
ナナリー「八年ぶりにお兄様の顔を見ました。それが人殺しの顔なのですね、おそらく私も同じ顔をしているのでしょうね」
ル「やはり、今までのフレイヤはお前が・・・」
ナ「はい、止めるつもりでした。お兄様を・・・たとえ、お兄様が死ぬことになったとしても。ですからお兄様にフレイヤを、このダモクレスの鍵を渡すことはできません」
何つーか・・・
この兄妹はお互いの事ばかり考えていて巻き添えになって死ぬ人々の事を全く考えていませんね。
ナナリー「お兄様がギアスを使われたとしても!」
ルルーシュ「ナナリーの意思までねじ曲げたら、俺は・・・」
この期に及んで、
ナナリーにギアスを使う事を躊躇うルルーシュ!
最終最後のシスコン炸裂ですwwww
カレン「あなたはここにいちゃいけない。あなたを倒し、ルルーシュを止める!!」
カレンは最後の最後の最後まで本当の事を知らされないまま戦いに望むことになりました。
結局、それが彼女のアイデンティティだったということでしょうか。
まぁ、スザクからすれば作戦完遂まで紅蓮を足止めしておけばいいので戦いを避ける理由も無いんだろうが・・・
ナナリー「お兄さまに、この世界を手にする資格はありません。ゼロを名乗って、人の心を踏みにじってきたお兄さまに」
ルルーシュ「では、あのまま隠れ続ける生活を送ればよかったのか。暗殺に怯え続ける未来が望みだったのか。お前の未来の為にも」
つーか、黒の騎士団とか日本解放とか面倒くさい事しなくても、21話のようにルルーシュ自らブリタニア帝国に乗り込んでギアスで皆を従えて皇帝になっちゃえば済む話じゃなかったの?
と思わず突っ込みそうになったけど、よく考えてみたら、あの若本皇帝閣下がおしわすからな…。
ナナリー「いつ私がそんな事を頼みましたか。私は、お兄さまと二人で暮らせればそれだけでよかったのに」
そうだわな。ナナリーはそんなこと一言も頼んでませんしね。
今までやって来た事は、ナナリーをダシにして
自分のやりたいようにやって来たに過ぎないのよね。
ルルーシュ「しかし!現実は様々なものによって支配されている。抗う事は必要だ」
カレン「そのために、レジスタンスとして戦ってきたのよ!」
ウザク「組織を使うという手だってあったはずだ!」
カレン「その組織に、システムに入れない人はどうするの!それは違うって、どうやって言えばいいのよ!」
独裁制の弱点、トップが無能だとそれを糾す人間がいない。
糾すには組織の外から武力で叩くしかない。
カレン「高いところから偉そうに言うなぁ!!」
よく言った。
ようやくカレンもゼロの呪縛から逃れて、自分の心で物を言う事ができたな。
歪んだ体制に抗う反逆者こそ、本来の彼女のキャラクターなのだから。
ウザク「人は、世界は、こんなにも思い通りにはならない」
カレン「だから思い通りにしようっての!それは・・・」
まぁ誰だって人の意志を自分の思い通りにしたがるもの。
それは誰も変わらない。違うのは程度の差だけ。
ナナリー「それは卑劣なのです。人の意志を捻じ曲げ、尊厳を踏み躙るギアスは!」
ルルーシュ「ではダモクレスはどうだ。強制的に人を従わせる、卑劣なシステムでは無いのか」
まぁ、ギアスに比べると確実性という点で劣りますが。
どちらも道具に過ぎない。重要なのは使う人の問題。
そして人の心は不安定ゆえに、この問題には決して結論は出ない。
ナナリー「ダモクレスは憎しみの象徴になります。憎しみはここに集めるんです、皆で明日を迎えるためにも」
強大な悪を生み出して、そこに憎しみを集中させる事で
人類を統一させようという手法ですね。
まぁそんなに人の心は単純じゃないよと言いたいですがね。
その理念を都合よく解釈した組織が誕生して人類同士で争うかもしれません。
コードギアスの後にはネオブリタニアや新生黒の騎士団といった
当初の理念を歪めた、カリスマだけを利用した組織がいずれ誕生しますよ。
(そうか、ナナリー・・・お前も・・・なら・・・)
ルルーシュ「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる!
ダモクレスの鍵を渡せ!!」
ついにナナリーにギアス使用!!
ナナリーの自立を知ったルルーシュはナナリーにギアスを使う事を決断する。
ナナリー「どうぞ、お兄さま」
ルルーシュ鼻血ものの笑顔と台詞ですw
輻射波動もシールドエナジーも尽き、がっぷり四つに組む二機。
ウザク「決めきれない!ギアスの呪いを使っているのに!カレン、何て強さだ」
カレン「スペックはこっちの方が上のはずなのに、
スザク、これだけの力が、何で!!」
スペックが上って・・・
ロイドにセシル何やってんだお前らはぁ!!
味方側のどの機体にも掣肘しきれない化け物作ってどうするんだよ!!
ランスロットは紅蓮を追い詰める
が・・・
カレン
「私のこの手が光って唸る!おまえを倒せと轟き叫ぶ!必殺!ゴットフィンガー!石破天脅拳!!」
ランスロット爆砕
ウザク、ついに散る…。
え!?セーフティーシャッター??なんですかそれは(爆
ルルーシュ「ナナリー、お前はもう立派に自分の考えで生きている・・・だからこそ俺も俺の道を進むことができる」
ルルーシュ「ありがとう・・・愛している、ナナリー」
最後にようやく告った!!
