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2012年09月30日

スバル快走の報に想うこと

スバル快走の報に想うこと 8月の下旬になるが「スバル快走の転機はマーケ機能の強化」という記事を読んだ。

スバルが好調だという。リーマン・ショックの影響をさほど受けなかった世界でも数少ないブランドだそうな。ボクはまさか、そんなにスバルが好調との認識は無かった。

近年で言えば、レガシィが米国向けに大型化したとファンを嘆かせ、先代インプレッサは5ドアを中心としてWRXも出したが、モデル中期に4ドアを追加するという迷走?気味。新型インプレッサと新型ボクサーエンジンには当初、看板のターボバージョンはお預け。WRX STiはどうなるのか?とファンをやきもきさせている、など。決して順風という印象が無かったのだ。

そこで、この記事を読んで少し調べてみた。そしてビックリ、ボクの認識は完全に事実誤認であった。

先ずインプレッサ。我が愛車アクセラSKYACTIVとはガチのライバル関係だが、専門家の試乗記、みんカラの比較ブログなどを読む限り、なかなか優れたクルマながらアクセラの方が一歩リードという印象だ。ところがこの両車、販売実績を比較すると評価は逆転する。新型に切り替わった昨年12月からの販売実績は国内TOP30の常連となっており、SKYACTIVを追加した直後の昨年10月、11月にランクインしたのみで姿を消したアクセラとは好対照。販売面で言えばアクセラはインプレッサに全く及ばないのだ。本来ブランドの牽引役となるWRX STiが旧型のままで、である。新型の人気はかくの如しなのだが、じゃぁってんで2011年度、つまり旧型の末期の販売実績も調べてみると、なんと年間で21,669台を販売し、堂々の27位。レガシィが26位と基幹2車種がTOP30入りだ。今年の上半期でもインプレッサ23位、レガシィ30位と安定した人気である。ちなみにマツダのTOP30常連はデミオのみ。ホンダのTOP30はフィット、フリード、ステップワゴンといずれも5ナンバーだ。

もっと面白い情報がある。スバルとホンダ、マツダの販売台数を比べると、当然シェアの通りにマツダとホンダは数でスバルを上回る。しかしその中身を見ると、小型車(5ナンバー)はホンダ、マツダが当然のように上回るが、普通車(3ナンバー)はスバルがこの2社を上回り、トヨタ、日産に次ぐ販売台数を記録することも度々あるのだ。

より大きく、価格も高い普通車の販売台数が多いということは、少なくともスバルはホンダ、マツダよりプレミアムセグメントで強いということを意味する。否、スバルの現在のラインナップに小型車はほぼ無いのだ。つまりスバルは国産メーカーでは珍しい"プレミアムブランド"ということになるのだ。

スバルの熱狂的なファンでスバル車を乗り継いでいるユーザーを「スバリスト」と呼ぶことがある。この呼称は他のメーカーのファンには無いものだ。しかし、一部のファンのみに支持されるのみでは長期に渡って安定的な販売量を維持することは出来ない。もしかしたらスバル車は、スバリストというコアなファンに牽引され、ファンを増やしつつあるのではないか。レガシィのツーリングワゴンがトップブランドであることは車好きの間では周知の事実だが、ワゴンというカテゴリーが既に超人気というワケでは無い。インプレッサのWRX STiももはや定番のスポーツAWDではあるが、これは必ずしも数が期待出来る車種ではない。どちらかというとマニアックなクルマだ。日本で人気のハイブリッドがラインナップされている訳でもないにも関わらず、レガシィ、インプレッサがコンスタントにTOP30に食い込んでいる事実は見事というしかない。

ボク自身はこの人気の要素のひとつとしてアイサイトがあると見ている。特にそのCMが巧みだ。これが冒頭に紹介したマーケティング機能強化の副産物だとしたら、コレもなかなか興味深い。

「ぶつからないクルマ、アイサイト」

どちらかと言えばマニアックなメーカーであるスバルのディーラーには、トヨタや日産とは違い車の購入検討を始めた人が、必ず足を運ぶというわけにはいくまい。ところがこのCM、「ちょっとスバルのクルマを見に行ってみようか」と思わせるに十分なインパクトがあると思う。ディーラーに足を運び、試乗すれば自慢のボクサーエンジンの低重心、シンメトリカルAWDの安定性、アピールポイントは多い。

こうして考えてみると、スバルはなかなか侮り難いメーカーと、今更ながらに再認識した次第。

次の愛車にスバル、、、なんて考えてみるのも面白いかも?(笑)
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Posted at 2012/09/30 01:48:42

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この記事へのコメント

2012年9月30日 7:45
こんにちは

楽しく読ませて頂きました。
確かにCMやらアイサイト…他社と違う
エンジン。。好調な理由も分かります。

しかし底力は他社様の方が・・
トヨタの力がないと。。

コメントへの返答
2012年9月30日 19:31
はじめまして。コメントありがとうございます。

自動車会社の"底力"ってナニかなー?
"トヨタの力がないと"ナニが困るんでしたっけ?(笑)

って、思いました(^_^;)。
2012年9月30日 19:34
こんばんは

アクセラの購入時期と、新型インプレッサの発売時期が同時期だったので、インプレッサの評価は私も気になっていました(とても)。

結局、新型インプレッサを見ないままにアクセラを購入したのですが、雑誌やみんカラなどの評価をみた今でも、アクセラを購入して良かったと思っています。

運転する楽しさ、剛性の高さから来る車体の安定感、街乗りでの新型ミッションの出来のよさ、一般走行でのハンドリングの良さ、静粛性、燃費性能・・・私の中ではアクセラの圧勝なんです。

