
何か哲学的なタイトルですが、実はボクがもうかれこれ3年近く悩んでいる
課題だったりします(^^;。
2013年1月、まだアクセラに乗っているときにまとめた「
i-DM活用術」。
i-DMが付いたマツダ車を買ったオーナーが「上手に運転したい」とか「運転が上手くなりたい」と思うなら
i-DMをこう使えばイイ、を初めてまとめたものですが、コレが
全ての発端でした。
ボクがこの初版を出す以前、i-DMの評価は正直なところ微妙と言わざるを得ない状況だったと思っていますが、今では「
正しく使えば運転が
上手くなるモノ」という認識がゆっくりではあるものの徐々に広がっていくようになってきました。
しかしi-DMを活用して「上手くなりたい!」と思った人の迷走は未だに後を絶ちません(苦笑)。
これを何とかしたいとオフミを始めたり、初版以降、毎年改訂版を出したりと、あの手この手を駆使するモノの、なかなか思うようにはいかないというのが悩みの種(´_`;)。
で最近、富に思う事がタイトルの話題で「試行錯誤」と「迷走」の違い。
ちなみに言葉の意味を調べてみると、
試行錯誤:新しい物事をする際,試みと失敗を繰り返しながら次第に見通しを立て,解決策を見いだしていくこと。
迷走:定まった道筋・進路を通らないこと。
ということなので、これからボクの書く「試行錯誤」と「迷走」は、本来の意味とはちょっと違う、というか言葉の使い方が正しくないかもしれません(^^;)と、予めお断りした上で。
ここでボクが言う「試行錯誤」と「迷走」の違いは何かと言えば、そら
目指すゴールに近づいているか?否かの違い。
目指すゴールとは「運転が上手くなること」なので、ドライバーに
正しいスキルが身に付いていっているか否か?と、そのスキルを
適切に駆使した運転が出来るようになっているか?という、たったの二点だけです。
で、日々の運転を通じて徐々にスキルが身に付いていく人が居る一方で、いつまで経ってもスキルが身に付かない&適切な運転が出来ない人も一方では居て、前者が
試行錯誤が出来ている人、後者が
迷走している人、というワケです。
この違いがなんで生じるのか?なんてことを時々考えてみるんですが、身近な人を例に取れば
試行錯誤出来ている人⇒
正解を知っている人
迷走している人⇒
正解を探している人
という違いが、やはり大きいかなー?と思っています。
更に加えると「上達しない人⇒今の自分の運転が正解と信じ込んでいる人」というのも居るんですが、まぁ今回は置いておいて(^^;)。
5thステージにしがみついている人とか、リアルG-Bowlでピンポン玉に拘ってる人とかね。
いや、考えなくても当り前ですょね(^^;)。
目的地がわかっていれば多少道を間違えてもいつかは辿り着く事もできるでしょうが、そもそも目的地がわかっていなければ、分れ道を右に行くべきか左がイイのか?を適切に判断するなんて不可能ですから。
結果的にオフミを始めたことは振り返って見れば正解という話になるんですが、、、(^^;
クルマの運転に限らずスポーツなどでも当り前の話ですが、下手な人は"出来ない"からヘタなんです(^^;)。その"出来ない事"が"出来るようになる"のが「上手くなる」ってことなワケですが、じゃぁ
何が出来るようになればイイのか、アナタは解ってますか?という話。
「出来なければいけないこと」が解かっていて、しかし今は出来なくて、それが出来るようにアレコレ試すこと、これがボクの云っている
試行錯誤です。
一方で「出来なければいけないこと」がイマイチ解かっていなくて、何が出来ればイイのか?とアレコレ試しているのが
迷走です。これが「正解を探している」状態ね。
上手く正解に辿り着く/正解が見つかればイイですが、そんな保証はどこにもありません(苦笑)。
しかも基本的に自分は下手、つまり出来ないワケですから、アレコレ試したところで「出来る」確率はマグレに近い。しかも、たまたま出来たソレが本当に正解なのかを判断する知識もありません(苦笑)。
そんな人たちにi-DMやG-Bowlのようなツール(道具)って、本来は凄く役立つ(道具が正解を教えてくれる)ハズだったんですが、これがなかなか難しかったというのが悩ましい(^_^;)。活用術を書こうが攻略法を作ろうが、それらを読んでいるハズの人ですら平気で迷走してしまいます。
なぜか?
「人間、知らない事は理解出来ない」んですね、いくら読んでも(苦笑)。
ご本人が理解している
つもりになっているだけ。で、往々にしてわかりやすいところだけ頭に入って肝心なところが抜け落ちます。
①青ランプ点灯に拘れ : ←これはわかったつもり(笑)
②青ランプに大きな加速度は不要 : ←これ、何を言っているのか理解不能(苦笑)
③最初はスコアに拘るな : ←5.0点が取れれば安心してしまう(爆)
先ずは青ランプが点くように試行錯誤を始めますが、最初は少し強いGを掛けないと青ランプが点きません。ところが、そんな運転操作を何度かするとスコアが上がるので、もう安心してしまいます(苦笑)。
この段階で
早くも②は忘れ去られ、③も無視ですね。
大切なことは、その強めのGを弱めても青が点く、或いは更に強めても青が点き白が点かない、という運転操作を追求すること、つまり試行錯誤を始めなければならないワケで、それを第二版の
i-DM攻略法では明記したんですが、Gを弱めれば青は簡単には点かないし、更に大きなGで白を点けないのも難しい。でも少し強めのGで青が点けばスコアが上がるので、それに目が眩んだ人は一様にこの青が点き易いGの加減で常に運転するようになってしまいます。
青ランプはGが小さくても大きくても点くのが正解で、それを追求(試行錯誤)していく事が
青ランプに拘れとボクが書いた
真意なのですが、迷走を始める人は
「このGの強さの運転を常にやれ」という意味だと間違いなく
誤解しているハズです(^_^;)。
ですからボクがオフミで同乗走行をする場合、最初は意図的にGを出来るだけ小さく抑えてユックリ走ります。なぜかというと上記の誤解を先ず解く必要があるからです。
その上で改めてどんな運転をすればイイのかを実演します。つまり「正解を知って貰う」ワケですね。(^_^)b
そうすれば後はi-DMと睨めっこしながら正しいw試行錯誤が始まります。例え青ランプが点いても
「タッチ_さんの運転ではこんなにブレーキが強く無かった」
「タッチ_さんの運転ではもっと加速がゆっくりだった」
「タッチ_さんの運転ではカーブで全然身体が振られなかった」
「タッチ_さんの運転だと青ランプがもっと早く点いた」
「タッチ_さんの運転だと青ランプがもっとずっと長く点いていた」
なーんて違いを認識出来るようになるからです。
で、徐々に今まで青ランプが点かなかった運転で点くようになってくるというのが「上手くなる」ということであり、
「あぁホントに大きなGは不要なんだ。そもそも特別な運転をする必要なんて無いんだ。」
「タッチ_さんが『青ランプに拘れ』ってこういうことなのね」
と腹に落ちて理解が出来ると同時に、ここに至ればスコアなんか気にしなくても5点が簡単に出るようにもなります。なかなかココに到達してくれる人が増えなくてねぇ。。。(^^;)
まぁこの辺は、活用術や攻略法を書いている手前、ボクの力不足でもあると反省してますょ(^_^;)>ポリポリ
年明けを予定している改訂版、、、というか決定版には期待してねw
ただ文章(文字情報)の限界は痛感しています(´_`;)。