去年の年末頃よりWindows7発売当時に自作して8年間OSのバージョンアップで使用し続けていたPCの調子が思わしくなくなってきました。
特にWindows10にバージョンアップした際、パーツが古くてデバイスドライバーが対応しなくなって、いよいよ使用に支障をきたす事態になってしまいました。
一応動くので悩みましたが、購入後未使用のDSP版Windows8を持っていたのでWindows10にアップデートできるうちに使ってしまおうと考えて今回8年ぶりに自作することにいたしました。
8年のブランクは大きく、まずは現在のパーツ内容を勉強しなおして、以下の構成で組み立てました。
CPU:Intel Core i7 6700K(Skylake 定格4.0GHz・ターボブースト時4.2GHz)
マザーボード:ASUS Z170-Pro(Intel Z170チップセット)
メモリ:CORSAIR CMK16GX4M2A2666C16(PC4-21300 8GB×2枚)
SSD:Crucial MX200 250GB 2枚(これをRAID0構成 システム用)
HDD:TOSHIBA DT01ACA300(データ保存用)
グラフックボード:GIGABYTE GV-N970WF3OC-4GD(NVIDIA GeForce GTX 970)
ブルーレイドライブ:BDR-209XJBK/WS2
CPUクーラー:CRYORIG H5 UNIVERSAL
PCケース:クーラーマスター CM 690 III
電源ユニット:Corsair RM850
カードリーダー: Ainex AK-ICR-14A
大凡210K掛かってしまいました。
組み立ても久しぶりなので半日かかりました。
現在はBIOSに代わってUEFIになっているため、設定項目を理解するのにかなり時間がかかりました。
特にオーバークロック設定には苦労しました。
CPU倍率が変えられる6700Kなので、無理をしない範囲(空冷なので)で定格42倍から45倍に変更して12%のオーバークロックを常用と設定いたしました。
CPU電圧をテストを繰り返しながらでOCCTの「CPU:OCCT」テスト1時間と「CPU:LINPACK」テスト30分をクリアできる環境を探っていって「CPU Vcore = 1.295V固定・Load-line Calibration = Level7」が限界となりました。(これ以上電圧を下げるとエラーになる。)
この設定で「CPU:LINPACK」テストで各Core温度平均60℃・CPU電圧平均1.36Vあたりであまり上下にブレずに落ち着きました。
人それぞれ考え方はあるでしょうが、私としてはこの設定で満足しております。
参考1:「CPU:LINPACK」テスト29分55秒時のスクリーンショット。
参考2:CINEBENCH R15 でのベンチマーク結果
※4.5GHzだと4桁にはギリギリ届かない。
参考3:Crucial MX200 250GB を2枚構成のRAID0(ファームウェアMU03・データサイズ32KB)にした場合のCrystalDiskMarkベンチマーク結果
※シーケンシャルリードが1,000MB/sの大台を突破した。
組立・設定の段階で気づいたことの一覧。
●2016年1月18日公開のBIOSバージョン1602ではまとも動かない。
(2016年3月3日公開のBIOSバージョン1702で解決)
1602にバージョンアップした途端、再起動・シャットダウンが高確率でできなくなる。
(「再起動しています」でフリーズしてしまう・Windowsは終了するが電源が落ちない・マザーボードに通電しっぱなし等)
最初は原因がわからず、CMOSクリア・Windowsクリーンインストールを試しても変わらず。BIOSバージョンを1つ前の1402にすると改善したので原因は間違いなく1602。(2度試して同じ結果だった)これのせいで1週間費やした。
しばらくは1402のまま運用して次回の更新に期待する。
(3月28日追記)
2016年3月3日にBIOSバージョン1702が出たので更新する。
1602の障害の件は先月ASUSのサポートセンターに問い合わせました。
3週間ほど使ってみたが、1602のような問題は発生しませんでした。
●Owltechのカードリーダーもまともに動かない。
最初にOwltechのOWL-CR6U3(B)/BOXを購入したのですが、これも高確率で認識しなくて困った。
認識しない時はBIOSの段階で認識せず、Windowsのデバイスマネージャからもエラーになっていた。ファームウェアを書き換えてもダメでした。
調べてみると、ASUSのZ170チップセットマザーボードに接続すると認識しない事例がいくつもあった。(Amazonのレビューや価格.comのレビュー等)
諦めてAinex AK-ICR-14Aを買い直して繋いだら問題なく認識した。
一連の作業が影響して燃費記録・整備手帳更新が焼く1ヶ月遅れとなってしまいました。