
マツダのキャンペーン・・・
Be a driver.TRY! 1日無料で試し放題!
アクセラハイブリッドに1日乗り放題して来ました。♪
お借りしたのは
マツダ アクセラ ハイブリッド-S Lパッケージ
本革シート標準の最上級グレードです。 (262万円)
※同じ装備で革シートなしは250万円

4580mmx1795mmのボディサイズはBMW3シリーズ並とかなり大きいです。
特に幅が。。
このアクセラハイブリッドは
トヨタのプリウスと同じHVシステムを搭載しているのはご存知の通り。
でも、そのプリウスを運転したことが無いので
(個人タクシーの後部座席には何度もありますが・・・最悪!)
マツダの隣りにあるトヨタに立ち寄って・・・

朝イチで、プリウスの試乗をさせてもらいました。
さすが、日本で1、2を争うほど売れているクルマです。
運転しやすいし、静かだし、燃費も良いし・・・ 実用で乗る分には申し分ありません。
でも・・・ プリウスで箱根に散歩に行こう!とは思わなかったのも事実。
ワクワク感が感じられないし、なんか白物家電みたいで。 ま、趣味の問題ですけどね。
移動手段としてのクルマならBestではないでしょうか。
予習を終えて
すぐ隣のマツダからアクセラハイブリッドをお借りして、散歩のスタートです。
アクセラハイブリッドを ゆっくりと走らせての印象は
市街地でも高速道路でも
とても静かで
乗り心地も快適。普通のクルマの感覚で運転できます。
HV車によく言われる、回生ブレーキの違和感はプリウスほど感じなかったです。
渋滞気味の市街地では
丁寧にアクセルと踏むと50km/h位までモーターのみで走行できます。
モーター走行からのエンジン始動も
気が付かないほど自然で、静かなクルマを普通に運転している感覚です。
通常は30km/h~40km/hでエンジンが始動する様です。
渋滞車線からの急な車線変更では、アクセルオンで瞬時にエンジンが始動しますが
エンジン音と加速感が一致しない、ひと昔前のCVTのような空廻りを感じる加速をします。
加速力と力強さは充分です。
高速道路では、インターチェンジの大きなカーブやレーンチェンジでのハンドルの安心感は
トヨタでも日産でもない
マツダ車の感覚です。
残念ながらアテンザ程の気持ち良さではないです。
それでも、エコタイヤのせいなのかHVシステムのせいなのか・・・
マツダ車らしかぬ、ハンドルが軽いフワッ!とした感触がありました。
また、エコタイヤの高い空気圧によるノイズと乗り心地で
特別静かなクルマ・・・って訳ではなさそうです。
ウチの先代レガシィより少し静か・・・かな。
料金所ダッシュや追越をするために、アクセルをグイ!っと踏んでみると・・・
ブォォーン!と思った以上のエンジンが響いて、それなりの加速します。
加速力はプリウスと大差ないようですが
このエンジン音の感じ方で、
ウルサイ車か
楽しいクルマかに評価が別れると思います。
太めのエンジン音は快音ではありませんが、悪い音とは感じませんでした。
エンジンルームはギッチリ詰まっています。
ちょっとした山路も走ってみましたが
ブォォーンって勇ましいエンジン音を響かせながら 意外なほど活発に登って行きます。

でも、狭い山路では大きな車幅が気になったのも事実で、対向車が来るとかなり気を使いました。
アクセラに標準装備されている数々のなかで
【マツダコネクト】

ダッシュボード中央に設置された7インチディスプレイ
(15C以外に標準装備!)
オーディオ、ナビ、スマホ、車両情報などの設定や表示が出来ます。
機能満載ですが使い勝手は・・・イマイチかも。
特にナビは困ったもので
イキナリ遠回りを指示したり、
道路が海の上だったり、アナウンスの発音が変だったり・・・
一号線を「イッチ、ゴウセンヲミギニ・・・」 って 「オニイサン、イッチマンエン・・・」を連想させて笑えます。(謎)
【アクティブ・ドライビング・ディスプレイ】

