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2018年01月25日

躍度とi-DM (1st stage)w

躍度とi-DM (1st stage)w 今日たまたまネットを検索していたら、また"躍度"が話題の記事を見つけたのですが、その冒頭の書き出しに触発されて、ちょっと書いてみようと思い立ちました。

「マツダが近ごろ自動車メディアを通じてユーザーに知らしめようとしているのは躍度という言葉だ。」webCG

ボクは先日ブログでcarwatchの記事をネタに躍度の件を書きましたが、自動車メディアの専門家wも良く解っていない現実をこき下ろしても確かに全く建設的では無いですし、マツダがメディアと、彼らを通じて市場に一生懸命説明しようとしているのであれば、やはりそれは応援してあげるのがファンとしての責務かな?とちょっと反省する気分もありましてA^_^;)

2017/12/28:“躍度”にこだわって作られたマツダ車の雪道運動性能 (CarWatch)
2017/12/31:マツダが狙う動的質感向上の決め手は“躍度(やくど)”にあり!? (autoc-one)
2018/1/6:マツダ雪上試乗会レポート マツダがこだわる躍度とは何だ? (AutoProve)
2018/1/9:“躍度(やくど)”ってナンだ? 加速度のその先を見据えたマツダのクルマ作り (CarWatch)
2018/1/11:“躍度”とは一体何者だ!? マツダの雪上試乗会に参加して (webCG)
2018/1/24:マツダ雪上試乗で実感、「躍度」の重要性とは? (response.jp)

ただマツダが一生懸命メディアに説明したことは、これまたメディアが一生懸命wユーザーに説明しているハズなので、ボクが同じことを繰り返しても意味が無いですよね。d(^_^)

そこでタイトルの通りで「躍度とi-DM」の関係を解説しようというワケ。
だってマツダは躍度は一生懸命解説してても、i-DMの説明は全くしてないから(苦笑)

マツダがクルマ造りにあたって拘る"躍度"は、実はi-DMのランプやスコアによってドライバーにフィードバックされます。つまりi-DMを意識して運転してきたボクは、マツダが拘る躍度とずっと向き合ってきたとも言えます。しかもi-DMが市場に出たのは2011年6月からなのでもう6年半も前です。

このことはつまり、マツダの躍度に拘ったクルマ造りって最近2~3年などという話では無くもっともっとずっと前からで、しかもその躍度を捉まえてドライバーにフィードバックするユーザーインターフェースを6年半前には市場に出していて、2012年以降の商品の全てに標準装備してきたんですが、この事実は一連の"躍度"の記事では全く触れられていませんね(^_^;)。

ここは書いておく必要があるかな?と思った点です。

中には試乗車に搭載されていた"躍度モニター"を市販車にも、なんてトンチンカンな事を書いた人が複数居ましたが、このブログを読んだ貴方が第6世代マツダ車のオーナーなら、今日から直ぐにでもその躍度モニターの機能を試せます(笑)。

さて、先ずは改めて"躍度"です。説明は各記事に記載されている通り"加速度の変化率"のことですが、じゃぁこの躍度と運転の関係を読者の皆さんはどれだけ理解されたかな?

このブログで「躍度が生じる」と書いたらそれは、プラス或いはマイナスの0ではない値に躍度がなると理解下さい。逆に「躍度が無くなる」とは躍度が0になるということ。

さて躍度が生じる状態とは、ドライバーがハンドルやペダルを動かしているときです。したがいハンドルを動かす腕やペダルを踏む足(首)の動きを止めた瞬間に躍度は0になると思って下さい。あくまでも「動かしている間」です。(^_^)b

次に躍度の大きさですが、これはハンドルやペダルを操作する腕や足(首)を動かす速さによって増減します。素早くスパっとハンドルを切れば躍度は大きく、ゆっくりジワジワとハンドルを切れば躍度は小さくなります。ペダル操作も同様です。

