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2023年03月26日 イイね!

GRカローラ用オイルとLSPI対応オイル

最近よく聞く「LSPI対応オイル」
LSPIとはLow Speed Pre Ignitionの略で直噴ガソリンターボ車で低回転高負荷域で起こるノッキングのことだそう。

燃焼室のカーボンとオイルの清浄分散剤に含まれるCa系添加剤が反応してノッキングを起こすらしい。
通常のノッキングと違いピストンリングとか2ndランド近傍で起きるのが特徴。

(エクソンモービル本国サイトから引用)
発生頻度は6万回転に1回程度、ということだけどイメージしづらい…
低回転高負荷時が6万回転分ってことですよね?

トヨタはこの問題提起を10年以上前に行っていたらしく、自社オイルは対応済み、API規格もSN Plusから既に対応済みになっています。
清浄分散剤をCa系からMg系添加剤やMo系添加剤に転換するとLSPIが抑えられるようです。
カーボンとCa系添加剤以外にもLSPIの要因はある筈ですが、確実に要因から外せるCa系清浄剤から対策したって感じでしょうか。

補足
Mobil1 ESP(5W-30SP品)やShellヒリックス(0W-20SP)はLSPIに対応させながらMo系添加剤が0ppmという配合もあったりします。
Ca系添加剤を減らしてMg系添加剤を増やすというのはLSPI対策には定石のようですが、Mo系添加剤はその限りでは無いみたいですね。
Mo系とCa系の組み合わせでLSPI減る、みたいな記述もありましたが。
こういう配合を見ると下手にオイル添加剤入れられないです。
特にMgとMoは比率が変わるとLSPI増えるような文献あるので注意です。
私は添加剤嫌いなので入れませんけど。(昔は大好きだったんですが)


閑話休題
以前0W-20の検証をした際にGRヤリスにはGRスープラ純正の0W-20 C5がいいんじゃないか?と書いたのですが、スープラ純正オイルはAPIはSN認証なのでLSPI非対応、GRヤリスやGRカローラには使えませんでした。
配合はCa系添加剤が多くて、Mg系添加剤ほぼゼロとSN規格時代のそのまま。
中身はBMW LL-17FE+ですしね。
直噴ターボだからBMW製とは言えLSPI対応してないとマズい気がしますが…
他で対応できてるのかな?

トヨタが10年以上前にこういう問題が起きますと技術学会で提起しているのに、ACEAはLSPIの対応が遅れています。
最新のACEA C6はLSPIやチェーン摩耗などSP規格とC5を合わせたような規格ですが、今のところトヨタとGMとフォードとMBくらい?
ヨーロッパで販売しているGRヤリスはAPI SPオイルが指定。

APIのLSPI試験のエンジンはフォードの2L直噴ターボ(エコブースト)なので、少なくともフォードとトヨタはLSPIの発生がある。
なのにAMGのA45のエンジン(M133)やタイプRのK20Cなどハイパワー2L直噴ターボはSN規格やACEA品でLSPI非対応なものが多いです。
当のトヨタも8NR-FTSはSN品が使える謎。
何となくピストンリング(トップリング)の使い方でLSPIの発生に差が出てるような気がしますが…


さて、本題のLSPIに対応していて、GRカローラに良さそうなオイルですが、
先にも書いた通りAPI SN Plus以上またはACEA C6が必須になります。
ACEA C6は国内だとユニオパールとスバル純正のレ・プレイアード・ゼロ(トタル)くらいしか無いので実質API SN Plus以上が対象。
この1年間調べまくった知見を元に選んだのは以下6選。
価格はネット通販最安値(ペール缶を4L換算含む)で表記しています。


候補1
トヨタ純正 0W-20 SP EMGL製 3000円(4L)

トヨタ純正で間違い無いやつですが、
SNからSP規格になってGTLベースからVHVIベースになりました。
レクサス純正も同様コストダウンですよね。残念。

トヨタ純正でGTL基油はディーゼル用の0W-20 C5とDL-1 0W-30を残すのみとなりました。
0W-20 C5使いたかったのですが、ディーゼル用だしACEA C5だからLSPIに対応してる可能性が低いです。
ディーゼルも灰分の問題があるので成分的にLSPI対応オイルに近い気はしますが。


候補2
トヨタ純正 GRモーターオイル エンデュランス 0W-20 11000円(4L)

API非適合ですが、SP相当品、LSPI対応です。
GRヤリスやGRカローラ用ですからベストチョイスではあります。
カタログにも載ってますからね。
エネオス製でVHVI+ベースらしいですが、いかんせん高い。高すぎる。。
GRオイルの白缶はNA用なのでターボ車には使えません。(白缶はポリマー入り)


