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塩田虎夫のブログ一覧

2014年05月10日 イイね!

シオエース積載考

シオエース積載考バイクを積むためにハイエースを買ったのは良いのですが、積載方法に関しては全くの無知だった私。


ロクに装備も揃っていない中で、納車した次の日に四苦八苦しながら試しに載せて走ってみたら、車の中でバイクが倒れて後部スライドドアがベコベコになるという、ちょっと笑えないアクシデントもあったりして、いろいろと苦労しました。


痛い思いを沢山して、今はだいぶスマートかつスピーディーに積載できるようになりましたので、現在の積載方法について、ちょいと紹介しておきます。





まずはラダーレール。
当然これがないとバイクを車に載せることはできないのですが、選択肢としては「ツメ式」と「フック式」の2種類があります。


ツメ式は、片方の末端にゴムなどで被覆されたツメが3本くらい生えているタイプで、市販されているラダーは、どちらかと言えばこのタイプが多いような気がします。ベロ式というのも、これの仲間ですね。
ツメを荷台の上に乗せる方式であり、固定はされません。



利点としては、荷台の状況やラダーの位置を選ばないこと、安くて選択肢が豊富なことでしょうか。

一方で、例えば大型バイクを載せるときはエンジンをかけ、1速に入れた状態でラダーを駆け上がることになるわけですが、荷台に載せ終わってフロントブレーキをかけた時に、後輪のトラクションでラダーが後ろに飛んでいくリスクがあります。
また、荷台の上にツメを置くため、下ろすときに一旦ツメの部分の段差にバイクを乗り上げないといけないので、重いバイクだとこれが結構大変です。


これに対してフック式は、ツメ式とはメリット・デメリットが全く逆になります。
荷台にフックをかけるためのレシーバーが必要ですし、レシーバーがある位置にしかラダーを設置できませんが、ラダーがきちんと固定されるので飛んでいかない、段差がないので下ろすときに楽ちん、などなど。



私はフック式を選択しました。
フックを取り付けるレシーバーは、J-tripというところのSUS製のもので、リアゲートのステップにガッチリ固定されます。



フックを取り付けるときは、こんな感じでブリッジします。
ただし、気をつけないといけないのが、ブリッジした状態でうっかりリアゲートを閉めてしまうと、ゲートのロックが破壊されてしまうということです。



ラダーは、ZX-14Rを載せることを考えると耐荷重が250kg以上は必要です。
普通の折りたたみ式のラダーは、だいたいMax200kg以下。


中間支柱付きのラダーであれば、耐荷重400kgのものなども売っていますが、あまり複雑な構造のものは避けたいので、単純な折りたたみ式で単体の耐荷重が250kgある「昭和ブリッジ (SHOWA BRIDGE) BAW-240-25-0.5」という製品にしました。
チョット高かったですが、信頼のMade in Japanです。



最初は1本だけ買って、後は何とかなるわと高をくくっていたのですが、何ともなりませんでした(笑
軽いオフ車ならまだしも、スクーターとかZX-14Rを載せるなら絶対に2本必要です。

というか、オフ車でも2本あった方が断然楽。エンジンかけなくても楽々載せられます。

なので、後からもう1本買い足しました。



2本あっても、14Rを載せるのはかなーり怖いですけどね。。。


車が4WDで、車高がちょっと高いので、ラダーは長さが普通より長い240cmのものにしたんですが、それでも勾配は約14度あります。
4WDですから、ローダウンするのも・・・・(^^;


普段はこんな風に、折りたたんでスノコの上に載っけて縛ってますが、意外とスペースを取ってます。



良く考えてみたら、2本目は人間しか乗らないので、安いツメ式のものでも良かったかも・・・・




次に、床面の保護マットです。
最初、薄いゴム製のマットを敷いていたのですが、載せたり降ろしたりを繰り返しているうちに、よれてぐちゃぐちゃになって破れてしまいました。
それに、薄いと、結束が甘かったりした場合に、荷台の中で滑ってバイクがコケたりする心配があります。


