西伊豆キャンツーにいった後の夏休み後半は、フィリピンに行ってきたのである。
アジアに行く機会はいままであまりなかったので、何をみても新鮮なのだ。
飛行機で4時間ちょっと。ドイツまでの12時間と比べると、本当に近い。気持ちも楽なのだ。
台湾もそうだったが、フィリピンもバイクが溢れている。
まだまだ自家用車は庶民には簡単には所有できない。
庶民の足になるのは、バイクや、このような・・・
ジプニーと呼ばれる乗り合い小型バスのようなものだ。
あとはこのようなバイクにサイドカー的な乗り場をつけたようなもの。
ジプニーは色とりどりで、勝手な改造なんかもしており、というか、ベースはもはや何なのかわからない。改造というべきかどうか。
きっと排ガス規制も関係ないし、もちろん騒音なんてお構いなしである。
すごい排気音とクラクションを慣らしながら、道路を左右にひらひらと突進していくのがジプニーである。
これに加えて、大量の小型バイクやタクシー、さらには大量の大型バスに自家用車が、交通ルールという規制なしに、勝手に道路を走り回っている。
交通事故だけで国民が全滅しないのが不思議な有り様である。
バイクはやはり小型バイクが多い。
HondaやKawasakiが多く、しかし日本では見た事がないモデルばかりであり、飽きない。
スクーターも少なくないが、スーパーカブの進化系みたいな、マニュアル車のタイプが多い。
そちらのが安くできるのだろうか。
趣味で乗っている人はいなさそうだ。バイクが移動手段、運搬手段として、日常の道具になっているのである。
今回行ったのは、首都であるマニラの隣にあるマカティという都市で、生活レベルも比較的高い。日本の企業などもある都市だ。
それでも、この状況。地方にいったらどうなってしまうのだろう。
日本の水準の高さ、便利さを実感する一方で、日本が最近失ってしまったいろいろな物がそこにあった気がする。
まさに、そこは、古き良き日本、50年ほど前に自分が体験した日本と良く似ているような気がしたのである。
ちょっとだけだが、タクシーから撮影した、フィリピン車載動画である。
Posted at 2012/10/22 22:56:07 |
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