
懐かしい映画です。フォード グラン トリノ
悪役は若者でシビックに乗っている。分かり易い設定です。90年代シビックは改造する若者に絶大な人気でしたね。対して1972年グラントリノは年寄りのスポーティカーが生き残ってる感じ。老人と少年の友情の物語。
さて私のフォード歴を思い出した。(多分に今までのブログと重複あります。m(_ _)m)
外人さんの1972マスタング マッハ1を見て育った少年時代。オイルショックでキバ抜かれその後はアメ車には興味なかった。欧州WRC初代エスコートやカプリ、コスースフォードエンジンには憧れた。。FRのスタイル。
学生時代バイト先の人がビュック スカイラークV8でタイヤをキュルキュル言わせてた、乗せてもらったことはないがパワフルさに感心した。高速用にフェアレディ300Zターボも持ってた。V8のパワフルさ。
初めてフォードを運転したのは海外で借りた米フォード トーラス3.0V6 なんともない普通のワゴン。スタイル素敵なオーバルデザイン。ふかふかな乗り心地、ゆるゆるで大らかなハンドリング。V6の低速トルクはハイウェイの長い坂道でもグングン上る。当時の日本車は2Lくらいだから坂道では車速が落ちて大型トラックに追い越されてしまう恐怖。ハンドリングはふわふわ。
この時に友人に誘われてトランザムGTAの助手席でV8初体験。マスタング マッハ1を思い出した。中古で1万ドルくらいだった。V8サウンドの素晴らしさ。
90年頃の欧州エスコートは酷いハンドリングだと雑誌で酷評されていた。プリメーラが好評でイギリスの知人は個人オーダーで仕事用に革シート仕様を注文するほど気に入ってた901運動。因みに彼の愛車は空冷911
プジョー405も評判いいので半信半疑で乗ってみた。フランス車が乗り心地がいいだけでなくコーナーも楽しいのを発見した。EU統合でフランス車もイギリスマーケットを意識したのね。域内全面戦争の時代、どの国でも人気はBMW。
でやっと欧州フォード、モンデオが登場。多分人気がなくなって危機感を感じたのでシャーシエキスパートを抜擢したのかな? しかしハンドリングは良かったがスタイルがイマイチ。そこで1996年マイナーチェンジで劇的に前後スタイルを変更、目が釣りあがった精悍なエッジのマスク。これで人気炸裂。ここで初めてモンデオをレンタカーで借りてみた。楽しくて高速レーンチェンジを意味もなく繰り返した記憶。FF嫌いだった私が宗旨変え。FFでもハンドリングか。
これにドイツ車が反応し、直線ベンツやGMオペルもハンドリングに着目。欧州ベクトラ2000GSiとか良かったなぁ。GMは後にアメリカ本社役員を全員ニュルブルクリンクに集め、いかにGMアメリカがハンドリング悪いか他社と比較試乗させた。アメ車もニュルブルクリンクの時代へ。
そして極め付け欧州フォード初代フォーカスの登場。ニューエッジのスタイリッシュなハンドリングマシンの登場、STはスポーツ仕様、RSは究極だ。
とはいえV8サウンドへの憧れは消えず、ジャパンフォードが正規輸入したS197マスタングに一目惚れ。意外にハンドリングも悪くなく感心した。もちろん乗り心地もいい。(^^) マスタングの良さは乗らないと分からない。
で最近また見た映画グラントリノ。昔を思い出した。いいネ!
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自動車文化論 | 日記
Posted at
2019/09/09 20:55:50