか、一時的に変形するかなど緩衝材となり、衝撃を吸収する。
主に油膜と被膜です。
今回は油膜だけ説明します。被膜と固体はその2で。



油膜(液体)
・ベースオイル(鉱物油、GTL、PAO、エステル)
・エステル系添加剤
・ポリマー
・油性増粘剤(ブライトストック、mPAO)


被膜(固体)、FM剤
・亜鉛
・モリブデン
・ボロン
・チタン
・タングステン
・マグネシウム



順に説明すると
ベースオイルは分子量が小さい(低粘度)ものほどせん断されやすいので劣化が早いです。

せん断安定性
高粘度>低粘度
合成油>鉱物油

高粘度合成油>低粘度合成油>高粘度鉱物油>低粘度鉱物油
イメージはこんな感じ。


0W-20の配合例で説明すると、VHVI鉱物油ベースの場合、
VHVI4が60%、VHVI6が20%、その他添加剤が20%

鉱物油は低温で硬くなりやすいので分子量の小さい柔らかいオイル(VHVI4)をメインで配合する必要があります。


対して、PAOやGTLをベースに作る場合、
PAO4が25%、PAO6が60%、その他添加剤15%とか

配合比率が鉱物油とは全く異なります。
これは合成油は低温流動性が高いことから粘度を下げなくても0Wを実現できるためです。

鉱物油ベースの場合、ベースオイルが柔らかい分、高温側の粘度が確保出来ないのでポリマーなどの粘度指数向上剤を沢山入れる必要があります。
ベースオイルの粘度指数も低いので合成油より多くのポリマーが必要。

例えば鉱物油ならポリマー10%添加、合成油なら3%添加とか。
ポリマーも鉱物油もせん断安定性が低いです。

柔らかい鉱物油に沢山のポリマーの0W-20に対して、
硬い合成油に少量のポリマーの0W-20
どちらが耐久力のあるオイルか?考えるまでも無いですね。

ポリマーマシマシの鉱物油の方が新油時は静かかもしれませんね。
でも、酷いと500kmくらいでタペット音出ていたりしませんか?



エステル系添加剤は油性向上剤として添加している場合、加水分解は比較的早いです。
これは合成油鉱物油関係なくエステルのデメリットですね。
滑らかになるし新油感を出すには最高ですけどね。


お次のポリマーですが、低温時に小さくまとまっていて、高温になると広がって増粘効果が出ます。
細かい話はこの辺を見てください。割愛w



最後油性の増粘剤ですが、これは硬いオイルです。
一般的なベースオイルより10倍以上高粘度なオイル。
これを数%添加することで増粘効果を持たせます。

ポリマーと同じような効果が見込めますが低温流動性は悪化します。
せん断安定性は高いのでポリマーと使い分けですね。
これも分子量が大きいので衝撃を吸収する効果があります。

mPAO150を添加するとスムーズに感じるのはこれですね。
入れ過ぎるともっさりするので少量添加が良さそうです。



まとめ
音が静かになる理由はオイル内の緩衝材が機能しているから。
油膜による緩衝材は分子量が大きいことが重要。
合成油以外の高分子材料はせん断安定性が低いので低寿命⇒直ぐに音がうるさくなる


VHVIを含む鉱物油の劣化が早い理由。
低温流動性が悪いのでベースオイルを柔らかくする必要がある。(せん断安定性は低い)
増粘効果を出すためには合成油より多くのポリマー添加が必要。(せん断安定性は低い)
そもそもせん断安定性が合成油より劣る。



例えば「古の15W-50」を鉱物油で作るというのはある程度意味があります。
低温流動性を気にしない15Wだし、粘度が高いからせん断安定性も比較的長く保持出来る。
ポリマーも殆ど添加しませんし、ブライトストック(硬い鉱物油)を添加すれば滑らかに感じるし音も静かになるでしょう。
それでも同じ粘度の合成油の方が高性能ですけどね。



金属系添加剤の話は次回にします。
Posted at 2026/01/27 12:14:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | オイル | 日記
2026年01月25日 イイね!

