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イイね!
2016年04月04日

安全のため、自転車を車道に!とやった結果、死者激増の皮肉。【長文】

恐れていた事が起こってしまったという想いでいっぱいです。

先日、警察庁により27年の交通死亡事故統計が発表されたところですが・・・

何と!交通事故による死者数が増えてしまいました・・・

しかも!

「ある事故」については激増です!


その事故とは・・・


自転車の単独死亡事故!


な、なんとその死者数・・・113名!
前年比35名増加です!
自転車事故死者数全体の約2割を占め、前年の14%から割合的にも激増です。

人命損失も遂に3桁に突入し、ここ10年間で最悪の数になってしまいました。

私は3年前の統計からこの数値に注目していたのです。


何故かと言うと、平成25年に自転車単独死亡事故死者数が30人以上も激増したからです!!


平成25年、一体何が起こったのか?

その時、自転車の原則論をふりかざして、自転車を歩道から車道にって一大キャンペーンやったんですね。


当時の論調が、2000件の接触事故と5件の死亡事故が発生し、歩道を自転車が走るのは問題だ」って論調でやったわけです。

ところがです!

自転車を車道に下ろした途端に自転車の死亡事故が激増してしまいました・・・


私は以前から「自歩道廃止反対」って言い続けてきました。


自転車の安全通行に対するインフラが殆ど「自歩道」位しか無いにも関わらず、原則論有りきで自転車を車道に追いやったら死亡事故激増するのが目に見えていたからです。
(ちなみに自歩道は全歩道の4割を占めています。)

勿論、私も自転車が歩道を走ることに関しては全面的に肯定できない部分も有ります。

しかし、日本はその道路の生い立ちと国土の狭さから自転車専用のインフラを作るほど余裕が無いのが明白だし、そうした中で歩行者と道路インフラを上手にシェアするため低速で安定走行できるママチャリが発達した背景があるのです。

そうした部分を無視して、いきなり歩道から自転車を排斥すれば良くない事が起こるのはある意味誰にでも予測できたことなのです。

しかし、警察はマスゴミや一部の声の大きな有識者の圧力に負けて、殆ど人体実験的に原則論を推し進めてしまいました・・・この「自転車は車道」と言う法律が出来たのは昭和35年、その頃は自動車の普及率も1割程度で、舗装率も低かった時代の法律なんです。
舗装率も現在は殆ど100%、更に交通戦争とまで言われた状態から広い歩道や自歩道が整備されて、交通死亡事故全体としては、ここ数十年の死者数はずっと微減を続けていて、1万人を超えていた1990年代から14年連続で減り続け、遂に4000人を切る寸前まで来ていたのにです。

それなのに・・・

2015年、15年ぶりに交通事故死者数が増えてしまったのです。

4名

たった4名と思うでしょうか?

実は自動車、二輪車での死者数は減ってます。

じゃ何が増えたのか?

自転車の死者数です。

そして歩行者の死者数です。

その増加分で自動車、二輪車の減少分を相殺してしまったのです。

そして悲惨なのは自転車対歩行者の「事故件数」も2500~2600件程度と平成24年以前のレベルと殆ど変わっていない事です!!


おかしいよね?自転車を車道に下ろせば自転車も歩行者も安全になるはずじゃなかったの?

自転車の罰則を強化し、取り締まり指導も行ったのに、事故件数は殆ど変わらず、死者激増っておかしいだろ!!

自転車や歩行者と言う、最も保護されなくちゃならない交通弱者の死者激増ってどういう事よ?

教えて、偉い人。



・・・そんな中でも増加ぶりが特に酷いのは繰り返すようですが自転車での単独事故です。


犠牲者は113名となり、2014年と2015年を比較すると35人も死者が激増してます!

これだけでも大変なことなのに、統計を見ると恐ろしいことが・・・

実は、「自転車を車道に」とやる平成24年以前の死者数は大体50名前後で殆ど変わらなかったのです!

