今年はタントエグゼカスタムの11年目の車検があります。
ということで、11月上旬に54359km時点で24か月点検をDIYで行い、点検記録簿に記載すると共に、これまでちょっと手を抜いてしまっていた部分のメンテを一挙に進めることにしました。
必要最低限のメンテはして来ていますが、やはりレガに比べるとどうしても手薄になってしまっていましたので・・・(汗。
<灯火類>
ヘッドライト・ウインカー・ストップランプ・テールランプ・バックランプは問題なしでしたが、スモールランプ(LED)の右前側のチップが消えていて光量が左に比べて少ない・・・。
LEDバルブを左右とも外してみるとボディが既に劣化で破損しており、右側前側は消灯しているのではなく、チップが欠損してしまっていました。
ということで、これも交換(11/4)。たまたまアマゾンで安くIPFホワイトT10バルブが買えました。
非常に明るく、視認性もバッチリ。
<エンジン・駆動関係>
エンジン関係は始動性や異音など特に問題ありません。エンジンオイルは今年1月に交換して5000km弱走行。来年10000kmまで行く前に交換予定。
CVTオイルは50000kmで交換が推奨されており、こちらは11/6に久しぶりにDへ出向いて11/20に交換予約しておきました。
エアフィルターは今年5月に初めて交換しました。特に汚れは酷くなかったですが。
バッテリーは2019年7月に交換して2年と4か月が経過しているので、バッテリー上がりに注意が必要な時期になって来ました。これから冬の寒い時期になるので、ギリギリまで使うのではなく、早めの交換ということで標準バッテリー44B19L からPanasonicのカオス60B19L に強化。
アマゾンの値段が300円程度しか変わらずレガも同じバッテリーを使用(インタークーラー配管の都合でバッテリーを小型化しているので)していて、信頼性もあったので。
交換は11/14に実施。
交換前
端子、固定バー関係を取り外してバッテリー除去
バッテリーを入れて端子・固定バーなどを戻して終了。作業時間はトータル10~15分程度でしょうか。
心なしか、セルの回転・エンジン始動性も良くなったような・・・(笑。
ベルト類も11年交換していないので、ここで交換することにして、Dで注文。
エアコンコンプレッサー用とオルタネーター用の2本です。CVTオイル交換時の11/20に入手して車検後にDIYで交換します。
クーラント・上下ラジエータホースも11年間無交換。なので、アマゾンでクーラント5L を購入し、上下ラジエータホースはDで発注しました。
11/20のCVTオイル交換時に入手し、車検後にDIYで交換します。
11年目にもなると、ドライブシャフトブーツ・ステアリングロッドブーツ・タイロットエンドブーツの破損が起こり得る時期です。
ジャッキアップしてタイヤを外しブレーキパッド残量を確認する際にチェックしたところ、ドライブシャフトブーツ・ステアリングロッドブーツとも特に破損はありません。
タイロッドエンドブーツはひび割れがありましたが、切れている訳ではないので何とか車検は大丈夫。
ただ、ドライブシャフトブーツもステアリングロッドブーツも今回車検は通りますが、いずれ数年で切れるのは明白なので車検後にDIYで交換するつもりで、11/6にDへ出向いた際にブーツを発注しようとしました。
しかし、ドライブシャフトブーツは内側(ミッション側)を交換する時にシャフトを抜かなければならない構造とのことで、その場合はCVTオイルが漏れてしまう上に、リフトアップして複数の人間でかなり力が必要なかなり大変な作業とのこと。
CVTオイル交換を11/20にDでお願いするので、その際にドライブシャフトブーツ交換も一緒にお願いすることにしましたが、確認してもらうと工賃が意外と高くなるということで、むしろリビルトのドライブシャフト一式(ブーツ4つも新品)を交換した方が安くなるとのこと。またCVTフルード交換費用も安くなる(ドライブシャフト交換工賃に含まれる)ということから、左右一式をCVTオイル交換と一緒に11/20にDでやってもらうことにしました。