ナナリー「使ったのですね、ギアスを。待ちなさい!!お兄様は悪魔です!卑劣で、卑怯で・・・なんて・・・なんて酷い・・・」
ルルーシュが酷い男だって事はよく解っていたんじゃないですか?
ギアスを使われることも覚悟していたんじゃないですか?
まぁ、結局ナナリーには、殺す覚悟はあっても
戦う覚悟は無かったって事なんですかね。
戦いとはスイッチを押すだけではない。
身を守らなければ勝利はつかめない。
自分に臆病に、他人に冷酷にならなければならない。
攻めと守りは表裏一体。
殺す為に身を守り、身を守る為に殺すのだ。
ルルーシュ
「全世界に告げる。私は神聖ブリタニア帝国皇帝ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアである。
シュナイゼルは我が軍門に下った。
これによってダモクレスもフレイヤも全て私のものとなった。
黒の騎士団に私に抵抗する力は残っていまい。
それでも抗おうというならば、フレイヤの力を知ることになるだけだ。
我が覇道を阻む者はもはや存在しない。
今日この日、この瞬間を持って世界は我が手に落ちた!」
その後…
ナナリーが安心して住める世界を作る為に、手に入れた力、ギアスを駆使して世界を変えようとしたルルーシュ。
途中からはナナリーの為だけでなく…過去に戻るのでなく、今日に足踏みするのでなく、明日を望める様な世界にしたいと願ったルルーシュが、世界中の憎悪を背負い、世界中の人々の目の前で死にました。
ゼロに刺されて…
悪逆皇帝ルルーシュは正義の英雄、ゼロに殺された。
これがルルーシュが望んだ事。
世界の争いごとはルルーシュと共に消え、話し合いで解決出来る世界へと変わっていくのでしょうか。
ルルーシュが望んだ様に、明日を望める世界であるといい。
ルルーシュが壇上から滑り落ち、息絶えるその前に、ナナリーにはルルーシュが何を考えていたのかが分かったようです。
自分にギアスをかけて、ダモクレスの鍵を奪い、フレイアを放って強引に世界を統一した、悪逆非道な兄だと思っていたら、それさえ全て計算のうちだと知ったナナリー。
ナナリー「お兄様、愛しています」
シスコン冥利に尽きるわなwww
この泣き叫ぶナナリーの周りでは、ルルーシュが死んだ事に歓喜する人々。
ゼロを称える人達。
カレンや他の何人かは、ルルーシュがやりたかった事が分かったようで…。
その後、カレンは学生に戻ったようでした。
ルルーシュの写真が貼ってあったのは、未練もあるのかなぁ。
世界地図がどうなったのかは分かりませんが、ブリタニアの代表としてナナリーが立ち、それをゼロが補佐する形になったとか?
扇とナナリーが握手している所がありましたが、扇は首相にでもなったのかね?テロリストから出世したもんだ。
オレンジ畑でオレンジ作ってましたよ、オレンジ君が。
本当にルルーシュにつくのかと、結構長い間疑っていましたが、彼の忠義は最後の最後までルルーシュと共にありました。
ジェレミアと一緒にアーニャの姿も。
…まさか!?嫁にした!?
ヴィレッタは扇と結婚したんですね。
藤堂と千葉はどうなったんだろう?
扇、ヴィレッタの結婚式にはいたようだけど?
そして、CC。
ルルーシュが死んで、またCCはひとり。
<総評>
嗚呼・・・本当に終わったのね。
『先が見えない』
このコードギアスは、視聴者の予想を裏切る、その一点に絞って物語を構築してきた。
ゆえに、その世界観として設定されたのは“悪の主人公”“正義の無い世界”だった。
まぁ正義のない世界なんてのは「ガンダム」も含めて他にもあったけど。
先の見えないストーリー
いい意味でも悪い意味でも視聴者を裏切り続けた。
悪を成し、同時に善を成す。その簡単には計れない彼の人格は、
不安定で未知数なコードギアスの物語とシンクロしている。
主人公が元いた組織を追放され、そして敵側の皇帝になる・・・
『主人公が何かに挑む』のではなく、
『主人公が話の中心にいて、
話を牽引しあるいは弄ばれる』
コードギアスは、ルルーシュがギアスを得たところから始まり、
ルルーシュの死をもって完結した。
コードギアスはルルーシュの物語であり、
ルルーシュそのものとも言えるだろう。
まだまだいろいろ書きたいけれど…
とりあえずは…
オール・ハイル・ブリタァァァアァアアニア!
オール・ハイル・ルルーシュ!!
某日某所・・・・
第一外装剥離、減速4マッハ、角度良好、強制冷却終了まで28秒、空力制御開始
第二外装剥離
ー地べたにへばりついている奴らに思いっきりきついのお見舞してやれー
第二層突破、減速、0・9マッハ、冷却停止、姿勢良好
ー我らに天の加護をー
座標追尾固定
ーさあ、逝くぞ!-
ーザフトの為にー
ーザフトの為にー
・・・ザフトの為に・・・
神聖ブリタニア帝国及び新生日本政府に対しソレスタルビーリングによる武力介入が今始まる…
画像は気が向いたら付けます。