つまり、平成24年以前の平均と比較すると・・・

60人以上も増えてしまったのです!!

平成24年以降は、

25年、36名増加(24年比較)
26年、28名増加(24年比較)
27年、63名増加(24年比較)


・・・117人もの尊い人命が「自転車を歩道に」の以前と比べて失われてしまったのです。

そして、最悪な事に!

27年は自転車対歩行者で歩行者が犠牲になり、8名の人命が失われました。

これは、ここ10年で最悪の数字です!!

繰り返します。

これは、ここ10年で最悪の数字です!!

・・・この、自転車対歩行者の歩行者の死者数も3~5名で常に推移してきましが、自転車を車道に下ろしても3年間遂にゼロとはならず、それどころか昨年は過去10年で最悪と言う状況になってしまいました。

さて、この統計数値。

1年だけだったら何かの間違いや統計の揺らぎって事も有るでしょう。

2年間続いたらちょっとおかしいと思うべきです。

3年目で激増したら大きな問題が有ると認識すべきだと私は思います!!


ではなぜこんな事態になったのか?

私は交通事故研究者でも学者でもなんでもありませんから、これ以降は単なる私の妄言です。

その上で、統計の推移を見ながら、少し考えてみました。

実は統計には事故の「原因」や「発生状況」と言う部分も掲載されています。

単独事故死の原因は

工作物衝突(ガードレールや電柱、標識、建物等)による死亡

24年10人
25年15人
26年15人
27年17人


24年以前と比べて、平均して5人以上27年に至っては7人も増えてます。

転倒による死亡

24年11人
25年22人
26年19人
27年22人


これも24年以前に比べてほぼ倍増、25年、27年に至っては24年比較で2倍となり、24年以前はコンスタントに10名程度だった犠牲者が20名程度に増えている事が判ります。

その他

24年29人
25年49人
26年44人
27年74人


凄いのが「その他」30名程度だった24年以前と比べ25年以降は40名を超えて、27年は何と74名!!!余りにも悲惨です。

この「その他」とは一体何か?

私は一部は停車・停止車両への激突ではないか?と考えています。

こんなこと書くと、「違法駐車を根絶しろ!」って言い出すキチガイが湧きそうですが、確かにそうした違法駐車による事例も有るのでしょうけど、「道路には常に停車・停止車両が存在するもの」なのです。

そして停車車両は「道路」の左側に出来る限り寄って停車しなければなりません。
「レーン」の左側ではなく、「道路」の左側です。
この時点で、物理分離されていない自転車「レーン」なんて殆ど役に立たないと言う結論になってしまうんですよ。

更に違法駐車が増えてたり、取り締まりが追いつかなくなったりしているのか?と言われれば必ずしもそうではなく、違法駐車の取り締まりに関しては都市部を中心に非常に厳しくて、特に二輪車に対しては厳格化でほぼ駐車車両が絶滅したという状況にあります。
そんな状況の中、取り締まり件数はコンスタントに微減を続けていて、少なくともここ数年で違法駐車が激増したと言う状況にはありません




これは私の予想ですが、「その他」に含まれている死亡事故は、こうした普遍的に存在する停車・停止車両に車道を高速で移動する自転車が激突しているのが原因の一部なのではないかと考えます。

これは対策として単に停車車両を路上から排除すれば解決するという事ではありません。

そんな事したら物流や商業活動が阻害されて、都市経済や都市生活が破綻してしまうからです。 

Amazonの即日配達で利便性を享受できるのも、商店で買い物ができるのも、タクシーやバスが利用できるのも、路上に停車できるからです。

自転車が転んだり停車車両や電柱にぶつかったくらいで乗員が死ぬのか?そんな事なんかの間違いだろ?って軽く考える人も居るかもしれませんが・・・

電柱や自動車の剛性は自転車と人間の剛性と比べたら天と地の違いが有ります、20km程度でぶつかっても、速度が瞬間的にゼロになるので、その衝撃は十分に人命を奪う程強力なのです。

ちなみに、自動車は構造物にぶつかっても速度がゼロになりません、バンパーからボンネットまでが壊れて衝撃を吸収し、エアバッグやシートベルトが更に加速度を緩和するからです。

それでも30~40km程度の速度で死亡事故が多発する程、自動車の単独事故も恐ろしいのです。

それなのに「自転車」を20~40kmの速度で自転車レーンを走らせて、単独事故起こしたらどうなるか!?