タイロッドエンドブーツとステアリングロッドブーツはパーツだけ発注して11/20に受け取り、こちらも車検後にDIYで交換予定です。
<タイヤ・ブレーキ>
タイヤは2019年8月に交換して走行はまだ1.6万キロで溝は十分です。エアが少なめだとアンダーバーが車検の時に最低地上高90mmを維持できないので・・・エアをやや高めに調整しておきました。
ジャッキアップしてタイヤを外してフロントブレーキパッドを、チェック。
画像だと分かりにくいですが、かなり薄い状態。2~3mmといったところでしょうか。
やはり早めに交換するためにパッドを購入しました。アマゾンなどでメーカー不詳の安価品は出ていますが、材質が×でローター攻撃性が高い物も多いようですので、曙ブレーキ製の適合品(AN-683WK)を楽天で購入。
ちなみに、タントエグゼカスタム(タントやムーブも?)は同じL455Sという形式でもターボとNAでブレーキキャリパーの形が少し違い、パッドも違います。
最初これが分からず(共通と思っていた)L455S用とし曙ブレーキの軽専用パッドK4 k608WKをネットで発注した後にターボ用とパッドが違うことに気付き、ターボ用を追加発注しました(汗。
ネットで探しても中々両者のパッド形状違いが掲載されていなかったので、アップしておきます。
写真左側がNA用で右側がターボ用です。
さて、ブレーキホース・ブレーキフルードも11年交換していないので、交換すべく購入。ブレーキフルードはレガのクラッチフルードでも使用したモノタロウのDOT4。追加購入しておきました。
ブレーキホースは今回ステンメッシュホース(アメリカBreak Quip社製KTS販売)を奢りました。
そして11/13・11/14にDIYでブレーキパッドとホース・フルードを交換しました。
レガと軽を入れ替えて、フロントをジャッキアップ
内側の14mmボルト上下を外して
ピストン部分を分離
するとパッド・シムが外側に外れるようになります。
外したブレーキパッドと新品パッド。外側は1㎜程度しか残ってません(汗。
新品パッドをセット。耐水ペーパーでパッドエッジの面取りをしておきました。
ブレーキパッドグリス(鳴き防止)をシムとパッドに塗っておきました。
シムを戻した状態
内側(ピストン側)のシムを外します
外した内側シム。ブレーキクリーナーで洗浄しておきました。
内側パッドを外します
内側パッドの厚みは外側に比べて随分残っていました。
取り外したパッドと新品パッドは微妙に摩耗剤自体の形が違いますが、ディスクに接する部分の形は同じようです。
新品内側パッドを付けてシムを元に戻します。
キャリパーのスライドピンを外してチェック
グリースや滑り自体は問題なかったので、そのまま戻しました。
ピストンが出て来て戻らない状態でしたが、ブレーキホースも交換するので、その時にフルードを抜いて戻すことにしました。
レガシィのブレーキホースも交換する予定なので購入したフレアナットレンチで、ブレーキホースの車体側ナットを緩めつつ、
ブレーキホースを固定している金具(スプリングロック)を外すのですが、この金具が結構外し難い・・・(汗。
キャリパー側ホースを外すと、ボルトとライン金具の間に銅ナットが入っていますが、純正の銅ワッシャーは2つが繋がって1セットになっていました。
ブレーキフルードが流れて来るので、リザーバータンクが空にならないようにフルードを継ぎ足しながら、新しいラインを取り付け。キャリパー側は、付属の新品銅ワッシャー(2枚)を挟むのを忘れずに・・・。
で、ホースを外した純正スプリングロックのまま固定しようとしたのですが、どうしても入らない・・・と思って良く確認したら、ステンメッシュホースの金属部分の溝径が純正ホースのも溝より微妙に太い(汗。
ステンメッシュの方にちゃんと専用の固定金具↓が付属していました(泣。
でも、この固定金具が結構ハメずらく(↓赤〇)、ラインのボディ側の固定作業に時間を要してしまいました(汗。
ブリーダーバルブにブレーキフルードブリーダーを付けて、ブレーキペダルを何度か踏み込んで噛んだエアを押し出しつつ、ラインの古いフルードを交換もすべく、キレイなフルードが出て来るまで流しました。