eビターラとモデル3に乗ってみた

eビターラとモデル3に乗ってみたボルボEX30試乗記のエキシビションです。


スズキeビターラとテスラモデル3に試乗してきました。
どちらも2WDモデルです。





まずモデル3だけ車体サイズが全然違います。
そして本当に意外なのがモデル3が一番軽い。

モデル3 4720x1850x1550mm 1765kg 54kWh 283ps 350Nm 541.3万
eビターラ 4275x1800x1640mm 1790kg 61kWh 172ps 193Nm 448.8万
EX30 4235x1835x1550mm 1790kg 69kWh 272ps 343Nm 559万



まずeビターラですが、試乗車はFFのZでした。
中間グレードですね。
走り出しは静か、適度に重厚で上質感あり。
スズキ初EVながら最初から完成度が高い。

欠点は殆どないです。
60km/h超えたあたりから急にうるさくなるタイヤと1ペダルがON/OFFしかないところがちょっと不満。
補助金127万円を考えるとこれは結構あり。

FFなので交差点を曲がるときの所作がやはりリア駆動には敵わないです。
結構洗練されてるしガソリン車からの乗り換えが3車中一番違和感ないと思います。
あとはこれが欠点になるか判りませんが、1台だけ明確に遅い。

もう一つ問題があった。
なんと受注まだ受付してないそうです。
納期も未定。(半年くらいらしい)
何故試乗させてくれるんですかスズキさん…



お次はテスラのモデル3です。
栃木県に展示場が無いのでららぽーと新三郷まで…
栃木県から試乗に行く方は茨城か群馬をお勧めします。
新三郷は回りが渋滞だらけでテスラのデメリットが目立ちます。

モデル3はサイズが大きいこともあって一番広いです。
リアシートも広大、トランクも広い。
背が低い感じはしたけどEX30と同じ。(室内高はEX30の方が高かったかも?)

モデル3はさすがに完成度が高いです。
悪いところは見当たりません。

個人的に気になったのはワンぺダルが効きすぎる。OFFに出来ない。
クリープが無い。ONにも出来ない。
だから渋滞とか駐車場内とか違和感しかない。
ソフトでいくらでも設定出来るのだから自由にさせて欲しい。

あとは、RWDだけど動きが楽しい訳じゃない。
何故だか重たく感じます。
ホントに一番軽いのだろか?乗った感じは2t位あるものだと思ってました。
カタログ値ほど速くないし。

テスラは納期3週間だそうです。
1月中に発注すれば3月末までに納車可能だそう。
補助金がいつまで続くか判らないので短納期は魅力ですね。



総括すると
ガソリン車っぽいEVを求めるならeビターラ
先進性を求めるならモデル3
運転の楽しさとEVのメリットを堪能したいならEX30
です。


やはり、EX30ベタ褒めしたのは間違って無かったです。
どう考えてもあの車が楽しすぎた。
3台中試乗時間も長かったから粗探しも出来たはずなのにそれも無い。
欠点は本当に価格と補助金だけ。



テスラで聞いたところ補助金額の設定は各メーカーのCO2排出量とか国内インフラ整備の貢献度なども加味しているそうです。
テスラは自社でインフラ整備しているし納得の金額。

スズキは元々CO2排出量は少ないですしこれもいい。トヨタもいい。
スバルソルテラは?bZ4xのOEMとは言えスバルはCO2もインフラ整備も全然なのに128万はどうなのよ。
同じ車だからトヨタ製ってことで見逃してもらったのかな?
EX30が補助金46万でソルテラが128万は納得いかないなぁ。



個人的な好みで言うと
EX30>>eビターラ>モデル3
ですね。

完成度は
EX30=モデル3>eビターラ
どれも完成度は高いですよ。

日産は15年間何やってたんだろ?という疑問しか出ない。



Posted at 2026/01/25 23:20:46 | コメント(3) | トラックバック(0) | クルマ | 日記
2026年01月23日 イイね!