物凄く恐ろしい結果がそこに待っているのです。

まさしく、このGif動画や、



「ばくおん!」の糞虫ペダル状況が発生しているのではないかと愚考するわけです。



また、対歩行者で悲惨なのは横断中の死亡事故です。

これが方針変更以降にコンスタントに発生しているんですね。

25年には死亡3件中1件
26年には死亡2件中全件
27年には死亡8件中3件


この事故の象徴的な死亡事故例が27年に発生した信号無視&イヤホンの自転車が、青信号で横断歩道横断中の70代高齢者を轢き、死亡させた」と言う事故です。



その後の調査で、現場は直線道路の歩行者用信号の有る横断歩道衝突時の速度は25km程度出ていたそうで、まさしく車道を高速で走る自転車が如何に危険な存在かを証明する事故となりました。

そして、私もバイク通勤でしょっちゅう見かけるのが、この

「自転車による信号無視」

です、特に歩行者専用信号やT字路の信号等、殆どの車道走行自転車が守りません。
すり抜けしてきたオバちゃん原付すら守るのにです。






その結果、青信号で横断しようとしている歩行者と「あわや」と言う場面も何度か目撃しました、特に自転車専用レーンや広めの路側帯が有る道路では、自転車はスピードも落とさないので大変に危険でした。

この高速で移動する自転車と、車道を横断しようとする歩行者による事故は自転車が高速になればなるほど、自転車レーンなどが整備されればされるほど重大化する可能性があり、奇しくも数字によって証明されてしまった形になります。

以前は「相互の速度差が大きい」歩行者が「対向(向かってくる)」での死亡事故が多かったのです。

しかし!27年に限っては!

対向事故も背面(追突)事故も対歩行者で死亡事故が2件ずつ発生してしまいました。
これは事例がどの様な物なのか具体的に判りませんから何ともいえませんけど、もし、自転車の車道走行に関する高速化で速度差の増大による事故の重大化が原因なのでは?と疑ってしまいたくなります。

どちらにしても、事故件数や死者数からも、自転車を歩道から車道に下ろす大義名分であった「歩行者の保護」が全く機能していないのです。

これは大問題ですよ。

本当に大問題ですよ!

私は2011年にマスゴミが自転車バッシングを始めた当初からこの事態を危惧していました。

2011年の2月の時点で、

自転車レーンや専用道を整備すれば安全になるってのもバカ過ぎで、自転車の平均速度が上がり、マウンテンバイクやクロスバイクが幅を利かせるようになり、危険度が飛躍的に上がり、事故が起こるとそれがより重大化する。

とハッキリ書いてます。


余りにも予測通りで自分でも怖くなるくらいですが、私みたいな学のないオッサンでも判る事を何故強行してしまったんですか??

私はここまで死者○名とか○人の犠牲が出たとか文章上書いてきましたが、この数字1につき、人命が1失われているのです、数字を単に数値として処理してはいけないんです。

回復不能の人間の命が、人生が失われているのです。

この自転車の問題は、2011年の頃、盛んに「欧米では」とか「海外の事例では」とか「歩行者の保護のために」とか散々騒ぐ人達が居て、マスゴミもそれに便乗して世論を煽り立てていました。

