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2025年11月03日 イイね!

長期始動していなかったエンジンで油膜切れが心配だからと燃焼室にオイルを入れるのはあり?

別に他人の作業をディスるつもりはないが、長期間始動していなかったエンジンをOHではなく、そのまま始動させたい場合、プラグ穴からオイルを垂らす方法で事足れりとしていいのだろうか?

ピストントップの形状にもよるが、プラグ穴からオイルを少量垂らしたところでオイルはリングに回らないだろう。もちろん、バイクのエンジンのように傾いているのであれば話は別(といっても一部にしか行き渡らないが)。ならば圧縮空気で周囲に吹き飛ばす?

私としてはピンポイントでオイルを送りたい。狙うべきはピストンリング。そうすれば、オイルは勝手に下に行くからだ。
ただ、エンジンの搭載位置によっては作業が困難な場合もある。

そのためわざわざエンジンを降ろす?
壊すよりいいのかもしれないが、降ろしたら降ろしたでほかにやりたいことも出てくるだろう。

ヘッドが外れていれば、オイルを好きなだけ(そのほとんどは無意味なのだが)注ぐことができる。そしてヘッドもOHできるし、ピストントップのカーボンも除去できる。さらに将来的なガスケットの吹き抜けも回避できる。
ただ外したら外したでヘッドを加工したくなるだろう。

そこで、私としては上からではなく、下から攻めたい。
どういうことか?
オイルパンを外し、水鉄砲のような感じで下からオイルをシリンダーに当てる。ピストンが上死点から下死点に向かう場合と下死点から上死点に向かう場合があるが、いずれの場合でも上からよりも確実にシリンダー壁にオイルを塗布できる。

そもそも燃焼室にオイルが入ることはない(いや、オイル上がりやオイル下がりがあるが)。ヘッドを外していれば何ら問題なくてもプラグ穴からオイルを入れるというのは違和感しかないのだ。
プラグ穴からオイルを入れた場合、きちんと拭き取れるのか?たぶんムリだ。

下からオイルを当ててもピストンリングで掻き落されるだけではないかと思う人もいるだろう。実際にそういう構造になっている。
そこで逆転の発想。
エンジンをさかさまにしてやればいい。ただ、クルマに載ったままだとムリだ。

まとめておこう。
プラグ穴からオイルを入れる場合はリングに直接オイルを当てるべきだが、残ったオイルを拭き取るのは大変。
下からオイルを当てる場合、可能ならエンジンをさかさまにしてやるほうがより確実でいい。

何が正しいかは人によるだろうが、私としてはやはりヘッドを外してオイルを塗布したい。

【追記】
エンジンオイルを通常以上に大量に入れれば、シリンダー内で下死点に位置するピストンに届く。
これならわざわざエンジンをひっくり返す必要はないが、やはりエンジン内にそんなに大量のオイルを入れることなど想定されていないため、もしかしたら予期せぬ場所からオイル漏れが生じるかもしれない。
Posted at 2025/11/03 20:18:26 | コメント(0) | 日記

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MasaGotoです。 チューニングやサーキット走行などあれこれ構想するのが私のみんカラの使い方。 特にエンジンについてどういうパーツを使おうとか、どこまで...
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