連桿比と最大筒内圧力とMoDTC

連桿比と最大筒内圧力とMoDTC
今年はオイルネタは少ないハズって言ってたのに…

MoDTC(モリブデンヂチオカーバメート)が作る二硫化モリブデン被膜が何故ターボ車には向かないか?
どういうエンジンになら向いているのか?

実際の経験を裏付けしてみます。
このオイルはMoDTCが一番効果あったやつですが、サーキット1周走るとモリブデン被膜が取れてしまって保護して欲しい肝心な時にMoS2被膜が全然居ないという問題です。



まずはMoDTCとは何ぞや?
日本語だと有機モリブデンと言ったりします。
モリブデンとジチオカーバメート基の分子でジチオカーバメート基は窒素、炭素、2つ硫黄から構成されてます。
この周りにアルキル基が付いているので油への親和性が高い。



Rはアルキル基(オイル)

有機モリブデンが二硫化モリブデン(灰色のあれ)より優れている理由はこれでしょうか。
アルキル基が居るのでオイルとして振る舞う。
二硫化モリブデンは単体でモリブデンなので成膜効果はない。
隙間に入って潰れる際に滑る効果しかない。
悪く言えば最初からオイル内にゴミが舞ってる。


このMoDTCはエンジン内に入ると熱とか力(シリンダーなら側圧)によって分解されます。
MoとNとCとSはバラバラになる。
MoとSは二硫化モリブデン(MoS2)になって金属表面で被膜になる。
この時ZnDTP(亜鉛ジチオホスフェート)が先に被膜を作っているとMoS2被膜を生成する土台になりやすくより強固な被膜が出来る。



それぞれのせん断強度(引き剝がされる強度)はこんな感じ。
これは常温での話なので高温時は別。
燃焼室近傍の側壁なら200℃は超えるでしょう。

MoS2​ 単結晶層 約 20~MPa
ZnDTP 摩擦被膜 約 100~MPa
鉄(鋼)表面 約 500 MPa 以上


ZnDTP被膜の方が圧倒的に強いのですね。
ZnDTP必須だけどMoS2は無くてもいい理由はここ。
ただし、MoS2被膜の方が摩擦係数は低いです。
耐久性は弱いけど使いたい理由はこれ。

剥がれる(境界潤滑)で効果を発揮するのがMoS2なのである程度剥がれる必要もあるのでこの位が設計強度なのでしょう。


MoS2のせん断強度とピストン側圧がバランスするような領域にいればMoS2は剥がれつつ再生されるのでMoDTC滑らか!となります。
ピストン側圧がMoS2せん断強度を上回り続けると被膜が出来ずに効果が出ない。
何故ピストン側圧に限定して話をするのか?
それはピストン側圧がエンジンによって全く異なるから。



ピストン側圧を計算してみます。
重要なのは連桿比と最大筒内圧力です。

連桿比はコンロッド中心間距離をストロークの半分で割った数値。
1枚目の画像は東海大の資料から引用したものですが、クランク軸が回転運動と上下運動をする際に上死点を0度とすると90度付近と270度付近ではピストンが横に押される力(側圧)が最大になります。
これは爆発が無い空回しの状態で、実際には圧縮上死点からちょと下の辺りで最大側圧になるようです。(ATDC15度くらい)
90度まで来ると爆発の圧力は下がってますからね。


押す力(最大筒内圧力)と連桿比から最大側圧は算出出来ます。
この辺はAIに計算してもらいますが、代表エンジンの連桿比と最大筒内圧力と側圧はこんな感じでした。
絶対値は参考程度ですが、相対値で見ても全然違うのが判ると思います。



G16E-GTSの方がK20Cより最大筒内圧力が高いのは圧縮比(10.5と9.8)とブースト圧の差でしょう。
1.6Lターボで304psですからやはり負荷が高い。

連桿比が有利なショートストロークエンジンだと側圧はかなり下がります。
SR16VEは最大筒内圧力はB16Bより高いけど連桿比が4を超えるので側圧は差が無い。
いずれにせよハイチューンNAエンジンでもターボ車との差は歴然。


