世の中にはどうしようもない悪人と言うか、こんな事したらタイホされるのが当たり前なのに、平気で悪事を働く人の神経を疑うというか。
でも色々と研究が進んで、そんな方は生まれながらか或いは生い立ちや環境や成長過程の酷い体験などからサイコパスと言う悪の権化に成るのですね。
最初は思いやりのかけらもない無神経な悪人っと思ってたけど、そもそも
善意とか謙虚さとかルールだとかの脳の判断部分が欠落しているサイコパスなのですね。
これは虫とかハエとか蚊とか魚でも何でも良いのだけど、
動物に道徳心を求めるのと同じで無理な話だと思えば納得です。

いやサイコパスを動物に例えるのも動物に失礼だ。愛犬と飼い主の間には確実に信頼関係があるのだから、サイコパスはゴキブリとかと同じに考えましょう(*_*)。
今の今まで、なんでこんな無神経な悪人がいるのか不思議で仕方なかったけど、そもそもが本当に
善意とか良心の神経が欠落している障害な方とは思いませんでした。
サイコパスは、ある意味、知的障害な方と同じかもなので、親の仇の様に西崎プロデューサーを恨んで嫌っていた手塚先生や富野監督や安彦良和先生他。騙され欺かれ酷い目にあった方たちも、知的障害の方をいたわる心で許してあげても良いのではないでしょうか。
恐ろしいのは、本当の悪に思われる狡猾さで、精神病院とかに入らず憎まれっ子世にはばかる感じで、我々の
日常生活の周りにもサイコパスが潜んでいたり直接関わる事も有るのですね。
しるくはニュータイプwなので、その辺はさらりとかわして関わらない様にしてますけど、感情をコントロール出来ずにキレる方とかみっともないモノです。
あw感情をコントロール出来ないのは、しるくもアプリで課金しまくってるから同じかなっっうぇw(^^;;
サイコパスと言う呼び方は知らなかったけど、この映画もサイコパスの走りだと思うのです。人間はどうやったらここまで狡猾で無神経になれるか・・・30年以上前から謎だったけど、何となく判ってすっきりしました!^^;。。
時計仕掛けのオレンジの主人公も、サイコパスなのでしょう。
あと、日本人では・・・・エ●スさんとか●リ●モンもサイコパスなのでしょう。
ホ●エ●ンは、幼少期に父親から兄と徹底的に差別され、性格がねじ曲がったというか、家から逃げ出すために勉強したらしい。その頃に対象をねじ伏せて自分で道を切り開く術を学んだのでしょう。
不思議なのが、ガミラス本星を壊滅し、「負けたものは幸せになる権利はないというのか・・・・勝利か!クソでもくらえ!」っと、敗北者を思いやる心を作品で表現しながら、その表現者がサイコパスだったのが驚きです。
「俺達は、小さいときから人と争って、勝つことを教えられて育ってきた。……学校に入るときも、社会に出てからも人と競争し、勝つことを要求される。しか
し、勝つ者がいれば負ける者もいるんだ。負けた者はどうなる?負けた者は幸せになる権利はないというのか。今日まで俺はそれを考えたことはなかった。俺は
悲しい、それが悔しい!……ガミラスの人々は地球に移住したがっていた。この星はいずれにしろお終いだったんだ。地球の人も、ガミラスの人も、幸せに生き
たいという気持ちに変わりはない。なのに、我々は戦ってしまった。……我々がしなければならなかったのは、戦うことじゃない。…愛し合うことだった。勝利
か。……糞でも喰らえ!」
(
この辺がサイコパスの狡猾さ!恐ろしさなのだと再認識です!・・・・子供ながらにすっかり騙されたけど・・・・^^;)
作品の美徳と、必ずしも原作者の本性は一致しない!。いや、一致どころか真逆なのかもで・・・・巨●の星・あ●たのジョー・空●バカ一代・愛●誠・・・・。
あれほど美しい作品の作者が、どうして傍若無人で猪木を監禁したり、つのだじろうさんをホテルに軟禁し、脅して詫び状とか書かせるのか・・・。
