
CG neo classic ピニンファリーナ から
高いんですよフェラーリは、いやそうじゃなくて本がです2420円。やめようと思いましたが内容が面白そうに抗えずにね

レースのディーノをベースにV6横置きで初のミッドロードカーを完成させるのが1967年。しかし前年にランボからミウラV12横置きミッドが発表されます、横置きV12ってのは初代ミニや初代ホンダF1がヒントになった。これに刺激受けてショーカーのフェラーリP6ミッドV12を1968年に完成させる。これがエンツォに認められてロードカーの開発がスタート

P6、画像はお借りしてます

P6のデザインから1975年にV8横置き308GTB(1980年ころに乗ったことあります)と1973年に水平対抗12の365GT4/BBベルニネッタボクサーが生まれます。開発に時間がかかったのはP6ではV12横置きだったそうでエンジンカバーが高い位置にあります、これにエンツォが低くするように注文出したから。縦置き水平対抗エンジンになります、エンジン全長を詰める為にミッションを下に置く二階建て、クロモリパイプフレームと共にテスタロッサまで20年続きます。このパイプけっこう細くてびっくりしますよ。本当はBBってのはフランス女優ブリジットバルドーのことらしい、実は水平対抗ボクサーではなく180度V12で当時のF1の312Bも同じ形式だ

当時1969年のレースカー512Sはポルシェ917のライバル、画像はお借りしてます

時間稼ぎのショーカー512Sは1969年、これが今度はライバルのカウンタックに影響与えたエッジデザインらしい色も含めて、画像はお借りしてます

1971年のカウンタックプロト、量産は1974年。画像はお借りしてます
308GTB、365GT4/BB共に少量生産のファイバーボディでしたが、人気が出て量産仕様ではスチールボディに変わります。この為150kg以上重くなり328GTB(1990年ころに乗ったことあります)、512BB(当時コーンズのショールームでエンジン掛けて怒られた)では排気量が大きくなります。エンジン全長を詰める工夫はカウンタックではミッションを室内側へ配置し重量配分も考慮してます、その為に室内は512BBの方が広いです。また365GT4/BBはフェラーリとして初めて風洞でテストした空力ボディで最高速度も伸びますカタログ302km/hですが実力は280くらい

512BBはリヤ片側2灯で片側2本マフラー、365GT4/BBはそれぞれ片側3本が見分けるポイント。リヤフェンダーアーチも512BBが大きくウエストラインギリギリだけど見分けるのは困難です。まぁ365GT4/BBは希少だから見ることはまず無いでしょう

308GTBの希少ファイバーモデル、328GTBよりボディのエッジが立っていて好きです
365GT4/BBファイバーボディ380馬力トルク44kgm1247kgと超軽い、25台の限定手作り生産の予定だった
512BB 4.4Lから5Lへアップ360馬力トルク46kgm1530kg扱い易い量産型、北米向けの排気ガス対策です
512BBi キャブからインジェクション化340馬力トルク46kgm車重1580〜1630kg

テスタロッサ。サイドラジエター化や50ミリロングホイールベース伸びて更にリヤヘビー。だからリヤタイヤは幅広くポルシェターボと同じ考え方。特徴的なサイドのルーバーは認定要件で後から追加されたそう。4バルブ化390馬力トルク50kgm1660kg、画像はお借りしてます

サイドラジエター化は当時F1の312Tとかのイメージらしい
フェラーリ312B3

なお当時ライバルのカウンタックアニバーサリーは1630kgカタログ300km/hですが・・・重量配分は良好でドリフトも可能です。こうして比べると運転席が前よりですねー。画像はお借りしてます。当時のスーパーカーの加速性能って現在のマスタングと同じくらいです
512TRはテスタロッサの大幅改良。リトラじゃ無くなった。ドライサンプ化で重心30ミリ下げて、フレームを補強、パワーアップ428馬力。そしてFRの550マラネロへ後継を譲る。12気筒量産ミッドシップの最後でしたねー
→ダイエットもしたそうです。リトラじゃなくなったのは最終モデルF512Mだとみんカラさんから情報頂きました。ありがとうございますm(_ _)m
Posted at 2024/01/10 08:41:22 | |
トラックバック(0) |
自動車文化論 | 日記