ただし、何もなしでバイクを載せると、せっかくの床張りが傷ついてしまうので、何か下敷きは必要です。
普通はゴム板などを敷くのでしょうが、安い天然ゴムは猛烈に臭いので、値段は多少高くてもクロロプレンなどの合成ゴムの方がいいです。
しかしゴムにも各種素材、硬さ、厚みがあって、どういうのがベストなのか分かりません。。。


調べていると、自動車のタイヤを再生したリサイクルゴムシートというのが売っていました。
硬度は不明ですが、5mm厚で、普通の合成ゴムに比べると3分の1ほどの値段です。
とりあえず1m×2mのを買ってみて、荷室の大きさに合わせてカットして使おうと思ってます。





そして固定方法。
一般的にはタイダウンベルトを荷掛フックなどに引っかけて固定します。
この固定方法も実はよく分からなくて、今のやり方がいいのかどうか不安です。


まず前輪は、シオエースの場合2ndシートの背面にタイヤストッパーを取り付けてあるので、そこに押し当てます。



後輪は後ろから輪留めをかまして固定します。



ギアは1速に入れておくのがベストでしょうが、タイヤをしっかり固定していればニュートラルでもいいかもしれません。


バイクの位置が決まったら、サイドスタンドをかけます。
サイドスタンドを直接床面に接触させると傷がつくので、私はホームセンターで売ってる、テレビなどのキャスターの下に敷く受け皿に、ジャム瓶の蓋(笑)を組み合わせたものを置いています。
たぶん数回でダメになりそうですが、他に良いのがないので。
モトクロッサーとか、スタンドのないバイクはどうやって固定すればいいんでしょうね。。。



タイダウンベルトは、荷室の随所に設置してあるワンタッチリングに取り付けます。
このワンタッチリングは内側の鉄板にM6の皿ネジ数本で留められているのですが、あんまりベルトにテンションをかけちゃうとベキッと外れてしまいそうで、その力加減がよく分かりません(^^;
緩いと倒れちゃうし。





前輪は、こんな感じでフロントフォークを左右から引っ張るような形でスライドドア上のワンタッチリングに固定。



後輪は、シートをベルトで上から押さえつけるような感じにして、床面のワンタッチリングに固定。



ちなみにタイダウンベルトは、ラフ&ロードの「PR063 パワーオートリトラクトラチェットタイダウン」という自動巻取り機構を持つラチェット付きタイダウンベルトを使っています。



元々は4本で1500~2000円くらいの安物を買おうと思っていたのですが、いろいろ調べているうちに、この製品に行き着きました。
値段は安物製品の5倍以上しますが、自動巻取りは思ったより便利なので、買って良かったです。


なお、ラチェット部分はこぶしほどの大きさがあって結構スペースをとりますので、最大まで巻き取った状態でも、フック両端まで615mmもあります。
ですので、上の写真でも分かるように、フロントフォークを固定するときはサブベルトを使わずに、タイダウンベルト単体を折り返すような形で使っています。



あとサブベルトも4本買いました。これはどんなのでもいいと思いますが、バイクの固定ならそんなにテンションをかけないでしょうから、耐久性よりも取り回しのしやすい柔らかいものを選んだ方が良いかもしれません。
私は堅いのを買ってしまって、ちょっと後悔しました。



バイクのミラーは、パーツレビューでも紹介した通り、可倒式のものに付け替えてますので、天井まではそこそこ余裕があります。
天井の内張が凹んでるのは、ノーマルミラーで無理矢理載せてみて失敗した名残です(笑





とまあ、以上のような感じで積載しています。
とりあえずラフに走ってみてもガタピシ言うことはないので、たぶん大丈夫なんでしょう。。。。



しかし、トラックの荷台に適当に載せてガチガチに固定するのとは訳が違いますので、かなり気を遣いますね。
いつまた倒れるのではないかと、ヒヤヒヤしながら運転してます(笑


14Rの積載に挑戦するのは、当分先になりそう。





Posted at 2014/05/10 15:33:22 | コメント(7) | トラックバック(0) | ハイエース | 日記

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学生の頃に漠然とした憧れを持っていたバイク。当時は結局、具体的な行動には移せませんでしたが、15年以上経ってにわかに乗りたくなり、アラフォーデビューしました。知...
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