本来であれば、その様な扇動に乗って、最重要の人命を守る為の指導や方向性を変えたりしてはいけないんです、人命は何物にも代えがたく、最も大切なものだからです。


ところが、こうした無責任な自転車活用論者やマスゴミの誘導にのって警察は方針を変えてしまいました。


当時の警察関係の委員も「自転車の歩道走行は良いとは考えていないが、次善の策としてやむおえず(人命優先で)歩道走行を容認してきた」と言ってるのです。



さて、同じ様に事故多発で消滅したレーンの前例が有ります。

それは二輪車専用レーンです。

現在の自転車レーンと同様に、道路の左端に設定されていたものです。

今では関東圏では埼玉県の一部の道路と八王子近辺の道路に残っている程度ですが、最盛期には日本全国で見られました。



二輪車専用レーンの様に、一旦路上に描かれてしまったり、施行されてしまった施策は間違いや問題点が有っても回復されるまで長い長い時間がかかるんです。
そして、問題が有っても推進した人達はそれを認めようとはしません。

そして、その間は常に人命が危険に晒されるんですよ。



人の命は本当に大切なものです。



自分の隣りにいる人がある日突然この世から居なくなってしまう事を考えてみてください。

怪我や病気なら回復の可能性は有ります・・・
しかし、死亡は取り返しがつきません・・・・

そうした大切な命を「マスゴミや有識者や世論が煩いからやってみよう」「専門家もああ言ってるし、だいじょうぶだろう実験的に使うことは絶対にあってはならないことです。

違いますかね?


人間の命を代償に実験を行う事は絶対に許されませんよ!
人間の命を代償に実験を行う事は絶対に許されませんよ!



交通対策を検証も無く理論だけで安易に推定し、事故を重大化させたのは誰ですか?
3年間で100名以上もかけがえのない命が失われた事に対する責任は誰が取るんですか?



少なくとも更なる犠牲者が出る前に、対策を考えるべきです。


「自転車を車道に下ろしても、自転車の効率が上がるだけで交通が安全になるわけではない。」

統計と、回復不能の尊い命によって証明されてしまったこの結果を、関係者の方々は是非!是非!大切にして欲しい!と、切に願ってやみません。

それから、舗装道路もロクに整備されていなかった昭和30年代に作られた法律の原則論を振りかざし、散々「自転車を車道に」とか「自転車レーンを」とか煽っていた毎○変態新聞!

どう責任取るのかね?

ホントに廃刊しろよ




PS
最後に、では自転車はどう通行するべきか?と言う問題があると思いますが、結局は私も海外事例を持ち出すようで申し訳ないのですが、ロンドンの様にする以外に無いと思います。




(2015年時点で絶賛建設中(^_^;)。)

とは言っても、この歩行者・自転車・自動車完全分離方式も様々な問題が有り、

・日本では先ず用地確保が不可能な事。
・用地確保できない場合自動車の走行空間を狭めるので物流に問題が起こり経済が打撃を受ける事。
・巨額の費用がかかり、(ロンドン市の一部だけで1500億円以上)首都圏などの大規模地域で行うには無理がある事。
・受益者負担を自転車ユーザーに添加できない事(徴収方法がないため)。
・残念ながら、オランダの統計を見ると、スピードが上がるために自転車事故の多発・重大化は阻止できない事。


と、少し考えただけでも日本に置き換えればこれだけの問題があるのに、早々に解決できるとはとても思えません。

結局どうなるか?と、言われれば、多分、ロンドンの様に複数の人が犠牲になるような重大な交通事故が発生し、事故多発と危険性で問題となり、二輪車専用レーンの様に誰も責任を取ること無く、フェードアウトして、結局元通りになる・・・と言う形になるのではと愚考します。
結局みんな死にたくないし、死なせたくないですからね。

PS
ブログ一覧 | 日本は自転車先進国 | 日記
Posted at 2016/04/12 00:36:33

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この記事へのコメント

2016年4月14日 16:40
読ませていただきました。
通勤に自転車使ってますが、取り締まり厳しくなった…と言いながらも、実際は殆どされてませんし、通勤時間帯は逆送車が相当いるのに、警らのパトカーがなにもせず素通り…というのも見ております。