そして友情出演のD4204Tの側圧も非常に高い。
自己着火ディーゼル故まだまだ圧縮比も高いですからね。
中々興味深い結果ですね。
(良く聞くBMEPは正味平均有効圧力なので2回転に1回爆発するサイクルの平均値)



MoS2被膜のせん断強度は常温で20MPa~なのでこれが100℃、200℃となると強度は半分より下がります。
高負荷域では10MPaは下回るでしょう。


加えて低温で生成されるMoS2は強度も落ちます。
60℃から効果のあるMoDTCが話題になりますが、従来のMoDTCに比べて高温時の効果は当然下がりますよね?
結晶体の構造がそもそも強くならないと思う。



HKSもこんなコメントを出してます。
ターボエンジンを50年開発してきたHKSの経験から、ハイパフォーマンスターボ車への回答として低モリブデン処方としています。
過酷な条件で使用されることを想定し、ターボスラッジの原因となるモリブデン系FM剤を配合しておりません。



以上、推定計算ではありますが、ターボ車にMoDTCは肝心な時に効果が無いの裏付けにはなったでしょうか?
サーキット1周目は効果あり、油温が上がってくると全部剥がれる。
再成膜されるのは翌日で肝心な時に被膜が保護してくれない。



そんなMoDTCですが、街乗りNAエンジンなら効果を発揮できるかもしれません。
その場合も油温は100℃以上に上げた方がいいので定期的にブン回して被膜を作って楽しむ。

LOVCAのプレミアムレーシング0W-25はMoS2被膜はガッツリ出来ましたのでこれをNAエンジンに入れたらどうなるか気になりますね。
サーキットの翌日がメチャクチャいいのですよ…


ただ、剥がれたMoS2は三酸化モリブデン(MoO3)になります。硬いです。
MoS2から分離したSは硫酸(H2SO4)になります。
酸化安定性は悪いのでロングドレインには不向きです。

ZnDTPのように必須添加剤なら諦めもつきますが、モリブデンは無くても害はありません。


必須添加剤と言われているモリブデンアミンという酸化防止剤ありますが、これもベースオイルの酸化耐性が強い場合不要かも?なんて説もあります。
シェルやモービルの成分分析で微量(70ppm)検出されるモリブデンは大抵これです。

モリブデンアミンもMoDTCと同様でアルキル基を付けて油溶性になっています。
これが分解して三酸化モリブデンになるのはMoDTCと一緒。
加えてアルキル基の分子量が大きいのでディーゼルでは煤の元になる。


結局鉱物油が諸悪の根源なんですよね。
鉱物油が酸化しやすいから酸化防止剤が沢山必要。
酸化防止剤もオイルを汚し、鉱物油もオイルを汚す。

鉱物油は粘度指数が低いのでポリマーの効果が出にくいから沢山入れる。
モリブデンにせよポリマーにせよ残った固体はスラッジになってエンジンを摩耗させる。
(ポリマーのスラッジはまだ柔らかい)
摩耗させないためにまたモリブデン。血で血を洗う負の連鎖。

Posted at 2026/01/23 14:54:34 | コメント(0) | オイル | 日記
2026年01月22日 イイね!

AIと作る理想的なオイル

AIと作る理想的なオイル
AIと相談して理想的な化学合成油を作ってみました。
GRカローラとボルボディーゼルで使えるオイル。


要求仕様
0W-25相当の化学合成油
100℃動粘度 9.5cSt
HTHS粘度 2.8cSt
粘度指数 160程度
ACEA C6適合、API SP適合


ベースオイルはPAO6、全てエクソンモービルとインフィニアム製で


出した配合はこんな感じ

主基油 ExxonMobil SpectraSyn 6 (PAO 6) 60.0%
副基油(AN) ExxonMobil Synesstic 15 8.0%
副基油(AN) ExxonMobil Synesstic 23 7.0%
副基油(Ester) ExxonMobil Esterex NP343 10.0%
添加剤パック Infineum P6800 シリーズ 12.0%
低温流動剤 Infineum V385 / V387 (PPD) 0.5%
スターポリマー Infineum SV200系 (VII) 2.5%