どうでしょう?一連のメディアの記事を読んで、これらをちゃんと理解された人は結構少ないんじゃないかとボクは不安になってましたが(^_^;)。

速度、加速度、躍度の関係はマツダが示した鉄道の例だとこんな感じ。


さてクルマの速度、加速度、躍度の関係と、ドライバーが何をする(している)と躍度が生じて、その大小は操作のスピードに影響されると理解したところで、各メディアの記事を読むと、彼らの書いていること(=マツダの説明)がより正しく理解できると思います。(^_^)b

続いて各メディアの記事によると、マツダはより躍度に対する理解を深めて貰うために、アクセルやブレーキの特性を(敢えて)変えた複数の車両を乗り比べて貰ったりしたようです。アクセル特性では反応が「過敏」「リニア」「ダル(鈍い)」の3パターン。

記者は応答が過敏なアクセルを踏んで躍度が大きく生じてタイヤがホイールスピンしたり、或いはダルな特性故にアクセルを踏み過ぎてしまってやはり躍度が大きくなるのを体験した後に、リニアな特性のアクセルをゆっくり踏み込むと低μの圧雪路でもスリップせずに発進が出来ることが判り、躍度の大小とクルマの挙動の関係に対する理解を深めたようです。

一般にクルマの運転操作に於いて「急が付く操作は厳禁」と言われるのを証明するような結果ですが、このことはつまり躍度が大きくない操作が運転に於ける大原則であることを体験したメニューということになりますね。

ここまでで「躍度は小さい方が良いらしい」という事が理解出来たところで、躍度を小さくする(=大きくしない)方法について、ちょっと補足しておきます。

「ハンドルやペダルをゆっくり動かす」は既に説明した通りですが、躍度を小さくする方法がもうひとつあります。それは「操作の量を少なくする」こと。ハンドルをちょっとしか切らない/ペダルを少ししか踏まなければ、躍度は大きくならず小さくなります。

そこでもし貴方が「じゃぁ躍度を小さく抑えて運転したい」と思ったとしたら、どうしますか?(^-^)

ここでi-DMの登場です。d(^^o)

最新のi-DMはメーターの中央に小さなLEDが仕込んであり、緑・青・白(これは2個)に色が変わります。
メディアの記者の中には理解していない人も居たようですが、まぁマツダがちゃんと説明してなければしょうがない(^_^;)。

このi-DMランプが白2つ点灯するとスコアが減点されるのですが、これは大きな躍度が生じる運転操作を行ったときに点灯する、と先ずは理解すれば良いでしょう。

i-DMのあるあるでは、スピードを出すと白ランプがバンバン点いてどんどん減点されることから「ゆっくり走らないと」「スピードを出すのはダメ」という誤解が良く生じるのですが、i-DMがダメ出しするのは速度でも加速度でもなく、実は躍度なのです。

試しに交通量の少ない道路など安全な場所で、
・アクセルをゆっくり、かつ深くどんどん踏み込んでみる
・ブレーキをゆっくり、かつ徐々に深く踏み込んでみる

というのをやってみると、かなり大きな加速度が生じても白ランプが点かないことを確認(体感)することが出来ますょ。d(^_^)

そう"ゆっくり"操作をすれば躍度は小さいので白ランプは点かず緑のままです。逆に白ランプが点くのは「操作量が多い」のではなく「操作が速い」からなのです。「もっとゆっくり操作せよ」というワケですね。

貴方が一連のメディア記事を読んで、躍度を小さく抑えた運転を心掛けるべし!と考えたとして、そのために運転操作をゆっくり行わなければいけないことをこのブログで理解したとしても、じゃぁどのくらいゆっくりであれば良いのか?とか、今のハンドル操作、ペダル操作はゆっくりだったのか?いやいや速過ぎたのか?何も拠り所がなければわからないですよね?(^_^;)