…一方で、道路を整備しようにも、おっしゃる通り土地が絶対的に不足していますし、財源だってどこから取るって話ですからね。

こうなると、正しい乗り方なり、危険の予知予測なんかを、学校の授業に取り入れるくらいやるべきだと思うんですが、教育現場も人ま時間も不足しているようですし、いざ「やれ」と言われても、受けてはくれないでしょうね。

警察も教育現場も、そんな状況で手詰まり、そして責任取りたくないお役所体質の成れの果てが、現況であると私も思います。

自転車普段使いしてる身としては、もう「自分の身は自分で守る」しかない…と思ってます。
しかし、大半の自転車ユーザーは「何が危険でどうすれば自分の身を守れるのかを知らない」のです。(某県の交通課の方が実際に言っていたことです)

深刻な状況ですが、なにいう前に、こういう状況に役人は真剣に危機感持って欲しいですね。
コメントへの返答
2016年4月14日 22:44
はじめまして!

ちょっと危険な香りのするブログのお題にコメントして頂き、本当にありがごうございます(^^ゞ。

文中の動画を見ていただければ判るんですけど、自転車を云々やっていた団体の集会の言動が非情に不穏な意味合いを含んでいて、当初から

「自転車の権利を主張するために歩行者の安全をアピールしよう」

って言う地点からスタートしてるのがこの一連の流れの最も間違っている部分なんじゃないかと思うんです。

歩行者の安全と言いながら、大多数のママチャリユーザーの権利や安全はすっぽり抜けちゃってるんですよね。

そもそも、交通行政は大多数の利用者や実態に合わせて合理的に変えていくべきであり、原則論を振りかざしても軋轢しか生まない場面もあるのでは?と私は愚行します。
(3人乗り自転車の様に)

当初から自転車ユーザーの9割以上を占めるママチャリ利用者は、以前から自転車を十分に便利に安全に使っており、更なる安全性の向上には「教育」や「ママチャリそのものの進化」が寄与する状況でした。

ところが、ある日突然、車道から自転車を排斥されるのでは?と思い込んだ一部の人達が被害妄想的に騒ぎ出してしまいました。

そんな事誰も言ってないのにです(^_^;)。

自転車の安全や歩行者の安全も大事ですが、道路はインフラであり公共物だということを皆が認識し、どうシェアしていくかを自分の権利だけではなく周囲に折り合いをつけながら考えることも必要でしょう。

弱者だから守られるべきだ!反論は許されない!

これじゃファシストですよ、傲慢すぎます。

お役所も問題を起こしたくない、だから事なかれ主義で大きな声の人達に迎合・・・

これじゃ皆の共有物であるインフラが守れません。

専有されちゃいます。

私自身、マウンテンに乗って通勤していた時期も有りますが、専用レーンやら専用道を作れとかそんな傲慢な事は考えませんでした。

自転車で颯爽と街を走る、本当に気持よくて健康にも良いしエコにも貢献できるかもしれません。

でも、それは何処まで行っても「自己満足」なんですよね。

個人的な事です。

そうした自己満足を周囲に押し付けて、それが正義だと断言することは私には出来ません。

競技用の自転車を公道で乗るのも私は良いと思います。
クロスやマウンテンで通勤してもOKだと思います。

でも、それは仕様者が日本の環境に合わせて運用するべきで利用者はそれを認識して運用するのが当たり前で、そもそも道路の成り立ちが違う日本の環境を悪いとか諸外国に比べてダメだとか言って批判するのは筋違いだと思います。

通勤にかぎらず、スポーツや趣味にはリスクが付き物です、私は趣味車も乗り、バイクも乗り、スポーツ自転車も乗り、歩行者でもあり、ママチャリ信者ですから10万円以上するママチャリを継続して20年近く何代も買い続けています。

そんな私は、そうしたリクスヘッジを「過度に」公共物に求めたりするのはおかしいと個人的には思います。

更に、こうした自転車用のインフラを整備しても善人ばかりが使うわけではありません。

無法者だって使うんです・・・

無法地帯を車道に拡大しても仕方ないんですよね・・現状はそうした事になってるとしか言いようがありません。

「良いインフラ(レーン)を作ったから正しく使ってくれるだろう」

そうしたお花畑理論は根本的におかしいと思います。

残念ですが、原則は原則として1970年台に事故多発で実質歩道に「分離」した歴史があるんです。

原則は原則として、命を守るために、自転車をオートバイの立場と同等にしてOKなんでしょうか?

