昨日のブログの通り、大した苦労も無く5thステージまで到達してしまったものの、運転技術の向上に役立てたいボクとしては期待ハズレでもあり、心境は複雑。
しかしながら、この間にその可能性については検証済みであったため、引き続き有効活用の方法について探っていくことが出来ました。ただ、5thステージ到達直後は正直、どう活用するか方針を決めあぐねていたことと、なにしろ15年ぶりの新車ということもあって、この後の2ヶ月は燃費走行の追及であったりi-stopの検証であったりと、i-DMには少しトーンダウンというか、ちょっと様子見の時期でした。
既に最高ステージ(と当時は信じていた)5thステージにあり、白ゲージの判定が非常に厳しくなる中で「この判定基準で白ゲージを点けない運転が日常的に出来ることが、本当に上級ドライバーということになるのか?」なんて疑問も少しあったワケですね(^_^;)。
確かに、加速G、減速G、旋回Gを一定に保つ運転や、滑らかな加速度変化を生じる運転操作には上級ドライバーとしての合理性がありますし、3rd、4thステージ辺りであれば十分に実用的と思われました。成る程、これで白ゲージが点かない操作が出来れば上級者だと。
ところが5thステージはちょっとやり過ぎ?こんなに神経質な操作が日常走行で必要なのか?
そんな疑問を持ちながら、スコアをあまり気にせず運転したり、スコアに拘ってみたり、行ったり来たりしてましたね。5thが特殊ステージだと判っていれば、こんな紆余曲折はせずに済んだのですが、過剰な判定基準で日常走行を行うことで、色々と見えてきたものもありました。それらはi-DM活用術をまとめる上では、貴重な経験にはなったと言えます。
白ゲージ減点撲滅の特効薬は、周りのクルマとの間合い
運転操作の良し悪しがゲージに表示されることから、操作の上達にどうしても目が行き勝ちですが、実はもっとも効果があったのが、この周りのクルマとの間合い。前方車両に対しては車間距離ということです。
単独走行していて落ち着いて操作が出来ればほとんど白ゲージを貰わないのに、車列に混じって走っていると、どーしても減点を食らいます。一体何が違うのか?白ゲージが点灯する場面が、前走車のブレーキランプの点灯を引き金にブレーキペダルに足を乗せたときだという事には直ぐ気が付きました。5thになると、もうペダルに触っただけで白一個です。別に慌ててもない。まだ追突の危険も全然無い。にも関わらず、ペダルに足が触った瞬間に白が点く。これは一体、なんなんだ?
結局、ブレーキランプ点灯でも車間距離の減少でも、受動的に条件反射で動作を起こすのが悪いらしいということが判り、きっかけがどうあれ、あくまで能動的に動作を起こせば白ゲージが点かない事に思い至ります。
ブレーキは「踏まされる」んではなく「自ら踏む」ということですねd(^.^)
また、これを徹底的に行うためには車間距離だけでは不十分で、隣車線からの割り込み等、周りのクルマの動き全て「あぁやっぱり」「多分、そう来ると思った」と常に思えるくらいに予測、想定すること。これは口で言うほど簡単ではなく、予想外の怪しい動きをするクルマも稀に居て(苦笑)、未だに完璧とは言えませんが、そういう怪しいヤツは30秒も近くを走っていれば見極められるようにもなりました。見極めが出来れば解決策は意外に簡単で、近付かないというのも有効だったりします(^_^;)。
遠出をするとスコアが出ない
5thステージに上がって地元で5点を初めて取ったのが1/16。以後、地元であれば4.8以上はほぼ確実に取れるようになりましたが、なぜか満点が取れないのが遠出をしたとき。
満点が取れない理由の一つが高速道路上での原因不明の減点/(-_-;)\。
これがアクセルOFFによるものだというのに気付くのが5月の下旬で、実に5ヶ月弱も原因不明で悩まされました。
これを解決しても課題はまだあって、遠出して初めての道で5点が取れるようになるのは実に8月まで掛かりました。納車一週間後の名古屋日帰りでは簡単でしたが、あのときゃ2ndステージでしたからね(^_^;)。