でもマツダ車には既にi-DMが付いていて、貴方がハンドルを切ったりペダルを踏み込んだりしたときに、i-DMランプが緑のままなら十分に躍度を小さく抑えられていると判るのですd(^_^)。

ね?別に躍度モニターなんて要らないでしょ?(苦笑)

因みにですが、良く「i-DMのランプを気にし過ぎると危ない」という発言を目にするのですが、今回紹介した部分はハンドル操作やペダル操作が速過ぎる(白)か、十分ゆっくり(緑)かをi-DMランプが教えてくれるというモノです。

気にするのはi-DMのランプじゃなくてゆっくり操作することなので、別に危険でもなんでもありません(笑)。

大体、運転中にいくらi-DMランプを睨みつけても白ランプが点かなくなるワケじゃありませんしね(苦笑)。

というワケでメディアの記者さんたちがえらく感心した躍度、これが不適切に大きくならないように「運転操作がゆっくり」な運転を貴方がやってみようと思うなら、i-DMランプが白く点灯しないようにハンドルやペダルを動かすようにしてみて下さい。d(^^o)

i-DMの機能はこれだけではないのですが、続きは次回w。

今日のブログを読んで「躍度は小さければ良いってもんじゃなかろう?」と思った貴方は正しくて、i-DMも実は「大きな躍度=ダメ」と単純に判定しているワケではありません。そもそも今日のブログではまだi-DMで肝心の青ランプが登場してませんしねA^_^;)。

次回が楽しみな人は、イイね!をヨロシクお願いします(笑)。
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Posted at 2018/01/25 23:57:20

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どんみみさん

この記事へのコメント

2018年1月26日 6:45
おはようございます☀
やはり、タッチ_さんの説明が一番理解しやすいです!
続編、楽しみにしてます^_^
コメントへの返答
2018年1月26日 19:47
こんばんわ。
続編、上げましたょd(^^o)

一番解りやすいって、それは文章力の問題か理解力の問題か、どっちでしょうねw
2018年1月26日 7:00
おはようございます(*´-`)
続編とても楽しみです!
後、先日の降雪の時もし運転したならその時のお話も聞きたいです(>人<;)タッチ_さんの氷結路インプレ気になります笑
コメントへの返答
2018年1月26日 19:49
こんばんわ。
続編、上げました(*^^*)

先日の降雪時は走りませんでした(^^;
走ってみたかったんですが、東京は夏タイヤで出掛けるバ〇者が多くて危険なのでA^_^;)
2018年1月26日 8:06
おはようございます(o^^o)
朝から記事を読んで早く走りたい!
ですが、まだ駐車場ががっつり白ランプですw

続編楽しみにしております(^^)
コメントへの返答
2018年1月26日 19:50
こんばんわ。
続編、UPしましたv(^^)

駐車場が白ランプ。。。(笑)
2018年1月26日 11:19
タッチ_さん

とってもわかりやすくて
続き…にワクワク((o(^-^)o))
青ランプ編…読んだら燃えそうです( ̄∇ ̄)
コメントへの返答
2018年1月26日 19:51
みんこりーさん♪

続編を上げましたが、燃える内容は多分、次の続編かなA^_^;)
2018年1月26日 12:57
なるほど〜と頷けました。続きも楽しみです♪
お願いします❣️
コメントへの返答
2018年1月26日 19:53
続編は上げましたo(^_^)o
多分、スミトモさんには丁度良いタイミングの内容でしょうね♪
2018年1月26日 13:35
次回が楽しみなのでイイね!です(^o^)

思えばi-DMと出会った時(4年前?w)から意識してた「はじめゆっくり〜」は躍度を抑える運転だったんですね。言われてようやく理解しました(^o^;)
続きお待ちしてます!
コメントへの返答
2018年1月26日 19:54
ありがとうございます(^^)
続編はさっき上げました♪

因みに「はじめゆっくり~」が登場するのは3rdステージです(苦笑)。

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