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イイね!
2016年01月07日

マツダの今後の5年を予想し直す

マツダの今後の5年を予想し直す どーも皆さん、こんばんわ。相変わらず肺炎の影響で体調最悪なタッチ_です。
先日、つまらない話をブログに書いたら、年明け早々に書いた同情票(イイね!)狙いのブログよりイイねが沢山付いてしまって複雑な気分ですが、、、(^^;)

ウケが良いなら続きも書こうか?なーんて思いつつも、まぁ愚痴ばかり書いていたら本人も滅入ってしまうので、読者がちょっと興味を惹きそうな話題をちょっと考えてみましたw。

ボクはここ3ケ月くらいを遡ってもマツダの今後の動向について色々と予想はしているのですが、その拠り所(根拠)となっている情報は
・マツダの公式発表
・マツダから提供される様々な情報
を基本として、製造業である自動車メーカーの企画・開発・製造のプロセスに関わるある種の常識と、若干のメディアの不確定情報(早い話が噂話w)なんかに疑念の目を向けつつも一応参考としています。

これらのネタを材料にして、ボク独自の考察を経て(つまりは料理してw)ブログを書いているワケですね。

2015年11月08日:アテンザの今後3年間の動向を読む
2015年11月18日:RX-VISIONに見たマツダのブレイクスルー
2015年11月25日:東京モーターショー2015雑感:マツダ編
2015年12月10日:マツダのFR回帰報道に想う


当然、当たっているか否かは時間が経ってみないと判らないですが、マツダが文字通り自社の存続を掛けて放ったSKYACTIV搭載の第六世代商品群は、彼らが2010年頃に発表した内容そのままに、2012年のCX-5を皮切りとして2016年3月末まで、ほぼ予定通りに展開されて現在に至ります。
また2016年4月以降の「構造改革2ndステージ」についても既に公式発表がなされており、それも予定通りに進捗するだろうとボクは思っています。

ところが、このマツダの発表の内容とは齟齬の無い形(範囲)で、ボクのこれまでの予想とはちょっと異なる展開が有り得るかも?という事を今日はちょっとピックアップしてみます。

構造改革2ndステージ期間中、マツダは4車種の新型車と1車種の派生車の計5車種の発売を謳っているワケですが、具体的な車種は明らかにしていません。

極々自然に考えれば、第六世代のデビュー順にCX-5、アテンザ、アクセラ、デミオが代替わりというのが素直なんですが、現時点でエンジン+ミッションのみSKYACTIVとしたプレマシーをフルチェンジするとすれば、プレマシー、CX-5、アテンザ、アクセラに、謎の派生車という布陣になるだろうと考えるのが、やはり自然な発想です。


と・こ・ろ・が、、、

もし!この自然な流れを「マツダが敢えて崩すとしたら?」とかいう話を考えてみました(^-^)b。

なぜ?に関して当然、マツダがそうしようと考える動機や、そんな動きをしているんじゃないかと疑う材料が必要になりますね。具体的には以下がソレになります。

・マツダがC/Dセグメント車種のFR化を検討しているという情報のリーク
・東京モーターショー2015で語られたRX-VISIONとSKYACTIV-Rを将来、実現したいという夢
・2017年がコスモスポーツ発売から50周年であること
・2020年がマツダ創業100周年であること



先ずマツダがFR回帰を検討しているという情報のリークは結構唐突だと思いましたが、マツダの関係者からすれば悲願というか、いつかは!と考えていたとしても全く不思議ではありません。フォードの傘下に入ったのを機に中型車以下をメインターゲットとして、それ以前には持っていたFRラインナップの廃止を余儀なくされています。当時以前のマツダはトヨタ・日産といったフルラインメーカーを目指していたが故のラインナップで、今のマツダがまだ同じことを考えているとはボクは思っていませんが、マツダ関係者が「少なくともアテンザは後輪駆動で市場に出したい」と願っていたとしても、それは全く自然なことと思います。それが可能な環境が整うか?というのが課題で、"したい"と"出来る"の間には、我々外部の人間には想像も付かないハードルが色々とあるでしょう。

マツダに限りませんが、単一の車種向けに主要なコンポーネントを専用設計するというのは非常に難しい。もしやるとするなら、アテンザ以外の何か、も抱き合わせて生産台数の量を上げなければなりません。現状ラインナップでアテンザと共にFRプラットフォームへ移行可能な車種はCX-9、CX-5、アクセラですが、CX-9は新型に間もなく置き換わるというタイミングなので対象外。アクセラもFR化は好ましいとは言い難いので除外すると、残るのはCX-5のみです。
KOERUの市販版がCX-5ベースであるならこれも候補に加わりますが、もしアクセラベースであったなら除外されてしまいますね。まだ市販車が登場していないのであまり深く考えてもしょうがないですが、、、東京モーターショー2015で見たKOERUのメーターパネルはアクセラそっくりだったなぁ~w

