ダイハツが本当にヤバイよね。
どうしてしまったんだろう。
過去にはAA33SカルタスGTi、そして今はスイスポZC33Sに乗っている自分ですが、真剣にシャレード926R欲しかったんだ。
若い方は多分解らないだろうけど、926ってすごい大きな意味を持っていたんだよ。
当時の日本のモータースポーツのターボ係数は1.4(後に1.7になった)だったので、1Lのシャレードにターボを積むと、1300を超えて、1.6Lクラスと戦わなくてはならないけど、926ccだとアンダー1300cc(926cc × 1.4 = 1,296.4cc)となり、NAの1300ccと同じクラスで戦えるという非常にアグレッシブな挑戦をした車だった。
そして実際速かったし、自由で楽しいメーカーだったはずなんだけど。
当時としては珍しかった(今も?)、新谷かおる先生のWRCを題材にした漫画「ガッテム」でもシャレードが「ラレード」して描かれ、WRCで活躍している。
そんなダイハツだが、ここからは自分の勝手な憶測だけど、ご存じの通りトヨタの完全子会社となりトヨタのスモールカー部門&グループ会社へのスモールカーのOEM供給会社の色合いが強くなったけど、恐らくかななり前からトヨタの影響を受けていたであろうし、熾烈を極めたライバルであるスズキとの軽自動車のシェア争いによって恐らく現場は限界を超えていたのではないか。
ここで何が起こったか・・・・子会社が親会社である天下のトヨタのスケジュールに異を唱えるなんてもってのほかだろうし、トヨタグループとしてスズキ(今はスズキもトヨタグループだけどね)には負けられない訳で、それまで全く文化が異なる会社であるトヨタ方式を強要されただろうし、それ以外にも恐らく様々な資料やデータを揃えなくてはいけなくなったのではないかと言うことは容易に想像がつくし、全てのしわ寄せが現場に来たと言うことは十分考えられる。
しかもトヨタ以外にもスバルやマツダ、それぞれ文化の違うメーカーにOEMするためにはいろいろ今までと違った資料やテストデータを提出する必要があったはず。
恐らく現場はとんでもないことになっていたのではないかと想像される。
だからといって今回の事が許されるわけではないのは当たり前なんだけど、そういうことが重なって今回のようなことになったのではと考えてしまうのは邪推だろうか・・・・
是非トヨタにはもう少し自由な(時間的自由も含めてね)環境で、ダイハツを含めた子会社の車作りを認めて欲しいと思うのだけど・・・・
そしてスイスポ対抗馬のシャレード(ラレードでもいいよ)を出して欲しいな。
頑張れダイハツ!
Posted at 2023/12/20 22:37:15 | |
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