しるく師匠のブログ一覧

作画の神でおられる安彦良和先生が、勇者ライディーンの目の縁を何故二重線で描いておられるのか。やっと理由が判った気がします。

これはガンダムの顔を描く時のイメージにも似ていて、目の上に帽子のツバが掛かるイメージ。つまり絵を描きながら、真っ白な紙の上に立体的なイメージが浮かばれてる神の脳とでも申しましょうか(^｡^)

しるく画伯もイメージしながら描いていましたよ。子供の頃(^｡^)



ライディーンのアップの顔。二重の目の上にフェードインするツバ部分が掛かっていて立体的です。

目のアップも、その後のアリオンとかでも見かける、完璧な安彦良和先生のタッチだと思います♪。これが描けそうで描けない。

他にも驚くべきは、細線の下書き皆無で、ほぼ一発の一筆書き。神の成せる技です。これでも本気でなく流して描いててもここまでの原画。まさに神わざでつね((((；ﾟДﾟ)))))))




逆にガンダムの原画は、赤の色鉛筆で下書き構図を描かれてるので、いかにこの第一話のガンダムがジャンプするシーンに、安彦先生の力がこもってたかがうかがえますね。

今回の原画で学んだのは、筆圧の使い方が要所だけ濃く、流れる線は紙の上をカスル様に描かれている事。

この流れる様に美しい線♪あの富野由悠季監督をして、この線が描けるのは、全人類で3人も居ないのではないかとの事です。((((；ﾟДﾟ)))))))

世が世なら、ピカソやミケランジェロと同じ評価を受けるべきとの、富野由悠季監督のコメントからも！って事は、しるくは世紀の名画を手にしたって事でオケ⁉︎(^｡^)