化学合成油だけで構成するので多少粘度が高くても0Wが実現可能。
PAO4を入れずに耐久性重視、ポリマーはちょっと入れるけどPMAは無添加。

しかし、要求スペック入れるだけで添加剤銘柄まで合致させてくるとは凄い進歩してますね。
今回Geminiさんに相談して作りましたがP6800とかちゃんと合ってる。


想定スペック
40℃ 動粘度 52.0 ~ 54.0 cSt
100℃ 動粘度 9.5 cSt
粘度指数 (VI) 162 ~ 168
HTHS 粘度 (150℃) 2.85 ~ 2.90 cSt
CCS 粘度 (-35℃) 5,800 ~ 6,100 mPa・s


チャッピーにも聞いてみたところ5000km持たせたいならエステルは7~8%に減らした方がいいとも。
P6800の規定量が13.5%だからその分P6800を増やす。
指摘が的確過ぎて困るw


EXE-LUBE CLASSIFIED(完走出来るオイル)
どこかの耐久オイルをDisってますw




アホっぽいけど作ってみたいなぁ。
AI曰くリッター6000円位じゃないか?とのことw
Posted at 2026/01/22 18:02:00 | コメント(2) | トラックバック(0) | オイル | 日記
2026年01月20日 イイね!

DPFのSoot(煤)量の計算方法(仮)


私はずっと勘違いしていました。


「PMセンサーは煤(Soot)量は計測してなかった


ディーゼルエンジンのDPF差圧センサはDPF詰まりを監視するもので実際の煤量はPMセンサーが計測しているのだと思っていました。
(Particulate Matter:粒子状物質 PM2.5のPMと同じ)

だからPMセンサーに煤がよく詰まらないなぁ、とも。
実際には逆でした。差圧センサーが煤量を予想していてPMセンサーは制御には使っていない。


海外サイトのから画像を貰ってきました。


上流から
Oxgen Catalyst(酸化触媒)
Diesel Particulate Filter(DPF)
Pressure Sensor(DPFの上流と下流でDPF差圧を計測)
PM Sensor(煤量センサーはDPF下流に設置)
DEF(アドブルーインジェクター)
SCR触媒(アドブルーでNoxを浄化)


酸化触媒はHCやCOを無害化する他にDPF再生時に排気温度を上げる役割もあります。
DPF再生時は排気工程で軽油を吹いて酸化触媒で排ガス中の酸素と燃焼させて高温(600℃)にして煤を焼く。
排気管に流れなかった軽油はシリンダーからオイルパンに落ちるので燃焼希釈が起きる。


脱線しました。
DPFの上流下流には圧力センサーがあります。
この2つのセンサーの差圧でDPFが詰まっているかどうかを監視しているようです。
加えて差圧からSoot量を算出している。

DPF下流にあるPMセンサーはDPFが破損していないか監視しているだけで通常は制御に使用していない。



煤量を直接計測していない。
これは結構ショッキングでしたが、一気に謎が解けた感じがします。

DPF差圧からSoot量の変換はしているでしょうが、差圧は安定しないのでリアルタイムで計算出来ない。
私が差圧センサーをSoot計算に使っていないと思っていたのは差圧が全然安定していないから。
差圧で計算していたらSootはかなり頻繁に増減を繰り返すはずですが、それは無い。
と言うことはSoot量の計算は予測制御がメインなのでしょう。
それだけでは成立しないので差圧からSoot量を算出するフィードバックもあるはず。
それはセンサーの値が安定する特定の条件でのみ実施する。(はず)



ここからは私の勝手な考察です。
まずはSootと差圧の関係のグラフを作ります。フィードバック用です。
詰まってくると差圧の変化は大きくなる筈なので適当に書いてみます。
ボルボのPM量と差圧を基準に作ってます。これは本当に適当なグラフ。

差圧1kPaでSoot7gになるようにグラフを描いただけ。
ホントにこういうカーブになるか不明ですが、イメージです。



このグラフのDPF差圧とSoot量の関係をSoot計算の基準とする。
フィードバック用の基準のグラフ。

これとは別に燃料噴射量とか吸入空気量から計算する予測Soot量がある。
例えばアクセル全開を10秒続けたらSoot1g発生とか。
これを積算していきSoot上限に達したらDPF強制再生開始。