最後にブレーキペダルと座席の間にカメラ三脚を挟んでブレーキペダルを踏んだ状態にして、ブリーダーバルブを閉めて終了。
次にタイヤを戻してリアをジャッキアップ
リアはドラムブレーキなので、ホース・フルードのみ交換。
でタイヤを外してホースを外す時に、やっぱりスプリングロックが中々外しにくい・・・(汗。
フロントと違って2か所(↓赤〇)止まっていて、ちょっと奥まった手が入りにくいところなので、こちらも取り外しに少し時間が掛かってしまいました。
スプリングロックを先に外してしまったのですが、順番的にはブレーキホースのナットを少し緩めてからの方がいいですね。ブレーキホースの固定が外れた状態でブレーキホースナットを外そうとするとラインが捻じれて力が逃げてしまうので、結局ラインを半固定してナットを外しました(汗。
で古いラインを外して新しいステンメッシュホースに付け替えまではイイですが、専用のスプリングロックをハメるのがやっぱり手が入りにくいところなので、非常にやり難く、時間が掛かってしまいました(汗。何か良い方法はないものか・・・。
で、フロント同様ブリーダーバルブにブリーダーを付けて古いフルード交換して右側フロント・リアの作業を終了。
9時過ぎに作業を開始してこの時点で13時を過ぎており、昼食を摂ってから15時半頃に自宅を出発して食材の買い物をしてからテニスを2時間プレイする予定だったのと、作業姿勢が良くなくて腰が疲れてしまったので、左側の作業は翌日11/14に実施しました。
右側で作業のコツが掴めたので、11/14のフロントブレーキパッド・ホース・フルード交換作業は比較的スムースに出来ました。
古いフルードはきつね色でしたが、ほぼ透明でしたね。
でリア左側をジャッキアップして
ボディ側のホースナットは簡単に緩んだんですが、ドラムブレーキピストン側のナット(赤〇)が硬くて外れず。もちろんフレアナットレンチを使いフリーズルブや556を吹き掛けてもダメ。
結局、最後のホース交換のところでナットが舐めてしまったので、そのままホース交換は出来ず、Dに出向いてドラムブレーキピストン側の金属ホース(税込836円)を追加注文しました。在庫があったので11/20のドライブシャフト・CVTオイル交換メンテ時に他の注文パーツと一緒に受け取れることになりました(ラッキー)。
取り敢えず、上記の金属ホースの追加発注のためにDまで試走してブレーキの効き・ペダル踏力に問題ないこと、ホース繋目などからのフルード漏れなどないことは確認出来ました。
やっぱりブレーキですからしっかり確認しておかないとね。
もちろん、右リアブレーキホースを後日交換した際も・・・。
ちなみに、リアブレーキのドラムシューの残をチェックしておらず、自分でカバーを外してチェックしようとも思ったのですが、11/20にD作業時にチェックしてもらうことにしました(有料分解整備)。
フロントディスクブレーキパッドがかなり減っていましたので、ドラムシューが減っている可能性もあると思ったのですが、Dの営業担当(副店長)・工場長曰く、10年5.5万キロくらいでリアドラムブレーキシューは殆ど交換になったケースはないらしいです。
まぁ、11年目でしっかりチェックしておけば安心ということです。
あと、工場長に聞いたのですが、フロントブレーキパッドの片減りは片押しピストンなので、どうしてもスライドピンがしっかり均等に動かないと起こるらしいです。クルマによっては内側(ピストン側)が多く減ったり、上下のスライドピンが均等に動かないとパッドが上下で斜めに減ったりもあるそうです。
レガやバイクは対向ピストンで各々ピストンがしっかり動いるらしく、パッドは均等に減ってるんですけどね・・・。
工場長とはレガのブレーキやクラッチ・ミッションなどの話から、昔乗っていたミラターボの話など少しマニアックな話題で盛り上がりました(笑。
次は、11/20のDでのCVTオイル・ドライブシャフト交換・リアブレーキドラムのチェック・メンテです。
そして車検は11/25に予約しています。
やっぱりメンテすると、リフレッシュするというか、少しずつよい状態になるので、乗り手が気持ちもよく乗れるようになるなぁと改めて実感します。