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かとうのくるまのブログ一覧

2009年09月06日 イイね!

高天原散策

では、プロローグからだいぶ時間が経ちましたが、
高天原散策について記します。

プロローグにも書きましたが、
高天原とは、神様たちが住む天上界のこと。
ここから天照大神の孫にあたるニニギノミコトが日向の高千穂へと降臨し、後にその子孫の神武天皇が日向から大和に東征して、今日の日本に至る。
言わば、日本の歴史の原点のような場所です。


高天原を散策する前日に、ある一冊の本を図書館で借りていました。
「神々と天皇の間~大和朝廷成立の前夜」
小説家が書いた本ではなく、学者さんが書いた本で、
難解なくせに、「?」な仮説が多すぎて、読むのに1ヶ月を要してしまいました。
(^^;
なので、散策の時は全然気付かなかったんですが、
葛城王朝説というのを唱えてる内容でした。

不動滝

ざっくり言うと、神武~開化までの天皇と、崇神以降とでは、王朝が変わったと。
初期の王朝は宮址や后妃の出身部族からして、葛城山系東麓に本拠地を置く葛城氏に関連のある王朝だった。
対して、崇神以降は三輪山麓に本拠地を置く部族に関連のある王朝だった。
という内容のように読み取りました。

王朝が変わったというよりは、支持部族が変わっただけだろうと半分以上疑って読んでたら、
最後の最後に物的証拠みたいなのが出てきたので、「やられたー。」という感じ。
その物的証拠は、また後日見に行ってみようと思います。

さて、その葛城王朝の王族か支持母体であるのが、葛城氏という豪族です。
この葛城氏は後の平群・蘇我氏を輩出する有力な豪族だったとこのと。
その葛城氏の本宗が祀っていたのが、高天原の高天彦神社です。

雰囲気のある参道でした。

この高天彦神社には、高御産巣日神(タカミムスビノカミ)が祀られています。
高御産巣日神と言えば!!
神武天皇の父方の祖父の母方の祖父。
春に行った宇陀市の鳥見山公園でも、神武天皇が皇祖神として祀られた址がありました。
天孫降臨神話では天照大神に指令を出したりと、超エライ人だったようです。
ひょっとしたら、あまりに強力な大和平野の勢力を前に、
宇陀でウダウダするしかなかった神武天皇が、
葛城山系東麓の葛城氏を鳥見山に呼んで同盟を結び、
大和平野包囲網を築いたのかもしれませんね。

なんせ、平野に攻めて行くには、葛城は好立地。
大和平野、特に飛鳥方面が丸見えです。

平野部で軍勢の動きがあれば、一目で分かってしまいます。

それに対して、昼を回ると、飛鳥から見た葛城山系はこんな感じ。

大きな山影からいつ軍勢が繰り出されてくることやら・・・・凄いプレッシャーだったでしょう。


参道を更に進むと、徐々に社が見えてきます。


しかし、高御産巣日神、そんなエライ人なのに、こんな山里でひっそりと祀られる。
かたや天照大神は伊勢神宮に最高神として祀られる。
歴史の流れなのか、なんなのか・・・。


しかも、この高天彦神社、古くから名神大社であったのにも関わらず、
明治時代に村社に落とされてしまったそうで。


天皇は日の神(天照)の子孫という日子思想にとって、邪魔な存在になっちゃったんですかねー。


さらに、この神社、今は無人。神主さんは近くの高鴨神社と兼務されていて、そちらに常駐されてます。


ちなみに、高鴨神社というのは、ヤタガラスの子孫である鴨氏という部族が祀ってきた神社だそうです。
この鴨氏は後に山城(京都)県主となり、あの華麗な上鴨・下鴨神社を祀ることになったようです。
興味深いのは、国譲り神話は、実は高台に居た葛城氏が麓に居た鴨氏の縄張りに進出してきた事跡をモデルにしているという説があること

それが本当なら、現在は逆に鴨の神主さんが葛城の神社を祀っているわけで・・・。

それでも厳かな雰囲気は未だ健在。さすが。

ところで、社殿の横に蜘蛛塚というのがありました。

これは、土蜘蛛と呼ばれる先住人を埋めた跡だそうです。
天皇に逆らったために、矢で射られたそうです。

その土蜘蛛が住んでた址が、この蜘蛛窟址

高天彦神社の東方の林の中にありました。
それなりに壮絶な歴史が、この国の創立段階でも起こっていたということでしょうね。

こうやって書くと高天原というと高天彦神社の周辺だけのように見えますが、
これがなかなか、結構広いんですよ。

鴨氏の縄張りも含めたら、かなりの面積になると思います。
後に継体戦争の強力な抵抗勢力だった平群谷より広いかも。
そのうえ、↑のような好立地ですからね。
葛城王朝説も、当たっているのかもしれません。

近々、王朝交替説の物的証拠も見に行きたいと思います。


今回は高天原史跡ガイドというHPを参考に散策しました。
ここに載せてくれてる手書きの地図が無かったら、こんなに有意義な散策はできなかったと思います。
感謝です。
Posted at 2009/10/05 12:10:40 | コメント(1) | トラックバック(0) | 神社 | 旅行/地域
2009年09月06日 イイね!