次にRX-VISIONとSKYACTIV-R。これの市販化に向けた最大の課題は環境性能の向上。つまり技術課題なワケですが、それを仮にクリアしたとしても現在のマツダにはミドルクラスのFRクーペを成立させるコンポーネント(ボディ、シャシー、トランスミッションなど)が何もありません(苦笑)。
FRという点だけを取ればNDロードスターがありますが、これが1.5~2Lガソリンエンジン仕様という点を鑑みると、新型RXのベースにするにはちょっと荷が重い気がします。
一方でロータリーエンジン搭載車復活に意欲を見せるマツダとすれば、初代コスモスポーツ発売から50周年となる2017年には(ハリボテwでない)コンセプトモデルを提示し、創業100周年となる2020年には発売に漕ぎ着けたい、と考えても不思議はありません。

全く新しいSKYACTIV-Rなるロータリーエンジンを載せたこのスポーツカーを、RX-VISIONで魅せたような美しいボディをまとい、新たなマツダ車の象徴となるべくデビューさせたいところでしょう。

この「他社には無い独自技術のエンジン」「セグメントをリードする個性溢れる美しいボディ」に載せて、人馬一体の走る歓びを提供することで「お客さまの人生においてかけがえのない存在となり、お客さまと特別な絆を持ったブランドになること」を目指すというマツダ・ブランドの象徴という点では、全く矛盾も何もありませんしね。

ただ、、、(^^;)

上手いこと技術課題が解決すれば良しですが、リスクの高いRXの市販車デビューを創業100周年の目玉に据えるのは一抹以上の不安が存在します(苦笑)。万一、開発の遅れなどによって記念すべき100周年に間に合わなかったらどーすんだ?と思えば、不測の事態に対応すべくプランB(要は代替案)を用意しておくことが、大人の考えってもんです(笑)。

で、じゃぁ数年ぶりに復活する新型RXに代わって創業100周年を飾ることが出来るラインナップとは一体なんなんだ?

ハイ、フラッグシップのアテンザを後輪駆動に転換した上でSKYACTIV Gen2を搭載、であれば見事に大役が務まるでしょう(^-^)。


ボクは過去のブログでも書いた通りで、マツダがC/Dセグメント車のFR化を検討しているとの報に触れたとき、現状マツダのモデルサイクルや開発期間などを勘案すると、市販化は次期アテンザではなく次々期型だろうと一旦は読みました。その前提には勿論、現行型がモデルライフ5年(つまり2017年)で第七世代商品に置き換わるという考えがあったワケですが、ロータリー搭載車発売50周年とか、会社の創業100周年といった節目に向けて会社がどう舵を切るか?についてはあまり考慮に入れていませんでした(^_^;)。

しかしRX-VISIONで示したマツダの意気込みを見るにつけ、もし彼らが本気でアレの量産を考えているとしたら、C/DセグメントのFR化というニュースも実に座りが良いパズルのピースに見えて来ます。 RX-VISIONの市販版を成立させるFR用の主要コンポーネントを、アテンザ/CX-5向けに同時平行で開発できるワケですから。

2012年発売のCX-5とアテンザは2017年頃にフルチェンジしてもおかしくないモデルライフではありますが、幸いにして両車共にデザインが大変優れているため、2~3年モデルライフの延長を仮にしたとしても、十分に市場競争力は維持出来るでしょう。
マツダがFR化の可否を各サプライヤに打診したのが去年ですが、2017年に次期型を出すとなれば今からでは間に合いません。しかしデビューが2019~2020年で良いとなれば、C/Dセグメント用FR版SKYACTIVボディ、シャシー他を開発して製品化にはギリギリ間に合う時間がありそうです(^-^)。

もしこの妄想がそう外れていないとすると、ボクが個人的に非常に気になっている点はトランスミッションをどうするのか?という点。現行のSKYACTIV-DRIVEは横置きFF用のソレであるため、縦置き後輪駆動用には全くの新規が必要です。しかもMTとATの両方で、現行ラインナップに照らせばCX-5とアテンザ用にはMIDサイズとLARGEサイズの合計四機種が要ります。これをCX-5とアテンザ、RX-?で賄うことになるのですが、果たして内製が可能なものなのか?アイシン等からの外部調達となるのか?NDロードスターのATはアイシンAW製のようですが、ちょい試乗しかしていないボクは意外に悪印象は無かったものの、1-2速がロックアップされないせいか「SKYACTIV-DRIVEの方がイイ」なんて評論が多いようですね。