候補3
日産純正 ストンロングセーブX 0W-20 SP 3200円(4L)

ミニキャブに使って非常に良かったのですが、かなり柔らかくプジョーには怖くて使えませんでした。
こちらはSP規格になってもGTL基油のままです。シェル製。
日産のエコカー用でしょ?と思ってたのですが、なんと400RやRZ34純正指定はコレでした!
VR30DDTTはタービンスピードが22万rpmってことなのでタービン保護にも良さそう。
慣らしが終わるまではトヨタ純正で乗るつもりですが、次の交換はこれの予定。


候補4
ペンズオイル プラチナム 0W-20 SP 3200円(4L)

シェル、ペンズオイル、クエーカーステートは中身は大体一緒です。GTL基油でシェル製。
そしてペンズオイルとクエーカーステートはGTLベースオイルが殆ど。(一部鉱物油あり)
その中で一番高性能なプラチナムでもこの価格。
日産純正もシェル製GTLで似てるかも?と思ったのですが、日産純正は粘度指数240で全くの別物っぽいです。
ペンズオイルは粘度指数168なのでレスポンス重視なら日産、耐久性重視ならペンズオイルでしょうか。


候補5
シェルヒリックスウルトラ SP 0W-20 ACEA C5 6500円(4L)

API SPもACEA C5も認証取得していてフェラーリ認証オイル!
国内製造品はフェラーリ認証とACEA無し。これは香港製?(タイ製でした)
こちらも当然GTL基油です。案外高くないのでありかも?
シェルヒリックスウルトラ=ペンズオイルウルトラプラチナなので、上のプラチナムはこれより下のグレードになります。


候補6
Mobil1 0W-20 SP 5000円(4L)

困ったときのMobil1
ESPは残念ながらVHVIベースになってしまいました。
価格は相変わらず高いままなのでGTLじゃないMobil1も何だかなぁ?ってことで除外。
0W-20のSPはまだGTL50%を保ってます。(確かSNの時は60%だったけど)


SP認証の0W-20ならかなり数はあるのですが、やはりカーボンの問題も考えるとGTLとPAOが良いでしょう。
SP規格のLSPI検査は新油時です。
しかも1回のテストでLSPI発生回数8回以下、テスト平均で5回以下が合格条件。
つまりはLSPIが多少発生していてもテストには合格してしまう…
次のSQ規格では古オイルでのLSPI試験が追加になるようなので条件はかなり厳しくなりそうです。
使用後のオイルのLSPIを考えた場合、カーボン発生量の差も重要になってきそうな気がします。
鉱物油ベースだとカーボン発生量も多いですからGTLとかPAOの優位性がまた出ますね。
トヨタのガソリン用オイルがGTLに戻ることに密かに期待してます。


チューニングカーっぽいオイルも探してみました。
スノコのBRILLシリーズはSDSによるとホントにエステルかPAOベースのようです。


しかも4L1万円以下でそこまで高くない。
これは良いかも?と思ったのですが、残念ながらAPI適合品無し、LSPIも当然非対応。
ワコーズのトリプルアールとか4CRもPAOベースですが、API非適合。
モノ自体は良さそうですけどね。

スノコはSvlet以下シリーズはVHVIベースで高めなので、どうせ買うならBRILLが良いと思いますが、スノコとかモービルとか韓国製のVHVI使ってないですよね?(自社製)
そこの差も気になります。
日本で充填しているメーカーでもベースオイルを本国から輸入している場合、国内で流通しているVHVIとは異なるVHVIが使用されていると思います。
VHVIと言えどピンキリあるような気がしてます…


カローラ納車されたら上の6つは試してみるつもりです。
5-6月生産という話から進展ありません。
噂によるとまだキャンセル次点の商談中らしいです。
プジョー売れてしまいましたし待ち遠しい。


【続編】
LSPI再考
Posted at 2023/03/26 19:51:11 | コメント(3) | トラックバック(0) | オイル | 日記
2023年03月06日 イイね!