高天原 プロローグ&エピローグ

<プロローグ>
天孫降臨物語の舞台、高天原に行ってきました。

(高天寺・橋本院駐車場にて)


高天原とは、神様たちが住む天上界のこと。
ここから天照大神の孫にあたるニニギノミコトが日向の高千穂へと降臨し、後にその子孫の神武天皇が日向から大和に東征して、今日の日本に至る。
言わば、日本の歴史の原点のような場所。


その伝承地は、奈良県御所市の金剛山・葛城山系の東側一帯に広がる台地に存在します。
ちょうど京奈和道五条北ICの辺りから香芝市を結ぶ山麓線と呼ばれる県道沿いです。

この標識を見落とさなければ、いとも簡単に辿り着くことができます。
地名も奈良県御所市高天と分かりやすい。(^_^)


さて、いきなりなんでこんな場所へ行ったのか??
それは先日の高野山からの帰りにこの標識を見て、幼い頃の記憶を思い出したのです。
それは、家族でドライブに行った時の父の言葉。
「この辺りが高天原といって、ここから天皇家のご先祖さん達が降りてきたという伝説が云々・・・。」


そうや、そうや、何かそういうこと言ってたね。
そして何と言ってもこの風景。

いかにも、神話の里・天上の世界=高天原という説得力があります。
車で山麓線を走っていると、こんな風景が続くわけです。

高野山の帰りに是非とも立ち寄りたかったのですが、
翌日仕事で朝早かったので断念。
何としても近々来るぞ!!という執念を燃やし、この日にリベンジとなりました。

奥博雄って誰?グーグルで検索しても出てこない・・・。


そんなわけで、高天原を散策してきました。



<高天原散策>
長くなりそうなので、次の日記に分けて書きます。
(そんなの有りか??)


<エピローグ>
この日は9月にしてはとても暑い日で、2Lの水筒に入れたお茶を飲みつくすほどでした。


帰りに橿原のイオンモールに寄りました。
(ダイヤモンドシティってイオンに買収されたのかな?)
お目当ては欧州仕様のシビックタイプR!!
かよぱぱさんが前日に見に行ったと聞き、見たくなったのです。

ところが・・・・なんとフォードのSUV勢がデーン!!と展示されてまして。。。
「こんな時代だからこそ、胸騒ぎのするクルマを。」
とか書いてある。
こんなバカでかい車買ったら、リアルに胸騒ぎ。
ココは日替わり展示で、今日はフォードなのかー・・・と、すごすごと帰りました。

そんな話をしてたら、同じくかよぱぱさんの話を聞いて見に行った人がいて
「そのフォードの奥にホンダがあったのにー。ちなみに欧州Rの展示は今週まで。」
と教えてくれました。
残念・・・・バカデカSUV勢に視界を阻まれてたようです。OTL


えーと、全然エピローグって感じじゃないし、本体を書いてないけど、一旦終わっちゃいます。
(・・;)
Posted at 2009/09/19 16:44:39 | コメント(1) | トラックバック(0) | 歴史 | 旅行/地域
2009年09月04日 イイね!

スバル・秋のマイナーチェンジ

スバル・秋のマイナーチェンジ





●エクシーガ
リニアトロニックCVT搭載!

めでたいことです。
ようやく脱ATの波がスバルにも!

燃費もFFだと15km/Lに向上。
うちのFF/1.5Lのインプと同じ燃費です。
この数年ですごい進化です。
スバル車は燃費悪いなんて言われたのは、今や昔。

AWDの場合は13.8。
ん?? 2.5Lのレガシィより若干悪い。
新型レガシィのエンジン&排気系は凄く高効率なんでしょうねー。
展示車の内装を見て試乗する気が失せましたが、今度乗ってみようかな。


●インプレッサ
リアゲートのメッキ調のパーツが、ボディ同色になってしまった・・・。
(↑の写真)
ちょっと・・・いや、かなり残念。
個人的には、あの部分好きだったので。

同色にするなら、せめて取っ払わないとダメでしょう。(^^;
意味も無くモコっとした物体が横たわっているような感じです。

んで、こちらはまだAT。
小排気量で重いボディーのインプレッサ1.5LにこそCVTが必要です。
特に山道を走ると、小排気量&段数の少ないミッションというのは辛いです。
群馬に本拠地を置くメーカーとは思えないなー。

スバルの中では新技術だから、エントリーカーには搭載しないという出し惜しみでしょうか。
トヨタ傘下になっても、世間一般の感覚とはズレたままなんですかね。
まあ、いいけど。


とにかく、次か次の次の車となると
ミニバンも視野に入れないといけない状況かもしれないので、
エクシーガが進化したことを喜ばしく思います。
(^_^)
Posted at 2009/09/04 20:56:34 | コメント(2) | トラックバック(0) | 車の感想 | クルマ

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