オートバイの一般的なイメージを考えてみて欲しいです。

原付の最高速度は30kmですけど、20kmで車道を走ると「状況的に」原付とどう違うんでしょう?

今回の死亡事故多発を受けて、「本当にこれでいいのか?」と立ち止まって考えて欲しい。

これから中高生になる子供を持つ一人の親として、本当に関係者には危機感持って欲しいと思います。

長文失礼!
2016年4月18日 1:10
お初コメント失礼いたします。

確かに、死亡者数増えてますね。。。

ひとつ気になるのは、自転車人口と死亡者数の割合はどうなんでしょう?
普通、増えたか減ったかを見る場合、%で考えむせんか?

死亡者数が倍増したとしても、自転車人口も倍増していたとすれば、傾向値としては横ばいなのでは?

つまり、そこには政策の善し悪しは無関係となるような(^^;

正しい数字の読みをしたいので。
コメントへの返答
2016年4月18日 7:19
コメントどうもです。

初コメいらっしゃいませ~(^_^;)。

そうですね、こうした統計の場合、何かしらのブームや大事件があって、そもそもも分母が増えたから見た目の数が増えてしまったという事も考えられます。

ただ、自転車人口が倍増した云々と言う現象は「その年」に急激に起こるものではなく、どの様な状況であれ、徐々に増える物であると私は考えています。

例えば2011年の東日本大震災以後、自転車通勤が増えた云々と言う災害と言う「大事件」に基く大きな動きが有りましたが、23年の統計件数も、24年の統計件数も、大きく変動していないんです。

無論、東日本大震災の時も何かしらの自転車のユーザー数の統計調査が組織的に行われたわけではなく、「ツーキニストが増えた」と言う印象報道だけなんですよね、ですから確かめようがないんです(より正確な統計は国勢調査による通勤手段調査に頼る以外無いため)。

さて、ここで問題なのは、どちらにしても死者が急激に増えていると言う事実です。

そして死者や事故件数は首都圏に集中していると言う(約4割程度)事です。

仮に、東日本大震災等の地震で通勤による自転車利用者が増えたと言う事であっても、首都圏ではより安全な通勤手段が有るのですから(電車)、安易に地震を過度に心配し、通勤などを勧めたり、そうした危険な通勤や交通方法に一般の人が流れるのは好ましくありません。

つまりですね、インフラが無いのに「自転車利用者を増やす」もしくは「増える」と言う状態は人命優先の観点から好ましくないんですね。

更に言うのであれば、実は事故件数は殆ど変わってないんですよ、そして、事故件数と言うのはですね、自転車の場合「申告しないと警察統計にカウントされない」と言う側面が有ります。

昨今の安全意識や自転車利用のマナー問題の報道の高まりから、申告件数は増える・・・要するに対歩行者事故等はナァナァで済ませていた事を、きちんと申告するとか警察沙汰にする・・・風調にありますから、その件数が微減しているのに、死者数だけ激増するのは「分母の増加」では説明できません。

ある意味、死者数はごまかし効きませんから。

流石に自転車事故でも死者数は「ブーム」や「意識」や「報道」に左右されない絶対値である訳ですね。

私のこのブログもあくまでも「仮説」です。

ただ、もし万が一「施策」で人命が失われているとしたら??それは人災ですよね?