道を知らないというだけで、別に運転操作は普段通りに行っているとドライバーは思っているものの、やはり事情の判っている地元と知らない出先では、周辺に対する注意力の配分が多く、運転操作に対する意識は低下するんでしょうね。それが微妙な操作の粗さとなって、青が点かなかったり白になったりしたようです。
車庫入れ
ウチの駐車場は道路に面した機械式。微妙にスロープになっていてバックで突っ込むためには歩道を乗り越えて切り返しが必要。ここで0.1~0.2の減点を食らわなくなるまで2ヵ月くらいは掛かりましたかね。克服したかと思うと、忘れた頃に-0.1とか(^^;)。
クリープを上手に使うこと、不必要な急な動きを極力避けて、とにかくゆっくりクルマを動かすこと。一旦、減点無しで車庫入れ出来るようになると、それ以降は不思議とキビキビ切り替えしても減点食らわずに済むようになりました。慣れでしょうね。
ショッピングセンターの駐車場
これもなかなか手強かった。駐車スペースを探して駐車場内をグルグル走っていると、気が付いたら0.2点減点とか。ずっと緑を維持しているのにスコアだけが減っていくのに理不尽を感じたことも度々(ーー")。
結局これも、2ヶ月くらいで克服しましたが、要はクルマの動きを滑らかに、必要以上にスピードを出さないようにすると避けられるようになりました。まぁ愚直に徐行をすれば問題は無いってことが判り、そこから徐々に動きを機敏にって、車庫入れと基本的には同じやり方で克服出来ました。
また、この出先の駐車場の克服ポイントは、到着までのドライブでスコアを安定させられるか?だったりします。スコアが安定して動きが少なければ、駐車場に突入した後もスコアが変化し難いんですね。
地元スーパーの往復
実はこれが最も難易度が高かった。自宅から約2km先で比較的混む幹線道路で交差点は1箇所。丁度スーパーの駐車場手前数百メートルでスコアが初出するという難所(苦笑)で、初出5.0点でなければ、もうリカバリーのチャンスはありません/(-_-;)\。しかもエンジンが暖まる前に到着という短距離故に、アクセルもブレーキも普段より神経質で扱い難い。保守的にずっと緑点灯では4.4~4.6しか出ず、どうしても青ランプが必要ながら、道が混んでいればそのチャンスも限られます。
ここを克服するのに3ヶ月くらいは掛かりましたね。なにしろ一週間に一度しか行かないし(^_^;)。
ってな感じで課題をひとつ一つ解決していったんですが、遠出でスコアが下がる事と合わせて、なかなかアベレージが5.0点で安定しません。5点になったかと思うと直ぐに4.9とか。これに転機が訪れたのが5月の下旬で、何をしたのかは
ブログに書いています。
今回のスコアは4.0で良いと思えば5.0が取れる不思議
これはもう、多分に精神的な問題なのでしょうね。少なくともi-DMと睨めっこしながら運転を数ヶ月も続けていれば、基本的な運転操作は粗方、身に付いているハズなんですね。後は如何にして
実力を発揮するか?それには肩の力が抜けたリラックスした状態が必要なんでしょうが、どうしても加点、減点を意識し過ぎて、硬くなったり力が入ったりするのでしょう。白ゲージで減点されると「加点して取り戻さないと!」とかね。
「4.0点を下回らなければ良い」と割り切った効果は絶大でしたね(^-^)。
なかなかスコアが安定しない人は、一度試してみると良いと思います。
ただ、こうしてスコアは安定してくるものの「これが上級者ってことなのか?」という疑問はずっとありました。なにしろスコアとは裏腹に、本人に上達の実感が全くありません。5thステージで無理なく高スコアが取れるようになれば、何かが見えてくるかも?という淡い期待は、ここまででは見事に裏切られたワケです(^_^;)>ポリポリ
~つづく~
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