そらマツダだってやるんだったら内製で自分たちの思い通りのミッションを造りたいでしょうが、エンジンと並んで非常にお金が掛かるトランスミッションをどうするのか?というのは注目です。

また、この流れで少なくともCX-5とアテンザの代替わり時期を2019年以降にズラすとすると、例の5車種が何なのか?という点も当然変わってきます。プレマシー、アクセラ、デミオ、CX-3と玉突きになりますが、2013年のアクセラが2018年?デミオ、CX-3が2019年?となると、なんかアッという間って感じがしてきますね(^^;)。一方で2016年、2017年はどうするのか?KOERU市販版(CX-4?)とプレマシーで繋ぐのかな?なんて考えると、結構微妙な感じもしますが、、、

でもまぁそれも「アテンザがFR化して創業100周年にデビュー」という話が当たりなら、ということですけどね(^_^;)。
ブログ一覧 | マツダ | 日記
Posted at 2016/01/07 19:55:11

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この記事へのコメント

2016年1月10日 1:18
はじめまして。piroloと申します。タッチさんのブログは興味深い話題が多いのでちょくちょく拝見させて頂いております。

さて話題のマツダC/DセグメントFR化ですが、私はおそらくskyactiv-gエンジン第二世代導入が理由ではないかなと考えております。

先日新型CX-9にskyactiv-g 2.5Tが導入されることが発表になり、その後人見氏が導入理由をメディアに語っておりましたが、ある記事で(日経Automotiveだっかな?)直6があればそれをskyactiv化していたというコメントがありました。
V6 3.7Lをskyactiv-g 2.5Tにした理由の一つとして高価な部品であるVVTの個数が倍になることを人見氏は挙げられています。しかし、直6ならば直4と個数は変わないのでコストアップも抑えられ、加えてHCCI化した第二世代skyactiv-gならば機械抵抗増加等を補って余りあるほど熱効率が向上すると思います。
直6はFFプラットフォームには入りませんが、FR化してしまえば入りますし、RX-VISIONのデザインも実現できるというわけでして(^^)

わりと可能性は高いと思っているのですが、どう思われますか。
コメントへの返答
2016年1月11日 0:54
はじめまして。コメントありがとうございます。

SKYACTIV-G2.5Tの記事を読んで、人見氏がVVT関連部品のコスト高に意外に神経質であることを初めて知りました。V6の2.5L、3.5Lまで試作して性能評価をしていた以上、SKYACTIV-GのV6という線は消えたのだろうと今は思っていますが、直6というのは盲点でした(^_^;)。

その日経Automotiveの記事はボクは読んでいませんが、CarWatchの記事の中で
『SKYACTIV-G 2.5T以外の排気バリエーションについて訪ねたところ、「V6 3.7リッターがなんとかなればええんです」という回答を得た』
とありましたから、第1世代のエンジンバリエーションという点ではここまでなのかな?と理解しています。

今後の第2世代については原則、第1世代の後継というラインナップは変らず、ガソリンエンジンの性能向上の打ち手がHCCIということだから、FR化の理由とは成り得ず別問題だと思います。ましてRX-VISIONはロータリー専用車のデザインコンセプトですから、SKYACTIV-Gは全く関係が無い(影響を受けない)でしょう。

とはいえ、V6はNGでも直6なら6発を作るのはアリ、とマツダが考えるのであれば、FR化するアテンザやCX-5に「今は無いプレミアムなエンジンを載せたグレードを」という可能性は確かにゼロではないかもしれませんね(^^;)。
2016年1月10日 7:47
タッチさん、こんにちは!
『同情票(イイね!)狙いのブログ』のイイね!の件。
私もそうでしたがやはり内容が内容だけに、イイね!が付けづらいですよ(^_^;)

マツダのこれからは楽しみで目が離せない話題ですが、現行オーナーとしてはなかでもプレマシーが存続するのかor消滅するのか気になるところです。
中国で一人っ子政策が終わったので、その需要で魂動プレマシーが出るのを期待してますが…
コメントへの返答
2016年1月11日 0:58
こんばんわ。
そこは"早く元気になってね♪"の想いを込めてイイね!を押すところでしょう(笑)。

プレマシーは、今一生懸命仕込んでるんじゃない?(^^;)。
BMWの2シリーズが日本市場でソコソコ売れている事実もあるので、別にスライドドアじゃなくてもイイんじゃね?という割り切りで開発が進行中と予想(爆)。

あ、、、根拠は無いですw

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