そうであったら大変なことです。

そして、それは防止できることです。

私は可能性として懸念を示しました。

無論、それが間違っていて別の原因が有るのであればそれはそれで別の原因を改善すれば良いことであると愚考します。

むしろ私の指摘がまちがってて、可能性としての選択肢が一つ減るのであれば、解決に早くつながりますから良いことでは無いかと。

表明しないかぎり可能性の指摘はできませんので。

そう思ってブログをアップしています(^^ゞ。
2016年4月18日 19:31
初めてお便りします。というか、このためにみんカラの登録をしました。
きんたさんのブログはミクさん関連から巡り会い、ずっと聡明かつヒネた目線を折りに触れ楽しませてもらっていました。

それで、こんなに物の分かっている人が、何故こんなにもアンチ自転車!と思いコメントボタンを押したわけですが…ご自身のコメ返信を読めば納得、かつ何も言えません…分かった上での冷静な激昂だったので。

自分も3年ほど、片道15km・1時間位の都心の幹線道路での自転車通勤をしてました。楽しかった。現在は転勤のためやめているのですが隙を見て復帰したい。
「自転車を車道に」の動きがあった時も賛成派の目線で喜びました。今も自転車は車道を走るべき、これは良い方向だ、と思っています。

その上で昔も今も変わらないのは、自転車が道交法を守らないなー、ということです。車道逆走の中高年は多いですが、きちっとしたクロスやロードに乗ってメットもジャージも決めて…なんて人が未だに守らない。横断歩道で赤で停止するのは、多めで見てせいぜい3割というところだと思います。

対歩行者死亡事故が増えたのは自転車を車道におろした事じゃなくて、車道の自転車が法規を守らないから。信号守って左を走れば済むことです。チャリは原チャリのように振る舞う、ただそれだけでいい。

自損事故が増えたのは「とにかく車道を走るんだよね」と、軽車両である意識を持たずに歩道を降りちゃった人たちなのかな?これは昔も今も同じで、特に子乗せ自転車やオバさんお爺ちゃんが幹線道路を走ったら、そりゃ危ないです。常識通りに無理しないで、一本裏の生活道路をゆっくり走れば良い。これまでもずっとそうしてきたのだから。

制度や法律が悪いのではなく、法律や常識に則って振る舞うのであれば自転車が車道を走ることに積極的に賛成、というのが自分の考えです。きんたさんとそれ程相違無いのじゃ無いかと思います。

ミクさんで言えば例えば、クロワッサンシカゴさんの新曲なんか聴いて、社会をよく見て自分の意見を持ち、その上で自由を謳歌する、視界がすっと開けて行く気持ちになります。自転車でどこでも行けるって、僕にとっては同じ感覚を持ちます。

長文すみませんでした。
コメントへの返答
2016年4月18日 20:16
コメントどうもです。

初コメ&みんカラ登録、いらっしゃいませ(^_^;)。

せっかく登録されたので、みんカラ内で遊べるコンテンツが見つかると良いですね。

さて、私はむしろアンチ自転車ではありません(^_^;)。
むしろ、電動アシスト自転車等で(勿論その他の自転車でも)TPOを使い分けながら活用するべきだと考える所であります。

私も高校3年間は15kmを当時の自転車で自転車通学(笑)、更に成人してからはこのブログをはじめる前に恋人時代のかみさんと二人で都内をポタリングしたり(かみさんは私がプレゼントしたプジョーのMTBでした(^_^;))、おおらかだった時代にマスターエースにMTBを積んで、都内や観光地を巡って散々遊びました。

そして片道15kmの自転車通勤、本当に楽しかったです。

私も自転車はフラットな路面を走るべき、つまり「車道」と言うのは理想像として「あるべきだ」とは思います。

しかし、それは自転車の「効率」や「都合」を考えた場合であって、他の交通機関や生活や経済活動と融和しながら運用したり、「安全性」を向上させる事とは別問題だと考えています。

残念ながら、現在の「自転車レーン」は自転車ユーザーの利権を公道で広げただけと言う状況でしか無く、それの元となっている自転車を車道にと言う考えも単に車道を無法地帯にする方向にしか動いていませんwww。