ただし、積算Sootで計算するとあっという間にSoot上限に達してしまいます。
そこで上のグラフの差圧から実際のSootを計算して修正する。

積算Soot量は6.5gに達してたけど差圧はまだ0.18kPaなので実際のSootはまだ3.5gですね。
積算Sootを6.5⇒3.5gに戻して続きを計算する。

3gもズレてると流石に問題なのでこのずれ量もフィードバックして予測量も最適化する。
これならSoot量の多い鉱物油でもSoot量の少ないGTLでも対応出来る。
こんな感じの繰り返しなのでは?

Sootは自然酸化による減少もあるので排気温が高い低負荷の状態で走行すると減少することがあります。
これも上のグラフから修正出来ますね。


もし、差圧センサーが詰まっていた場合、基準グラフの換算式が使えません。
この場合、積算SootのみでSoot量を計算することになるのであっという間に上限に達してしまう。
DPF再生間隔が極端に短い場合はこれが該当するのでは無いでしょうか?

上流の圧力センサーが煤で詰まってしまうともうフィードバックでSoot量を戻すことが出来ないので短距離スパンでのDPF再生を繰り返してしまう。
フィードバックが出来ないからSoot予測量も修正出来ない。
固定レートでSoot算出。



この現象と合致する症状が実は出ています。
以前ディーゼルエンジンのオイルについてブログを書きました。
エネ〇スのDL-1オイルを入れたらDPF再生間隔が50km位になってしまったやつです。
その後、知人にはトヨタC5を入れてください、と伝えて様子を見ていたのですが、トヨタC5に戻してもDPF再生間隔が戻らなかったそうです。

その後の修理したのか結果が判らないのですが、圧力センサーが詰まった後ではエンジンオイルをGTLに変えても正確にSootを測れないから元には戻らない。
センサー交換か清掃しないと戻らないのでは無いでしょうか?

みん友さんでも似たような症状があってやっと繋がった次第。



ただ、素朴な疑問としてこの状態でセンサーエラー出ないのかな?
圧力センサーのエラー条件にマッチしない?
DPF再生終了フラグもどうやって検出しているのか?
ボルボの再生中のOBD見てると差圧は使ってないので単純に温度と時間で焼いてる可能性はありそう。



フィードバックに関しても予想してないタイミングでSootが減ることがあります。
私のボルボだと朝いち1kmくらい走行したタイミング。
水温はまだ50℃以下ですし排気温度も150℃以下。
自然酸化にはまだまだ排気温度が低い状態でSootが0.5gくらい減ったりする。
だいたい同じ場所で減るんです。いつもの交差点を曲がった後。
ここがフィードバックの条件に合致している模様。

DPF再生直後でSoot0gの状態から上記条件で通常値に復帰することもあります。
0⇒1.6gみたいな感じで増えることもある。
なので特定の条件で差圧とSootのフィードバックを行っているようです。




上記のSootの計算は私の想像で書いています。
特に積算Sootの計算はこんなに単純ではありません。
EGR開度や水温、車速、温度、空気量でも全然変わってくるでしょう。

差圧とSootの基準グラフもこれだけではないかもしれません。
温度か何かを加えた3次元グラフかもしれませんね。



以上、私の勘違いから色々繋がって楽しい考察が出来ました。
100%フィクションですが、案外間違ってないような気もします。
チャッピーとGeminiさんには添削してもらってます。
95%くらい合ってるとのコメントでしたw


正しい情報として発信したいので識者の方、是非ともコメントをお願いします。
Posted at 2026/01/20 15:30:35 | コメント(1) | トラックバック(0) | ボルボV60 | 日記

プロフィール

「また安い!」
何シテル?   02/17 19:36
GRカローラでサーキットを走ってます。 オイルの検証も色々してます。 焙煎小屋を建ててコーヒー豆の焙煎もしてます。
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