しかし、少し気になっていた点もありまして、後席の乗降性と視界の悪さ、固めの乗り心地(後席)、ラゲッジルームの狭さ、クルコンが標準ではない、などが少し引っ掛かっていたんですが、この辺りを価格があまり変わらない「2.0i-S EyeSight 4WD」は全て解決しており、やはり買い易い車に仕上がっていますよね(^.^)。

アクセラ1146台、インプレッサ3142台これは8月の販売台数(ベストカーに掲載)だそうですが、この差は雪国ではAWDの需要が高い(スバル=4駈が定着している)、広告がわかりやすい(一般に判りやすいキャッチに芸能人)、マーケティングリサーチ(普通の人が望む機能=売れる車作りをしている)などの差なのかなと推測しています。

もう一点、何故かお膝元の広島県人にも、マツダの品質レベルを揶揄する方を見かけるのですが、ブランドステータスがスバル>マツダと思われている方が多いのでしょうか?(^_^;)
また、海外を含めた販売台数はどうなのでしょう?

がんばれマツダ!です。
コメントへの返答
2012年9月30日 20:09
こんばんわ。コメントありがとうございます。

ボクもアクセラ契約直後が新型の発表だっとことあって、少し興味を持って見ていました。

不思議だったのは、両車を比べると結論はほぼアクセラの方が若干上、というものが多数派に見えるのに、実際の人気はインプレッサが圧勝というこの不思議。逆にアクセラは、もうちっと売れてもイイんでない?などと思います(苦笑)。

ブログに書いた通りインプレッサの人気は新型の出来の良さのみならず、旧型から息長く売れていた、その勢いを引き継いでいます。とはいえ、最近のクルマは基本性能はどれも優秀で大差無い。まして素人がたかだか十数分の試乗で優劣が解ってしまうような大きな違いはないでしょう。違いは純粋なファーストインプレッション(初対面の印象)と、hikari21さんがご指摘のような、比較した際の"気になった点"などのはず。そういったちょっとした所の違いの積み重なりが、販売の結果に響くのでしょうね。

それにしても、そういった些細な差の積み重ねで倍以上も販売が違うとすると、それはそれで恐ろしい(^_^;)。

スバルのブランドイメージは、一般にはどうなんでしょうね?ご紹介の記事や昨今の販売実績を見ると、C-Dセグメントではホンダやマツダに圧勝という結論ですが。

両社共に、実際の販売もそうですがブランドイメージの向上には頑張って欲しいものです。
2012年10月1日 7:26
東北地方では昔から「雪に強いスバル」って
イメージが残っていて、指名買いが多いと思います。

当時のスバルレオーネで宣伝頑張ってたのが、
いまでも伝統的に残っているのは感心します。
コメントへの返答
2012年10月2日 0:03
こんばんわ。コメントありがとうございます。

ほうほう、東北ではそんなイメージがあるんですか。関東でも四駆のスバルってイメージはあると思いますが、そもそも雪がほとんど降らない土地なので、スキーなどで降雪地域にわざわざ行く人以外には、なかなかアピールしないかな?なーんて思わんでもないのですが、地域差ってのはあるんですねぇ。。。

ボクサーとAWD、継続は力ってことですね。
2012年10月1日 16:46
こんな記事見つけました。
http://minkara.carview.co.jp/userid/187096/blog/27734252/
個人的にはこの頃頑張ったブランドイメージの貯金があるのかな?と思います。
逆にこのイメージに入らなかった軽部門はなくなっちゃいましたもんね。
マツダはその点90年代のイメージが悪かったのが未だに響いているかと…
「ZOOM-ZOOM」やりだしてからの年齢層が上がってくると社会全体のマツダのイメージって変わってくると思います。
コメントへの返答
2012年10月2日 0:11
四駆のスバルにWRCは格好のステージだと思いますが、出りゃ誰でも勝てるって世界じゃないんで、好成績を残せたことは大したものだと思います。
そして、その実績を上手に販売に結び付けているかな?一般の人にどれだけアピールしているかは疑問だけど、スバリストの方々はさぞかし誇らしいと感じているでしょうし。

その辺もホンダやマツダより上手くやっているかも(苦笑)。
2012年12月9日 12:38
アテンザの件で色々、過去のプログものぞかせて頂きました。
どれも、秀逸な視点で面白いです。

ところで、スバルについて、本考察は、その通りでスバルはその評価されている「「コア」とは違う拡大に向けて大きく舵を切ったんですね、その過渡期にいるのでディーラで色々試乗会などで交流させてもらうと色々面白いです。職人気質のサービスからは・・・な点も。

でコメントかいてたら長コメすぎたので自分のプログに考察書いたので、ヒマがあったら覗いてみてください、失礼しました。
コメントへの返答
2012年12月10日 1:21
こんばんわ。コメントありがとうございます。

スバル考察のブログ、拝読させて頂きました。コメントしようかと思ったのですが、長くなりそうなので、改めてトラックバックさせて頂こうかと思います(苦笑)。

ボクはスバルは仰る「コア」の部分をそのままに、ターゲットを拡大したと理解していたのですが、スバリストの視点から見ると違って見えるのでしょうね。その辺りはボクには語れない部分で、勉強になりました。

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