
随分前に古本屋で買った物です。
棚を整理してたら、ひょこっと出てきました。
裏表紙に、(ジョンへ 1973クリスマス 好きよ ネリー)って書いてあります。どんな物語が秘められているのでしょう。
それはさて置き、読むと結構 体系だててスポーツカーの歴史が書いてあります。英国オートカー誌の元記者が書いたものです。1973年発行。
戦前まではレーシングカーがスポーツカーの時代で、ブガッティ、ベントレー、MG、アルファロメオ。
戦後スポーツカーはGTカーになっていく時代で、BMW328、ジャグアXK120が時代をリードした。その後はMGTC、ヒーレー、トライアンフ、ベンツ300SL、アストンマーチン、初プラスチックのエリート等は伝統的なFR。今も昔の姿を残すAC Ace、モーガン、Seven、それからジュリエッタ、Eタイプ、MGB、マーコス、TVR、ダットサン2000、240Zへと続く。そのほとんどがアメリカで売る為のクルマです。
欧州車に刺激された米国初のスポーツカー、コルベットはなんとAT でアメリカンV8が欧州でも注目される。コブラ、イソ、デトマソ。(フォードのスモールブロックはけっこう人気者です)
押すかRR、引くかFFが問題だぁ、911、アルピーヌ。ミニクーパー、ランチァフルビア、サーブは軽量で勝負。
究極のミッドシップは室内が狭いのが問題。ミウラ、ディーノ、ヨーロッパ、フィアットX1/9、914。
ルマンレースを闘ったスポーツカー。戦後から、新興勢力のフェラーリ、四輪ディスクのジャガーDタイプ、エアブレーキの300SLR、マセラティ、アストンマーチンと来て、フォードGT40の7Lプロトの後は、驚きの50台量産5L市販!スポーツカーのGT40、25台量産のポルシェ917/フェラーリ512時代へ続く。
USカンナムレースはルール無し、ルマンから締め出された917は8.3LのマクラレーンやチャパラルV8からすると5L小排気量!なのでターボで武装し900PS。(この後オイルショックがやって来ます・・・この本の作者は知りませんが)
エキゾチックカーはミッドシップでウェッジシェープへ。でもリトラやスペアやトランクが問題点だ。ミウラ、BB、ボーラ、ストラトス、エスプリ、カラーボ、パンテーラ、アルファT33、BMW turbo、ベンツC111。
サルーンカーとチューナーが結びつき、スポーツカーとの区別が難しい。欧州ではミニクーパー、ロータスコルチナ、エスコートコスワース、USではシェルビーマスタング、カマロ、ジャベリン、チャレンジャー、バラクーダ、欧州のカプリRS2600ウェスレークとBMW3.0CSLアルピナの死闘、マンタ、セリカも続く。
Posted at 2013/02/25 19:22:53 | |
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自動車文化論 | 日記