その後の嫌がらせも凄かったらしい・・・・^^;。
モーツアルト~ピカソ~ダリ等、天才の作品はあれ程美しいのに、その作者の言動は滅茶苦茶・・・・・この狂気さがあれほどの作品になる原動力なのかもですね。
サイコパスは、普通の人の脳の「道徳心のエリア部分」が、欠落している代わりに、悪知恵とか美的センス^^;とか・・・・違う部分に能力が振り分けられているのでしょう!。
人のことを気にせず、無神経に自分の為だけに生きる!・・・・ある意味!自分には出来ないので憧れます!。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気
http://www.amazon.co.jp/dp/4062196743f:id:Harnoncourt:20150916201537j:image:h300:right
ヤマトファン、アニメファンの間で、話題騒然となっている本です。
騒然の内容がおもしろい。「うんうん、そうだよね」「ありそうだよね」という感じで、トンデモなエピソードなのに、読んだみなさんが納得しているという(笑)
販売差し止めになりかねない、スキャンダラスな事例も入っているのですが、たぶん業界の人はほとんど知っていると思います。自分も7割くらいは聞いたことがあるネタでした。残りの3割、謎だったお金の出どころもだいたいわかりましたし、アニメ界に姿を表わす前のこと(これがすごい)、虫プロに入った時のエピソード(これもすごい)、それと会社経営に関することもわかりました。経営に関しては、虫プロ時代の情報が多く、経営の才能が皆無の手塚治虫と、経営と営業(プレゼン力)に長けた西崎の対比が面白かったです。あとは西崎さんの養子になって、制作会社を継いだ彰司氏のこと。これもいままで誰も語らなかったことです。
西崎さんの性格に関しては、サイコパスの一言で要約できると思います。
サイコパスの特徴は下記のとおりなのですが、当てはまらないものがない。全部当てはまってる!すごいよ西崎さん!!
1. 口達者/表面的な魅力
2. 過去におけるサイコパスあるいは類似の診断
3. 自己中心性/自己価値の誇大的な感覚
4. 退屈しやすさ/欲求不満耐性の低さ
5. 病的に嘘をついたり人を騙す
6. 狡猾さ/正直さの欠如
7. 良心の呵責あるいは罪悪感の欠如
8. 情緒の深みや感情の欠如
9. 無神経/共感の欠如
10. 寄生虫的な生活様式
11. 短気/行動のコントロールの欠如
12. 乱交的な性関係
13. 幼少期からの行動上の問題
14. 現実的で長期的な計画の欠如
15. 衝動性
16. 親として無責任な行動
17. 数多くの結婚・離婚歴
18. 少年時代の非行
19. 保護観察あるいは執行猶予期間の再犯の危険が高い
20. 自分の行動に対する責任を受け入れることができない
21. 多種類の犯罪行為
22. 薬物やアルコールの乱用が反社会的行動の直接の原因ではない
この本の作者は、手塚治虫と西崎はタイプは真逆だけど、どちらも黎明期のアニメ業界のパトロンであったと結論づけています。製作委員会方式が主流になった業界が、つまらない作品ばかりを生み出すのはある意味必然、みたいなニュアンスも見て取れたんですが、そうはいっても手塚さんも西崎さんも結構つまらない作品がありますし、面白さとは無関係じゃないかと自分は思います。
西崎さんがアニメ界で成功したのはヤマト第一作+さらばヤマトと、もろもろの版権ビジネス。この版権ビジネスの開拓や、ファンを中心にしたマーケティング手法を生み出したのが、西崎さんの最大の功績でしょう。
宇宙戦艦ヤマトという作品や、西崎義展という稀代のプロデューサーに少しでも興味がある人はぜひ読んでいただきたい本です。
ただし読み出したら止まりません。それだけは注意しましょう。