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2020年09月08日 イイね!

なぜ「クルマの運転」は自己流なのか?

なぜ「クルマの運転」は自己流なのか?先日のブログでちょっと呟いたこと。その続きをぼんやり考えてみたwので備忘録的に、、、(^_^;)。

少なくとも日本では、どうも運転を習うという文化が無いようで、教えてあげようにも多く人が尻込みしてしまって、中々希望者を集めるのが大変です。

例えば他のスポーツ(テニスやスキー、ゴルフなど)では上級者に教わったり、お金を払って習うことに抵抗が無いのに、なんでクルマの運転では違うのか?

この手の疑問を考えるとき「なぜ?なぜ?なぜ?」と深掘りしていくなぜなぜ分析が有効です。それをちょっとやってみたという話。

余談ですが、なんでこの話題にボクが拘ってるかというと、、、(^_^;)

実はマツダ(株)の斎藤主査から「一杯やりながら話がしたい」と誘われてたりします。同じくマツダ(株)の別府氏からも、一度会って話がしたいと云われています。

斎藤氏は現ロードスターの開発主査、別府氏は現MAZDA3の元主査です。ボクはロードスターのオーナーでもMAZDA3のオーナーでも無いのですが(苦笑)、昨年のイベントとか色々な縁で、そういう話になっています(^_^;)。

冷静に考えるとコレってもしかしたら凄い話(爆)かもしれませんが、別に自慢話をしたいのではなくて(苦笑)、彼らが興味を持つに至った理由が何かしらあるワケですね。

彼ら(マツダ)が考えている課題?問題意識?に対する答えなのかヒントなのか、彼らがボクに語りたい事、ボクから聞き出したい事が何なのかは実際に会って話してみなければわからないですが、ボクがもし彼らの欲する何かを提供できるのなら、きっとこの縁が続いていく未来も有り得るでしょう。

で、話が戻って運転の話。どうも他人から習うことが一般的ではないにも関わらず、なんでボクは「運転を教える」ことに拘るのか?というと、、、

試しに教えてみたら、実に多くの人が運転の面白さにハマったから

なんですょ。この事実をマツダでプレゼンした(教えてあげた)のがi-DMファン・ミーディングとマツダが名付けたボクらのイベントで(笑)、マツダの人たちにとって「オーナーに運転することの楽しさを感じて貰う」って大きな課題なワケ。だって会う人、会う人「どうしたら運転の楽しさを他人に伝えられるか悩んでる」と言うからね(^_^;)。

個々人が、運転に対してどう楽しさを感じるか?そんなの人それぞれと言ってしまえば思考停止してしまいます。
一方でマツダはオーナーが楽しいと感じるようにクルマを作っているワケで、それならシンプルに「こう運転したら楽しいですよ」と云やぁイイじゃん、、、と思うものの、そこが中々難しいようです。

一方でボクがやっていることって、i-DMのステージやスコアに釣られてwオフミにやってきた人たちに、片っ端から「運転のイロハ」を教えたワケです。良いスコアの出し方、みたいな指導は実は全くしない(爆)のですが、イロハ(つまりはセオリー)の通りに運転すると、自然と良いスコアが出るのがi-DMなのでね(^^;。

これ、参加してくれた人ってグループの1/3程度なのですが、リピート率は8割弱にも達します。一回参加して二度目が無かった人って10人中2人程度。
これってもの凄いリピート率だと思うワケですょ、10人中8人がリピートするってA^_^;)。

というワケで、もし顧客に運転の楽しさを感じて欲しいと思うなら、ぐちゃぐちゃワケの解らない説明を並べるんじゃなく、極めてシンプルに運転のイロハを教えてあげれば、教わった方は勝手にw運転の楽しさにも、マツダ車の良さにも気付くんですd(^_^)。

と・こ・ろ・が、、、

「じゃぁ、マツダで同じようなドライビングレッスンをしよう!」と素直に話が決まらないから悩ましい。その理由の一つが先のブログでも書いた通り「運転ってお金を払ってまで習うものじゃない」と多くの人が考えているなら、レッスンなんかを企画しても生徒が集まらない(苦笑)。