香りの焙煎その2 熱源

今日は焙煎ネタです。
ブログというより備忘録ですかね。

去年に引き続き「香りの焙煎」が今年の研究テーマ。
今回は熱源のガスを変えて焙煎します。

被験者はこちら

新富士バーナー(SOTO)のパワーガス
一般的なカセットボンベの成分は液化ブタンで低温時の火力が弱くなります。

ノルマルブタン=液化ブタンです。
低温になると蒸気圧が下がります。
スーパーなどで売っているカセットボンベはイワタニ含め全て液化ブタンです。
(実際の性状は多少違うと思うけど)

キャンプとか登山で高地や冬季用にリリースされているのがパワーガス。
イソブタンやプロパンが混合されています。
新富士バーナーのパワーガスはプロパン混合。
イワタニのカセットボンベは値上がりが激しく3本748円
対してこのパワーガスは値上がりしてないようで3本878円。
パワーガスって500円/本くらいの筈ですが…


ちょっと疑問なのは、今の焙煎ではガスボンベ三連奏ってこともありますが、ガス圧は20~40kPa程度で使っています。
全開だと液化ブタンでも50kPaは出るのでそもそも全開で使って無いです。
果たしてこの状態でも差は出るのか?


新富士バーナーパワーガス


イワタニ

判ります?パワーガスの方が炎が青いです!
燃焼温度が高いと青いのでつまりパワーも高いと。

しかし、パワーが高いと困ったことになりました…

バーナーが真っ赤!!!
これはヤバいので1本だけイワタニに変えてパワーガス2本、イワタニ1本で焙煎。
イワタニ三連奏ならバーナー赤くならないので火力の差ですね。


さっそく焙煎してみました。
ドラムは余熱200度、ガス圧はどちらも25kPaです。

パワーガスの方が立ち上がりが悪いのは1バッチ目だからです。
イワタニは2バッチ目なのでドラムも十分に温まっているから差がどうしても出てます。
また、パワーガスは温度上昇カーブが急すぎたので途中でガス圧を20kPaに落としました。(7分付近)
そのまま進めると豆の回りだけ焼けて芯が生焼けになるので…


パワーガスは途中でガス圧を落としてしまったので明確な差は出ませんでした。
ひとつ言えるとすると焙煎時に欲しいのは火力というよりは熱量です。
豆の芯まで熱を通すのが目的なので火力より遠赤外線的な熱量が欲しい。
バーナー自体をもっと遠くに設置して遠赤外線とか輻射熱で焙煎出来ればもっと違う結果も出せそうですが、今回の結果を見る限りはどちらでも良さそう。
実際焼きあがった二つの豆の香りも大差ありませんでした。

次はバーナーの検証ですね。
Posted at 2023/03/06 21:11:12 | コメント(2) | トラックバック(0) | コーヒー | 日記
2023年03月04日 イイね!

FSW 2023.3.4

FSW 2023.3.4FSWに行って来ました。
恐らくプジョーでのFSW走行はこれがラスト。
なので結果を出したかったのですが…

本日もよっしーさんとご一緒してます。




経費削減のため高速は最小限ってことで栃木県内はR4で下道、五霞ICから圏央道で御殿場へ。
五霞ICまで3時間、そこから御殿場まで高速なのに2時間半。
途中で洗車と給油はしたけど掛かりすぎ…
高速のペースが遅いおかげで燃費は去年と同じく18.5km/L
この区間80キロ程度なので燃費がメチャクチャ伸びます。


金曜日の目的はこれ

やっとこれました「さわやか」
どの店舗も激混みで御殿場アウトレット店だと400分待ちとかになります。
比較的空いてるらしい富士店まで行くつもりでしたが御殿場インター店が120分待ちでしたので遠征せずに済みました。
評判通り美味しいです。粗びきな感じも良い。
他のチェーン店でもこの位出せないもんでしょうか?
さわやか>トマト&オニオン>フライングガーデンって感じかなぁ?

今回経費削減第二弾でいつものルートインをやめました。
インター近くのビジホにしましたが、これが失敗の始まりでした…
部屋に入ってしばらくすると花粉症の症状がやたら出ます。
空気清浄機効いてない??フィルタ取り出してみたら埃厚が10mmくらいドッサリ…
活性炭フィルタは既に中身が出てるし!メチャクチャ。
夜中に風呂場でフィルタを洗うも体調は既に最低。


翌朝も体調は絶不調。
タイムには関係ないと思うけど。

プジョーのFSWのタイムは
2'11(完全フルノーマル)
2'08"5(タイヤだけPSS)
2'09"00(昨年)

昨年はクリアラップゼロで2秒くらいロスして9秒フラットだったので、今年は6秒台、何なら5秒台と思ってたのですが…

やはり走行会ではラップタイマー付けないとダメですね。
この周も前走車いますが、吊られて何となく走っちゃうんですよね。
追いついてるんだからこちらの方が速いはずなんですが、またやってしまった…

