タービンの事　斜流タービン

最近、面白くてタービンの事色々勉強しています。

現在使用しているタービンは、IHIのRHF4タービンです。A/R10.5ですが、タービンが大きいのでインターセプトポイントはかなり高めで6000回転付近です。そこで斜流タービンなら低回転からブーストがかかると聞いたので色々調べてみました。

画像は排気ブレードの形なのですが、向かって左がラジアルタービン、右が斜流タービンです。斜めにカットした形にすることによって、排気ガスと触れる面積を大きくし、低回転からブーストを立ち上げようとしています。同じようなので排気ブレードのカットバックというのがありますが、これも同じ作用を狙っているようです。

しかし、斜流とラジアルではエキゾーストハウジングが違うので、斜流にするにはA/R12になってしまいます(私の使っているF4では)。下から立ち上がるのにA/Rが大きくなって下が無くなったら意味がないけれど、やってみないとわからないのでチャレンジしてみました。

今のタービンに対してエキゾースト側だけを変更して、どうなるか試してみました。

で、結果なのですが、これがなんとも難しい。イーマネのログや、ブースト計で見る限りでは、ほぼ同じ所でブーストが立ち上がっていきます。きも〜ち早いような？気もしますが大きくは変わりませんでした。しかし4000回転で0.3ほどしかブーストがかかっていないのに、何故かトルクがあってすごく乗りやすく感じます。

そしたらハイブーストはどうなるんだろう？シルビア とか普通車では、斜流タービンはブーストを上げていくと良くないと聞きます。ディーゼルの船とか、一定回転のエンジンで効率よく回すために開発されたので、回転が上がっていくエンジンには不向きとありました。

ブースト1キロから少しずつ上げていきました。1.4かけた所でちょっと怖いぐらいになり、最終1.64ピークまで上げたらかなりのトルクでオニ怖でした（笑）。難しい話はわかりませんし感覚になりますが、同じブーストでも、トルクがかなり上がった気がします。パワー的には同じ気がする。パワーチェックとかしないとわかりませんが、確実に良くなったと思います。結局タービンの大きさ的には、F5と同じになりました。最初からF5行っとけや（笑）