で、どうしたら受講者が集まるのか?を考える前に、なんで「運転は習うもんじゃない」という風潮が定着してしまったのか?こういうことをちゃんと考えておくと、斎藤さんや別府さんにお会いした時の酒の肴になるワケですね(爆)。

根本原因には恐らく技術の進歩や環境の変化があるでしょう。
ボクが免許を取る更に10年も前(今から40年以上w)って、車もタイヤもまだまだ性能が低かった上、道路整備も不十分で未舗装(砂利道)があっちこっちに残っていました。そんな道路環境や当時のクルマの性能では、真っすぐ走ること、ちゃんと止まることにもセオリー通りの操作が必要で、自動車教習所でもシッカリ教えなければなりませんでした。
今となっては全く無駄と思われがちなポンピングブレーキだって、砂利道で不用意にブレーキを踏んでタイヤがロックしたら、咄嗟にペダルを緩めなけれイケない場面が、昔は日常的にあったワケですょ、遥か昔には(^_^;)。

ってな具合に、教習所でもシッカリ教えて一定のレベルに達しないと免許が取れないとか、免許を取った後も親とか周りからアレコレ指導を受けながら上達していくことが必要だった時代はあったと思うのですが、道路環境の整備とか、車やタイヤの性能の向上が徐々に進んで、運転の難易度がどんどん低くなっていきました。

運転に限らずスポーツなどでも、平均的な上達速度というものがあるでしょう。始めて1ヶ月でこのくらい、3ヶ月でここまで、みたいな。そうすると、始めて半年、1年経って「平均的にはこのくらい」というレベルより上であれば「上手い・凄い」と云われ、そのレベルに達しなければ「下手」と云われるモノですよね?一般的に(^_^;)。

で、国産車に関しては1970年代から1990年前半まで、物凄い勢いで進化していったんですが、そうしたら一体何が起こったか?

例えば1975年に免許を取って運転を始めた人たちは、大体1年から数年掛けてあるレベルに到達していました。

ところが1990年に免許を取った人たちは、1975年の人たちが1年掛かったところを半年とか3ヶ月で、なんてことが起こったかもしれません。それはクルマの性能が上がったから、なんですが(^^;、当事者たちは昔のクルマなんて知らない(笑)し、1975年以前に免許を取った周りの人たちは
「免許を取って、たったXヶ月でこれだけ運転が出来るなんて大したもんだ!」
なんて褒めたかもしれません。

そんな感じで免許を取ってから誰からも指導を受けずに「上手い」と褒められる人たちが表れ始めると
・誰からも習わずに上手く運転出来る人は偉い
・誰かに教わらないと運転が上手くならない人は偉くない
みたいな序列が極自然に生まれていくものでしょう。

そしてそんな感じで「運転に自信がある」と考えるドライバーの大半が、誰からも指導を受けていなければ「運転は誰かに習うものじゃない」「上手いヤツは誰からも習わずに上手くなるもの」みたいな雰囲気になって、そこそこ時間を掛けて定着していったのかもしれません(^_^;)。

因みに上記した、褒めた方も褒められた方も、今も昔も本当に運転が上手い人はほとんど居ないワケですが(爆)、まぁこの際、ソコはどーでも良いでしょう。一般的な「運転が上手い」は一般道を道交法下で安全・円滑に運行できる事、というレベルですからねA^_^;)。

こう考えると「上手な運転、教えます」的な宣伝は全くダメwで、何か別の手を考えて訴求する必要があります。なぜなら一般ドライバーは「俺は運転に自信がある」か「運転に自信はないが、他人に習うなんて恥ずかしい」のどちらかで大多数を占めるハズなのでね(^_^;)。

だから「マツダの開発ドライバーがしなやかな運転を伝授します」とかw、「斎藤主査に同乗者に優しい運転を習おう!」みたいな宣伝をすると、上記のどっちの考えの人も「お、ちょっと受けてみようかな」と思ってくれるかもしれません、とかね(笑)。

ハイ、酒の肴の一品はこんな感じで(爆)。
Posted at 2020/09/08 19:55:25 | コメント(11) | トラックバック(1) | i-DM:その他 | 日記

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「無事帰宅しました。
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何シテル?   12/08 20:22
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