エンジンオン(?)で、、目線の先にディスプレイが立ち上がり速度が表示されます。
ナビと連動して進むべき矢印も示してくれます。
ただ、メーター中央にもアナログ速度計が設置されているので、必然性はどうでしょうか。
※エンジン車のスポーツグレードは、メーター中央がタコメーターなので意義はありそうです。
【リア・ビーグル・モニタリングシステム】

走行中に隣車線の後方からクルマが近づいて来た(追い抜き)ときに
ドアミラー内に警告マークが表示され、さらにウインカーを出すとピピッ!と警告音を発します。
このシステムは、車線変更時の安全性を確保するため
非常に有用な運転支援だと感じました。
他メーカーももっと普及させて欲しいものです。
1日乗り放題をした距離は120kmほど

燃費は
22.1km/l でした。
同じルートを愛車の先代レガシィ(BP5/GT-MT)で走れば、9km/l位でしょうか。
ガソリン代で比較すると
アクセラハイブリッド 815円、 レガシィ 2100円(ハイオク)。。 (-_-;)
ちなみに・・・バイク(CB1300SF)でも 16km/l位・・・かな。
恐るべきアクセラハイブリッド。。
・・・の燃費。
最後に・・・
アクセラハイブリッドとプリウスと比べてどっちがイイか・・・
ソレは自分自身で乗り比べて感じてください。
その差は、ほんの少しですがきっと大きく感じるハズです。
アクセラハイブリッドは、プリウスより走りのしっかり感や楽しさを感じられると思います。
ちなみに同じ値段なら、装備や安全性はアクセラの方が充実して内装の質感も上です。
アクセラには、VWゴルフをライバルに見据えた志の高さが感じられました。
それは、デザイン、内装、装備、安全性・・・そしてディーゼルを筆頭とする走りだったり・・・
でも、
アクセラハイブリッドに
アテンザやロードスターの気持ち良さを期待すると
裏切られるかもしれません。
ファミリーカーとして、エコカーとしてなら、走りはイイとは思いますが
マツダが造ったハイブリッドなら、もっとスポーティでも良かったと思います。
例えば・・・
18インチや、パドルシフトや、その気にさせるエンジンだったり・・・
その方がマツダらしくて、よりプリウスと差別化されると思うのですが・・・ ちょっと残念です。
燃費は少しくらい落ちでもイイですよね。
走りの気持ち良さを重視するなら、ガソリン車やディーゼル車を選択すべきでしょうか。
夜のアクセラは、昼と違った一面を見せてくれます。

表情が豊かでカッコイイです。
≪アクセラハイブリッドの◎≫
プリウス譲りの圧倒的な燃費性能
〃 スムーズなモーターとエンジンの協調制御
個性的なデザイン
造りの良い室内
安全装備の充実
(特に斜め後方からの車両接近を警告する機能は◎)
サイドブレーキが足踏み式ではないのが◎。フロントシートは適度に硬くてサイドサポートも適度です。
≪アクセラハイブリッドのx≫
1795mmの車幅
(室内デザインのため(?)余計に幅広く感じる)
左ドアミラーが見にくい
(位置的に首を意識的に回さないと確認出来ない)
トランクが小さい
(ハイブリッドのバッテリーのため)
リアシートの座り心地がイマイチ・・・かも
ちょっと閉塞感もあり。
白い本革シートはカッコ良くて◎
【雑感】
高速道路を1xxkm/hで走行中でもアクセルを抜くとエンジンが停止し、アクセルを踏むとエンジン駆動となる制御が、モニターを見ていなければ気付かないほど自然に行っている事に驚きました。
単なる動力源としてなら、力を必要としないときにエンジンを停止するのは理にかなっています。
トヨタのハイブリッドシステムはもう完成の域に達しているのでしょうね。
この値段でこの技術・・・ トヨタの技術力には驚かされました。 アクセラはマツダのクルマですけどね。