本文中にも書いていますが、車道に下ろせば正しく運用してくれるだろうと言う考えは本当にお花畑理論だと思いますし、正しく運用されなかった場合のリスクがスッポリ抜けてしまってるんですね・・・残念ですが・・・(X_x)。

本日は残念なことに建設中の「自転車優先レーン」で、ミニバイクとクルマがサンキュー事故起こしてました。

何がどう悪いという指摘や議論も有るでしょうけど、そうした「スペース」を作っても、ユーザーが正しく使うとは限らないし、正しく使われなかった場合は命のリスクが非情に高いと言うのを目の当たりにしてしまいました。

更に、ヘルメットが義務付けられている原付でしたから、当事者もその場にいて受け答えしていたので大丈夫そうでしたが、ヘルメットが義務付けられていない自転車が20kmでサンキュー事故で激突したら???

背筋が寒くなります。

この手の話をすると直ぐに「教育や周知」って言う話も出ますけど、新しいインフラや新しいルールを現行のルールに追加して周知するよりも、既存のルールの徹底を周知した方が絶対的に早いし有利なんですよね・・・。

歩道は4割以上が自転車通行可なんです。

そして自転車通行可の歩道の走行ルールも有りますので。

レーパンはいたロード乗りも子供乗せた3人乗り電チャリも、一緒くたに

「自転車」

でくくって車道に追いやったら・・・そりゃマズイですよ。

一部の自転車活用活動家は、ママチャリも何もかも一緒くたにすることで、公道での利権拡大や走行スペース確保を画策しているフシもあります。

ちなみに、警察にも確認しましたが、自転車専用と表示してあるレーンが有る道路でも、自転車を車道にと強制はしないと1年前の時点で確認しております。
(地元警察規制課への電話確認)

命有ってのなんとやらですから、ママチャリで無理して交通量の多い車道を走る必要もないし、車道を走る人には車道でのルールを守って運用して欲しいです。

特に信号無視なんて言語道断ですよね。

>一本裏の生活道路をゆっくり走れば良い。これまでもずっとそうしてきたのだから。

以前踏切前の3人乗り自転車の悲惨な死亡事故を取り上げたブログでも書きましたし、我が家でも実践しているのですが、闇雲に道路を自転車で走るのではなく、自分の生活に合わせたルートを模索すると言うのはアリだと思います。

通勤や通学や買い物、よく行く施設に向かうための安全なルート「道路」を選択し、常にアップデートしながら安全性を考えて運用する。

そうすれば、闇雲にどの道でも自転車レーンをとかどのみちでも専用道をとかと言った傲慢な考えにはなりません。

現在、かみさんは自転車通勤です。

私も自転車通勤していた時はルートを考えながら運用していました。

まさしく仰る通りで、「いままでもずっとそうしてきた」事であり、これから自転車を活用する上でも、「近いから、早いから」で幹線道路に集中するのではなく、交通量や安全性や時間的な必然性を吟味して、早さや効率や便利さとは別の価値観で道路を上手にシェアして利用していきたい。

そして、そうした事に対しては遠回りでも苦にならない(^_^;)電動アシスト自転車がとっても有効だと考えちゃったりなんかしちゃったり信者としてはするわけです(笑)。

道路は公共物ですから、傲慢にならず、必要性や公共性や効率性や社会性を常に考えながら利用していきたいと私は思います。

プロフィール

「アマプラレンタルで「光のお父さん」、会社幹部の父が突然退職し気遣った息子がFF14に誘い込んで元気づけるコメディ、題名も含め自分の状況に合致しすぎて感動したw、ゲームが世代と感動をシンクロさせる感動、劇中の言葉が世相に突き刺さる良作、ゲーム禁止令作る香川の輩に爪の垢煎じさせたい。」
何シテル?   03/22 16:28
ブログは長文が多いですが、強調表示や大フォントだけ読んでもらえれば、大体中身が解るようになっております。 基本的に趣味車持ってないので、ブログ含め車の話は殆ど...
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