この前にも別のクルマにくっ付いてしまい、やはり9秒台。
普段ガラガラのサーキットばかりでこういう走行会で走らないから学習しない…
前で引っ掛かってた2台は7秒半だったので、それより速かったはず、と言い聞かせます…
(セクターベスト合計だと2'06"209なので大体予定通りでした。)

あと、プジョーって後ろ付いても避けてもらえない率高い気がします。(被害妄想)
避けてくれない車種も決まってるようなw


終了後フロント

リア


シバタイヤのTW280ですが、FSWだと結構熱ダレしました。
2ヒート目は最初から熱ダレしてます。
これだとTC2000はやっぱり無理だと思う。
TW180の時にも言いましたが、やはりAD07っぽい。
サイドが柔らかいタイヤ嫌いじゃないんですけどね。

あと、パーツレビューでも書いてますが、ラジアル方向のユニフォーミティ何とかして欲しい。高速振動結構あります。
熱ダレするとフルブレーキで左右に振られるようになるのでバイアス方向も良くないのかも?
TW180はこんな感じなかったんですが、TW280でハイグリップ化で無理したのかな?


帰りはインター近くの店でやけ食い
Yahoo評価で静岡No.1のチャーハンらしい。
美味しいけど味覇(ウェイパー)全開!って感じの味でした。


不完全燃焼過ぎてもう一度FSW走りたいのですが、カローラの生産がが5月か6月になりそうで売却をゆっくりしてられません。
せめてボーナス後納車にして欲しい…

次は3/20のリンクサーキットを予定しています。
つくるまも時間があればどこかで。

Posted at 2023/03/04 20:02:51 | コメント(3) | トラックバック(0) | サーキット | 日記
2023年02月25日 イイね!

レカロRS-GE装着

今更ですがフルバケを付けました。
昨年の夏に購入済みでしたがどうにも腰が上がらず…


フルバケ交換って結構重労働なんですよね。
だいたい半日は掛かります。
今回もやはり例外なく半日コースでした。


ベースフレーム固定ボルトのフロント側。
何故かベースフレームの内側に配置されていて高さスペースが30mm程度しかありません。
しかもトルクスのT40。
ショートトルクスなんて売ってないし…
6.35のショートビットで何とか締めます。
アストロに買いに行ったけど実は3個持ってた…

今回N-SPORTというところのレールを買いました。
作りはいいのですが、オフセットが酷い。

純正シートはベースフレームとシート位置をシフトさせてハンドルセンターを合わせていますが、どうも考慮されてないようで盛大にずれてます。
シートレール側でも多少調整出来ますが、この量は取り切れない…

RS-Gの自体の形状もあんまり良くないです。
SP-Gに比べて座りが浅い。
SP-Gだと4点無しでも余裕で走れる収まり感がありましたが、これはそれも無い。
肩回りのサポートも浅いし、骨盤のあたりも浅い。
特定の姿勢だと良くなるんでしょうか?
SP-G再販して欲しい。

毎回こんな感じだからやる気が出ないんですよね…
Posted at 2023/02/25 16:46:56 | コメント(3) | トラックバック(0) | プジョー308 | 日記
2023年02月21日 イイね!

ESPよ お前もか?

何気なくMobil1のSDSを見ていたらMobil1 ESP 5W-30の組成が変わっていました。(写真は旧品)


2023年のSDS


2020年のSDS


なんとベースオイルがGTLからVHVIになってます!
ついにESPまでコストダウンかよ!
と思ったらどうも違うようです。


国内製造のMobil1はSNからSP規格になってこっそり組成がコストダウンされてるような傾向がありましたが、ESPはそれとは違いちょっと様子がおかしい。
国内で販売されているMobil1のベースオイルはこんな感じです。(2023年2月現在)

0W-16(PAO 70% GTL 10%)
0W-20(GTL 50%)
0W-30(GTL 50%)
0W-40(GTL 50% PAO 10% VHVI 15%)
10W-30(不明)
15W-50(不明、PAO 5%)
5W-20(VHVI 20% PAO 20%)
5W-30(GTL 30%、不明)
ESP 5W-30(VHVI 40%)
FS X2 5W-40(VHVI 50%)
FS X2 5W-50(VHVI 60%) LFA純正
FORMULA J 0W-40(PAO 50%) GT-R純正

SP規格になったものはGTL配合率がちょっと下がってました。
思ってたよりもSP規格が緩いからコストダウンですね。
トヨタの0W-20がSNからSPになってGTL→VHVI化されたのと同様。
API試験代が高いので最初は確実に合格するフォーミュレーションで通して後からコストダウンと。

