さて今回のK4GPは今までにない大事件が起こってしまいました。
その大事件が起こるまでの顛末です。
走行準備も整い各車順番にピットから出て、ピットロード出口で一時停止してバーコード読み取ってもらいコースを1周。
ストレートでクラス別に並んでから、順次スタート場所に。
ここで一度1速からシフトが抜けにくい現象があったけどまったく気にはなりませんでした。
そして今回のスタート要員はピチピチの女子大生(今でもピチピチという言葉は使われているのだろうか)
いつもに増して気合は入ります。
スタート1分前にエンジン始動
1速にシフト
今考えると入れた感触が変だった
ピチピチの女子大生はモトクロスのレーサーなので鍛えた足で俊足でスタート用のステッカーを剥がしてくれた。
おじいちゃんも頑張ってクラッチ繋いでスタート
するはずが
ガリガリと音がして少し前に出ただけで加速しない
もう一度1速に入れて走り出してみるが変化なし。
では2速発進だ
でも結果は同じ
ならば今度こそと1速
変化なし
2速
やはり変化なし
ヤバイ ミッションブローだ
スタートできずに今年の夏は終わったと頭の中でチームの皆さんへの言い訳を考える
駄目元で3速に入れたら
動き出してくれたぞ
いいぞ良い子だヴィヴィオちゃん
幸い雨の中のスタートなので3周はセフティカーラン
この間に何が起きたか確認だ。
ヘアピンコーナーなどではスピードが落ちるのでもう一度2速を確認
やはりギヤが入り切っていない
3速 OK
4速 OK
5速 OK
リバース 確認できず
これならば走り出せれば1速2速は使わないのでレースは続行できる
原因考えてみる
シフトレバーの動きがシフトフォークに伝わり、スリーブが動いて、シンクロナイザーコーンで同期されてハブが動いて希望のギヤに繋がりシフト完了。
どうやらシフトフォークにヒビが入ったか折れたか

ミッションからの異音は無いので折れたフォークは他の部品と干渉したり噛みこんだりはなさそう
無線機は無いのでピットのみんなには連絡ができない
毎周ピットの前を通る時に
ミ
ッ
シ
ョ
ン
こ
わ
れ
た
と叫ぶわけにもいかず、とにかく与えられた時間内に与えられた燃料消費することに専念
既定の時間になり給油してピットに戻ることにする
ここでも問題があるのだ
給油コースは30km/hの速度制限
3速のままだとギリギリのスピード、そして給油後には発進の儀式が
それでもヴィヴィオちゃんはでも3速発進は難しくなくて助かった
無事ピットに戻ってミッショントラブルを説明
次のドライバースペCさん突然の出来事で一番驚いたことでしょう
ここで皆さんに話を聞くと前日の練習走行でもシフトも戻りの悪い事があった模様
でも雨の中このまま10時間ヴィヴィオちゃんはけなげに走り切ってくれた
偉いぞヴィヴィオちゃん
今考えると一番良いタイミングで壊れたようだ
ゆっくり走る3周でトラブルシューティングできたし
本気で走り出してからでは無理矢理1速や2速に入れてしまったら逆に抜けなくなったり、他の部分が壊れた可能性もあるからある意味救われていたのかも
来年はオリンピックで開催されないので再来年までには直して又みんなで走り回りたい。
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K4GP | 日記
Posted at
2019/08/16 23:12:16