有明海のガザミ(ワタリガニ)を食べたいと思い、佐賀県の太良町というところに行ってきた。
高速道路は使わずに那珂川沿いを遡り、五ケ山を越え、吉野ヶ里を通り、まずは久々にムツゴロウを見ようと芦刈の海辺に出た。
確か今日の満潮は10時前後だったよなあ、ダメだよなあと思いつつも堤防に登るとムツゴロウが暮らす干潟はどこにも残っていなかった。
すぐそばの土産物屋で海苔を購入。台風の影響などで海苔は遅れているとテレビで言っていたが、新海苔は11月半ばからとのこと。だから買ったのは去年の海苔。あわせてみかんを購入。
佐賀へ来るときはライギョ狙いの時ばかり。すでに自分の中ではオフシーズンなのでライギョタックルは持って来ていないが、張り巡らされたクリークの様子は気になる。
晴天の中、海沿いの道を走るのは気持ち良い。
今日食べるガザミのブランド名は「竹崎カニ」。太良町に入るとあちこちに看板や幟が立っていた。
いつものごとく、事前にどの店が良いのかなどは調べていない。最初に入った店はカキ焼がメインでカニはついでに食べることができるといった様子。また、食べたいものを選び、自分で炭火で焼くBBQのようなシステムで思っていたのとは違っていたのでパス。
料理屋さんのようなところを探して入ろうと思い、一見それらしく見えたところに入ったが、そこも同じスタイルであったが、おなかも減っているし、12時を過ぎるとどこも混みだすので、料理屋スタイルは諦めた。
太良町は「竹崎カニ」もブランド化しているが、「竹崎カキ」もブランド化して売り出しているようであった。勉強不足。
でも、この時期だとちょっと早いようで、他の場所から持って来ているとのこと。
国道沿いにはたくさんの店が並んでいるので
「竹崎カニ」(1,800円也)は塩茹でしてもらい、「有明海産カキ」と書かれた方を選んで、テーブルの炭火で焼く。
外見は小ぶりだが、身はプリッとしていて大きく、美味しかった。
野菜その他はいつでも食べられるので、ひたすらカキのみ食べた。カゴ2つで2,000円。
そのうちに出てきた本日メインの「竹崎カニ」はオス。正直、感動的に美味しいいうことはなかったが、次回は冬場に食べられるというメスガニも食べてみたい。
有明海のガザミは減っているようなので、メスガニを能天気に食べていいのかどうかはわからんけど・・・
せっかく、ここまできたので諫早干拓地の潮止め堤防を見に行った。
これが作られた時はギロチンが落ちるような様子がテレビで流され、強烈な印象が残っている。
今は雲仙側への近道になる道路も整備されている。
開門せよとの声と開門に反対との両方の声があり、機関により別の判断もされているところ。
干潮が近づき、広大な干潟が現れた。ちょっと感動的。
「道の駅 鹿島」のミニ水族館で生きた「ワラスボ」を初めて見た。
日本では有明海のみに生息し、「エイリアン」のモデルとも言われる。干物は随分前にナマジさんと食べたけど、味は覚えていない。
鹿島ガタリンピックの会場となるところなので、堤防は干潟に降りやすくなっており、ガタスキーを借りて実際に干潟の上に出られる。
「釣りキチ三平」の「有明海のムツゴロウ」が頭に浮かぶ。
しばらく静かにしているとムツゴロウが穴から出てきてゴソゴソ動き始めた。
久々に見たムツゴロウ。なんとも愛らしい魚。鰭を広げるのは威嚇のポーズ。
道の駅に戻ると、焼いた真っ黒けのムツゴロウが売られていたが、それはパスして、生きたコウイカ、きれいなキスを購入。
ちなみにコウイカは家に帰ってもまだ生きており、少し置いた方が甘みが出て良いとも言うけど、コリコリの身を刺身で食べた。
帰り道にレンコン農家さんの家の前で売っていたレンコンを購入。500円で穫れたて新鮮、しかも量も多い。
白石町のゆるキャラ「しろいし みのりちゃん」は豊かなこの地をそのまんま表している。
太良ではソバも買ったし、今日は、かつて宝くじが当たったら移住しようと思っていた佐賀の農水産品を堪能した日であった。
Posted at 2014/10/26 10:49:58 | |
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