0W-16だけは凄いことになってますが…

この位のスペックなら100%化学合成油と謳っても怒られないでしょう。PAO70%。(表記は合成油)
ただ、普通のPAOとCAS#違うしホモポリマーでは無く、テトラマー、トリマー混合ってことは不純物ありPAOって感じなんでしょうか。分子量デカい?廉価版かな?
これを更に水添処理するとホモポリマーになったりするんでしょうか?
そもそも作り方が違う?詳しい方教えてください…
このPAOがVHVIやGTLに対してどの程度のパフォーマンスなのか気になりますね。
0W-16は2020年仕様はホモポリマーでしたが、2022年で上記仕様、2023年11月現在0W-16はカタログ落ちしてます。


この一覧を見ていても依然としてVHVI<GTL<PAOという構図は見えます。
VHVI≒PAOなんて言っちゃってる販売元もありますが、差はありますよね。
粘度指数が一番低い(120)PAOとVHVIの粘度指数が同等ってだけで、VHVIとかGTLが使える現在で、粘度指数120程度のスペックが必要なオイルでPAOをわざわざ使うとは考えにくい。
普通に考えれば粘度指数140以上でPAOの出番と考えるのが自然。
実際エンジンオイル用に市販されているPAOは概ね粘度指数145は超えてますし。
VHVIしか武器がない販売元はそう言うしか無いのでしょうけど。
(このVHVIもピンキリあるようでその判別は我々にはもはや不可能…)
宣伝を鵜呑みにしてはイケナイ。


さて、本題のESP5W-30ですが、これだけ極端に組成が変わってるようです。
ESPシリーズは欧州車やACEA認証が取れているオイルが多いので他国での都合で日本のESPもこんな組成になってる気がします。
組成がこれだけ変わると流石に各種試験は再試験だと思うのですが、APIは相変わらずESPのみSN止まり。
わざわざ試験するならSP適合させると思います。
既に試験済みのプランBがあった?
(海外では中身が同じっぽいAPI SP品が発売されていますが日本未発売ですね。)

もう一度最新のESP 5W-30ESPのSDS

PAOも配合されてないし、アルキレン芳香族アミンって酸化防止剤じゃないのかな?5%未満って結構多いイメージですが。
溶剤脱蝋重質パラフィン系蒸留油 ってグループIの鉱物油?
VHVI以外にも疑問点が多くてやっぱり単なるコストダウンだったりして…

天然ガスがらみなので、もしかしてロシア情勢とか関係あったりするんでしょうか?
極端に天然ガスが高騰したエリアがあってGTLを回せないとか?
各国共通化する都合で足を引っ張られたか?
でも、0W-30とか他のESPはまだGTLがベースなので違うか。
GTLってカタール産だから関係無いと思いますが…

本国にはMobil1 Extended Performanceという2万マイル保証のオイルがあるのですが、0W-20は同時期にVHVIベースに変わりました。
GTLベースのMobil1が1万マイル保証で2万マイル保証のベースオイルがVHVIとはいったい…
余程凄いVHVIが開発されたのでしょうか?
真相は結局わからずじまい。


もう一つの可能性はVW504.00 507.00規格が改訂されてベースオイルの制限が無くなったのかもしれません。
ESP(Formula)5W-30は最初からVW504/507認証でした。
ってかこれしか認証オイル無かったかもしれない。
規格が緩い方に改訂されて各社VHVIベースで作れるようになった。
ESPもやってられん!とVHVI化に走ってたりして?


ESP 5W-30は旧来のMobi1らしい欠点の無い最高のオイルでしたので、VHVIになっても変わってないことを祈ります。


【追記】
Mobil1 5W-30(非ESP)がACEA C2適合になってました。(2023年8月)
プジョーとかACEA C2で良いエンジンはコチラの方がESPより柔らかいと思うのでメーカーアプルーバルにこだわらないなら無印5W-30がいいかもしれません。


【余談】
VWやMB、BMW適合オイルは各社から発売されていますが、適合なのか認証なのか確認して購入してください。
認証はメーカーアプルーバルオイルです。試験に合格しているオイル。
適合は合格するだろうスペックを有するオイルです。
似ているようで全然違います。どうせ買うなら認証オイルを!
Posted at 2023/02/21 19:51:56 | コメント(1) | トラックバック(0) | オイル | 日記

プロフィール

「ホントにホウ酸エステル入ってたら速攻加水分解されると思うけど…」
何シテル?   05/14 13:31
GRカローラでサーキットを走ってます。 オイルの検証も色々してます。 焙煎小屋を建ててコーヒー豆の焙煎もしてます。
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